泣く女性
2022.6.6

顔の傷跡や凹みを治す方法を解説|治療の流れや失敗しないためのポイントもご紹介します

美容整形

もし大切なお顔に傷跡や凹みができてしまったら、美容的な問題だけでなく心にまで傷を負うような悩みを抱えることになります。

傷跡は医学用語で瘢痕(はんこん)とよび「成熟瘢痕」「肥厚性瘢痕」「ケロイド」「瘢痕拘縮」の4種類に分けることができます。

成熟瘢痕は当初赤みを帯びていた傷が時間の経過と共に白色に近づいた状態で、見た目を気にするかどうかのレベルのため、治療は保険を適用できないことがほとんどです。

傷が深い場合、炎症がひかずに患部がみみず腫れのように盛り上がった状態が肥厚性瘢痕で、ほとんどの傷がこちらに該当します。

ケロイドは肥厚性瘢痕よりも炎症が強い状態で火傷跡やニキビなどからもでき、ケロイドをケアせず放置するとひきつれを伴う瘢痕拘縮が起こる場合が多いです。

今回はこのような傷跡の悩みを改善する治療法や対策すべきポイントなど詳しく解説していきます。

顔の傷跡や凹みの原因

考える女性

傷跡や凹みが顔にできる原因としては、痣(あざ)など生まれつきの先天性のものとニキビや水疱瘡などの疾患による後天的なものががあります。

前者は生まれつき赤痣や青痣がみられる単純性血管腫・太田母斑などで、後者は皮膚疾患や感染症の予後が悪く、跡になってしまったり凹んでしまったりするものです。

皮膚が著しく凹んだ状態を陥没変形とよびますが、この場合皮膚の表面だけでなく真皮もダメージを負っているため、レーザー治療などは効果がみられません。

生まれつき

赤ちゃん

新生児の額やまぶたにみられる赤い痣は単純性血管腫の一種でサーモンパッチとよばれます。

これは新生児全体の30%の割合で発生しますが、大体2歳までには消えるため心配ありません。

治療が必要なのは、単純性血管腫の中でも皮膚の真皮にある毛細血管が局所異常を起こす先天性血管腫やポートワイン母斑とよばれる赤い痣です。

同様に額や頬・鼻・上下のまぶたや白目などにみられる青い痣は太田母斑とよばれ、メラニン色素を産生するメラノサイトが真皮で増殖することで起こります。

この太田母斑はアジア系人種に発生しやすいのが特徴です。

また、生まれつきではなく思春期以降の女性に発生することもあります。

先天性血管腫・太田母斑ともに痣の色素が皮膚の深部にあるため、治療法に関しては外用薬などは効果がみられず、レーザーが有効とされています。

事故

スポーツ時や歩行時の転倒や交通事故・火災などで、いわゆる打ち身(打撲創)や切り傷(裂創)・やけど(熱傷)・骨折により顔に傷跡や凹みが残る場合があります。

傷を正しく処置せずケアも不十分だと、傷跡や陥没だけでなくケロイドなど重篤な状態もひき起こし、形成外科で手術を伴う治療を行わなければなりません。

ニキビ跡

基礎化粧品

思春期を迎えて皮脂の分泌量が活発になると鼻や頬にできるニキビは、こまめな洗顔や薬用化粧水などのスキンケアで改善する場合もあります。

しかし炎症が長引き重症化すると、赤みや色素沈着だけでなくクレーターのように皮膚の表面に凸凹が残ります。

このニキビ跡は自力で治すのは困難です。治療の保険適用外にはなりますが、ケミカルピーリングやダーマペン、レーザー治療など、ご自身の状態にあった治療法を選択しましょう。

