目頭切開の傷跡の特徴 ダウンタイムを短くする方法
2024.1.22

目頭切開の傷跡の特徴は?傷跡が残ったときの対処法や傷跡を残さないための方法もご紹介します

目頭切開はメスを使う手術なので、傷跡やダウンタイムを気にしてなかなか踏み出せないという方も多いはず。

そこで今回は、目頭切開後の傷跡の特徴について解説します。

目頭切開による傷跡がどのように回復していくのか、もし傷跡が残ってしまった場合の対処法についてもご紹介します。

目頭切開で傷跡が残らないか不安

目頭切開とは、目頭の皮膚を切開して目を大きく見せる美容整形です。

皮膚の切開を伴うので、傷跡が残るのではないかと不安を感じ、手術に抵抗がある方も少なくありません。

しかし、蒙古襞が張っていることで目が小さく見えたり腫れぼったく見えたりします。



蒙古襞の張りは、目頭切開で解消できます。

目の横幅を広げ、くりっとした目元に近づくのです。

また、離れ目に悩む方も、目頭切開で目と目の距離が近づきます。



目頭切開はメスを使った手術ですから、術後の経過を心配される方が多いです。

しかし、あらかじめ傷跡の特徴を知っておけば、術後の経過に対する不安や心配が軽減するでしょう。

目頭切開の傷跡の特徴

目頭切開による傷跡の特徴には次のようなものがあります。

・赤く腫れる
・うっすらと線が残る
・白い点ができる


それぞれ具体的にみていきましょう。

赤く腫れる

術後はミミズ腫れやケロイドのように赤く腫れることがあります。

術後間もないころに見られる症状で、時間の経過とともに落ち着くことがほとんどです。

しかし、月日が経っても赤く腫れた状態が続くケースもあります。

もともとケロイド体質の方や、肌の色が白い方は事前に医師に相談しておきましょう。

うっすらと線が残る

目頭切開の方法や切開する位置によっては傷跡がうっすらと線のように残る可能性があります。

特にZ形成やW形成といったメスの入れ方によっては傷跡が目立つ場合があります。

しかし、これは術後の赤みが引いた後に見られる症状で、半年ほど経てばほとんど目立たなくなる方がほとんどです。

白い点ができる

目頭切開後に、目頭に白い点ができたというケースもみられます。

これは傷跡が白くなる「成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)」、もしくはポツポツとした見た目の「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」の可能性があります。



