
切らない鼻中隔延長の特徴を解説|施術のメリットやおすすめな人の特徴もご紹介します
自分の鼻に悩みを抱えている方は少なくありません。
しかし、実際に美容整形をすることに、不安や恐怖を覚える方は多いです。
「自然に鼻を高くしたい」「団子鼻や豚鼻をどうにかしたい」「だけど切るのは嫌」「ダウンタイムが長く、仕事を長期間休むのはちょっと…」
こういった悩みを抱えている方におすすめなのが「切らない鼻中隔延長」です。
今回はこの切らない鼻中隔延長についてご紹介していきます。
切らない鼻中隔延長の特徴

鼻中隔とは左右の鼻の穴の間にある壁のことをいいます。
「切らない鼻中隔延長」とは鼻先から鼻筋、もしくは鼻中隔へと糸を挿入することで、鼻先をとがらせる、鼻筋をはっきりさせることができる施術方法です。
この施術方法で使われる糸は体内で溶けて吸収される医療用の糸を使用しており、体内に異物が残る心配がありません。
また、この医療用の糸にはコグと呼ばれる棘がついており、これが糸の返しの役割をするため安定性に優れています。
プロテーゼの挿入やほかの鼻の手術に比べ、ダウンタイムが短く、ヒアルロン酸注射より効果が長いのが特徴です。
切らない鼻中隔延長の効果

では、切らない鼻中隔延長にはどのような効果があるのでしょうか。ほかの鼻の手術と比較しながらご紹介していきます。
期待できる効果
切らない鼻中隔延長は医療用の体内で溶けて吸収される糸を挿入しますが、挿入する方向によって効果が変わります。
鼻先から鼻筋に向けて糸を通せばきれいな鼻筋にすることができ、鼻先から鼻の付け根のほうへ糸を通せば鼻中隔を延ばすことが可能です。
鼻中隔を延ばすことにより鼻尖を形成し、小鼻の形を整えられます。
ヒアルロン酸注射では注入後に広がってしまうリスクがありますが、切らない鼻中隔延長ではその心配がありません。
しかし糸を通すだけの施術のため自由に形を変えることはできず、本来の鼻の形を大きく変えたい方などにはおすすめしません。
効果が持続する期間
では、切らない鼻中隔延長はどれだけの期間効果が持続するのでしょうか。
切らない鼻中隔延長は体内で溶ける糸を使用するため、その効果は限られています。具体的には糸が完全に溶けきる1年程度が目安です。
そして糸が挿入されるとコラーゲンが生成されます。
このコラーゲンによる引き上げ効果で、糸が溶けきってからもしばらく形が保てることがあります。
しかしプロテーゼ挿入やほかの切開手術と比べると効果が持続する期間はかなり短いため、半永久的な施術が希望であれば、ほかの施術についても相談するのがおすすめです。
切らない鼻中隔延長のメリット

切らない鼻中隔延長にはさまざまなメリットがあります。ここでは主なメリットを4つご紹介します。
跡が目立たない
傷跡を気にする方には、傷跡が目立たないこの施術方法をおすすめします。
メスを使用しないため、残る傷跡は糸を挿入したときの針の穴程度の小さいもので、ニキビのように鼻先が赤くはなりますがほとんどの場合は数日で治まります。
施術を受けたことが周りに気づかれにくく、施術部位である鼻以外は翌日からメイクも可能です。
また、施術箇所である鼻さえ濡れなければ洗顔も可能ですし、シャワーを浴びても問題ありません。
ただし、鼻を手術しているため、うつ伏せで寝ないように注意が必要です。術後の生活については医師の指示を守り、十分に気を付けましょう。
糸が体内に残らない
体内で徐々に溶けて吸収される糸を使用するため、体内に異物が残ることに抵抗のある方でも施術しやすいのが切らない鼻中隔延長の特徴です。
しかし、1年しないうちに糸が切れてしまうといったリスクもあり、早い方だと1か月もたない可能性もあります。
切らない鼻中隔延長を考えている方は、カウンセリング時に糸の種類や糸切れのリスクなども聞いておくと、より安心して施術に臨めます。
ダウンタイムが短い
メスを使った施術では通常1週間以上のダウンタイムがありますが、切らない鼻中隔延長では3日程度とかなり短めなのも大きなメリットです。
しかしダウンタイムには個人差があり、人によってはもっと長くかかってしまう方もいるため、十分に注意してください。
ダウンタイムの症状としては次のようなことがあげられます。
・内出血
・発赤
・腫れ
・痛み
またダウンタイムとは別に術後のリスクとして以下のことがあげられます。
・つっぱり感
・熱感
・硬結
どの症状も長くても1週間程度で治まりますので、ご安心下さい。
長く続く場合は、一度担当医へ相談してみるのがよいです。
上記のような術後のリスクはありますが、ダウンタイムをできるだけ短くされたい方、仕事を休んだり日程調整するのが難しい方、早く普段の生活に戻りたい方などには人気の施術方法です。
比較的費用が安い

