マスク焼けを防ぐには?
2024.3.29

マスクや衣類にはUVカット効果がある?素材や色ごとの紫外線防御率やマスクの選び方について!

マスクの着用による「マスク焼け」という言葉をよく聞くようになりましたね。

日焼け止めを塗っていなくてもマスクをしたら日焼けしないだろう…

そう思っている方も多いはず。

しかし、中には紫外線を通してしまうマスクもあるのです!

日焼けに関する豆知識

Q.マスクや衣類が紫外線を通すのか?
Q.室内にいれば日焼けをしないのか?
Q.日傘を差せば日焼け止めは不要なのか?


このような紫外線に関する疑問について解説していきます!

マスクは紫外線を通す?

素材にもよりますが、マスクは紫外線を通します

中でも不織布マスクが一番紫外線を通すといわれています。



不織布マスクは感染対策で推奨されていますが、実は紫外線を通しやすい素材なんです。

すっぴん+マスクだけで外出するのは避けた方がよさそうですね。

窓際は日焼けしやすい?

窓際の部屋

室内で焼けることはないだろう、と日焼け止めを塗らない方も多くいらっしゃいます。

しかし、窓際にいることが多い方は日焼け止めを塗るべきです。

というのも、一般的な窓ガラスはUBAを通してしまうのです。



紫外線にはUVAとUVBの2種類がありますが、UVBはガラスを透過しません

一方でUVAは窓ガラスを通り抜けて肌に届いてしまいます。


1枚のガラスの場合30〜40%の紫外線が透過するといわれているので注意が必要です。

ただ、窓ガラスから1m離れると、届く紫外線の量が5%まで減るそうです。

つまり、窓から1m以上離れておけば日焼けしない、ということになりますね!

紫外線反射率

窓から1m以上離れていても注意が必要な場合もあります。


例えば、白い壁や白いデスク、白い床に囲まれている場合。

紫外線は反射する性質があるので、表面が白い部分で反射し肌に影響を与えてしまいます。

【紫外線反射率】
・木材の壁や床:4~12%
・アスファルト:10%
・白い壁:20~25%
・白いデスク:20~25%
・砂浜:25%
・雪:80%


窓から離れていても反射によって日焼けをすることもあります。

屋内にいても日焼け止めは塗っておいた方がよさそうです。


また、屋外で日傘をさしていても日焼け止めは塗っておきましょう。

アスファルトの紫外線反射率は10%と低そうに見えますが、長時間となると膨大な量になります。

砂浜やスキー場は特に反射率が高い、ということも覚えておいてくださいね!

紫外線を通しにくい素材

衣類の生地の素材、織り方、厚さによっても紫外線の透過率は変わります。

綿やシルクなどの天然素材は紫外線を通しやすく、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維は紫外線を通しにくい素材といえます。


