10代で身につけたい正しいスキンケア方法!ついやりがちな間違った美容法もご紹介
2024.9.20

10代で身につけたい正しいスキンケア方法!ついやりがちな間違った美容法もご紹介

10代の美容法で大事なことは「正しいスキンケア方法を学ぶ」こと。

未成年だとスキンケアにお金をかけるのは難しいですよね。

高価な化粧水や美容液を使えばよい、というものでもないので、まずは正しい知識を身につけましょう。

現在行っているスキンケアが間違っていないか、やりすぎてはいないか、一緒に振り返ってみましょう。

10代の肌悩み

女性ホルモンの分泌量が増え、ホルモンバランスが乱れやすい10代。

屋外で過ごすことが多く、日焼けや肌荒れを気にする方が多いですね。

まずは、10代に多い肌悩みである「皮脂」「毛穴」「ニキビ」について詳しくお話しします。

過剰な皮脂分泌

ホルモンバランスの乱れは、皮脂の過剰分泌につながります。

8歳から13歳で女性ホルモンの分泌が始まり、10代後半に向けて女性ホルモンの分泌が盛んになります。

女性ホルモンのうち黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンは、皮脂分泌を促します。

皮脂が過剰に分泌される原因はホルモンバランスの乱れだけではありませんが、皮脂量が増えるとさまざまな肌悩みにつながります。

毛穴の詰まり

皮脂量の増加は、毛穴詰まりの原因となり得ます。

毛穴がポツポツと白く浮いて見える、潰したくなる角栓が頻繁に生じる、といった悩みはありませんか?

さらに、毛穴の詰まりを放置してしまうと、毎日の洗顔だけではケアしきれなくなります。

毛穴に詰まった角栓や皮脂、老廃物が酸化すると黒ずんできますし、炎症のあるニキビが生じることも…

ニキビ

皮脂の分泌量が増え、毛穴が詰まりがちになると、ニキビの原因となるアクネ菌が増えます。

アクネ菌は「嫌気性」の細菌ですから、酸素が少ない環境を好みます。

毛孔(もうこう)が詰まり出口がふさがれることで、アクネ菌にとって好都合な環境となってしまうのです。

さらに、アクネ菌は皮脂やメイク汚れなどの老廃物をエサとして増えていきます。

つまり、ニキビのできにくい肌を目指したい方は次のことに気を付けてください。

・毛穴の詰まりを防ぐ
・皮脂やメイク汚れを残さない

思春期ニキビ

10代のニキビは、思春期ニキビと呼ばれ、Tゾーンにできやすい特徴があります。

Tゾーンとはおでこや鼻などアルファベットのT字で描くことができる範囲のこと。

Uゾーンに比べて皮脂の分泌量が多い部分です。

Tゾーンにできやすいニキビは思春期ニキビの可能性が高いです。

スキンケアの基本

皮脂汚れや毛穴の詰まり、ニキビなどの肌トラブルを予防するためには、まずは正しい知識を身につけることが大切です。

スキンケアは顔だけと思っていませんか?

実は、スキンケアすべきパーツは顔だけではありません。

10代のうちに、正しいボディケアを身につけておいてください。

正しい体の洗い方

身体を洗うとき、市販のスポンジやタオルでゴシゴシ擦っていませんか?

