メイクアップしたロングヘアーの女性
2023.2.19

糸リフトで腫れる期間を医師が解説!糸リフトのダウンタイムや施術後の注意点もご紹介します

美容整形

リフトアップの施術の中でも人気の高い糸リフト

人気の理由の一つとして、ダウンタイムが少ないことが挙げられます。

しかし、体内に糸を入れるわけですから、全く腫れないというわけではありません。

今回は糸リフトのダウンタイムやデメリット、効果や値段について解説いたします!

糸リフトの腫れはどのくらい続く?

糸リフトの術後、腫れが生じることはあります。

しかし、腫れといっても顔がパンパンに腫れるということはほとんどなく、腫れの程度は軽度であることが大半です。

腫れは、施術直後がピークで術後1〜3日程で落ち着いていきます。

糸リフトの術後の腫れは、麻酔の影響が大きく数日で腫れが気にならなくなる方がほとんどです。

1週間程で腫れは気にならなくなるでしょう。

糸リフトの種類と特徴

糸リフトにはさまざまな種類があり、使用する糸によって効果・仕上がり・持続期間に違いが現れます。

また、術式や糸の入れ方などは医師によってさまざまです。

クリニックによって施術の名称が異なるケースも多くみられます。



そのため、糸リフトをする場合はどんな施術内容かしっかり医師に説明してもらい、納得したうえで施術を受けることが大切です。

糸リフトの基本的な知識として、糸の種類と特徴について理解を深めておきましょう。

【糸の種類】
①溶けない糸
②溶ける糸


それぞれの糸の種類について詳しく見ていきましょう!

①溶けない糸

溶けない糸は半永久的に糸が皮膚内に残るため、強度や持続性が高いです。

しかし、糸が残るということはアレルギーや肌トラブル、感染、肉芽腫のリスクも高まります。



また、年齢を重ね皮膚が薄くなると、糸が透けて見えたり、ひきつれを起こしたりする可能性があります。

ハイフイントラジェンなどの超音波・高周波を使用した施術も糸が入っていると受けることができません。

リフトアップした後も他の美容医療を試したい、と思っている方には溶けない糸での糸リフトはお勧めできません。



効果や持続性が高い溶けない糸はメリットもありますが、デメリットも多いので慎重に検討しましょう!

②溶ける糸

溶けない糸はデメリットが多いため、最近は溶ける糸を使ったリフトアップが主流になっています。

溶ける糸の最大のメリットは安全性が高く、異物が体内に残らない点です。


時間の経過とともに体内に吸収されていくため、溶ける糸を使った糸リフトは効果に限りがある、とも言えますね。

しかし、糸がなくなっていくということは、何度も施術ができ、気に入らなくても元に戻るのでメリットでもあります。



溶ける糸の素材は大きく分けて3種類あります。

素材によって硬さや効果が異なるので、組み合わせて使用しようする場合もあります。

【PCL】
・長年医療現場で使用されている素材(ポリカプロラクトン)
・しなやかで弾力性がある
・持続期間は約2~3年
・リフトアップ効果が高く引きつれにくい


【PDO】
・手術の縫合の際によく使用される素材(ポリデオキサノン)
・やわらかく引き上げ力は普通程度
・持続期間は約6か月~1年
・コラーゲンの産生を促進
・脂肪萎縮効果


【PLA】
・硬い素材で引き上げ力が高い(ポリ乳酸)
・持続期間は約1~2年
・強度が高い
・引きつれが起こるリスクが他の素材よりも高い


このように溶ける糸にもそれぞれ特徴があるので、悩みに合わせて糸を使い分けることが可能です。

たるみの状態には個人差があり、理想の仕上がりも違いますよね。



お客様それぞれの悩みに合わせて糸を使い分けることができるのも、溶ける糸のメリットです。

どのような施術が自分に合うのか気になる、という方はカウンセリングを受けてみてくださいね♪

糸リフトのダウンタイム

頰に手を当てる女性

リフトアップをするうえで気になるのがダウンタイムですよね。

ダウンタイムの期間症状について詳しく解説していきます!

