目の下のパックをする女性
2024.2.4

目の下のクマを薄くする美容整形とは?失敗例やクリニック選びのポイントをご紹介!

美容整形

疲れて見えたり老けて見える目の下のクマ

今回はクマ取り整形とも呼ばれる「注入」や「脱脂」を伴う施術を5つご紹介します。

美容整形でクマを薄くする方法や失敗例、失敗しないコツやクリニック選びのポイントをみていきましょう。

目の下のクマを薄くする方法

クマ取り整形には次のような施術があります。

・ヒアルロン酸注射
・脂肪注入
・眼窩脂肪の脱脂


目の下のクマは色合いや原因によって「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」に分けられます。

それぞれ適した治療法が異なるので、自分に合った施術を選択することが大切です。

目の下のクマの種類や見分け方についてはこちらの記事をご覧ください。

ヒアルロン酸注射

目の下のたるみやくぼみが原因の黒クマ、血行不良や皮膚の薄さが原因の青クマにおすすめのヒアルロン酸注射。

「切らないクマ取り」として人気があります。

黒クマや青クマは、目元にヒアルロン酸を注射し、ふくらみを持たせることで改善可能です。



注射のみで完了する施術なので、メスを使った手術に抵抗のある方におすすめです。

局所麻酔後、極細の針を使いヒアルロン酸製剤を注入します。

そのため、注射時に強い痛みを感じることはほとんどありません。

また、笑気麻酔を使用することもできるので、痛みが不安な方は事前にお伝えください。




ヒアルロン酸はもともと人体に存在する成分で、アレルギー反応などのリスクはほとんどありません。

ただし、徐々に体内に吸収されてしまうので、持続期間に限りがある点はデメリットですね。

製剤の種類や注入部位、体質によって期間は異なりますが、効果の持続期間は数か月~1年ほど。

手軽な施術ではありますが、長持ちしない点が大きなデメリットですね。

脂肪注入

ヒアルロン酸注射同様、注入系の施術として人気のある脂肪注入。

こちらも黒クマや青クマの改善に適した施術です。

目の下のクマの原因となるくぼみに脂肪を注入すると、下まぶたにハリが生まれ、クマが目立たなくなります。



注入する脂肪は、主にご自身の太ももなどから採取します。

自家組織を使うため、拒絶反応や異物反応が起こることも少なく、定着すれば効果の持続期間も期待できます。

注入のみのヒアルロン酸注射に比べると、採取+注入と工程が一つ増えますが、その分定着率や仕上がりなどメリットも多い施術ですよ。

眼窩脂肪の脱脂

「下眼瞼部(かがんけんぶ)脱脂」「下眼瞼部切開法」という施術では、眼窩脂肪の脱脂を行います。

難しい言葉が並んでいますが、簡単に言えばたるみやふくらみの原因となっている脂肪を取り除く施術です。



眼窩脂肪(がんかしぼう)とは目の下をふくらませる脂肪のことで、クマの下がぷっくりとふくらんでいる方もいるでしょう。

生まれつき眼窩脂肪のふくらみがある方もいますが、加齢で皮膚や筋肉が衰え、眼球を保護している脂肪を支えきれなくなりたるむ場合もあります。

眼窩脂肪が膨らんでいることで目の下に影ができ、クマができる場合もあります。

そのため、眼窩脂肪の脱脂は黒クマの治療に適した施術といえますね。

そんな眼窩脂肪の脱脂には、粘膜を切開する方法、皮膚を切開する方法などいくつか方法があります。

◆下眼瞼部脱脂

目元の解剖図

下まぶたの裏側から眼窩脂肪の脱脂を行う下眼瞼部脱脂。

この方法だと粘膜部分にアプローチするため、施術後に傷跡が見えることはありません。

下まぶたの裏側の粘膜を小さく切開し、余分な脂肪を取り除きます。

電気メスを使って施術を行うので、縫合や抜糸もありません。

皮膚や眼輪筋には及ばないため、シワやたるみが残る可能性がある点はデメリットですね。

