蒙古襞を自力で切るリスクを専門医が解説!蒙古ひだをなくす方法やメリット・デメリットとは?
2024.1.10

蒙古襞を自力で切るリスクを専門医が解説!蒙古ひだをなくす方法やメリット・デメリットとは?

蒙古襞(もうこひだ)とは目頭を覆っている皮膚のことで、ピンク色の涙丘や白目を覆っている部分です。

目頭の張りや有無は個人差があり、目元の印象をガラッとかえます。

今回はそんな蒙古襞をなくす方法、自力で切ることの危険性についてお話しします。

蒙古襞をなくしたいと思っている方は是非参考にしてくださいね。

蒙古襞で顔の印象が変わる

蒙古襞の有無によって、目元の印象は大きく変わります。

蒙古襞が張っている印象

・目頭側の白目が隠れる
・目が小さく見える
・離れ目に見える
・幼く見える
・童顔に見える


このような印象を与えます。

蒙古襞がない印象

・目と目の距離が近づく
・スッキリとした目元になる
・きれいな印象を与える
・鼻筋が通って見える


目頭に覆いかぶさった蒙古襞をなくすと、このような変化が得られます。

蒙古襞の特徴

アジア人に多く見られる蒙古襞は、欧米人や西洋人にはほとんど見られません。

欧米人や西洋人の目は切れ長で鋭いイメージがありますが、これは蒙古襞の有無が関係しているのですね。

外国人風の顔立ちにあこがれ、蒙古襞をなくしたいと希望される方も多くいらっしゃいます。

蒙古襞を自力でなくす方法

蒙古襞は自分で切らないで

蒙古襞を自力で何とかしたい、とインターネットで検索したことがある方もいるのではないでしょうか?

ここでは自力で蒙古襞をなくす方法、リスクや危険性をご紹介します。

蒙古襞を自力で切る

手術費用を節約するために、自力で蒙古襞を切ろうとする方がまれにいらっしゃいます。

しかし、これは非常に危険な行為なので絶対にやめてください。

蒙古襞をなくしたい場合は、必ず美容外科にご相談ください。

マッサージ

目頭のマッサージを行うことで蒙古襞が解消される、といった情報を見ることがありますが、科学的な根拠はありません。

かえって皮膚を傷めてしまう可能性があるので、おすすめできません。

蒙古襞は自力で何とかしようとせず、専門的な知識のある医師のもとで施術を受けましょう。

費用はかかりますが、リスクや仕上がりの美しさを考慮すると、美容整形が一番良い方法ですよ。

蒙古襞を自力で切るリスク

蒙古襞を自力で切ることは非常に危険な行為です。

では、どのようなリスクがあるのでしょうか?

