鼻ギプスをマスクで隠すときの注意点を解説!鼻ギプスが必要な期間の目安も紹介します!
2024.1.16

鼻ギプスをマスクで隠すときの注意点を解説!テーピングが必要な期間の目安も紹介します!

鼻の美容整形後は、かなりの確率でギプスやテーピングで固定します。

鼻整形を検討中の方は、ギプスをマスクなどで隠せるかどうか気になっている方も多いでしょう。

そこで今回は、鼻ギプスの隠し方や必要な期間についてお話しします。

ギプスやテーピングの上からマスクをつける注意点についてもご紹介します。

鼻ギプスはマスクで隠せる?

鼻整形後は形を保つために、数日間はギプスやテーピングで固定します。

鼻の部位や施術内容によって、ギプスの大きさや範囲が異なります。

隠せる場合

鼻先の手術のみ受けた場合は、マスクでギプスが隠れるでしょう。

例えば、鼻尖形成術や鼻中隔延長術などでは鼻先に小さめのギプスを装着します。

また、鼻翼縮小術など術後にギプスやテーピングが不要な手術もありますよ。

隠せない場合

鼻背部、鼻根部、眉間への手術の場合、ギプスは隠せません。

例えば鼻筋にプロテーゼを入れる場合、鼻背~眉間にかけてギプスで覆います。

そのため、マスクの上の方からギプスやテーピングが顔を出してしまうでしょう。

鼻の骨折を形成外科で治療する場合も同じようなギプスを装着します。

「鼻整形を受けた」とは言わずに「鼻の治療を受けた」と周りに説明している方もいらっしゃいますよ。

鼻ギプスが必要な美容整形

鼻整形を受けたからといって必ずしもギプスが必要になるとは限りません。

手術内容によってはテーピングで固定するだけ、ギプスだけ、あるいはその両方となります。

それでは、どのような手術を受けた場合に鼻ギプスが必要となるのでしょうか?

