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2024.10.25

鼻プロテーゼによる老後の影響は?起こり得るトラブルや起こさないためのポイントをご紹介します

鼻や鼻筋を高くして、理想の形にしてくれる鼻プロテーゼ

一方で、長期間の挿入が原因で劣化や石灰化してしまう可能性も。

今回は、プロテーゼによる老後のトラブルを防ぐためのポイントをご紹介します。

是非参考にしてくださいね。

鼻プロテーゼの効果の持続期間

図のように、正しい位置に適切な大きさのプロテーゼを入れることさえできれば、効果は半永久的に続きます。

既存のプロテーゼをそのままの形で鼻に入れるクリニックもありますが、当院では鼻の形や理想に合わせてオーダーメイドのプロテーゼを使用します。

手術中にプロテーゼを削り、形を整えてから挿入するため、仕上がりの満足度は非常に高いです。

術後の傷跡

プロテーゼ隆鼻術は、切開・縫合を伴う手術です。

術後の傷跡を心配する方も多いですが、当院ではクローズ法で手術を進めます。

クローズ法とは、鼻の穴の中を切開する方法のことで、顔の見える部分に傷跡ができません。

全くダウンタイムがないというものではありませんが、傷跡が目立つ心配はありません。

プロテーゼの素材

当院で使用しているプロテーゼは、人体組織に近いシリコンでできた人工軟骨です。

そのため、変形や変質のリスクがとても低いです。

さらに、プロテーゼを正しく挿入することで、感染症やズレのリスクが防げます。

鼻プロテーゼで老後に起こり得るトラブル

鼻プロテーゼには、老後にトラブルが起こる可能性が少なからずあります。

誰にでも起こるものではありませんが、多少なりともリスクが伴うことは忘れないでください。

【鼻プロテーゼによる影響】
・プロテーゼが傾く
・凸凹になる
・石灰化する

プロテーゼは人工物です。

そのため、年月が経てば、劣化する可能性があります。

老後への影響やリスク、安全性を知ったうえで施術を受けるようにしましょう。

プロテーゼが傾く

最も多い老後のトラブルは、プロテーゼの傾きです。

プロテーゼが左右どちらかに傾いてしまうと、鼻の中心がズレますね。

鼻は顔の中心に位置する部位ですから、鼻の傾きは顔全体のバランスに影響します。

見た目に大きく影響するので、できれば傾いてほしくありません。

年月が経ちプロテーゼが傾く原因の一つに、もともとの鼻の歪みが考えられます。

鼻の歪みを矯正せずに上からプロテーゼを入れてしまうと、挿入したプロテーゼが傾きやすくなります。

斜鼻修正と組み合わせるか、プロテーゼを上手に加工してから挿入することでズレを防ぐことが可能です。

石灰化し凸凹する

プロテーゼの石灰化や鼻筋の凹凸も、老後のトラブルの一つです。

鼻プロテーゼは、人体に影響のない素材で作られますが、長期間挿入していると石灰化するケースも。

「石灰化(せっかいか)」と聞くと不安になる方もいますが、石灰化による人体への影響はありません。

しかし、表面がボコボコしたり、鼻筋がつっぱったりすることもあります。

石灰化による凹凸は、プロテーゼを正しい位置に挿入することで防げます。

プロテーゼを入れる正しい位置は、骨膜の「下」です。

医師が鼻整形に慣れていない場合、骨膜の「上」に挿入してしまうことがありますが、そういった場合は石灰化や凹凸、ズレのリスクが高まります。

さらに、年齢を重ねると皮膚が薄くなることがあります。

もし、骨膜の「上」にプロテーゼが入っていると、薄くなった皮膚のすぐ下にプロテーゼが来ることになります。

加齢による皮膚の老化でプロテーゼの凹凸が目立ってしまうのです。

トラブルが起こりやすいといわれるL型の特徴

【鼻プロテーゼの種類】
・L型
・I型

2種類のうちL型のプロテーゼはトラブルが起こりやすい、といわれています。

それぞれの違い、トラブルが起こりやすい理由を見ていきましょう。

L型の特徴

その名の通りアルファベットの「L」の形をしており、鼻筋から鼻先まで1本のシリコンでできています。

固定力があり、鼻筋から鼻先まで全体的に高さが出せるL型プロテーゼ。

そのため、L型プロテーゼは鼻を全体的に高くしたい人、アップノーズにしたい人に向いています。

一方でL字の角が鼻先にあたるので、皮膚への負担が大きくなります。

炎症や感染リスクが高い点がデメリットですね。

L型とI型との違い

・形状
・効果
・感染症のリスク
・衝撃への強度


I型プロテーゼはアルファベットの「I」の形状をしています。

角がないので、鼻先のへの負担がほとんどありません。

L型とI型の効果

L型の効果:鼻筋から鼻先を高くする
I型の効果:目と目の間や鼻筋だけを高くする、鼻先を下に向ける

I型はL型よりも衝撃に強く、安全性に優れています。