成熟瘢痕とは、切開された皮膚が再生し、時間の経過とともに色が変わってしまう状態のこと。

完全に皮膚が治癒しているため、現状よりも見た目が良くなることはほとんどありません。

長い年月を経て白さが和らぐこともありますが、火傷の跡や外傷性の傷跡と同じように永久的にみられる傷跡です。



稗粒腫とは、皮膚の組織が破壊されることによって生じる症状で、目頭切開後にあらわれることもあります。

大きさは目立たないものから、ニキビのように目立つものまでさまざまです。

術後に凸凹とした白い点があらわれた場合は、医師に相談しましょう。

目頭切開の傷跡の経過

目頭切開で傷跡が残らないか不安

施術部位が落ち着いて、普段通りの生活を送れるまでの期間を「ダウンタイム」と呼びます。

目頭切開は、鼻の手術や二重の手術に比べるとダウンタイムがそれほど長くはありません

目頭切開後のダウンタイム中の様子や術後の経過を詳しくご紹介します。

手術当日

目頭切開を受けた日は、赤みや腫れが生じやすくなります。

切開部分はメスを入れているため、出血や内出血を伴うでしょう。

また、血が固まったような赤い跡となる場合もあります。

抜糸するまでは黒い糸が見えた状態になるので、気になる方は目立たない白い糸に変更することも可能です。

抜糸後

術後1週間ほどで抜糸のためご来院いただきます。

1週間ほど経てば、手術当日に比べると腫れも和らぎ、内出血も引きはじめます。

施術部分の赤みや腫れによる二重幅の差も落ち着くでしょう。

切開した皮膚を縫い留めていた糸を外すことで出血が見られる場合もありますが、2~3日ほどで回復することが多いです。

抜糸することで腫れがひどくなることはないので、少しずつすっきりとした自然な目元に近づきます。

術後1~2か月後

目頭切開を受けてから1~2か月ほど経つと、小さな腫れも引いていきます。

切開部分の傷跡の赤みもおさまりますが、メスを入れた部分に白い線のような跡ができることもあります。

これは、傷跡の経過としてみられる一般的な症状で、半年ほど経てば自然に消えるのでご安心ください。

傷跡はいつまで残るのか

目頭切開当日から抜糸までは腫れや赤み、傷跡が目立って気になる可能性があります。

いつまで待てば傷跡がなくなるのか、と不安を覚える方もいらっしゃいます。

しかし、術後1年も経てば目頭切開を受けたかどうかすら分からなくなることがほとんどです。



半年~1年ほど経っていても、白い跡が消えないという方もまれにいらっしゃいます。

そのような場合は、傷跡がそのまま残ってしまう可能性が高いため、気になる方は医師に相談しましょう。

傷跡が残ったときの対処法

目頭切開は切開範囲がそこまで大きくはないため、もし傷跡が残ってしまってもあまり目立ちません

コンシーラーやアイシャドウで隠せる程度の傷跡であることがほとんどです。

しかし、せっかくなら傷跡の目立たないスッキリとした目元を手に入れたいですよね。

そこで、もし目頭切開で傷跡が残ってしまった場合の対処法をいくつかご紹介しましょう。

レーザー治療

やけどや事故による傷跡治療に使われる医療用レーザー。

目頭切開でできた傷跡の治療にも使われています。

レーザーにはさまざまな種類がありますが、皮膚が突っ張ったような白い傷跡に効果的なもの、凹凸のある傷跡に適したものなどがあります。

取り扱っているレーザー機器はクリニックによって異なります。

レーザー機器の種類や治療方法が異なれば仕上がりが変わる可能性もあるので、複数のクリニックでカウンセリングを受けるのもおすすめです。

ステロイド注射

皮膚の炎症を抑える方法の一つに、ステロイド注射があります。

ケロイドや赤みを伴う凸凹とした傷跡に有効で、目頭切開でできた傷跡の治療にも使われます。

しかし、ステロイド注射で悪化するケースもあるため、安易に注射を打つことは避けましょう。

また、術後の凹凸や傷跡は半年~1年ほど経たないと落ち着かないこともあるので、まずは長期的に様子を見ることも大切です。

修正手術

再度切開して修正手術を受けることも、目頭切開の傷跡修正として用いられる方法です。

医師の技術によっては、術後の目頭にふくらみができることがあります。

目頭切開が得意な医師にやり直してもらうことで、ふくらみが解消されるケースも多々あります。



しかし、再度手術を受けるということは、もう一度メスを入れるということです。

修正手術による傷跡が残らないとは限りませんし、傷が増えてしまう可能性もあります。

また、ケロイドになりやすい体質の方は、修正手術を受けても同じことが起こりかねないため、注意が必要です。

傷跡を残さないためにできること

指をさす女性

目頭切開を希望する方は、できる限り傷跡を残さず、きれいで自然な仕上がりを求められます。

そのためには、医師選びはもちろんですが、傷跡を残さないようにご自身でできることを徹底することも大切です。

術後の生活における注意事項や、傷跡を残さないためにできることをいくつかご紹介します。

処方された軟膏を塗る

目頭切開後は、処方された軟膏を塗って傷口の回復を待ちます。

そのため、処方された軟膏を指示通り塗ることが傷の回復を早めます。

その際、必ず清潔な手や綿棒で軟膏を塗りましょう。

傷口に菌が入れば化膿し、傷跡が残りやすくなります。

赤みや腫れが長引く原因にもなるので、常に清潔を保ってください。

しっかりと休養を取る

傷口を早く回復させるためには、充分な休養が必要です。

ストレスや疲労が溜まると傷口の回復が遅れ、傷跡として残りやすくなります。

目頭切開後は激しい運動は避け、しっかりと休養を取りましょう。

また、横になる際は、心臓よりも目元を高くしておくとむくみや腫れが軽減されます。

枕を高くして寝ると良いでしょう。

傷口を触らない

術後は切開した部分が治っているか気になるとは思いますが、むやみに触らないでください。

傷口を触ると皮膚に負担がかかり、治りが遅くなってしまいます。

また、細菌が入ると化膿や感染のリスクが高まるので、傷口は触らないでください。

軟膏を塗るなど、医師から指示があった場合も清潔な手で触るようにしてください。

傷跡が残りにくい方法を選ぶ

目頭切開にはいくつか術式がありますが、その中から最も傷跡ができにくい方法を選ぶと良いでしょう。

当院ではしっかりとこうかを感じながらも傷跡の目立ちにくい方法で手術します。

「GBC式目頭切開」はさりげない変化にとどめたい方にも、大きく変化を出したい方にもおすすめですよ。

具体的な術式についてはこちらの記事をご覧ください。

目頭切開の傷跡の不安は医師に相談

目頭切開は、鼻整形のようにマスクで隠すことも、二重整形のようにまぶたで隠すこともできません。

そのため、顔の中心に近い目立つ部分に傷跡ができないか不安を抱えている方がとても多いです。

目頭切開の経験豊富で実績のある医師であれば、不安を取り除くような手術方法の提案が可能です。

また、できてしまった傷跡に対する対処法も知っているので、安心して任せられますね。

反対に、強引に手術を勧めてくる医師や、術後の対処法を教えてくれない医師には注意が必要です。

美容整形は決して安くはありません。

さらに、その後の人生を大きく左右する可能性もあるので、目頭切開に不安を感じている方や、他院で受けた手術に納得できない方は是非当院へお越しください。

まとめ

今回は目頭切開の傷跡についてご紹介しました。

目を大きく見せる、離れ目を解消する、大人っぽい印象に近づけるといった効果のある目頭切開ですが、切開を伴う手術ですから、腫れや赤み、内出血や出血が生じる可能性があります。

ですが、傷跡が残らないように気を付けることはできるため、ご紹介した方法を試してみてください。

それでも傷跡が残ってしまったという方は、早めにクリニックにご相談ください。

目頭切開を検討中の方は、傷跡の残りにくい術式実績のある医師を選ぶことをおすすめします。

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