茶クマをなくすレーザー治療の種類とは?レーザー治療のメリットや注意点を解説します
2023.7.5

茶クマをなくすレーザー治療の種類とは?レーザー治療のメリットや注意点を解説します

目の下のクマには「青クマ」「黒クマ」「茶クマ」など種類があります。

その中でも今回は色素沈着が原因で起こる「茶クマ」について見ていきましょう。



ファンデーションやコンシーラーである程度クマを隠すことはできますが、厚く塗るとすぐに化粧が崩れてしまいます。

自力でクマをなくしたいと思っている方も多くいらっしゃいますが、茶クマを自力でなくすことはなかなか難しいです。

今回は茶クマを消す美容医療として、レーザーを用いた治療についてご説明します。

茶クマ向けレーザーの種類

レーザー治療は脱毛、シミ取り、しわ改善、傷跡消しなど、クマ取り以外の施術にも用いられます。

目元は特にデリケートな部分で、細かくレーザーを当てなければなりません。

そのため、クマ取りレーザーには精密な照射力が求められます。



茶クマ治療では主に「ピコレーザー」「QスイッチYAGレーザー」が用いられます。

2種類の具体的な特徴や違いについて見てみましょう。

ピコレーザー

QスイッチYAGレーザーがナノ秒(10億分の1秒)の間隔で照射されるのに対し、ピコレーザーではピコ秒(1兆分の1秒)という非常に短い間隔でレーザーが照射されます。