このように感染リスクや強度、安全面を考慮するとL型のプロテーゼはおすすめできません。

トラブルが起こりやすい理由

L型プロテーゼによるトラブルが多い原因は、プロテーゼの形にあります。

アルファベットの「L」のような形状をしており、角があります。

その角が鼻先に来るように挿入するため、鼻先に大きな負担がかかります。

皮膚が薄くなってプロテーゼが透けてくる浮き出てくるといったリスクも…

鼻が高くなりすぎて不自然な印象を与えることもあるので、L型プロテーゼはよく検討してから使用するようにしてください。

鼻プロテーゼで老後にトラブルを起こさないポイント

コンプレックスを解消するためにプロテーゼを使って鼻整形をしても、老後にトラブルが起こってしまったら悲しいですよね。

将来起こり得るトラブルを防ぐためには、施術前に抑えておくべきポイントがあります。

鼻プロテーゼによる鼻整形で失敗しないためのポイントを一つずつ見ていきましょう。

医師のカウンセリングを受ける

プロテーゼを使った鼻整形を受ける場合、最も重要なポイントは医師の腕です。

確かな技術を持った医師による施術が必要不可欠です。

正しく施術が行われなかったことが原因で修正手術の相談に来られるお客様は非常に多くいらっしゃいます。

そうならないように、事前に医師のカウンセリングを受け、安心できるクリニックを選ぶようにしましょう。

術後診察を必ず受ける

鼻プロテーゼによる老後のトラブルを防ぐためには、術後の診察を必ず受けてください。

クリニックによって経過観察の頻度や実施の有無は異なりますが、術後3日、7日、1ヶ月、3か月など複数回の通院を求められることも。

抜糸や固定器具を外すための通院もありますし、違和感や経過のチェックのための通院もあります。

日常生活における注意事項の説明やダウンタイムを短くするコツを教えてくれる場合もあるのでありがたいですね。

鼻整形を受けた鼻は、だいたい半年から1年で完成します。

定着する前にトラブルが起きないよう、医師の指示に従って生活を送りましょう。

リスクを知ったうえで治療する

・炎症
・感染症 など

鼻プロテーゼには、このようなリスクが考えられます。

人体に影響のない素材で作られた医療用の人工軟骨ではありますが、異物を挿入することには違いありません。

そのため、少なからず皮膚の炎症や感染症のリスクはあります。

もし感染を起こしてしまったら、抗生物質の投与、洗浄を行います。

場合によっては挿入したプロテーゼを取り除くことも。

L型プロテーゼは鼻先に負担がかかりやすく、最悪の場合皮膚を突き破ってしまう恐れがあります。

こういったリスクは全ての人に起こるものではありません。

しかし、リスクを伴うことはしっかりと理解しておいてください。

鼻プロテーゼでトラブルが起こった場合の対処法

【プロテーゼで起こり得るトラブル】
・炎症が起こる
・プロテーゼが不安定
・プロテーゼが曲がっている
・仕上がりに不満がある

このようなトラブルが起こった場合は、早急な診察や処置が必要なケースもあるため、手術を受けたクリニックにすぐに連絡してください。

術後数年~数十年たってから表面がボコボコしてきた場合、挿入したプロテーゼに違和感を感じる場合は石灰化が原因かもしれません。

施術を受けたクリニックが廃業となっているケース、ご自身が引っ越してしまったケースなどは新たにクリニックを探すことになるでしょう。

口コミや評判を確認し、実績や経験、症例を参考にして信頼できる医師を選んでください。

鼻プロテーゼで老後の影響が不安なら

老後のトラブルが心配な方は、初回の手術・修正手術を必ず信頼できる医師に相談してください。

本来、正しく施術すればきれいに仕上がるプロテーゼですが、手術方法や技術力によっては美しい仕上がりにならないことも。

将来の凹凸やズレ、違和感につながる危険性もあるので、鼻整形を得意とするクリニックを選ぶことが大切です。

クリニック選びに迷った方は、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみてください。

その中で、一番自分に合うと思ったクリニックを選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回は鼻プロテーゼによる老後のトラブルについてご紹介しました。

感染症や炎症、表面の凹凸、歪みなどトラブルにはいろいろなものがあります。


多くのトラブルの原因となるのは、選ぶプロテーゼの種類やプロテーゼを挿入する位置にありました。

術後に修正手術を受けることもできますが、1回の手術で半永久的に美しい鼻を手に入れるためには医師選びが重要ですよ。

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