鼻整形に対する先入観
みなさんは「美容整形」や「鼻整形」にどのようなイメージを持っていますか?
ヒアルロン酸注射や二重の埋没法は手軽そうなイメージですが、鼻整形となると大がかりな感じがしませんか?
二重整形はOK、鼻整形はNG。
当院に「目を大きくしたい」とカウンセリングを受けに来られたお客様がいます。
しかし、美容外科医からすると、その方の本当の問題は鼻にありました。
(鼻さえ変えれば目を大きくしなくてもバランスが整うのに…)
こう思い、お客様に鼻整形をご提案しました。しかし、鼻の手術には抵抗があるといいます。
二重整形は受け入れられても鼻整形は嫌だ。
この最大の理由は、鼻整形に対する「誤解」なのではないでしょうか?
世間のイメージ
・手術時間が長い ・術後の腫れが強く出る ・いつまでも傷が消えない ・仕上がりに満足できない ・鼻だけ不自然になる ・整形依存症になりそう |
このように、鼻整形に対するイメージはネガティブなものが多いですね。
整形大国である韓国に比べると、鼻整形に対するハードルが高いのも事実です。
しかし、こういったイメージのほとんどが実は間違いなのです。
実際の鼻整形
・鼻整形で顔の印象が変わった ・思ったよりダウンタイムが短かった ・大きく変化したのに周りにバレない ・自然で全く違和感がない ・鼻だけが目立っていたのが噓のよう |
このように、実際に鼻整形を受けた方からは嬉しい感想を多数いただきます。
もちろん失敗のリスクやダウンタイムなどのデメリットはあります。
しかし、先入観や固定観念にとらわれて可愛くなるのを諦めてしまうのはもったいないですね。
鼻整形の詳細
鼻整形に対する先入観やネガティブなイメージを払しょくするために、鼻整形にかかる時間や痛み、ダウンタイムの症状を詳しくお話しします。
鼻整形を検討中の方もそうでない方も、是非参考にしてくださいね。
手術時間
鼻の整形手術にかかる時間はどのくらいだと思いますか?
「3時間以上?」「半日?」「入院が必要?」
こう予想される方が多くいらっしゃいます。
しかし、実は鼻整形が得意な医師が執刀すれば、1つの手術につき30分以内であることがほとんどです。
鼻整形当日は、執刀時間以外にも手術前のカウンセリングやデザイン、消毒や麻酔などに時間がかかります。
術後も麻酔から覚めるまでの時間、術後の説明を聞く時間、帰宅準備などがあります。
それでも半日もかからないため、日帰りで手術可能ですよ。
鼻整形の痛み
「鼻整形は大がかりで痛みに耐えられなさそう」
こう不安を口にする方もいらっしゃいます。
しかし、実際に鼻整形を受けた方の多くは「意外に痛くなかった」とおっしゃいます。
当院では静脈麻酔を使って鼻整形を行います。
そのため、術中の痛みはもちろん、麻酔が切れた後の痛みも鎮痛剤で耐えられる程度であることがほとんどです。
クリニックによっては局所麻酔のみで手術を行うこともありますが、その場合術後の痛みに耐えられない方が多い印象です。
術後の腫れ
鼻整形を受けると、術後3日目をピークに腫れが引いていきます。
腫れは傷が治るための一時的な現象です。
細かい腫れは数か月かけてゆっくり引いていきますが、大きな腫れは1~2週間で目立たなくなります。
鼻整形後の生活
術後の生活が不安で鼻整形を迷っている、という方も多いでしょう。
そこで鼻整形のダウンタイムやギプスの装着、日常生活でできなくなることを簡単に説明します。
ダウンタイム
美容整形ではほとんどの施術で術後のダウンタイムが生じます。
ダウンタイム中は日常生活が制限されることもありますし、普段通りに過ごせない可能性もあります。
鼻整形後の症状としては、主に腫れやむくみ、内出血や赤みなどがあります。
ギプス
鼻整形の種類によっては、術後にギプスやテーピング、レティナの着用が必要となります。
クリニックによって着用日数は異なりますが、当院では術後3日ほどで一度ご来院いただきます。
様子を見て判断しますが、その後も1週間ほどギプスの着用を推奨しています。
レティナ
鼻整形後は基本的に3か月間レティナを着用します。
鼻孔レティナとは、鼻の穴に入れておくシリコンでできた器具のこと。
後戻りや変形、拘縮を防ぐために重要な役割を果たします。
穴が開いているので鼻呼吸ができなくなることはないですよ。
メイクはいつから?