鼻尖形成(鼻尖縮小)術

日本人に多くみられる団子鼻や低い鼻に適した鼻尖形成術。

鼻尖形成術ではまず、鼻先の脂肪や皮下組織などの軟部組織を除去します。

その後、左右に開いた鼻翼軟骨を中央に寄せ、高さを出しながら糸で固定します。

シャープでツンととがった鼻先を手に入れたい方におすすめの手術です。

鼻尖形成術では鼻翼軟骨を動かし鼻先の形を変えるので、一定期間ギプスの装着が必要となります。

鼻尖部軟骨移植

鼻の高さが欲しい方、鼻先の形や向きを変えたい方におすすめの軟骨移植。

耳介軟骨や耳珠軟骨を加工し、形を整えてから鼻尖部に移植します。

軟骨を重ねれば高さが出ますし、挿入位置を調整すれば上向き、前向き、斜め下向きなど鼻先の向きも自由自在です。

鼻尖部軟骨移植では別の部位から軟骨を移植しているため、術後はギプスでの固定が必要となります。

鼻中隔延長術

鼻中隔(びちゅうかく)とは左右の鼻の穴を分ける壁のこと。

この壁が短いと、鼻先が低くなり、正面から鼻の穴が見えやすくなります。

鼻中隔を伸ばすことで鼻先が下向きになり、鼻の穴が目立たなくなるのです。

鼻中隔延長術では耳軟骨や肋軟骨、保存軟骨などを移植し、鼻中隔軟骨を伸ばすことで鼻の高さや長さを調整します。

手術によって軟骨を動かしているため、術後はギプスで固定しておく必要があります。

プロテーゼ隆鼻術

鼻整形の中で最も人気のあるプロテーゼ隆鼻(りゅうび)術。

当院では鼻の穴の中を切開し、プロテーゼを挿入し鼻筋を整えていきます。

顔に立体感が出るため、非常に人気のある手術です。

プロテーゼ隆鼻術を行った後は鼻筋をギプスで固定します。

鼻先だけではなく鼻全体を覆うため、マスクからはみ出してしまいます。

ワシ鼻修正

鼻筋にできたハンプ(コブ)を切除したり削ったりすることでワシ鼻を修正します。

術後は鼻筋の出っ張りがなめらかになるので、スッと通った鼻筋が手に入ります。

ワシ鼻修正では、鼻の穴の中を3~5ミリほど切開し、そこから専用のノミを入れてハンプを削ります。

鼻骨にアプローチする手術なので、術後はギプスでの固定が必要です。

鼻背~鼻根部にかけてギプスで覆うので、マスクで隠せないかもしれません。

鼻ギプスはなぜ必要?