そのため、ピコレーザーは従来のレーザーより照射が早く完了します。

さらに、痛みが軽減され、術後に生じる副作用も軽くなりました。

肌へのダメージが少ないので、茶クマだけではなく広範囲に存在する肝斑やそばかすの治療としても有効です。



しかし、大きく濃いシミには適していません。

茶クマやそばかすなど小さく軽度な色素沈着を解消したい方にはピコレーザーがおすすめです。

QスイッチYAGレーザー

メラニン色素への効果が高いQスイッチYAGレーザーでは、よりピンポイントに照射することができます。

そのため、濃い色素沈着やシミを消すことに長けています。

また、2種類の波長の違うレーザーを使い分けることで、深さが異なる色素沈着にも対応可能です。



一方でピコレーザーに比べると照射時間が長くなるので、施術後に副作用が出やすくなります。

大きく濃いシミにも効果がある分、照射時にパチッとした軽い痛みを感じることもあります。



このように、ピコレーザーとQスイッチYAGレーザーにはそれぞれにメリット・デメリットがあります。

茶クマの状態に合わせてレーザーの種類や当て方を検討してください。

レーザーで茶クマを治療するメリット

クマ取り治療にはさまざまな方法があります。

その中でも茶クマをレーザーで治療することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

茶クマを解消できる

気になる茶クマに直接レーザーを当てます。

茶クマの原因となっているメラニンにレーザーを照射することで、色素が破壊され茶クマが解消されるのです。

色素沈着の度合いによっては一度では取りきれない場合も。

しかし、レーザーを当てることで確実にクマを軽減させることができますよ。

シミやたるみも一緒に改善

茶クマと同様、シミはメラニン色素の沈着が原因。

そのため、レーザー治療では茶クマだけではなくシミを消す効果も期待できます。



また、レーザーはメラニンに作用するだけではなく、細胞を活性化させるはたらきもあります。

コラーゲンの再生を促し、ハリのある肌に導いてくれますよ。

茶クマ取りとしてレーザー治療を受けると、シミやたるみといった別の症状にも効果が現れるのです。

毛穴が小さくなる

肌がたるむと毛穴もたるみ、毛穴が開いてしまいます。

レーザー治療でコラーゲンが作られると肌にハリが出ます。

肌がふっくらと弾力を取り戻し、たるみが改善されることで開き毛穴も解消されるかもしれません。

レーザー以外の茶クマ治療

ダウンタイムが短いレーザー治療ですが、副作用が全くないというわけではありません。

痛みや効果に不安を感じている方は別の治療方法を検討してみましょう。

ここでは注射、美白成分の導入、内服薬・外用薬について詳しくご紹介します。

プラセンタ注射

赤ちゃんが入っている胎盤から抽出したエキスであるプラセンタ。

医薬品や化粧品に使用されている成分です。

ヒト由来のものだけではなく、ブタ・ウマ・ヒツジ・植物などさまざまなプラセンタが存在します。



プラセンタエキスにはアミノ酸・タンパク質・核酸など細胞の栄養となるものが豊富に含まれています。

そのため、プラセンタエキスを与えると細胞が活性化し、肌がふっくらとハリがでます。

レーザー治療のように直接メラニンにはたらきかけることはありませんが、たるんで影ができてしまった目元に若々しさを与えることができます。

美容成分導入

色素沈着が原因の茶クマには、トラネキサム酸やビタミンCの導入がおすすめです。

美白効果、抗酸化作用、コラーゲンの合成などが期待できる成分をエレクトロポレーションで導入し、色素沈着の改善を目指します。



美白成分が配合された化粧水や美容液を日頃から使用することもおすすめの方法ですよ。

ただし、レーザーのような即効性はありません

ゆっくりと穏やかに効果を感じていく治療法なので、クリニックでの施術だけではなく日々のケアにも取り入れていただきたいです。

内服薬・外用薬

茶クマ治療には飲み薬や塗り薬も効果的です。

ビタミンCやトラネキサム酸、ハイドロキノンやトレチノインが配合された医薬品は茶クマに効果があります。

レーザー治療前に内服薬を服用したり、施術後の再発を防ぐために薬が処方されることもあります。



内服薬は身体の内側から、外用薬は皮膚表面からクマにアプローチします。

多方面からメラニンの生成を防いだり破壊したりすることで、少しずつ色を薄くしていきます。

クマ取りレーザーの費用相場

茶クマのレーザー治療は1回あたり7千~1万円ほどが相場です。

しかし、ほとんどの場合一度では完了しません。

一定の間隔を開けて複数回治療を行うことが多いので、合計数万円単位で費用が発生します。

最初からコース料金を選ぶことで割安になる、といったプランを展開するクリニックもあるので上手に利用しましょう。



また、クマの濃さや範囲によっては費用が変動します。

カウンセリングの段階で大体の料金をシミュレーションしておきましょう。

クマ取りレーザーの注意点

即効性の高いレーザー治療ですが、注意点もあります。

治療を始めてから慌てることのないように、事前に把握しておくことが大切です。

副作用が出る可能性

レーザー機器の性能が上がり、肌へのダメージは軽減されつつあります。

それでも中には副作用が大きく出る場合も。



外部からの刺激、体質、レーザーとの相性、施術後のケアによっては副作用が強く出てしまう可能性があります。

施術後は医師の指示に従って適切なアフターケアを行いましょう。



もし肌に異常が出た場合はすぐにクリニックへご相談ください。

副作用への対応が早ければ早いほど悪化を防ぐことができます。

定期的に肌の様子を観察して、異常がないかをチェックするようにしましょう。

保険適用外

茶クマに対するレーザー治療は保険が適用されません

自費診療のため、全ての費用が自己負担です。

レーザー治療では治療費の他にも診察、薬などの諸費用が発生します。

諸費用はクリニックによって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。

クリニックを選ぶポイント

多くの美容クリニックでレーザー治療が導入されているため、どのクリニックを選ぶか迷ってしまいますよね。

そこでレーザー治療を受ける際のクリニックの選び方をご紹介します。

【クリニックを選ぶポイント】
・治療方法
・レーザー機器の種類
・費用
・実績
・カウンセリングの丁寧さ
・アフターケアの有無


このようなポイントに注目しましょう。



美容医療では医師の腕が仕上がりを左右します。

実績や経験値、過去の症例などにも注目すると良いですね。

ご紹介した点を全体的に見て、総合的なバランスが良いクリニックを選ぶことをおすすめします。

茶クマに悩んでいる方は

目の下の茶クマが気になっている方は、まずは専門医に相談しましょう。

茶クマだと思っていても実際は青クマや黒クマかもしれません。

中には併発しているケースもあるので、まずは自分のクマを正しく把握すると良いでしょう。




クマ治療では保険が適用されないため、通常の医療費よりも高額になりやすいです。

せっかく費用を出して施術を受けるのであれば納得のいく効果を得たいですよね。

ご紹介したクリニック選びを参考にして、満足のいく治療を受けてください。

まとめ

今回は茶クマのレーザー治療について解説しました。

茶クマはクマの中でも自力では消しにくい厄介な種類。

専門医に相談して、レーザー治療を検討してみてはいかがですか?



ご自身のクマが青クマ、黒クマ、茶クマどれに該当するかわからないという方もいらっしゃいます。

まずは目元の状態を診させていただき、クマの種類に合った適切な治療をご提案させていただきます。

クマに悩んでいる方はグローバルビューティークリニックにご相談ください。

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