蒙古襞が与える印象とは?目頭切開がおすすめのケースや手術の注意点をご紹介します
2024.4.13

蒙古襞が与える印象とは?目頭切開がおすすめのケースや手術の注意点をご紹介します

日本人の目頭は「蒙古襞(もうこひだ)」と呼ばれる皮膚に覆われている傾向があります。

蒙古襞があることで、目が小さく見えたり離れ目に見えたり…

今回は目元の印象を大きく左右する蒙古襞についてご説明します。

目頭によってどのように印象が変わるのか、蒙古襞があるとどのような印象になるのか、一緒にみていきましょう。

蒙古襞の特徴

涙丘 蒙古襞

欧米人や西欧人は、日本人の顔つきと大きく異なりますよね。

目元の印象を大きく分ける決め手はやはり「涙丘」と「蒙古襞」ではないでしょうか?

蒙古襞とは?

蒙古襞(もうこひだ)とは、上まぶたから目頭にかけて覆いかぶさっている皮膚の部分。

アジア人に多く見られる特徴でもあります。

蒙古襞が覆いかぶさっていると、目頭は丸みを帯びた形となります。

涙丘とは?

涙丘(るいきゅう)とは目頭の内側にあるピンク色の粘膜の部分。

蒙古襞が張っていると涙丘の露出が少なくなります。

一方で、蒙古襞のない欧米人や西欧人は涙丘がしっかりと見えている人が多い印象です。

このように、蒙古襞の張りや涙丘の露出度で目元の印象は大きく変わるのです。

蒙古襞が与える印象の違い

蒙古襞は目元の印象を大きく左右します。

さらに、目元の印象は顔全体の印象にも関わってきます。

では、蒙古襞の有無でどのくらい印象が変わるかみてみましょう。

蒙古襞がある場合

蒙古襞があると涙丘は見えません。

もしくは、涙丘の露出範囲が狭くなります。

そのため、丸みを帯びた目頭といった印象になりますね。

・かわいらしい
・離れ目
・小さな目
・幼い印象
・素朴で地味 など


このような印象を与えることでしょう。

蒙古襞があると、目と目の距離が離れた離れ目に見えることもあります。

他のパーツとのバランスによっても印象は異なりますが、蒙古襞があると幼くかわいらしくも見えます。

蒙古襞がない場合

涙丘を隠す蒙古襞がないと、すっきりとした目元になります。

・大人っぽい
・洗練された印象
・ぱっちりとした目
・クール
・目力が強い など


このような印象を受けるでしょう。

涙丘が見えるとその分目の幅が広くなり、ぱっちりとした大きな目になるのです。

蒙古襞がない目元は目力があり印象的ですよね。

しかし、目頭の角度やとがり方、涙丘の見える範囲によっては冷たくきつい印象を与えてしまうことも。

蒙古襞があるデメリット

蒙古襞があることで生活に支障をきたすことはありません。

しかし、蒙古襞のせいで目が小さく見えたり離れ目に見えると、審美的な観点で影響があります。

平行二重になりにくい

欧米人や西洋人は目頭から目尻にかけて二重幅が平行な「平行型二重」であることが多いです。

一方で、日本人に平行二重は少なく、目頭から目尻にかけて二重のラインが徐々に広がっていく「末広型二重」が多い印象です。

これは、蒙古襞があることで平行二重になりづらいためです。

蒙古襞が目頭側の二重ラインの邪魔をする、という点ではデメリットといえますね。

蒙古襞をなくすのがおすすめのケース

蒙古襞があることは必ずしも悪いことではありません。

美しい顔立ちの条件は顔全体のバランスです。

たとえ蒙古襞があっても、顔全体のバランスさえ整っていれば美しく魅力的な印象を与えることは可能です。

しかし、蒙古襞をなくすことで魅力的な変化が得られるケースが多いことも事実

蒙古襞をなくした方がいいケースについて解説いたします。

きれいな平行型二重にしたい

蒙古襞があるときれいな平行型二重を作ることは難しくなります。

もちろん、蒙古襞を残したまま二重整形で二重まぶたを作ることは可能です。

しかし、取れやすい、ハム目になる、ラインが不自然になる、といったリスクを伴います。

