
糸リフトで腫れる期間を医師が解説|糸リフトのダウンタイムや施術後の注意点もご紹介します
リフトアップの施術の中でも近年人気を集めている糸リフト。
その人気の理由のひとつとして、ダウンタイムが少ないことが挙げられます。
しかし、体内に糸を入れるわけですから全く腫れないということはありません。
それでは、糸リフトをする場合、ダウンタイムはどのくらい想定しておけばよいのでしょうか。糸リフトの腫れやダウンタイムについて解説いたします。
糸リフトの腫れはどのくらい続く?

糸リフトの術後、腫れが生じることはあります。
しかし、腫れといっても顔がパンパンに腫れるということはほとんどなく、腫れの程度は軽度であることが大半です。
腫れは、施術直後がピークで術後1〜3日程で落ち着いていきます。
糸リフトの術後の腫れは、麻酔の影響が大きく数日で腫れが気にならなくなる方がほとんどです。1週間程で腫れは気にならなくなるでしょう。
糸リフトの種類と特徴

糸リフトにはさまざまな種類があり、使用する糸によって効果・仕上がり・持続期間に違いが現れます。
また、術式や糸の入れ方などは医師によってさまざまです。クリニックによって施術の呼び方が異なるケースも多くみられます。
そのため、糸リフトをする場合はどんな施術内容かしっかり医師に説明してもらい、納得したうえで施術を受けることが大切です。
糸リフトの基本的な知識として、糸の種類と特徴について理解を深めておきましょう。
溶けない糸
糸リフトで使用する糸を大きく分けると、「溶けない糸」「溶ける糸」の2種類があります。
溶けない糸は、半永久的に糸が皮膚内に残るため、強度・持続性が溶ける糸よりも高いです。
しかし、糸がずっと残るということは、アレルギー・肌トラブル・感染・肉芽腫などのリスクも高まります。
また、年齢を重ね皮膚が薄くなった際に、糸が透けて見えたり引きつれを感じたりする可能性もあります。
ハイフやイントラジェンなどの超音波・高周波を使用した施術も人気ですが、溶けない糸が入っていると施術を受けられません。
「さまざまな美容医療を試したい」という方は、溶けない糸で糸リフトをしてしまうと将来やりたい施術ができない可能性があります。
効果の持続性が高いのは溶けない糸の大きなメリットですが、デメリットも多いため慎重に検討しましょう。
溶ける糸

前述でお伝えしたように、溶けない糸はさまざまなデメリットがあるため、溶ける糸を使用した糸リフトが主流になっています。
溶ける糸の最大のメリットは、安全性が高く異物が体内に残らないという点です。
時間とともに体内に吸収されるため、溶ける糸を使用した糸リフトは効果に限りがあります。
しかし、糸がなくなるということは、何度も施術ができる・感染リスクが少ない・万が一気に入らない場合も元に戻るなどのメリットがあるのです。
溶ける糸は、大きく分けると3種類の素材があります。素材によって効果・硬さなどが異なるため、組み合わせて使用する場合もあります。
【PCL】
・長年医療現場で使用されている素材(ポリカプロラクトン)
・しなやかで弾力性がある
・持続期間は約2~3年
・リフトアップ効果が高く引きつれにくい
【PDO】
・手術の縫合の際によく使用される素材(ポリデオキサノン)
・やわらかく引き上げ力は普通程度
・持続期間は約6か月~1年
・コラーゲンの産生を促進
・脂肪萎縮効果
【PLA】
・硬い素材で引き上げ力が高い(ポリ乳酸)
・持続期間は約1~2年
・強度が高い
・引きつれが起こるリスクが他の素材よりも高い
このように溶ける糸にもそれぞれ特徴があり、たるみが気になる箇所に応じて糸を使い分けることが可能です。
たるみの状態は人によってさまざまですし、理想の仕上がりも異なります。
お客様に合わせて糸を使い分けることができるのも溶ける糸を使用した糸リフトのメリットです。
自分にはどんな施術が合うのか、気になる方は是非下記のボタンから無料カウンセリングをご利用ください。経験豊富な医師がお答えいたします。
糸リフトのダウンタイム

施術を行ううえで、ダウンタイムが気になる方は少なくないでしょう。
気になるダウンタイムについて、症状や期間など詳しく解説いたします。
主な症状
糸リフトのダウンタイムにみられる主な症状は以下の通りです。
・腫れ
・赤み
・内出血
・軽度の痛み
・皮膚の引きつれ・つっぱり感
腫れや赤みが生じても軽度なもので、術後2〜3日で治まる場合がほとんどです。
内出血が稀に生じることがありますが、2週間〜1か月で治まります。内出血はメイクで隠せる程度ですので、過度に心配する必要はありません。
また、術後の痛みはほとんどありませんが、術後しばらくは糸が挿入されている箇所を触ると痛みを感じるかもしれません。
皮膚を引き上げる施術のため、術後しばらくは皮膚が引っ張られるような感覚やつっぱったような感覚があります。
こちらも術後1週間程度で馴染んできますので、あまり心配する必要はありません。
ダウンタイムの期間の目安
ダウンタイム中に現れる症状は、どれも術後約1週間で落ち着きます。
洗顔やシャワーは当日から可能ですし、メイクも糸の挿入箇所を避ければ翌日から可能です。
人によっては、施術の翌日からお仕事に行かれる方もいらっしゃいます。ダウンタイムのためにお休みされる場合でも2~5日程あれば充分でしょう。
ただし、重労働などお仕事の内容によっては、術後翌日からのお仕事をおすすめできない場合があります。
心配な点がある方は、ダウンタイムの期間についても医師に相談しておくと安心です。
施術後の注意点