これはNG行為です。

化学繊維で作られたスポンジで肌をこすると、摩擦が起き、皮膚が傷ついてしまいます。

スポンジは身体を擦るものではなく、泡を立てる道具です。

モコモコの泡ができたら、泡を手に取り優しく肌にのせてください。

ニオイのケア

全身をもこもこの泡で覆い、最後に流しますが、泡を乗せる順序を工夫してみてください。

先にニオイが気になる部分に泡を乗せると、洗い流すまでに時間ができます。

アポクリン腺が多いワキや胸、陰部はニオイが気になりやすいため、先に泡を乗せてみてください。

垢のケア

垢すりタオルや角質を取り除く商品は多数販売されていますが、皮膚をゴシゴシ擦ることはおすすめできません。

皮膚表面からポロポロと垢が出るまで擦ってしまうと、肌をバリアしている角質が弱ってしまいます。

泡で全身を包み込むように優しく洗浄してくださいね。

正しい顔の洗い方

洗顔時は必ずぬるま湯を使ってください。

熱すぎるお湯で洗顔してしまうと、皮膚表面に必要な油分まで流されてしまいます。

皮脂の分泌量が多すぎるのも、皮脂を取り除きすぎるのもNGです。

肌の水分量を保つためのうるおいベールの役割を果たす皮脂は残しておきたいですね。

また、冷水→温水→冷水→温水と交互に洗顔すると良いといった噂も医学的根拠はありません。

洗顔の順序

顔を洗う時も、皮脂の分泌量が多い部分から先に泡を乗せると良いでしょう。

Tゾーンに泡を乗せる→U-ゾーンに泡を乗せるといった具合です。

洗顔後にタオルで拭くときも、水分を抑えるように優しく、決して擦らないように注意してください。

清潔なタオルもしくは柔らかいペーパータオルで水分を抑えてくださいね。

洗顔の回数

皮脂が気になるからと1日に何度も何度も洗顔すること、角栓がなくなるからとゴシゴシ擦ることはNGです。

肌本来のバリア機能を守るためにも、洗顔は朝晩の計2回、優しく丁寧に行ってください。

間違ったスキンケア

毎日のホームケアで、知らず知らずのうちに間違ったスキンケアをしてしまっている可能性があります。

次のような行動が思い当たる方は、今すぐスキンケアを見直してみましょう。

角栓を押し出す

毛穴に詰まった角栓を指や爪でにゅるにゅると押し出すのが痛快だ、とついついやってしまっていませんか?

そのときは角栓が取れてスッキリするかもしれませんが、毛穴が開いたままになってしまいます。

毛穴が開いていると皮脂や汚れが溜まりやすくなり、押し出す前よりも毛穴が気になるかもしれません。

角栓を指で押し出すことが日課となれば、数年後必ず後悔します。

①「正しい洗顔」
②「肌に合った保湿」
③「日焼け止めの使用」

スキンケアにおける重要な3要素をしっかりと押さえることが美肌を手に入れる近道ですよ。

日焼け止めを塗らない

みなさんは1年間で何回日焼け止めを塗りますか?

「夏の間だけ」「顔だけ」「外に出る日だけ」「海に行く日だけ」

さまざまな方がいますね。

量に差はありますが、紫外線は一年中降り注いでいます。

肌に紫外線が当たると、日焼けだけでなく、肌荒れや将来のシミ・シワ・たるみの原因となります。

短時間でも外出する際は必ず、屋内で過ごすときもなるべく日焼け止めを塗ってください。

SPFやPA値の低いもので充分です。

ニキビを放置する

10代の肌はニキビができやすい状態にあります。

治ったと思ったらまた別の場所にニキビ…

何度も繰り返すからどうしたら良いか分からない…

ニキビを放置してしまうと、炎症が強くなったり、治療が難しい状態まで数んでしまうこともあります。

炎症ニキビやニキビ跡になってしまうと、ダーマペンやポテンツァ、光治療やレーザー治療といった高価な施術を併用しなければ完治は難しくなります。

数年後にニキビ跡に悩みたくない方は、初期段階である白ニキビや黒ニキビが気になり始めた段階で早めに皮膚科を受診しましょう。

合わないスキンケアを行う

肌質や肌のタイプは人それぞれ。

しかし、ホルモンバランスが崩れやすく、皮脂が出やすい10代の肌は「脂性肌」が多い印象です。

脂っぽくなりやすい、テカりやすい、という方は皮脂を抑えるスキンケアがおすすめです。



ただし、皮脂が多いからと保湿を怠ることはNGです。

肌が少しでも乾燥すると、乾燥を防ぐために皮脂がさらに分泌されるようになるからです。

洗顔後は化粧水で水分を補い、乳液でフタをすることを心がけてください。

まとめ

今回は、10代のうちに身につけておきたい正しいスキンケア方法についてお話しました。

これまで間違ったスキンケアを行っていた、という方は徐々に正しい方法に変えていきましょう。

ターンオーバーとともにお肌は生まれ変わります

毎日コツコツ正しいスキンケアを積み重ねることで、お肌の調子も少しずつ良くなるでしょう。

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