小鼻縮小とは
小鼻を小さくして顔の印象を変える施術を小鼻縮小(鼻翼縮小)といいます。
◆施術方法 ・小鼻を切開し、皮膚や組織を切除する方法 ・糸で小鼻を引き寄せて小さく見せる方法 |
いずれの方法でも、小鼻の幅を小さくしたり、鼻の穴を小さくしたりすることができます。
笑って鼻の穴が広がると、鼻全体が大きく見えてしまいます。
そのようなお悩みがある方は医師と相談して、鼻の特徴に合わせた施術を検討してみてください。
小鼻縮小の特徴
小鼻縮小にはさまざまな施術方法があります。鼻の形や悩みに合った施術を選びましょう。
顔のバランスを全体的に見て、小鼻の横幅を微調整できるのも小鼻縮小の特徴ですね。
小鼻縮小はどの方法を選んでも、1時間以内で完了します。
翌日から洗顔やシャワーも可能で、抜糸後はメイクもできますよ。1~2週間腫れが残ることがありますが、マスクで隠せるためいつも通りの生活が送れるでしょう。
期待できる効果
小鼻縮小(鼻翼縮小)で小鼻を小さくすると、スッと小さく整った鼻になります。顔の中心にある鼻が整うだけで、顔全体を端正な印象に変えることができますよ。
大きく膨らんだ小鼻や横に広がった小鼻を小さくすることで、鼻そのものの幅を狭めることができます。
同時に鼻の穴も小さくなり、目立ちにくくなります。正面から見ても鼻の穴が気になりません。
笑ったときに小鼻が広がることでコンプレックスに感じていた方も、自然と笑顔に自信が持てるようになるでしょう。
小鼻縮小の施術方法
◆小鼻縮小の術式 ①内側切開法 ②外側切開法 ③内側法+外側法 ④小鼻縮小埋没法 |
小鼻縮小術(鼻翼縮小術)にはメスを入れるもの・入れないもの、傷が見えるもの・見えないもの、術後の通院が必要なもの・不要なもの、とさまざまな選択肢があります。
しかし、施術方法を先に選んでしまっては本末転倒。
現在の鼻の形や、どのように改善したいのかを優先させて術式を選びましょう。
①内側切開法
内側(ないそく)切開法は、小鼻の内側から付け根にかけて余分な皮膚や組織を切除する術式です。
鼻の穴からメスを入れるので、傷跡が外側から目立ちません。
小鼻縮小は正面から見た時に、鼻尖と左右の鼻翼が同じ比率になるようにデザインすることが理想。
まずは三日月の形に皮膚を切開します。
切除した部分の左右の皮弁を縫合することで、小鼻を内側に寄せていくのです。
鼻の穴を小さくする効果もありますよ。
②外側切開法
外側(がいそく)切開法は小鼻の脇にメスを入れ、幅3~5mm、高さ10~12mm程度の皮膚を切除します。
小鼻の外側の見える部分にメスを入れるので、傷跡が見える可能性があります。
内側切開法に比べて広い範囲で切除できるのでメリットもあります。
小鼻の丸みが大きい方や小鼻が外側に広がっている方に適した施術ですよ。
③内側法+外側法
内側法と外側法のいいところを組み合わせて施術を行うこともできます。
内側法だけでは広範囲の皮膚が除去できず、外側法だけでは鼻の穴を小さくすることができません。
そのような場合は内側法と外側法を組み合わせて行います。
張り出した小鼻も鼻の穴も同時に改善することができますよ。
④小鼻縮小埋没法
小鼻縮小埋没法とは、切らない小鼻縮小術です。小鼻の外側から針を刺し、医療用の糸を通していきます。
糸を引き寄せて左右の小鼻を近づけることで、理想の鼻に近づけます。ミリ単位でデザインをすることができるのが大きな特徴。
糸を結んで皮膚に埋没させていくので、抜糸すれば鼻をもとの形に戻すこともできますよ。
糸を使って鼻の形を整えるので、傷跡が残りません。施術時間は10分程度で、翌日からメイクや入浴が可能。
小鼻の大きさが気になるけどメスを入れることに抵抗がある方は糸を使った鼻整形がオススメです。
小鼻縮小の傷跡は目立つ?