鼻へのメイクは3日後から可能です。
クリニックで固定を外す際に、メイクしてもいいか聞いておきましょう。
鼻以外へのメイクであれば手術当日からOKです。
また、鼻整形後最低1か月間はメガネの着用ができません。
せっかく整えた鼻にかかる負担は少しでも減らしていただきたいですね。
鼻整形でよくある質問
Q.鼻整形はバレませんか?
過度な変化を出さない限り、鼻整形は周りにバレにくい手術です。
しかし、極端に鼻を高くしたり小鼻を小さくしすぎたりすると、鼻整形を受けたとすぐにバレてしまいます。
鼻整形を受けて鼻だけが目立ってしまうようであれば、それは失敗かもしれませんね。
当院では、周囲にバレないくらいの自然な「忘れ鼻」が美しいと考えています。
周りに内緒で鼻整形を受けたい方は、自然でナチュラルな鼻が得意な医師に依頼すると良いでしょう。
Q.術後は人前に出らませんか?
何週間も部屋にこもっていなければならない、なんてことはありません。
韓国にはダウンタイムを隠さず過ごせる環境がありますが、日本はまだそこまでではありません。
しかし、マスクをすればある程度は隠せます。
帽子をかぶれば電車の中でも目立たないでしょう。
Q.ギプスは隠せますか?
施術内容によってギプスの大きさや固定する部位が異なります。
鼻全体をギプスで覆う場合は、マスクからはみ出るかもしれません。
しかし、固定するテープも茶色いものを使いますし、肌色になじみます。
形成外科で鼻骨折の処置を受ける場合も同様のギプスを使います。
そのため、「鼻整形を受けた」とは言わずに過ごす方もいらっしゃいますよ。
鼻整形において重要なこと
鼻整形で理想に近づくためには、顔全体のバランス、鼻のバランスを見極めることが重要です。
そのためには、技術や知識だけでなく、美的センスやデザイン力のある医師にお願いする必要があります。
顔全体のバランス
鼻整形において顔全体のバランスは非常に重要です。
顔の雰囲気に合わない鼻をつけても可愛くありませんよね。
鼻だけが美しくても顔全体を見て美しくなければ、せっかく美容整形を受けても意味がありません。
額、鼻先、口、あごのラインはどうか、目と鼻のサイズ感や配置はどうか…?
このように、目や口、輪郭とのバランスなど顔全体を見てデザインすることが重要です。
鼻全体のバランス
鼻の部位で言えば、
・鼻根(鼻のつけ根) ・鼻背(鼻筋) ・鼻尖(鼻先) ・鼻翼(小鼻) ・鼻柱(鼻の穴と鼻の穴の間にある部分) |
この5つの部位のバランスが重要です。
例えば、「鼻を高くする手術」と言っても、鼻根部が低い場合、鼻筋が低い場合、鼻先が低い場合では適する手術が異なります。
どの部分をどのくらいどうすれば理想の鼻に近づくか、術後の鼻をイメージして手術できるかどうかで結果が変わります。
クリニック選び
日本にも美容整形を行うクリニックは数多くあります。
その中でも、鼻整形が得意で、理想に近い症例が多いクリニックを選ぶと良いでしょう。
クリニックによって得意とする施術は異なりますし、医師ごとに仕上がりの雰囲気や特徴が異なります。
美的センスがかけ離れた医師の施術を受けても理想に近づくことは難しいです。
そのため、事前にリサーチし、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみてください。
まとめ
「鼻整形は大がかりな手術だ」「鼻整形はすぐにバレる」「鼻整形は失敗しやすい」…
このようなマイナスイメージを抱く方、抵抗がある方はとても多いです。
しかし、鼻整形に対する「誤解」によって美しくなるための選択肢が失われてしまうのは非常にもったいないことです。
もしかすると、鼻をほんの少し変えるだけで今よりももっと素敵な顔立ちになるかもしれません。
コンプレックスをチャームポイントに変える、鼻整形にはそんな力があるのです。