そのため、きれいな平行型二重を目指している方は、二重整形と同時に蒙古襞をなくすことをおすすめします。

大人っぽくみられたい

蒙古襞をなくすと、目元がシャープになり大人っぽい印象になります。

目の横幅も広くなるため、切れ長の目元が手に入ります。

可愛い印象より、きれい・美人といった雰囲気の目元に近づきますよ。

幼く見られることがコンプレックス、大人っぽく見られたい、という方は、蒙古襞をなくすことで理想の目元に近づけるでしょう。

離れ目を解消したい

左目と右目が離れている、という方は蒙古襞をなくすことをおすすめします。

蒙古襞があると、涙丘にまぶたが覆いかぶさってしまうため、目と目が離れて見えてしまいます。

かぶさっている皮膚を除去することで、目と目の距離が近づきます。

離れ目の原因が蒙古襞である場合は、蒙古襞をなくすことでバランスの良い目元となるでしょう。

目頭の黄金比

目元の黄金比

日本人の目元は、左右の目頭から目頭までの距離が平均34mmであるといわれています。

ただし、それ以上あるからといって落ち込む必要はありません。

顔の横幅を5等分した間隔にそれぞれ左目、目と目の距離、右目が収まっていることが理想です。

また、目が離れていると感じている方は、蒙古襞を確認してみてください。

目と目の距離が変わるだけで顔の印象は大きく変わります。

蒙古襞をなくすと涙丘が露出するので、バランスの取れた顔立ちになることもありますよ。

蒙古襞をなくす方法

美容整形で蒙古襞をなくすためには「目頭切開」を行います。

目元の美容整形は二重整形がとても人気ですが、目頭切開を希望する方も増えています。

目頭切開の術式

目頭切開方法

目頭切開と一言で言っても、さまざまな手術方法があります。

術式ごとにメリット・デメリットがあるうえに、クリニックによって採用している術式が異なります。

目頭切開を検討中の方は、まずは術式の違いについて理解を深めましょう。

術式の違いを知っておくだけで、クリニック選びに役立ちますよ。

三日月法

目頭の内側の皮膚を三日月の形に切除して縫合する三日月法。

目頭切開の中でも比較的簡単な術式です。

複雑にメスを入れる方法よりも単純なので、手術時間が短く済みます。

しかし、後戻りの可能性が高く、傷跡が目立ちやすい点がデメリットです。

そのため、三日月法で手術を行うケースは少なくなってきました

Z形成

アルファベットのZの形に目頭の皮膚を切開するZ形成。

三角形の角が2つできるので、それぞれの角を入れ替えるように縫合します。

Z形成は、皮膚の切開範囲が小さく、比較的傷跡が目立ちにくい術式です。

また、切開する範囲を調整しやすいので、自然な仕上がりを求める方におすすめです。

しかし、変化量が少ない術式でもあるので、蒙古襞の張りが強い方、大きな変化を求める方には物足りない仕上がりになるかもしれません。

W形成

三日月法やZ形成に比べると、大きな変化を得ることのできるW形成。

目頭の皮膚をアルファベットのWの形を描くように切開し、蒙古襞を取り除きます。

切除した部分を埋めるように、内側から皮膚を引き寄せ縫合します。

W形成は皮膚を一部切除することで、目頭を大幅に広げることができる術式です。

そのため、蒙古襞の張りが強い方、目元の印象を大きく変えたい方に向いています。

デメリットは切除範囲が大きい点。

傷跡が目立ちやすいうえに、元に戻すことが難しいといった特徴があります。

GBC式目頭切開

当院の目頭切開は、リドレープ法韓流目頭切開を進化させた方法で行います。

まず、目頭から下まつ毛のキワに沿って皮膚を切開し、目頭部分の皮膚を一部切除します。

その後、切開した部分の周辺組織を剥離し、涙丘を露出させながら縫合していきます。

目元の状態や理想のデザインに合わせて細かく微調整することができるので、大きく変化させることも、さりげなく変化させることも可能です。