水疱瘡跡

水疱瘡は感染症の一種で小児期にかかることが多く、罹患すると水ぶくれ状で強いかゆみを伴う発疹ができるのが特徴です。

発疹によるかゆみで皮膚を掻いてしまい、水ぶくれが潰れて炎症を起こすことで皮膚が凸凹になったり色素沈着を起こす場合があります。

水疱瘡跡は治療が困難なため、患部を刺激しないことが大切です。

跡になる前にかゆみ止め軟膏を用いるほか、色素沈着防止のために治癒後も紫外線対策をとるなど工夫する必要があります。

顔の傷跡や凹みを治す方法

机にもたれる女性

悩ましい傷跡やクレーターを修正するには、手術のほかにレーザー治療やダーマペン、ケミカルピーリングが選択されます。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、治療法の選択は形成外科の医師の正確な見立てのもとで慎重に選び、治療を受けることが肝心です。

手術

患部の状態が深く重篤な場合は、傷跡を一度開いて縫い合わせる縫合手術を行います。

また、皮膚が足りていない場合は身体の他の健康な皮膚を切り取って移植する植皮手術となります。

いずれも手術には局所麻酔を使用し、術後1週間で抜糸を行い半年〜数年で傷跡は目立たなくなるケースがほとんどです。

ダーマペン

皮膚の表面に針で微細な穴をあけ、創傷治癒効果により再生を促し、表面の凸凹を滑らかにする施術です。

レーザー治療

レーザーを傷跡や水疱瘡跡など凸凹した部分に照射することで皮膚に極めて小さな穴を開け、皮膚本来がもっている自然治癒力を活かして表面を滑らかにする方法です。

レーザー治療は症状により種類が使い分けられるのが特徴で、代表的なものは色素レーザーやヤグレーザーがあります。

中でもフラクショナルレーザーは、熱エネルギーが真皮まで働きかけてコラーゲンやエラスチンを修復し、真皮自体の活性化を促し症状を改善する治療法です。

さらに傷跡修正やニキビ跡によるクレーターの改善だけでなく、毛穴を目立たなくして肌質そのものを美しくする効果があります。

メリットとしては、レーザー治療はケミカルピーリングや手術より身体への負担が少ないことがあげられます。この点でも選択がすすめられる治療法です。

顔の傷跡や凹みを治すメリット

OKを出す女性

顔は隠すことができず、毎日ご自身で向き合うことになります。また、顔は人から見られやすいパーツです。

そのため傷跡などのトラブルを治療で消すことによって、悩みから解放される点が何よりのメリットといえます。

当院では無料カウンセリングを行っています。顔の傷跡にお悩みなら、下記のボタンから是非カウンセリングをご利用ください。

治療の流れ

説明をする男性医師

治療は形成外科や美容外科クリニックで行いますが、先天性の痣やニキビ・水疱瘡などの疾患によるものから事故での傷・凹みなどお客様の状態によりさまざまな治療法があります。

軽度なものはレーザーやケミカルピーリングで改善されますが、ケロイドや陥没の度合いが著しい場合は切開皮膚移植など手術を行わなければなりません。

しかし手術によってかえって患部が目立ってしまうケースもあるため、治療法の選択はお客様の希望に合わせた医師の正確な診断と治療プランが必要です。

カウンセリング

白衣を着た男性

ご自身の状態に最適かつ効果的な治療を受けるためには、医師との十分なカウンセリングは欠かせません。

患部の状況によっては保険適用になるものもあります。

また治療法によっては赤みや腫れが出るなど、最善を尽くしても治療前より傷跡が目立つケースもあります。

そのようなリスクがあることも踏まえて、医師と密なコミュニケーションをとり、疑問点や不安はなるべく解消していきましょう。

診察

治療法を選択するには、顔の傷跡の状況や凹みの深さなどを慎重に見きわめる必要があります。

例えば傷跡や痣が赤みを帯びている、あるいは色素沈着を伴い茶色くなっているなど色調から把握し、レーザー治療の場合は色調に効果的なレーザーを決定します。

また凹みの度合や過剰に瘢痕組織がつくられたことで盛り上がってしまった患部の形状により、できるだけリスクの少ない手術法を選択するのが一般的です。

施術

施術に関してはレーザー治療や薬剤を用いて皮膚の凸凹を目立たなくさせるケミカルピーリング、そして患部の切除・縫合を伴う手術に分けられます。

お客様の傷跡の状態により選択される施術や回数・費用は異なるため、以下におおよその目安をまとめました。

・レーザー治療:3回程度を1~2か月の間隔で照射・費用は1ショット3,000円前後
・ケミカルピーリング:数回~10回を2~3週間の間隔・費用は1か所2,000円前後
・手術:1回で完了・費用は線状のタトゥーの場合1cmで30,000円前後

