鼻プロテーゼの特徴
2023.3.10

鼻のプロテーゼ挿入の特徴!プロテーゼ挿入で改善できることや挿入する際の注意点について

鼻を高くしたい、鼻筋を通したい、離れ目を解消したい、といったお悩みを解消するには『プロテーゼ隆鼻術』がオススメ。

シリコンでできた医療用の人工軟骨を鼻に入れていきます。

今回はプロテーゼによる鼻整形の特徴やダウンタイムについて詳しく解説していきます!

鼻のプロテーゼ挿入の特徴

鼻整形の中でもとりわけ人気なのが『プロテーゼ隆鼻術』

シリコンでできた医療用の人工軟骨を鼻筋に挿入していきます。

鼻を高くしたい人や鼻筋をシュッとさせたい人にお勧めの施術ですよ。


アレルギー反応や異物反応を起こしにくく、医療現場でも用いられることの多いプロテーゼですが、挿入箇所を間違うとズレてしまいます。

プロテーゼの正しい挿入位置

図のように、プロテーゼは骨膜の「下」に挿入することが適切です。

しかし、中には骨膜の「上」にプロテーゼを挿入してしまう医師がいます。

正しい位置に挿入すれば半永久的に形が保たれますが、間違った位置に入ってしまうと一向に定着せず触ったらぐらついてしまうことも。



また、プロテーゼは軟骨と違って体内に吸収されてしまうことがないので、術後に取り出すことができます。

完全に取り除いてしまえば元の鼻に戻すことも可能なんです。

オーダーメイドの手術

プロテーゼは既製品を使いますが、少しずつ削って形を調整しながら理想の形に仕上げます。

お客様の骨格や理想の形に応じた世界に一つだけのプロテーゼを作ることができますよ。


中には既製品を加工せずにそのまま挿入する医師もいますが、完全オーダーメイドで施術を行うクリニックが増えてきています。



既製品をそのまま使った場合、鼻骨にフィットせずにズレたり浮いたり皮膚が薄くなるなど、トラブルにつながります。

リスクを最小限にしたい方や自然な仕上がりにしたい方はオーダーメイドの施術を行ってくれるクリニックがお勧めです。

効果の持続期間が長い

何の問題もなくプロテーゼが鼻の中に固定されていれば、効果は半永久的です。

鼻整形にはヒアルロン酸を注入する方法もありますが、効果が長続きすることはありません。

ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうので、半年~1年で効果がなくなってしまいます。



その点、プロテーゼは吸収されません。

使用するプロテーゼの品質によっては経年劣化するものもあるので、10~20年で入れ替えが必要になることも。

プロテーゼの種類

鼻プロテーゼの形

【プロテーゼの形】
・L型
・I型


鼻に挿入するプロテーゼには2種類の形があります。

それぞれの特徴を見ていきましょう!

L型プロテーゼ

まずはL型プロテーゼをご紹介します。

その名の通りアルファベットのLの形をしており、鼻根部から鼻中隔の根元まで全体的に覆うことができます。

【L型プロテーゼでできること】
・鼻筋を通しながら高さを出す
・鼻全体のイメージを変える
・鼻の高さも鼻先の変化もほしい


しかし、L型プロテーゼでは尖った部分が鼻先にくるので、数年後に皮膚を突き破ってプロテーゼが飛び出てくることも。

鼻尖部へのストレスによるトラブルが絶えないので、最近はL型プロテーゼを使うクリニックが減りました。


代わりにI型プロテーゼが主流になってきています。

当院ではL型プロテーゼを使用せず、I型のみを挿入しています

I型プロテーゼ

I型プロテーゼは角がなくまっすぐな形状をしています。

鼻全体を高くするというよりは、主に鼻筋を通す目的で使われます。

加工しやすく鼻先への負担が少ないのが特徴。

鼻のプロテーゼ挿入にかかる時間と費用相場

『プロテーゼ隆鼻術』は約30分~1時間で完了します。

そのうち、プロテーゼを挿入するのにかかる時間は10分ほどなので、所要時間のほとんどがプロテーゼを加工する時間とも言えますね。

鼻整形の中では比較的短時間で終わる施術なので体への負担が少なくて済みます。



費用はクリニックによって異なりますが、10~40万円程度です。

オーダーメイドのプロテーゼを使用するともう少し高くなりますよ。

鼻のプロテーゼ挿入で改善できること

【プロテーゼで何が変わる?】
①鼻が高くなる
②鼻筋が通る
③メリハリのある顔だちになる


3つの点について順番に見ていきましょう!