内側法で切開した場合は傷跡がほとんど目立ちませんが、外側法で切開した場合は小鼻の外側に傷跡ができます。
メスを使った手術後に傷跡を完全に消すことは非常に難しいこと。
しかし、切開する位置や切開方法、組織の採り方など施術方法によって傷跡を目立たせないことは可能です。
切開後の傷跡を目立たせたくない方は、経験豊富な医師に依頼しましょう。
傷跡を目立たせない手術が得意な医師に相談することで、綺麗な仕上がりが期待できますよ。
傷が目立つ際の治療
小鼻縮小では、切開や縫合の仕方によっては傷跡が目立ってしまうことも。
せっかく綺麗な小鼻を手に入れても、傷跡が目立ってしまっては新たにコンプレックスが生まれてしまいますよね。
傷跡を完全になくすことはできませんが、修正手術で傷跡を目立たなくすることはできますよ。
◆傷跡修正治療 ・レーザー ・ダーマペン ・手術 ・注射 |
それぞれの治療法を順番に見ていきましょう。
レーザー治療
小鼻縮小(鼻翼縮小)でできた凹凸には、フラクショナルCO2レーザーが使われます。
炭酸ガスの熱エネルギーを使って、傷跡の表面に穴を開けていく治療です。
直径約0.12mmの穴を無数に開けることで、自然治癒能力が活性化されます。
肌の傷を修復しようとする力によって皮膚の表面が再生されていくのです。
また、レーザーで開けた穴にグロスファクター(成長因子)などの美容成分を浸透させて皮膚の再生を促す治療法もあります。
傷跡を完全に消すことはできませんが、目立たない程度には修正可能ですよ。
ダーマペン
ダーマペンもレーザー治療と同じく、肌に無数の穴を開けていく治療。
使用する機器がレーザー治療とは異なります。
当院では先端に針が16本ついたダーマペン4を使って「マイクロニードリング療法」を行います。
皮膚に無数の穴を開けることで、自己創傷治癒能力を高め、皮膚の再生を促します。
肌の凹凸を無くして傷跡を目立たなくさせる効果がありますよ。
外科的修正
傷跡などの凹凸を外科的施術で修正する場合もあります。
目立っている傷跡を切り取って、再度縫合する方法です。
それでは「新しい傷跡ができるだけでは?」と思ってしまいますよね。
しかし、「真皮縫合」という形成外科の技術を使用することで目立ちにくい修復が可能となりました。
凹凸のない傷跡の場合、盛り上がった部分をメスで削って平らにする、という方法もあります。
傷跡の状態によって採用する術式が異なります。
ダウンタイムで注意すべきこと
小鼻縮小のダウンタイムには個人差があります。
多くの場合、腫れや内出血は1週間ほどでかなり落ち着きます。
術後1週間で抜糸できるので、抜糸後は通常通りの生活に戻れますよ。
傷跡の赤みが治まるまでには、1か月ほどかかることもあります。
抜糸の翌日からはメイクも可能なので、隠せない赤みではありません。
飲酒や運動はダウンタイムを長引かせる原因となるので、1週間は控えましょう。
むくみを防ぐためにも、塩分の多い食事は控えてください。
小鼻縮小で傷跡を残さないためのポイント
小鼻縮小はすっきりとした印象の鼻を手に入れることのできる施術です。
美しさを求めて施術を受けるのですから、傷跡は残したくありません。
メスを入れて傷跡を全く残さないことは難しいですが、できるだけ目立たない状態に仕上げたいですよね。
そこで、小鼻縮小で傷跡を残さないためのポイントをご紹介します。
理想を叶えるための参考にしてくださいね。
実績があるクリニックを選ぶ
「美容整形で失敗したくない」と思うのは当然のこと。
高い技術を持った医師にお願いしたいですよね。
実際に技術が高いかどうかを判断することは難しいですが、技術は経験によって磨くことができます。
そのため、実績の多いクリニックを選ぶと失敗は少ないですよ。
医師にはそれぞれ、鼻整形が得意な医師、目の整形が得意な医師、リフトアップが得意な医師、など得意な分野があります。
鼻整形が得意な医師が多く在籍するクリニックなら小鼻縮小の経験も豊富なので安心できますね。
施術の経験が多ければ多いほど、さまざまな症例に接しています。
一人一人に合わせた最適なデザインを提案してくれるはずです。
保証があるか確認する
「失敗したらどうしよう」「イメージ通りにならなかったらどうしよう」「傷跡が残ったらどうしよう」…
と美容整形をためらっている方が多くいらっしゃいます。
不安や心配がある方は、保証があるクリニックを選ぶことで安心感が増しますよ。
保証期間は術後1年間としているクリニックが多いです。
術後のメンテナンスや再手術など、保証内容はクリニックによって異なります。
カウンセリングの段階で確認しておきましょう。
信頼できる医師に相談しよう
小鼻や鼻の穴が悩みの種になっている方は、一人で悩まず信頼できる医師に相談しましょう。
◆小鼻のタイプ ・基部幅が広い ・壁が厚い ・横に張り出している ・鼻の穴の間口が広い ・全体的に大きい |
このように小鼻にはさまざまなタイプがあります。
小鼻のタイプや悩みの種類によって施術方法が異なるので、医師の提案に耳を傾けてみてください。
カウンセリング前に想像していた術式とは別の施術方法が提案される場合もあります。
お客様の理想と医師が想像する仕上がりが一致するように、何度も話し合いを行うことで美しい仕上がりを手に入れることができますよ。
まとめ
今回は、小鼻縮小の術式、傷跡の治療法についてお話ししました。
一般的に両目の目頭から真下に引いた直線の内側に収まっている小鼻が理想の幅といわれています。
小鼻が大きい、鼻の穴が目立つといった悩みを抱えている方は小鼻縮小術で顔の印象を変えてみませんか?