眼窩脂肪の特徴
【眼窩脂肪の特徴】 ・誰の顔にも存在している ・生まれつき脂肪が溜まりやすい人もいる ・マッサージはたるみを加速させる ・生活習慣で悪化することがある |
とても頑固で厄介な存在である眼窩脂肪(がんかしぼう)。
眼窩脂肪をなくす方法として、動画サイトなどではさまざまなマッサージ方法が紹介されています。
目の下のたるみに悩んでいる方は、藁にもすがる思いで参考にされていますが、鵜呑みにしてしまうのは危険です。
目元に摩擦や刺激を与えてしまうと、皮膚がたるみますし、余計にふくらみが目立ってしまいます。
ビフォーアフター写真付きで「〇〇日続けるだけでクマがなくなります!」などと紹介されていますが、今は写真の加工は簡単にできてしまう時代です。
数ある情報をすべて信じて取り返しのつかない状態になってしまわないよう、くれぐれも注意しましょう。
目の下のたるみが目立つ原因
眼窩脂肪は誰にでもありますが、元々脂肪の量が少ない人や、年齢を重ねても全く目立たない人もいます。
しかし、日常の習慣が原因で、目の下のたるみが目立ってしまうことは十分に考えられます。
ですから、元々眼窩脂肪が少ない方でも安心してはいけません。
【目の下のたるみが目立つ原因】 ①加齢 ②紫外線によるダメージ ③PC・スマートフォンの使用 ④睡眠不足 |
年齢によるもの、日常生活によるものなど、原因はさまざま。
心当たりのある方は、悪化してしまう前に習慣を見直してみましょう。
加齢
年齢を重ねると、筋肉が減り、身体が弱っていきます。
眼球を支えている筋肉である「眼輪筋」も、加齢で弱くなるため、眼球が下がり、眼窩脂肪が前に押し出されてしまいます。
眼輪筋の歪みは、たるみだけでなく、ハリ不足やクマが濃くなる原因にも。
目元がたるんできたな…と感じたら、それは眼輪筋が衰えてきたサインかもしれません。
紫外線によるダメージ
紫外線と言えば、シミやソバカスを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、実は目の下のクマにも、紫外線が深くかかわっているのです。
肌に紫外線が当たることで起こる老化を「光老化(ひかりろうか)」と言いますが、シミやシワ、たるみなどを引き起こします。
光老化は、紫外線が皮膚に到達することで起こります。
エラスチンやコラーゲンが攻撃され、破壊されることで肌の老化現象が進行するのです。
シミやシワ、たるみだけでなく、皮膚がんを引き起こすリスクもあるので、日焼け止めを塗ってしっかりと対策してください。
PC・スマートフォンの使用
パソコンやスマホを長時間使用すると、眼精疲労が起こりやすくなります。
目の充血や視界がぼやけるなどの症状がある方は、眼精疲労の可能性があります。
眼精疲労を放っておくと、血流が滞り、首や肩の凝りへ繋がります。
また、血流が滞ると、老廃物が溜まってむくみやすくなることも。
目が疲れてきたな、と感じた場合は、無理せず休息しましょう。
ホットタオルを目の上に乗せるだけでも緊張した筋肉がほぐれますよ。
睡眠不足
みなさんは「肌のゴールデンタイム」という言葉をご存じですか?