しかし、目の下の見える部分に傷跡ができないことからとても人気のある施術ですよ。

◆下眼瞼部切開法

眼窩脂肪の除去のみではなく、余分な皮膚も取り除く下眼瞼部切開法。

下まつ毛のすぐ下を切開し、不要な脂肪を取り除きます。

傷が治りやすい粘膜に近い部分を切開するので安心ですね。

また、皮膚を切開・切除・縫合するため、加齢によるシワやたるみにも効果が期待できます。



一方で、術後に腫れや赤みなどのダウンタイムが生じる点はデメリットです。

テーピングで目元を保護しますが、3~6か月は赤みが残る可能性があります。

切開部分に傷が残る場合もあるので、施術までにはしっかりとリスクや副作用の説明を受けてください。

クマ治療でよくある失敗例とは?

クマ取りに限らず、美容整形には少なからず失敗の可能性があります。

そのため、美容整形を検討中の方は誰もが不安を感じていることでしょう。

施術選択やクリニック選びを誤ると、失敗するリスクが高まります。

ここでは、目の下のクマ治療で起こり得る失敗例を6つご紹介します。

効果が続かない

目の下のクマ治療には注入のみの方法、外科手術を伴う方法などさまざまなものがあります。

ヒアルロン酸注射では、手軽にクマを薄くすることができますが、効果の持続期間には期待できません。

製剤の種類や体質によって個人差はありますが、数か月で効果がなくなる方もいます。

効果が感じられる期間やデメリットを理解したうえで施術を受けましょう。

効果が感じられない

クマの種類や状態に合った施術を受けなければ、効果は感じられません。

例えば、色素沈着が原因の茶クマに対して注入や脱脂をしてもクマは消えません。

また、加齢によるたるみやくぼみが原因のクマに対して下眼瞼部脱脂を行っても改善が見られない可能性があります。

皮膚のたるみがある場合は下眼瞼部切開法を行うことをおすすめします。

目の下にふくらみ・くぼみができた

目元の解剖図 ふくらみ

クマに対して注入のみを行う場合、目の下にふくらみができてしまう可能性があります。

また、脱脂のみを行う場合、不自然にくぼんだ目元になってしまうことも。

不要な眼窩脂肪を取り除き、くぼみに注入を行うことでより自然でなめらかな目元に近づきますよ。

目の下に凸凹ができた

眼窩脂肪の脱脂にムラがあると、凸凹とした仕上がりになってしまいます。

クリニックや医師によっては脂肪をすべて取り除く場合、脂肪を少し残しておく場合があるので、カウンセリング時に細かい方法についても尋ねてみてください。

また、ヒアルロン酸や脂肪の注入量や注入部位によってもムラができる可能性があります。

皮膚表面の凹凸が影を作り、クマが悪化してみえる可能性もあるので注意が必要です。



このような失敗は主に、医師の経験や技術不足にあります。

経験や実績、美的センスがあるかどうかを判断することも大切ですよ。

仕上がりに左右差がある

仕上がりの美しさに関しても、医師の腕次第というところがあります。

最近はホームページだけではなくSNSや口コミサイトでも症例を確認できるので、症例のきれいさや目元の印象を下調べしておくこともできます。

目元の施術はとても繊細です。

術後に後悔しないためにも、クリニック選びは慎重に行いましょう。

シワ・たるみが増えた

加齢によるシワやたるみがある方は、眼窩脂肪を取り除くことでシワやたるみが増える可能性があります。

余分な皮膚をカットする下眼瞼部切開法、施術後に皮膚にハリが出る脂肪注入を選択すると良いでしょう。

ただし、ご紹介した施術で全ての症状が解消されるとは限らないので、効果や適応については医師に確認してください。

カウンセリングでしっかりと話し合い、副作用やリスクについても理解したうえで施術を選びましょう。

クマ取りの失敗は修正できる?

