東京 大阪の美容外科・美容皮膚科はグローバルビューティークリニック

⑪リスクや術後のケアについても説明しているか

これだけ医療技術が発達した時代でも、残念ながら施術に「絶対」はありません。

どれだけ豊富な知識や経験を持った医師であっても、予想もしなかった結果になる可能性はゼロではないのです。

そのため施術の前には、不測の事態に対するリスクの説明と同意書へのサインが求められます。

一方で、「不測の事態」ではなく「予測できた事態」であっても、事前のコミュニケーション不足によってトラブルに発展してしまうことがあります。

トラブルに発展するケース

クリニックはこのような項目を事前に説明し、リーフレットなどを渡しているはずです。

それでも、お客様に正確な情報が伝わっていないケースが少なからずあるのです。

自分の大切な身体に施術を行うのですから、もらったリーフレットを丁寧に読み、同意書の内容を確認してからサインするなど、お客様側も十分注意が必要です。

また、カウンセリングでは不安に感じていることや心配なことは必ず質問しておきましょう。

「大丈夫、大丈夫」
「トラブルなんて起こりません」

など曖昧な答えをして、起こり得る副作用や守ってほしいケアの説明をしてくれないクリニックは要注意です。

トラブルが少ないクリニック

医師やカウンセラーが対面ではっきりとリスクについても説明し、お客様が理解し、納得していることを確認してくれるクリニックであれば、術後のトラブルは少ないと思って良いでしょう。

施術方法によっては、術後の腫れや内出血、痛みが避けられないこともあります。

もちろん個人差もありますが、術前に

「この程度のことは起こり得る」

ということを写真などを見せて説明してくれるクリニックは質の良いカウンセリングをしているといえます。

⑫ダウンタイムをごまかさない医師を選ぶ

若返りの施術を希望する人の中には、同窓会や結婚式、入社初日など、特別な日に向けて施術を決意したという人が少なくありません。

私も、特別な日を最高の状態で迎えることは、その後の生活にとっても良い効果を与えると思います。

しかし、その特別な日が数週間後に迫っているなど、施術から日数が少ない場合、メスを入れるリフトアップなどを行ってしまうと、腫れや傷が当日まで残ってしまう可能性も。

ですから、目標とする日付があれば、まずそれを伝えることが大切です。

お客様思いの医師とは

そして、その日から逆算して

「今からではリスクがあります。施術はおすすめしません」

とはっきり伝えてくれるなら、お客様思いの良い医師だといえるでしょう。

当院では、術後の回復を考えて無理があると判断したときには

「今回は別の施術でしのいで、特別な日を過ぎてから本格的に治療をしましょう」

と提案しています。

あるいは、状態を見て少しでも改善できる方法がないかを一緒に考えるようにしています。

⑬「今日契約しないと値段が上がります」は嘘

カウンセリングを受けて施術に対して納得できたとしても、その場ですぐに決断ができない人もいます。

そんな時に、心が決まらず悩んでいるお客様に、過剰な表現を使って無理に決断させようとするクリニックがあります。

確かに、キャンペーンは当院でも行っていますし、期間を限定したものもあります。

しかし、それを決して無理強いすることはありません。

特に、初めて美容外科施術を受ける人の場合、すぐに施術の決断はできないことも多いです。

冷静な判断をするために

もし強引にサインを迫るようであれば、

とクリニックを出てしまうのも一つの手です。

冷静さを失うと、提示価格が高いのか安いのか判断ができません。

一度じっくり他院の料金と見比べて適正価格を確認しなおすくらい慎重になるべきです。

そのうえで、妥当だと判断できたら改めて電話をかけてカウンセリングを受ければ良いのです。

一度断ったり退席したりしたとしても、クリニックにとって大切なお客様であることには変わりありません。

⑭個室に閉じ込めて契約を迫るクリニックには気を付ける

プライバシー保護の観点から、カウンセリングはたいてい個室でカウンセラーもしくは医師と1対1の面談形式で行われます。

そのため、悪質なクリニックの場合、

「もう少し考えます」

と帰ろうとすると、別のカウンセラーや上司らしき人がやってきて、言葉巧みに帰宅させまいと阻止することがあると聞きます。

中には、何時間も個室に閉じ込め、説得を続けて高額なローンを組ませた挙句、満足のいく仕上がりにすることができず、訴訟となったケースもあるそうです。

訴訟につながった事例

当院へ相談に来た人にも、カウンセリングで5時間拘束された末、

「最新の糸で行うリフトアップをしましょう。本来は1,000万円かかる技術ですが、特別に800万円にします」

と提案され、長期ローンの契約を組んでしまった人がいました。

糸リフトは永遠に効果が続くものではありません。

当院の技術をもってしても、2～3年で元に戻ってしまいます。

そのお客様の場合、左右それぞれ4本ずつしか入れておらず、さらに糸の入れ方に問題があったため、たった5か月で効果は消滅。

泣く泣く施術したクリニックに電話をかけたものの、全く取り合ってもらえず、長期ローンだけが残ってしまいました。

異常な料金設定

そもそも糸リフトの料金に1,000万円もかかることが異常ですし、効果の持続期間が2～3年であると知りながらそれ以上続く長期ローンを組ませるなど、言語道断です。

このような医師やクリニックが存在することで、美容外科医のすべてが同じような目で見られてしまうのは残念でなりません。

何時間も部屋に閉じ込めるようなカウンセリングをされた場合は、冷静になるためにもなにがなんでも一旦帰宅することをおすすめします。

人気クリニックの場合

ただし、人気のある医師を指名して施術をしてもらう場合には、

「〇月〇日しか予約が取れません。その日もこの後埋まってしまう可能性があります」

といわれることがあるでしょう。

これに関しては脅しではなく、真実を伝えている可能性があります。



当院では医師の手術件数を後悔しています。

その数字を見ていただければ、予約が取りづらい状況を理解してもらえると思います。

まとめ

今回は良いクリニックを見極めるコツをご紹介しました。

術後のトラブルを避けるためには、起こりうるリスクや術後のケアについてしっかりと聞いておくことが大切です。

手渡された資料はよく読み、分からない部分があれば納得するまで質問するようにしましょう。

美容医療はほとんどが自由診療で決して安価なものではありません。

もし、脅すような口調で契約を迫られた場合は、決して契約には応じず、その場を離れることが大切です。