ボトックス注射はおすすめの施術
ボトックス注射はシワの改善と予防に役立つため、美容への関心が高い人にはぜひ実践してほしい治療です。
実は私を含め、当院にはボトックスの恩恵を受けているスタッフが大勢います。
中には20代前半からボトックス注射を行っているスタッフも。
ボトックスを始めたきっかけ
私がボトックス注射を始めたのは、友人が撮った自分の写真を見たのがきっかけでした。
当時流行っていた「漫画カメラ」というアプリで数枚写真を撮ったのですが、どの写真を見ても額の同じ位置に細かい線が入っていたのです。
「この線は何だろう、自分の額にシワなんてあったかな…?」
と思い鏡を見てみるとうっすらシワらしきものが刻まれていました。
その時は
「漫画カメラは肉眼ではわからないこんな細かいシワまで写すんだね」
と盛り上がりましたが、よく考えてみると確かに眉毛を上げる癖が出てきていることに気づいたのです。
そうして私はこの出来事をきっかけにボトックス注射を始めたというわけです。
意外と見つけづらい額のシワ
目尻のシワや口元のほうれい線に対し、額にできる初期のシワは眉毛を上げた時にしか現れないため、意外と見つけづらいものです。
アイメイクや歯磨きで目元や口元の筋肉を動かすことはあっても、鏡の前で眉毛を上げ下げすることはあまりないでしょう。
ですから、自覚するタイミングが遅れてしまうのです。
額のシワとまぶたの老化
年齢を重ねると額に横ジワができるのには、まぶたの老化が関係しています。
老化によって徐々にまぶたが垂れ下がることを眼瞼下垂(がんけんかすい)といいます。
眼瞼下垂によって視野が狭まると、無意識のうちに眉毛を上げて視界を広げようとします。
この動作が癖となり、何度も繰りかえすうちに額にシワが刻まれてしまうのです。
逆効果になるケース
眼瞼下垂によってまぶたがまぶたが垂れ下がっている状態でボトックス注射を行い、額の筋肉の動きを制限すると、眉を上げて目を見開くことが困難になることも。
これまで眉を上げることで補っていた視野を確保することができなくなり、まぶたが重くなり目が開きづらいという状況に陥る危険性があります。
まぶたのたるみや目を開ける力の程度によっては、まぶたのたるみや眼瞼下垂を先に外科手術で改善しないとボトックス注射で問題が生じるケースもあるのです。
額のシワを改善したい方は、このことを念頭に置いて信頼できる医師と相談したうえで治療を受けましょう。
ボトックスを13年間使用していた双子の比較
海外でとある双子の姉妹を対象に行った研究結果があります。
妹は25歳から眉間とおでこにボトックス注射を打ち始め、姉はその間何もせずに過ごしました。
38歳になった彼女らの肌を比べると、定期的にボトックス注射を行っていた妹はシワが刻まれるのを予防していたため、きれいな肌をキープできています。
さらに、ボトックス製剤の美肌効果でハリやつやがあります。
ボトックス注射を打ち続けていた妹と打たなかった姉では見た目の差は歴然でした。
打っていない部位への効果
一方でボトックス注射を行っていない姉は、額や眉間だけではなく目尻のシワも目立っています。
妹は目尻へのボトックス注射は行っていませんが、目尻のシワも予防できています。
顔の表情筋は、例えば眉間のシワが出るときに目尻のシワも連動して一緒に動きます。
つまり、眉間と額にボトックス注射を打ち続けたことで、眉間のシワをできにくくしながら目尻のシワも予防できていたと考えられます。
出典:Long-Term Effects of Botulinum Toxin Type-A (Botox) on Facial Lines
まとめ
ボトックス注射はシワが刻まれる前に始める方が良いため、20代から始めることによってその効果がより顕著になります。
気づかぬうちに忍び寄ってくる額のシワ。
バカボンのパパのような深いシワが刻まれてしまう前に、ボトックス注射で早めの対策をおすすめします。