①鼻が高くなる

プロテーゼを鼻筋に挿入すると、プロテーゼの厚み分、鼻に高さが出ます。

鼻が高くなると横顔も美しくなります。

②鼻筋が通る

鼻筋にプロテーゼが入ると鼻全体の印象が改善されます。

それに伴い、小鼻が小さくなったり鼻の横幅が細くなることも。

ワシ鼻の改善にも効果があります。



また、プロテーゼを入れることによって目と目の距離が近づき、離れ目の解消をすることもできます。

③メリハリのある顔立ちになる

鼻が高くなったり鼻筋が通ることで、顔全体に立体感が生まれます

顔の凹凸がはっきりすることで、メリハリのある顔だちへと近づきます。

顔全体がすっきりとした印象になるので、小顔効果もありますよ!

鼻にプロテーゼを挿入する際の注意点

【プロテーゼ隆鼻術の注意点】
①1か月程度のダウンタイムが必要
②医師の指示を守って生活する
③感染症のリスクがある


プロテーゼの挿入は美容外科手術です。

3つの注意点を順番に見ていきましょう!

①1か月程度のダウンタイムが必要

【ダウンタイム中の症状】
・痛み
・腫れ
・内出血


手術後、麻酔が切れ始めると痛みを感じ始めます。

個人差はありますが、3日~1週間ほどでおさまります。

痛みが気になる方は、処方された痛み止めを服用してくださいね。



また、腫れや違和感がある方もいらっしゃいます。

鼻の付け根や目元が腫れてしまった場合は保冷剤をタオルにくるんで冷やしましょう。



中には内出血が出る方もいらっしゃいます。

内出血はメイクで隠せる程度のものがおおく、1~2週間程度で消えていきます。



プロテーゼが固定され、安定するまでに約1か月かかります。

強い衝撃を与えないようにしましょう。

②医師の指示を守って生活する

術後の入浴や洗顔、洗髪などは医師の指示に従いましょう。

1週間程度はシャワーで済ませ、湯船につかるのはそのあとの方が良いでしょう。


鼻を手術しているので、洗顔などの顔が塗れてしまう行為も注意が必要です。

プロテーゼが安定するまではなるべく鼻を触らないように気を付け、医師の指示に従って生活するようにしてください。

③感染症のリスクがある

自宅の湯舟、温泉、サウナなども感染のリスクがあるので避けましょう。

衣類やタオルもこまめに洗濯し、清潔な状態で使ってください。


また、鼻を触りすぎたり鼻の穴の傷跡を触って傷つけてしまうと細菌が入りやすくなります。


腫れや赤みが出た際には早めに診察を受けてください。

プロテーゼ挿入でトラブルが起こった時の対処法

【細菌感染の可能性がある症状】
・鼻がパンパンに腫れている
・膿が出てきた


抗生剤でおさまらないレベルの細菌感染の場合、プロテーゼを除去しないと治まらないことも。

なかなか症状が治まらない場合は手術を受けたクリニックに早めに相談してください。

プロテーゼを除去した場合でも、感染が治まれば再度プロテーゼを入れることができます。



何の問題もなければ半永久的に使えるプロテーゼですが、20年以上経つと周りが石灰化してしまうことも。

石灰化による凸凹などが気になるようでしたらプロテーゼを入れ替える必要があります。

痛みや変形がある場合は早めに相談してください。


【プロテーゼでトラブルが起きる原因】
・挿入位置が正しくない
・サイズが鼻に合っていない
・ドクターの技術不足


手術後のトラブルを避けるためにも、医師選びは慎重に行ってください。

ホームページや口コミ、実際に足を運んでカウンセリングを受ける、などいろいろな方法で情報を得ることができます。

プロテーゼ挿入で理想の鼻を手に入れたいなら

プロテーゼの挿入は決して安い手術ではありません。

美容整形は美しくなれる一方、少なからずリスクを伴います。

技術が高く、アフターケアもしっかり行ってくれる医師やクリニックを選ぶことで満足のいく鼻整形を行うことができます。


鼻先を高くしたい場合、安易にL型プロテーゼを選ばずに『鼻尖形成』『軟骨移植』など別の方法でアプローチすることも考えてみてください。

プロテーゼ挿入のみの手術より費用はかかりますが、術後のトラブルやリスクを減らすためには別の方法が良いかもしれません。

まとめ

鼻に挿入するプロテーゼは、医療用のシリコンでできているので人体への影響はほとんどありません

しかし、挿入する箇所や術後のケアによってはさまざまなリスクも。

術後の経過観察やアフターケアをしっかりと受けるためにも、通いやすい美容外科を選ぶことが大切です。

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