生地の薄さも厚ければ厚いほど紫外線を通しにくくなります。

【生地ごとの紫外線防御率】
麻 < 綿 < シルク < ウール < ポリエステル < レーヨン


さらに特殊なUV加工をすることで紫外線防御率を100%に近づけている商品もあります。

夏場の暑い時期に分厚い服を着ることはあまりおすすめできません。

UVカット率が記載された商品を選ぶなど、工夫して紫外線対策を行ってくださいね。

紫外線を通しにくい色

色も紫外線対策において重要なポイントとなります。

薄い色は紫外線を通しやすく、濃い色は紫外線を通しにくいことが分かっています。


中でも一番紫外線透過率が高い色は白。

白は紫外線を通すだけではなく反射率も高いので、顔周りに紫外線を集めることに。

【紫外線対策におすすめの色】
・濃い色:黒、赤
・寒色:青、紫
・中間色:黄色、緑 など


素材や色をチェックして服装を選び、上手に紫外線対策を行ってくださいね。

マスクの選び方

マスク焼け

マスクの着用が自由にはなったものの、花粉症や鼻炎などでマスクがなかなか外せない方も多いはず。

口元だけ日焼けせずに「マスク焼け」状態になってしまう、といったこともよく聞きますね。

そこで素材ごとに紫外線をどのくらい通すのかを見てみましょう。

【マスクの紫外線透過率】
・不織布:14~24%
・ポリウレタン:13~19%
・綿:ほぼ0%
・ポリエステル+ウレタン:ほぼ0%


不織布マスク

感染対策やおしゃれさといった部分から不織布を着用している方が多く見られます。

しかし、実は不織布マスクは意外と紫外線を通してしまうのです。


そのため、日焼け止めの使用は避けられません。

マスクをしているからといって日焼け止めを塗らないことはおすすめできません。

布マスク

布マスクは綿(コットン)、絹(シルク)、麻(リネン、ラミー)などの素材で作られています。

植物性や動物性の天然素材でできているので、化学繊維のマスクに比べて圧倒的に肌に優しいのが特徴。

洗って使えるのでエコ商品でもありますね。



しかし、ポリエステルやウレタンのものに比べると紫外線を通しやすくもあります。

布マスクの中で一番紫外線を通しにくい素材はシルクです。

麻より綿、綿より絹が紫外線を通しにくいといわれています。

布マスクを購入する際の参考にしてみてくださいね。

UVカット機能付きマスク

マスクの種類を問わず、UVカット機能が付いた商品もあります。

【UVカット加工方法】
・酸化チタンなどの紫外線散乱剤成分を繊維の中に練りこむ
・完成した生地にUVカット効果のある薬剤を塗る
・織り方を工夫して生地の密度を上げる
・繊維の断面を一定にせず乱反射させる


このようにUV加工にはさまざまな方法があります。

薬剤を塗りつけた場合は繰り返し洗濯するうちにUVカット効果が効果が薄れていきます。

繊維に練りこまれている場合は半永久的に効果が続きます。


UVカット効果の持続期間が書かれた商品もあるので、詳細をよく見て購入するようにしましょう。

日焼け止めを塗らないとどうなる?

紫外線にはUVAとUVBの2種類の波長があります。

皮膚の深部に到達してしわやたるみの原因になるUVA、すぐに炎症を起こすUVB


紫外線対策をしておかないと将来のシミやしわにつながってしまいます。

日焼け止めや日傘、アームカバーやサングラスなどで皮膚や目を紫外線から守ることが大切です。

日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めは数時間おきにこまめに塗ることが大切です。

SPF50+などの強い日焼け止めを塗っていても、時間がたてば効果が薄れてしまいます。

買い物や散歩などのちょっとした外出であればSPF30程度のものをこまめに塗ることをおすすめします。

日焼け止めの選び方

日焼け止めには紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。

【紫外線吸収剤】
メリット:伸びが良い、白浮きしない
デメリット:刺激が強い、石鹸で落ちにくい


【紫外線散乱剤】
メリット:肌への刺激が少ない、トーンアップ効果
デメリット:白くなりやすい、商品が少ない


日焼け止めはシーンに合わせて使い分けることをおすすめします。

長時間屋外にいる場合や海や山ではSPFやPAが高いものを、日常生活やちょっとした外出時はSPFやPAが低いものを選びましょう。



日焼け止めの使用期限はだいたい1年といわれています。

去年のものは使わないようにしてください。

日焼け後のケア

日焼けをしないように紫外線対策をすることは大切ですが、どうしても焼けてしまうことはありますよね。

マスク焼けや半袖焼け、靴下焼けといった日焼けを鎮静する方法をご紹介します!

スキンケア

日焼けをしてしまったらすぐに冷やしましょう

火傷の一種ですから、まずは炎症を抑えてください。


日焼けした部分は乾燥しがちなので、保湿することも大切です。

ビタミンCや鎮静成分が入ったスキンケア商品を使うことをおすすめします。

美容点滴

日焼け後の炎症を抑えたり、肌を白くする効果のある美容点滴もおすすめです。

美容点滴は日焼け予防として受けていただくこともできますが、日焼け後の治療としても効果が期待できます。


スキンケアだけでは治らない、もっと肌を白くしたい、という方は是非カウンセリングにお越しください♪

まとめ

今回はマスクや衣類の素材によって異なる紫外線透過率や防御率についてご紹介しました。

生地の素材や厚み、織り方や色によって日焼け止め効果が異なります。

日焼け止めや日傘などで紫外線を遮ることも大切ですが、マスクや服の素材にもこだわってみてください!

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