美容に興味がある方であれば、一度は聞いたことがあるはず。
一般的に、22時から翌2時までを「肌のゴールデンタイム」と呼びます。
この時間帯は、新陳代謝を促す成長ホルモンの分泌が活発になります。
肌の代謝(ターンオーバー)が活発になると、細胞の回復が促されて、肌トラブルが改善されやすくなります。
加齢に伴い、肌荒れが増えたり怪我が治りにくくなったりするのは、成長ホルモンの減少が原因。
新陳代謝が低下することで、肌のたるみにもつながるのです。
布団に入ってからスマートフォンを見る習慣がある方は、寝不足や眼精疲労のリスクが上がるので気をつけましょう。
眼窩脂肪を除去する方法
眼窩脂肪は頑固で厄介です。
間違ったマッサージを続けることで、目の下のたるみを悪化させてしまうことも。
そのため、眼窩脂肪は、美容整形による改善が好ましいです。
【眼窩脂肪を除去する方法】 ・経結膜脱脂法 ・眼窩脂肪除去術 ・眼窩脂肪移動術 |
3つの術式について詳しく見ていきましょう。
経結膜脱脂法
経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)とは、下まぶたの裏側から眼窩脂肪を除去する方法です。
施術時間は約30分。
切開はまぶたの裏から行うので、術後の傷跡は目立ちません。
眼窩脂肪除去術
眼窩脂肪除去法は、経結膜脱脂法とほとんど同じ方法で行われる施術方法です。
レーザーメスを使って下まぶたの裏を切開します。
皮膚ではなく結膜を切開し脂肪を除去するので、傷跡は表から見えません。
【眼窩脂肪除去法のデメリット】 ・皮膚に凹凸ができる ・かえってクマが目立つことも |
このようなデメリットは除去する脂肪の量にむらがあったり、取りすぎることで起こります。
主に医師の技術力不足が原因ですね。
目は顔の中でも特に失敗が許されないパーツです。そのため、医師選びは慎重に行いましょう。
上記のデメリットを見ると不安を感じてしまうかもしれません。
術後に後悔しないためにも、不安や疑問は遠慮せずに医師に相談してください。
眼窩脂肪移動術
眼窩脂肪移動術では、たるみのひどい部分の脂肪を目袋の下の溝に移動させます。
こちらもまぶたの裏側から施術を行うので、顔の表面に傷跡が残ることはありません。
余計な眼窩脂肪を取り除き、くぼみとなっている部分に脂肪を補います。
そうすることでハリのある若々しい目元を実現できます。
眼窩脂肪に関するお悩みは、是非グローバルビューティークリニックへご相談ください。
眼窩脂肪の除去の痛みを和らげる方法
美容整形には、術中の痛み、術後の痛みが伴います。
麻酔を使って手術を進めるため、術中の痛みは緩和されます。
術後の痛みは処方された鎮痛剤で緩和されます。
その他、ダウンタイム中は赤みや腫れ、内出血が生じることも。
ダウンタイム中は医師の指示に従い、とにかく安静にすることが大切です。
眼窩脂肪の除去にかかる費用
【眼窩脂肪除去の相場】 経結膜脱脂法 :10~40万円ほど 眼窩脂肪除去術:20~40万円ほど 眼窩脂肪移動術:35~50万円ほど |
症例によっては、複数の施術を組み合わせて行うことがあります。
その場合、必ずしも上記の金額通りではありません。
例えば、眼窩脂肪を除去してできたくぼみに、別の脂肪やヒアルロン酸を注入するケース。
膨らみも窪みも解消されるため、自然で美しい目元になりますよ。
眼窩脂肪除去によるリスク
眼窩脂肪除去は、目の下のたるみを除去できるというメリットがある反面、少なからずリスクを伴います。
目の下のたるみを除去する美容整形のリスクについて詳しくみてみましょう。
小ジワが発生する可能性
眼窩脂肪除去におけるリスクとしてまず挙げられるのが、小ジワの発生です。
脂肪が除去されたことで皮膚が余ると、小ジワが生じます。
テレビ番組のダイエット企画で大幅に減量した人を見たことはありませんか?
減量で脂肪が減り、皮膚が余ってシワになってしまうケースと同じ原理です。
目の下のたるみを解消するために脂肪を除去する場合も、皮膚が余ってシワになるリスクがあります。
対策としては、良質な脂肪細胞をくぼみに注入するという方法があります。
ご自身の太ももなどから脂肪を採取し、良質な脂肪を作成します。
目元が美しい曲線を描くように作成した脂肪を注入することで、若々しいハリのある目元になります。
術後の腫れ・内出血
眼窩脂肪の除去後、腫れや内出血が生じ不安になった方もいらっしゃいます。
術後の腫れや内出血は、手術時に毛細血管が傷つくことで生じます。
眼窩脂肪除去における腫れや内出血は、術後1~2週間ほどで改善されますよ。
目の下のたるみで悩みがある場合は専門の医師に相談しよう
目の下のたるみやクマを自力で改善しようと、間違ったマッサージを繰り返すと状態が悪化してしまいます。
改善方法が分からず悩んでいる方は、まずは医師に相談してみてください。
顔の表面に傷ができない美容整形もあるため、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。