鼻を触る女性

ギプスやテーピングは術後の鼻の形状を維持するために必要な処置です。

しかし、中には「鼻整形は受けたいけどギプスは嫌だ」といった方もいらっしゃいます。

鼻ギプスの必要性について理解を深め、医師の指示に従ってダウンタイムを過ごすことが重要です。

理想の形を保持する

鼻ギプスやテーピングは、術後の鼻の形状を維持するために必要不可欠な装置。

手術内容や術式によっては固定不要の場合もありますが、多くの場合ギプスやテーピングなどで固定します。

術後すぐに理想の鼻になるわけではなく、ダウンタイムを経て半年から1年ほどかけて完成に近づきます。

理想の鼻の形に近づくためにも、ギプスはとても重要な役割を果たしているのです。

術後の鼻を固定する

術後すぐの鼻はとてもデリケートです。

鼻ギプスはそんな不安定な鼻を支える役割があります。

術後の形状を保持するためにはギプスやテーピングでの固定がとても重要なのです。

術後の鼻を保護する

鼻整形後は患部が気になって触りたくなる気持ちは分かります。

しかし、術後に鼻を触ることはNGです。

不必要に触ってしまう、寝ている間など無意識のうちにぶつけてしまうといったことを防ぐためにも一定期間は鼻を固定します。

固定を外した後も鼻に細心の注意を払って生活してほしいところです。

腫れを防ぐ

ギプスやテーピングには腫れや内出血を防ぐ働きもあります。

術後のダウンタイムは腫れや赤み、内出血などといった症状が出ることがあります。

ギプスの着用で症状を消すことはできませんが、固定しておくことで腫れを抑える効果は期待できます。

鼻ギプス着用時の注意点

鼻が気になる女性

鼻整形後のギプスは目立つので隠したいですよね。

マスクや眼鏡などで隠したいと思う方も多いでしょう。

しかし、ギプスを隠す際には、いくつか気を付けていただきたい点があるのでご紹介します。

圧力をかけない

ギプスやテープの本来の目的は、術後の鼻の形状を保つこと。

鼻に圧力のかかるマスクを着用することで、せっかくの鼻整形が台無しになることは避けたいですね。

鼻を締め付けるようなデザインのマスクはあまり見たことがありませんが、ゆったりとした大きめのマスクを選ぶと良いでしょう。

眼鏡の着用注意

術後最低でも1か月は眼鏡やサングラスの着用は避けてください。

ギプスが目立てばマスクや眼鏡で隠したくなる気持ちは分かります。

しかし、ギプスに眼鏡の重さがかかれば本来の目的を果たせなくなるかもしれません。

触らない

ギプスで固定している間はかゆみが出る可能性があります。

しかし、気になるからといってむやみに触ってはいけません

こすったりかいたりという行為はもちろん禁止です。

マスクを交換する

術後は傷があるのでなるべく清潔な状態を保っていただきたいです。

そのため、ギプスの上から着用しているマスクも、汚れたらすぐに交換しましょう。

汚れなくても、人込みや病院といった菌が多い可能性のある場所へ出向いた後はマスクを取り換えると良いですね。

鼻ギプスを装着する期間

基本的には術後3日ほどでギプスを外すためにご来院いただきます。

術後の経過や鼻の様子を確認しますが、その後も1週間ほどご自宅でギプスをつけていただくことを推奨しています。

ギプス装着中はどうしても違和感やかゆみを伴います。

だからといって自己判断でギプスを外さないでください。

かゆくて我慢できないようであれば、すぐにクリニックにご相談ください。

ダウンタイム中の注意事項

術後は鼻ギプスやテーピングをつけていただきますが、その他にも注意点がいくつかあります。

クリニックによって注意点が異なる場合もあるので、医師の指示に従って過ごしてください。

触らない

術後半年間は患部をむやみに触らないでください。

傷口が気になるのはよくわかりますが、完成後の形を美しく保つためにも触ったり動かしたりすることはNGです。

運動を控える

術後1週間ほどは運動を控えましょう。

ダウンタイム中の運動は体温を上げて腫れを悪化させるだけではなく、汗が患部に入ると感染のリスクも上昇します。

術後1週間以降はむしろ軽く運動して、血行を良くした方が腫れは引きやすいので、クリニックと相談しながらウォーキングやジョギングをしてみてください。

睡眠の取り方注意

ダウンタイム中は睡眠時間や寝相に注意しましょう。

寝すぎるとむくみやすくなるので、いつも通りの睡眠時間を心がけてください。

また、心臓よりも鼻が低い位置にあると血が上り腫れやむくみを悪化させてしまうので、枕を高くして仰向けでお休みください。

寝返りを打って鼻が下敷きにならないようにも注意が必要です。

耳軟骨を採取した方は、患部が下にならないように気をつけましょう。

塩分注意

塩分を多く含んだ食べ物や飲み物には注意が必要です。

血中の塩分濃度が上がると、濃度を薄めるために水分が大量に必要となります。

すると水分を増やそうと血液量が増え、血圧が上昇します。

高血圧の状態になると、傷口からの出血リスクが高まるので塩分の多い食生活は避けましょう。

サウナは3か月たってから

患部に水がかかることを避ければシャワーや洗顔は当日から可能ですが、固定を外すまでは患部の洗顔はできません。

湯船に浸かることは腫れや感染リスクを考えると1か月間はNGです。

また、術後は皮膚が弱くなっており、火傷のリスクも考えられるため、サウナは3か月間控えましょう。

飲酒・喫煙

お酒は術後1週間たってから、タバコは3か月たってからにしましょう。

完成は半年後

鼻整形後に鼻が完成するまでには早くて半年ほどかかります。

術後の症状がおさまっても完全な状態になるまでには一定期間必要です。

完成するまでも完成してからも、鼻は宝物を扱うように丁寧にケアしてくださいね。

鼻ギプスに関する悩みを解決するには?

手術内容、術後の症状や過ごし方、ギプスやテーピングの使用方法に関して分からないことがあればクリニックにご相談ください。

鼻整形に関する疑問や不安はたくさんあると思います。

これから鼻整形を受ける方は、分からないことは手術前に必ず解決しておきましょう。

ネット上の情報

インターネットを開けばさまざまな情報や口コミが見つかりますよね。

しかし、中には間違った情報もあります。

数多くある情報の中から正解を見つけ出すのは難しいことです。

専門知識を持った医師に相談することが一番の近道ですよ。

鼻ギプスの代用

鼻整形の種類によっては鼻ギプスが必要な場合、必要ない場合があります。

また、体質によってはギプスが使えないことも。

そのような場合は、ギプスの代わりにテーピングで固定するなど、臨機応変に対応いたします。

不安点があればカウンセリング時にお話しください。

まとめ

今回は鼻整形後に必要となる鼻ギプスやテーピングについてご紹介しました。

術後にギプスが必要となるケース、ギプスをマスクで隠す際の注意点についてお分かりいただけましたか?

鼻整形は決して安価なものではありません。

ダウンタイムやリスクが心配な方も多いでしょう。

しかし、専門の医師の手術を受け、アフターケアや衛生管理を十分に行えば、リスクは最小限に抑えられます。

鼻に悩みのある方は、お気軽にカウンセリングにお越しください。

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