治療する際に知っておくべきこと

読書

まずご自身の傷跡の状態を医師とのカウンセリングを通してよく把握し、適切な治療法を選択することが第一です。

ただ、どの治療法においても副作用やリスクはゼロではありません

例えばケミカルピーリングは薬剤を使用するため、稀であってもアレルギーや色素沈着・脱失などの可能性が否めません。

そして切除・縫合を伴う手術は、内出血や腫れ・傷の肥厚や陥凹など傷跡が目立つ瘢痕形成を引き起こす場合があります。

これらのリスクがあることも事前に知ったうえで、適切で納得できる治療を受けましょう。

ダウンタイムには個人差がある

治療後に治療部位の痛みや腫れ・赤み・内出血などがみられる場合がありますが、このダウンタイムの期間は治療内容により半日〜数週間など異なってきます。

治療によってはシャワーや入浴はもちろんのこと、洗顔や洗髪・運動・飲酒など日常生活における行動が制限されることもあります。

切開など外科的治療を行った場合は腫れや痛みも強くなるため、ダウンタイムは長くなりがちです。

また同じ治療を施しても治療後の症状が強く出る方もいらっしゃるため、適切なアフターケアをして症状を悪化させないことが必要です。

傷跡修正で失敗しないためのポイント

女性

まずはご自身の顔の傷跡をどのように修正したいか、どのような治療を受けるべきかによって選択する病院は異なってきます。

皮膚におけるニキビなどの症状の完治を目的とするなら皮膚科、先天性異常の治療や手術により傷跡を消す目的であれば形成外科を受診しましょう。

また美容皮膚科は皮膚を美しくすることが目的で基本自由診療となるため、保険適用はありません。

保険適用ではありませんが、美容皮膚科ならさまざまな種類の選択肢からお客様の傷跡や凹みに合わせた治療が可能です。

治療の目的をはっきりさせることが、傷跡修正で失敗しない一番のポイントといえます。また治療後の予後に関してフォローすべき点を以下にまとめました。

・治療後の患部にテーピングによる保護や保湿など適切なケアの実施
・皮膚の修復を促す亜鉛やたんぱく質などの栄養素を積極的にとる
・患部の色素沈着防止のために日焼け止めなどで紫外線対策を徹底する

顔の傷跡や凹みで悩みがある場合は専門の医師に相談しよう

白衣を着た男性

見えない部分ならまだしもお顔は常に人目にさらされる箇所のため、治療を受けるにはまずご自身が納得いくまで医師と話し合い治療プランを立てるべきです。

とはいえ、必ずしも理想通りにならないケースもあります。

より満足できる仕上がりと選択した治療法のメリット・デメリットをよく理解したうえで希望と現実の差を縮めることが重要です。

まずは信頼できるクリニックで技術の高い医師に相談して、さまざまな不安を解消することから始めましょう。

当院では技術の高い医師による無料カウンセリングを行っています。下記のボタンから是非お気軽にご利用ください。

まとめ

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顔にできた傷跡や凹みは原因がどのようなものであれ毎日向き合わなければならないため、ご自身にとって深い悩みや大きなストレスになります。

また治療を受けるにあたりリスクはゼロでないため、さらに不安にかられるケースもあり、受診をためらう方もいらっしゃいます。

しかし医学も進歩し、治療方法もさまざまなものが出てきています。

まずは理想とする状態を定め、適切な病院で正しい診断と最善の治療を受けて、輝く笑顔と生活を取り戻しましょう。

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