また、下まぶたの皮膚は比較的傷の治りが早いので、傷跡が目立ちにくいというメリットもありますよ。

当院の目頭切開は仕上がりがきれいで、かつ効果を早く実感することができることから満足度が高く、人気の施術となっています。

傷跡の目立ちにくい目頭切開を希望の方は是非当院へお越しください。

目頭切開の注意点

蒙古襞をなくす手術でもある目頭切開は、メリットが多く理想の目元に近づけることのできる施術です。

しかし、全くリスクがない、というわけではありません。

目頭切開で失敗しないためにも、手術の注意点をあらかじめ把握しておくことが大切です。

切りすぎると寄り目になる

目頭切開で蒙古襞をなくすと、シャープな目元に近づきます。

しかし、目頭の切りすぎや涙丘の見せすぎは寄り目に見える原因となります。

目と目の距離が近づきすぎないためにも、顔全体のバランスを考えてデザインを決めることが大切です。

蒙古襞を切除する範囲のベストバランスには個人差があります。

せっかく美容整形を受けるから、と大きな変化を求める方も多いですが、自分の顔立ちに合う仕上がりであることが一番の近道です。

ダウンタイムがある

GBC式目頭切開では、傷が治りやすい下まぶたの粘膜に近い部分を切開する、とお伝えしましたがダウンタイムは避けられません。

メスを使って行う手術後は、赤みや腫れ、内出血が生じる可能性があります。

また、目頭切開では切開部分を縫合するため、手術の5~7日後に抜糸を行います。

抜糸をするまでは目頭に糸がついた状態で過ごすことになるので、外出しづらいとおっしゃる方が多いです。

赤みや腫れ、内出血といったダウンタイムがおさまるまでの期間、抜糸までの期間を考えると1週間ほどはお休みを取った方が良いかもしれません。

術後の予定を調整したうえで、施術日程を決めるようにしましょう。

傷跡が目立ちやすい

目元の美容整形である全切開や埋没法では、傷跡が二重ライン上にできるため目を閉じなければ目立ちません。

しかし、目頭切開の傷跡は隠すことができないので、術後の傷跡が目立ちやすい施術といえます。

傷跡の回復が順調でも、1~2か月は赤みが残る可能性があります。

症状が完全におさまるまでに数か月かかる場合も。

ただし、傷跡はほとんどの場合コンシーラーで隠せる程度ですから、そこまで心配する必要はありません。

蒙古襞に悩む方は

日本人を含むアジア人は、遺伝的に蒙古襞がある人が多いです。

そのため、蒙古襞の存在に悩む方も少なくありません。

アイプチやアイテープなどを使って二重を作っても、蒙古襞が邪魔をして理想の二重幅にならない、という方も。

蒙古襞は目頭切開を行うことでなくすことができる部分です。

目元に洗練された印象を与え、美しい変化を得ることができますよ。

目頭切開で後悔しないために

目頭切開で切除できる皮膚の量には限界があります。

さらに、目頭を切りすぎたり、傷跡が目立ってしまうリスクも。

美しい仕上がりにするためには、顔全体のバランスを考えてデザインをすることが大切です。

専門の医師に相談

目頭切開で後悔しないためには、信頼できる医師の施術を受けることが重要です。

当院には、傷跡の目立ちにくい目頭切開を得意とする医師が多数在籍しております。

蒙古襞や目元にコンプレックスをお持ちの方はお気軽にご相談ください。

まとめ

目元は印象を左右する大事なパーツです。

美しく印象的な目元は目頭で決まる、といっても過言ではありません。

「重たい一重に悩んでいる」
「奥二重でまぶたがかぶさっている」
「二重幅を広くしたい」


このような悩みは、蒙古襞をなくすことで解消される可能性があります。

二重手術と併せて目頭切開を行うこともできますので、蒙古襞に悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

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