主な症状

【糸リフトのダウンタイム】
・腫れ
・赤み
・内出血
・軽度の痛み
・皮膚の引きつれ・つっぱり感


糸リフトによる腫れや赤みは軽度なものが多く、2~3日程度でおさまることがほとんど。

稀にメイクで隠せる程度の内出血が生じることもありますが、2週間から1か月で消えていきます。

術後の痛みはほとんどありませんが、術後しばらくは糸が挿入された箇所を触ると痛みを感じることも。



皮膚を引き上げる施術ですから、術後しばらくは皮膚が引っ張られるような感覚や、つっぱったような感覚があります。

このような皮膚の違和感も術後1週間程度で馴染んでいきますので、心配する必要はありません。

ダウンタイムの期間の目安

ダウンタイム期間に表れる症状はいずれも術後1週間程度で落ち着きます。

洗顔やシャワーは当日から可能ですし、糸の挿入箇所を避ければメイクも翌日から可能です。



タウンタイムのためにお仕事をお休みする場合は2~5日程度であれば十分でしょう。

中には施術翌日から出勤される方もいらっしゃいますよ。


ただし、お仕事の内容によっては翌日から働くことをお勧めできない場合もあります。

激しく動き回る業務や重労働はなるべく避けていただきたいですね。


心配な点がある方は、ダウンタイムの期間についても医師に相談しておきましょう。

施術後の注意点

糸リフトの施術後は、基本的にいつも通りの生活を送ることができますが、いくつか注意すべきこともあります。

【糸リフト後の注意点】
・施術後3日間は入浴せずシャワーにする
・施術後1週間は激しい運動・サウナは禁止
・顔のマッサージは施術後2か月禁止


いくら安全性がある施術でも、体内に異物を入れることには違いありません。

術後しばらくは施術箇所に刺激を与えないようにしましょう。

また、体を温めることは腫れの原因になりますので、1週間は入浴やホットヨガなども控えてください。


糸が皮下組織に馴染むには時間がかかります。

術後2か月程度は顔のマッサージも控えてください。

ハイフ、イントラジェン、ダーマペンなどは、1か月以上開けてからの施術が好ましいです。


間隔を開ける期間はクリニックによって異なりますので、ほかの美容施術を検討している方は事前に相談し、確認しておきましょう。

糸リフトのリスク

効果的で魅力が多い糸リフトですが、メリットだけではありません。

どの施術にもリスクはつきものなので、しっかりと理解し納得したうえで施術を受ける必要があります。

糸リフトの副作用やリスクについて詳しくご紹介します。

効果が感じられない

糸リフトはたるみ改善などの若返り効果がある施術ですが、稀に効果が感じられない場合があります。

【効果が感じられない原因】・たるみの程度と糸の強度が合っていない
・本数が足りない
・仕上がりのイメージが合っていない


このような原因が考えられます。

決して糸そのものに効果がないのではなく、糸の種類や本数の見極め、医師とのコミュニケーション不足といったところに原因があります。

自分の理想をしっかりと医師に伝え、細かいシュミレーションをすることがとても大切ですよ♪

顔が引きつる

糸リフト後に顔が引きつってしまうケースもあります。

皮膚が強く引っ張られてしまったことで表情がうまく作れない、うまく笑えない、といったリスクもあります。

糸が透けて見える

皮膚の薄い部分に太い糸を入れてしまったり、糸を挿入する位置が浅すぎたりする場合、糸が透けて見える場合があります。

また、皮膚の表面を触ると糸リフトのトゲが分かるといったケースもあります。

糸リフトはバレにくい施術ではありますが、このような失敗例の場合すぐに他人に気付かれてしまう可能性があります。

肌が凸凹する

糸の挿入箇所、バランスなどが原因で、肌が凸凹する可能性も少なからずあります。


その他、感染やアレルギーによって炎症が起こり、肌が凸凹してしまう場合もあります。



感染やアレルギーによる炎症はほとんどが溶けない糸によるものです。

溶ける糸を使う場合はそこまで心配する必要はありません。

クリニックを選ぶときのポイント

女性の横顔

糸リフトは理想の若返りをかなえることができる一方、少なからずリスクがあります。

失敗しないために重要なのがクリニック選び

クリニックを選ぶ際に重要な点がいくつかあるので、是非参考にしてくださいね♪

医師の実績

糸リフトは気軽なリフトアップ術ではありますが、決して簡単な施術ではありません。

医師の腕や糸の種類、本数によって仕上がりに大きく差が出ます。


だからこそ、経験豊富で信頼できる医師かどうかが大事なポイントとなります。

クリニックを選ぶ際は、担当する医師の実績、糸リフトの症例写真をチェックしてください。

費用を確認する

糸リフトの費用はクリニックによって大きく異なります。

高ければいいというわけではありませんが、あまりにも安すぎる場合は注意が必要です。


糸の質が悪い場合や医師の技術料が懸念されます。

相場よりも明らかに安い場合は医師の経験年数や実績、施術内容や使用する糸の種類などもしっかりと確認しましょう。


また、同じ施術内容でもクリニックによって高い価格設定をしている場合もあります。

施術費用を比較・検討することで、適正価格を提示しているクリニックかどうかを見極めやすくなりますよ。

保証があるか確認する

経験豊富な医師が施術すれば、心配するようなリスクはほとんどありません。

しかし、腕のいい医師が施術したとしても、腫れや赤み、内出血が生じる可能性はあります。


だからこそ、なにか起きた時の保証やアフターケアを行ってくれるかどうかを確認しておきましょう。

万が一に備えた保障やアフターケアが充実しているクリニックは、それだけ信頼できるクリニックと言えますよ。

糸リフトの不安は信頼できる医師に相談しよう

糸リフトは体への負担が少ない施術の一つです。

糸リフトによって気になるたるみが解消できれば、顔の印象が変わり、自信にもつながります。

外見で悩んでいる方はコンプレックスが解消され、内面の魅力もますます輝くことでしょう。



しかし、体内に異物を入れることに抵抗を感じたり不安に思うのは当然のこと。



当院ではお客様の満足度を最優先し、丁寧なカウンセリングを行っております。

安心して施術を受けていただける環境づくりに力を入れております。


たるみや輪郭のお悩み、糸リフトに関する不安やお悩みは、お気軽にご相談ください♪

まとめ

糸リフトは術後のダウンタイムが比較的少ない施術です。

失敗しないためには、腕のいいクリニックを選び、術後の注意事項をしっかりと守ることが大切です。

たるみやフェイスラインがコンプレックスになっている方、理想の輪郭を手に入れ若返りを叶えたい方は是非糸リフトを選択肢の一つとして考えてみてくださいね♪

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