シミ、シワ、クマ、たるみ…老け顔の原因はどれ?
2023.1.4

シミ、しわ、クマ、たるみ…老け顔の原因はどれ?その1

前回の当コラムでは、若返りを求める女性の多くが、改善すべき症状に対して大きな誤解をしている、ということをお伝えしました。僕の持論は「無くした方がよい部分をそのまま残しておいて、さほど影響のない部分を消し去っても、見た目を大きく変化させることは出来ない」というものです。
これをふまえて、「老け顔」の要因がどこにあるのかを、詳しくお伝えしたいと思います。

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【若返り美容整形】VOL2 老け顔の原因はクマ。シミやシワより優先。若返りを求める女性の多くが、改善すべき症状に対して大きな誤解をしている、ということをお伝えしました。僕の持論は「無くした方がよい部分をそのまま残しておいて、さほど影響のない部分を消し去っても、見た目を大きく変化させることは出来ない」というものです。これをふまえて、「老け顔」の要因がどこにあるのかを、詳しくお伝えしたいと思います。

「老け顔」の原因を客観的に分析してみる

クマ・しわイメージ図1

クマ・しわ イメージ図1

若くて健康な人であれば、顔の老化現象に対する悩みが「シミだけ」「しわだけ」など、肌問題が一つだけということもあるでしょう。

または、少しの生活改善に努める、効果のある化粧品を使用する、マッサージをするなどスキンケアに気を遣うと、肌状態がよくなったという経験があるはずです。

しかし、年齢を重ねていくにつれ、シミ、しわ、クマやたるみと、無情にも沢山のトラブルが同時に現れるようになります。



典型的な老化現象として、30代から目の周りにシミや細かいしわが現れ始め、40代になると頬のたるみ、そして50代に入ると口元のたるみやほうれい線が目立つようになるといわれています。

では、どの部分から改善していけばよいのでしょうか。



すべての悩みを一度に対処できればいいのですが、これはなかなか難しい問題です。

それならば、なるべく若返り効果が高い部分から改善していく方法が望ましいと、僕は思います。


前回でも触れたように、多くの人はシミしわが「老け顔」の原因だと思っていますが、実際には、シミ、しわを改善しても、そこまで劇的に若々しく変われることはできません。

自分が気になっている部分でも、他の人からしてみるとそんなに気にならないこともあれば、「え?そこだったの!?」と本人が自覚していなかった部分が、周囲の人から「老け顔」と判断されるポイントになる場合が多々あります。



そこで、まずはどの要素が一番「老け顔」にみえてしまうのか?

この難題について解説していきましょう。

クマVSシミ 優先すべきは「くま」

顔に一度できてしまったシミは、対策をしなければ大きく、濃くなっていく一方なので女性なら大変ショックを受けますよね。

一度発見してしまったシミがいつも気になってしまい、美白クリーム美容液日焼け止めなどを駆使して、なんとか薄く、小さくなるように努力をするでしょう。



では、目の下の「クマ」はどうでしょう。

試しに下のイラストの左右を比べてみてください。

左はクマや小じわ、シミのある顔、右はクマだけを取り除いた顔です。

クマ・しわイメージ図2

クマ・しわイメージ図2

どうでしょう、印象が変わりませんか?

たとえシミがあったとしても目の下のクマを除去すれば、顔全体の印象がスッキリと引き締まって見えます。


多少のシミはメイクで隠すことが出来ますから、しっかりとメイクをすればかなり若返って見えるはずです。

治療としても、シミは厄介なもの。

シミは、代謝の低下によって出来るため、きれいに消し去ってもまた現れてきますし、そのたびに治療を受ける必要があります。



一方のくまは、外科的手術によって一度改善してしまえば、長期間良い状態を維持することができます。

治療回数の負担や印象効果に加え、費用面でみてもクマの治療を優先する方が得策なのです。

クマVS目の下の小じわ 優先すべきは「クマ」

さて次は、目元のみにフォーカスを当ててみていきましょう。

この部位は見た目の印象に大きな影響を与える場所です。

メイクをする際、鏡に映った自分の顔や自撮り写真の顔を見た時、目の下に現れている「ちりめんじわ」が気になって仕方がないという人がいるように、目元の老化現象として多くの女性が気にする症状が「しわ」です。


目の下の小じわは、笑う、怒る、などの表情をつくるときの、筋肉の動きによってできます。

比較的浅いしわであれば、化粧水や乳液など潤いを与えることで症状の軽減は期待できますが、加齢によって深く刻まれたしわをなくすことは困難です。


目の横にできる笑いじわなどであれば、ボトックス注射で改善はできますが、目の下の皮膚は約0.5mmと顔の他の皮膚よりも薄いため、ボトックスを注入することができません。

そのため効果的な改善策がなく、多くの女性を悩ませています。


ところが、目の下の小じわをどうにかしたいと思っている人の顔をよく見てみると、小じわのすぐ下にある大きなクマのせいで「老け顔」に見えているというケースがよくあります。

実際に、クマと小じわの両方がある顔から、それぞれを取り除いた顔のイラストを見比べてください。

クマ・しわイメージ図3

クマ・しわイメージ図3

中央がクマ、小じわのある顔です。

左が小じわだけ除いたもの、右がクマだけ除いたものです。


いかがでしょうか。

クマが残っている目元の方が、疲労感生活感を醸し出し、老けた印象になってしまっています。

雰囲気もどんよりと暗く見えますよね。


つまり、老け顔の原因は小じわではなく、目の下の「クマ」なのです。

まとめ

シミよりも、しわよりも、クマの改善が大事だということが、お分かりいただけたでしょうか。

確かに僕自身、クマが目立つ人をみかけると、「毎日の生活が大変そうだな、疲れているんだろうな」と感じて、実年齢よりも老けたイメージを持ってしまいます。


「クマ」は、放っておくと老化が進んで大きくなってしまうので、早めの対処をお勧めします。

次回も「老け顔」に見えるもう一つの原因についてお伝えしたいと思います。

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