糸リフトの施術後は、基本的にいつも通りの生活を送ることができますが、いくつか注意すべきこともあります。
・施術後3日間は入浴せずシャワーにする
・施術後1週間は激しい運動・サウナは禁止
・顔のマッサージは施術後2か月禁止
安全性のある糸といえど異物を体内に入れることになるため、施術後しばらくは施術箇所に刺激を与えないことが大切です。
体を温めると腫れの原因になりますので、施術後1週間は過度に体を温めないようにしましょう。
糸が皮下組織に馴染むには時間がかかります。施術後2か月は顔のマッサージは控えましょう。
ハイフ・イントラジェン・ダーマペンなどその他の美容施術は、術後1か月は空けたほうが好ましいです。
どのくらい期間を空けるかはクリニックによっても異なりますので、その他の美容施術を予定している場合は必ず医師に相談・確認しておきましょう。
糸リフトのリスク

メリットがたくさんの糸リフトですが、リスクがないわけではありません。
どんな施術にもリスクはつきもののため、理解し納得したうえで施術を受ける必要があります。
糸リフトにはどのようなリスクがあるのか詳しく解説いたします。
効果が感じられない
糸リフトはたるみを改善し若返りができる施術ですが、稀に効果が感じられない場合があります。
ただし、糸リフトそのものに効果がないというわけではありません。
効果が感じられない原因は、たるみの程度と糸の強度が合ってない・本数が足りない・仕上がりイメージについての医師とのコミュニケーション不足などが挙げられます。
顔が引きつる
引き上げが強過ぎるために、顔が引きつってしまうケースもあります。
皮膚が強く引っ張られてしまったことで、表情がつくれない・うまく笑えないなど、顔がうまく動かせなくなるリスクもゼロではありません。
糸が透けて見える
薄い皮膚に太い糸を入れてしまったり糸の挿入箇所が浅かったりすると、糸が透けて見える
また、触ると糸のトゲがわかるといったケースもあります。
糸リフトは他人に気付かれにくい施術ですが、こうしたリスクにより、他人に糸を入れていることがわかってしまう可能性もゼロではありません。
肌が凸凹する
糸の挿入箇所・バランスなどが原因で、肌が凸凹する可能性も少なからずあります。
また、感染やアレルギーによって炎症が起こり、肌が凸凹になる場合もあります。
感染やアレルギーによる炎症は、溶けない糸を使用した場合がほとんどです。溶ける糸を使用する場合は過度に心配する必要はありません。
クリニックを選ぶときのポイント

糸リフトは、理想の若返りができる一方でリスクもあります。失敗しないためにもクリニック選びは重要です。
クリニックを選ぶ際に重要なポイントについてお伝えいたします。クリニックを検討する際の参考にしてください。
医師の実績
糸リフトは気軽なリフトアップ術ですが、決して簡単な施術ではありません。
医師の腕・使用する糸の種類によって仕上がりが大きく左右される施術です。
だからこそ、経験豊富で信頼できる医師かどうかは重要なポイントです。
クリニックを選ぶ際は、在籍している医師の実績・糸リフトの症例写真をチェックしましょう。
費用を確認する

糸リフトの費用は、クリニックによって大きく異なります。
高ければいいということはありませんが、あまりにも安すぎる場合は使用する糸の質・医師の経験などが懸念されます。
相場よりも遥かに安い場合は、医師の実績や経験年数・施術内容・糸の種類などをしっかりチェックしましょう。
また、同じ施術内容でもクリニックによって高い価格設定をしている場合もあります。
施術費用を比較検討することで、適正価格のクリニックかどうか見極めやすくなるでしょう。
保証があるか確認する
経験豊富な医師が施術すれば、心配するようなリスクが生じてしまうことはほとんどありません。
しかし、腫れ・赤み・内出血が生じてしまうことは腕の良い医師でもありえることです。
だからこそ、なにか起きてしまったときに保証があるのか、アフターケアを行ってくれるクリニックかチェックしておきましょう。
万が一に備えた保証やアフターケアが充実しているクリニックは、それだけ信頼できるクリニックといえます。
糸リフトの不安は信頼できる医師に相談しよう

糸リフトは、お客様の少ない負担でリフトアップを叶えられる施術です。
しかし、異物を体内に入れることに抵抗を感じたり不安を感じるのも当然のことです。
ただ、糸リフトによって気になるたるみが解消できれば、顔の印象が変わり自信にもつながります。
外見のお悩みやコンプレックスが解消できれば、内面の魅力もますます輝くはずです。
当院では、お客様の満足が1番の成果と考え、丁寧なカウンセリング・安心して施術が受けられる環境づくりに力を入れています。
たるみや輪郭のお悩み・糸リフトの不安は、お気軽に当院にご相談ください。
下記のボタンから無料カウンセリングを行っています。経験豊富な医師にあなたのお悩みを話してみませんか。
まとめ

糸リフトの腫れやダウンタイムが気になる方も多いですが、糸リフトは術後のダウンタイムが少ない施術です。
術後の注意点をしっかり守り、糸リフトが上手なクリニック選びができれば、失敗する可能性は非常に低い施術になります。
糸リフトは、たるみやフェイスラインのお悩み解消に適した施術です。
理想の輪郭・若返りを叶えたい方は、糸リフトをひとつの選択肢としてぜひ検討してみてください。

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