クマ取り整形の失敗は修正可能です。

ただし、修正手術は症状に合った方法を選択できる医師に依頼しましょう。

また、再手術となると一定の期間が経過していなければ受けられません。



しかし、中には明らかに問題があり急を要するケースもあるので、迷ったらすぐに専門の医師に相談してください。

同じ失敗を繰り返さないためにも、信頼できるクリニックや医師を選ぶと良いでしょう。

クマ治療の注意点

ヒアルロン酸や脂肪を使ったクマ取りでは、注入のし過ぎに注意が必要です。

均一に注入できる腕を持った医師に施術をお願いすることも重要なポイントです。

また、眼窩脂肪の取り残しや取りムラがあれば余計にクマが目立ってしまいます。



美容整形は、医師の技術によって仕上がりに大きな差が出ます。

疑問点や不安点はしっかりと解消し、理想の仕上がりや施術を受ける目的など細かい部分もすり合わせておきましょう。

クマ治療で失敗しないために

「目の下のクマ」と言っても、種類は1つではありません。

たるみやくぼみ、ふくらみなど、さまざまな症状を伴います。

そのため、クマの種類や状態によっては、複数の施術を組み合わせて行う必要があります。



もちろん、1種類の施術で充分な効果を感じることもありますが、複数の施術を併用することでスッキリとした目元に近づく場合も。

理想の目元を手に入れるためには、クマの状態に適した施術を選ぶことが大切です。

技術のある医師、実績のあるクリニックに相談しましょう。

クマ治療のクリニックを選ぶポイント

人差し指を指す医療スタッフ

美容整形の成功は、医師の技量にかかっています。

クマ取り整形で失敗しないためには医師選びを慎重に行いましょう。

そこで、クリニック選びで失敗しないために見るべきポイントを4つご紹介します。

実績がある

美容整形を行うクリニックは毎年どんどん増えています。

しかし、クリニックごとにアピールポイントは異なります。

手軽さ、施術の豊富さ、かっこいい医師や可愛い女医、テレビ出演の回数や知名度など…

さまざまな売り出し方がありますが、美容整形で失敗しないためには実績を伴ったクリニックを選ぶことが最も重要です。



実績が多ければそれだけ症例数も多く、トラブルへの対応力も培われているでしょう。

目の下のクマの症状や体質には個人差があります。

そのため、いかなるケースにも対応できるクリニックであれば安心ですね。

医師を指名できる

美容整形にはクマ取り以外にもたくさんの施術があり、医師によって得意とする施術や分野が異なります。

目元の手術が得意なクリニックであっても、二重整形しかしたことのない医師と毎日クマ取りを行っている医師。

どちらの医師の施術を受けたいですか?

おそらくほとんどの方が後者を選択するでしょう。



ただし、どれだけクマ治療が得意な医師でも、相性が合わない、言いたいことが伝わらない、理想の目元が症例とかけ離れている…

このような場合であれば別の医師を探した方が良いかもしれません。

意思疎通が困難であれば、理想の仕上がりを伝えることができません。

思っていた結果にならないことはとても残念ですよね。

カウンセリングが丁寧

医師によるカウンセリングの丁寧さもクリニック選びにおいて重要なポイントです。

カウンセリングが雑、医師と数十秒ほどしか話す機会がない、そもそも医師のカウンセリングを行っていない、といったクリニックは不安ですよね。

疑問や不安を残さずに、しっかりと理解したうえで施術を受けないことには、理想の仕上がりは手に入りません。

カウンセラーや看護師だけではなく、医師によるカウンセリングの有無や質もチェックしておきましょう。

信頼できる医師に相談を

目の下のクマにはさまざまな種類があり、症状や原因も異なります。

お一人お一人のクマに合った施術の提案ができる医師と出会えるといいですね。

また、カウンセリングでは、どんなに些細なことでも気になることがあればすべて解消しておきましょう。

質問することが苦手だ、という方は事前にメモを作っておくといいですよ。

まとめ

今回は目の下のクマを薄くする美容整形についてご紹介しました。

クマの治療方法にはヒアルロン酸注射や脂肪注入、眼窩脂肪の脱脂などさまざまな方法があります。

適した施術ではなかったり期待していた結果にならなかったりすれば失敗したと感じることもあるでしょう。

これから施術を受ける方は、ご紹介したポイントをしっかりと押さえてからカウンセリングに臨みましょう。

失敗したかも、と不安な方はクマ取り整形を得意とするクリニックにご相談ください。

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