具体的な例をあげてご紹介します。

失明のリスク

医学的な知識がない方が自力で目頭切開を行うと、最悪の場合失明します。

目元は身体の中でも特に皮膚が薄い部分です。

眼球は皮膚よりもさらに柔らかい粘膜でおおわれているため、非常にデリケートなのです。

万が一ご自身で切開を行い、眼球に傷をつけてしまえば失明してしまうかもしれません。

自分の目元の手術は医師でも行いません。

鏡を見ながらの手術は専門家にとっても非常に難しいことなのです。

目頭切開で失敗しないためには、医療機関で正しい施術を受け、しっかりとアフターケアを行うことが大切です。

細菌感染のリスク

切開を行い蒙古襞を切除すると、必ず傷ができます。

その傷に対して適切な処置を行わないと、細菌が入り込み、感染を起こしてしまいます。

また、消毒液を正しく使い分けることも重要です。

【消毒液の種類】
・粘膜に使えるもの
・皮膚に使えるもの
・併用して使えるもの など


このように消毒液にもさまざまな種類があります。

市販の消毒液だと粘膜に使用できないものも。

自己流で消毒を行うことでかえって傷口がひどくなったり、眼球にまで影響を及ぼすこともあります。

将来のためにも、自力で蒙古襞を切除するようなことは行わないでください。

蒙古襞をなくす方法

蒙古襞をなくすために、まずは医師によるカウンセリングを受けましょう。

そのうえでどのような方法を選択するかを決めていきます。

蒙古襞をなくす方法には

・目頭切開
・切開法二重術
・埋没法二重術


このような方法があります。

それぞれ詳しくみていきましょう。

目頭切開

三日月法、Z形成、W形成、リドレープ法、韓流目頭切開などさまざまな術式がある目頭切開

当院では術後の傷跡がほとんど目立たない「GBC式目頭切開」を行っております。

大きく変化を出すこともさりげない変化にとどめることもできる当院の目頭切開。

二重術と同時に行うことで、より理想の目元に近づきますよ。

切開法二重術

切開を伴う二重術でも蒙古襞が目立たなくなる可能性があります。

しかし、二重まぶたを作ることが本来の目的ですから、蒙古襞をしっかりとなくしたい場合は目頭切開と同時に行うと良いでしょう。

切開を伴う二重術には、部分的に小さく切開する小切開法、まぶた全体を切開する全切開法があります。

当院の全切開法では、余分な脂肪やまぶたの皮膚、眼輪筋の切除も可能ですよ。

小切開法

部分的に皮膚を切開して二重まぶたを作る小切開法。

部分切開と呼ぶこともありますね。

切開範囲が狭い点がメリットですが、その分内部処理や止血が難しくなるのでダウンタイムが長引くことも。

蒙古襞の張りが強いと二重ラインが狭くなるので、小切開法だけでは限界があるともいえるでしょう。

埋没法二重術

メスを使わない埋没法二重術は切開法に比べてダウンタイムが短く、プチ整形として人気があります。

目頭の皮膚の状態によっては、埋没法だけで蒙古襞が気にならなくなるケースもあります。

しかし、しっかりとした平行二重になりたい、蒙古襞を完全になくしたい、という方は目頭切開との併用がおすすめです。

蒙古襞をなくすメリット

涙丘 蒙古襞

目頭に覆いかぶさっている蒙古襞をなくすことにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

鏡を持ってご自身の目元と見比べてみてくださいね。

目が大きく見える

蒙古襞がなくなると、目頭の白目部分の範囲が広がります。

また、涙丘(るいきゅう)と呼ばれるピンク色の粘膜部分もはっきりと見えるようになるので、自然と目が大きく見えます。

日本人は蒙古襞があり涙丘が隠れている傾向があります。

目頭が丸く目が小さく見えることがコンプレックスだという方は、目頭切開で悩みが解消されるかもしれません。

離れ目が解消される

目頭に肌色の皮膚がかぶさっていると、両目の距離は離れて見えます。

離れ目は幼い印象を与えるため、シャープで大人っぽい目元を目指している方にとっては真逆の印象ですよね。

蒙古襞をなくして涙丘や白目の露出範囲を広げることで、幼さが軽減され、目元がはっきりとした印象に近づきます。

平行型二重が作りやすくなる

蒙古襞があると、末広型二重にはできても、MIX型二重や平行型二重を作ることは難しくなります。

二重ラインが蒙古襞の外側から始まるような二重デザインを希望している方は、目頭切開を行うと良いでしょう。

平行型二重は目を大きく見せる効果がありますが、幅広すぎると眠たそうな印象を与えてしまいます。

顔のバランスに合った二重幅が手に入ると良いですね。

鼻筋が通って見える

「目頭切開で鼻筋が通る?!」

と、意外に思うかもしれませんが、実は目頭切開には鼻筋の印象を変える効果もあるのです。

蒙古襞がなくなると目頭の輪郭がはっきりとしますよね。

左右の目と目の間隔が狭まり、顔のパーツが中心に集まった印象になります。

そうすると自然と鼻がシュッと見え、顔全体の印象も変わるのです。

目元を一部変える手術を行う場合でも、顔全体のバランスを見ながら手術を行います。

ほんの少し変えるだけでも顔全体の印象はガラッと変わるからです。

蒙古襞をなくすデメリット

蒙古襞をなくすとさまざまなメリットが得られますが、同時にデメリットやリスクも生じます。

目頭切開におけるデメリットについて詳しくみていきましょう。

手術跡が残る

目頭切開ではメスを使った手術を行います。

そのため、術後に傷跡が残る可能性があります。

術後間もないころは傷跡が気になるかもしれませんが、時間の経過とともに少しずつ薄く目立ちにくくなります。

肌の色や体質によっては傷跡が全く目立たない方、目立ちやすい方、個人差があります。

術後の傷跡が不安な方は、傷跡ができにくい術式を選択すると良いでしょう。

蒙古襞の悩みは医師に相談

蒙古襞をなくしたいと思っている方は、自力で解決しようとせず、まずは専門の医師に相談しましょう。

目頭切開や目元の形成が得意で、症例の多い医師を選択するとなお良いでしょう。

これまでに数多くの症例を見てきた専門家に相談することで、自分の目元に合った蒙古襞の解消方法が見つかるでしょう。

クリニックによって提案される術式や費用は異なります。

時間に余裕のある方は、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみてください。

まとめ

今回は目元の印象に影響を与える蒙古襞(もうこひだ)についてご紹介しました。

インターネット上では自力で蒙古襞をなくす方法といった情報もありますが、中には非常に危険な方法も散見されます。

蒙古襞が気になる方は、まずは専門の医師にご相談ください。

目元の悩みが解消されることでメイクがもっと楽しくなり、理想の自分に近づくことができるでしょう。

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