切らない鼻中隔延長の費用相場は7〜12万円程度で、ほかの施術方法と比べると安いです。
しかし施術では複数の糸を挿入するため、本数により費用が変わることがほとんどです。
また、クリニックによっても料金設定が異なるため、カウンセリング時に必要な本数と費用について相談するようにしましょう。
現在の鼻の形や理想の鼻の形により、必要な本数が変わるため注意が必要です。
切らない鼻中隔延長がおすすめな人の特徴

傷跡が目立ちにくく、ダウンタイムも短めで費用も安いとメリットの多い施術方法ですが、どのような方におすすめなのでしょうか。
鼻を高く・長くしたい
切らない鼻中隔延長は糸の挿入方向で鼻を高くしたり、鼻筋をとおして鼻を長く見せたりできる施術方法です。
ダウンタイムを短く、費用のあまりかからない方法で施術を希望される方にはおすすめの施術方法といえます。
ヒアルロン注射とは違い、「鼻がぶよぶよする」「薬剤が横に流れてしまう」といった心配もありません。
しかし、自由に鼻の形を変えることができないため、元の鼻の形から大きく変えたい方にはおすすめできない施術方法でもあります。
メスを入れるのに抵抗がある

自分の身体にメスを入れる事に不安や恐怖を覚える方は少なくありません。そういった方でも気軽に行えるのが切らない鼻中隔延長です。
メスを使わないため傷跡が目立ちにくく、ほとんど残らないため、気になる方は一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
切らない鼻中隔延長にはダウンタイムが長くなる心配があまりなく、傷跡も目立たないため、周りにばれたくないといった方にはおすすめの施術方法です。
切らない鼻中隔延長の注意点

切らない鼻中隔延長にはどのような注意点があるのでしょうか。そのデメリットについてご紹介していきます。
持続期間が限られている
前述のように、体内で溶けて吸収される糸を使っているため、その持続期間は1年程度とほかの施術方法に比べると短めです。
そのため、繰り返し施術が必要になってしまうことが大きなデメリットといえます。
また、糸が想定の期間より早く切れてしまうこともあり、早い方だと1か月程度しか糸がもたない場合があります。
糸が切れてしまってもコラーゲンによる引き上げ効果が多少期待はできますが、それも長くは続きません。
クリニックを選ぶ際のポイント

施術を希望する際のクリニック選びのポイントをご紹介します。切らない鼻中隔延長以外の施術にも当てはまりますので、ご参考になさってください。
カウンセリング
美容整形において、事前のカウンセリングはとても大切です。
自分の理想の形を相談し、それに合った施術方法・費用・施術のリスクなどについて説明してもらえるのがカウンセリングです。
逆にいうと、このカウンセリング時に施術方法やリスクなどきちんとした説明をしてくれない医師や、高額な施術方法をすすめてくる医師には注意しましょう。
お客様の要望に応えるためにその施術方法を提示しているのであればよいですが、残念ながらそうではない医師もいます。
納得のいっていない状態で治療を始めると術後トラブルになることも多くあるため、十分気を付けましょう。
信頼できる実績
美容整形は、医師の技術力により仕上がりが大きく変わります。
費用もかかりますし、一度施術してしまうと、いくら理想の形と違っていても完全に元の形に戻すことは難しいです。
トラブルが起こらないようにするためにも、確かな実績のある信頼できる医院を探しましょう。
知人に紹介してもらうのもよいですし、ネットで口コミをみたり、ホームページで確認してみるのも有効な方法です。
鼻中隔延長の不安は医師に相談しよう

切らない鼻中隔延長は、リスクが低くメリットの多い施術方法ではありますが、医師により仕上がりは変わります。
また、自分の元の鼻の形と理想の形によっては別の施術方法を勧められることもあります。
いくらメスを使わない施術方法とはいえ、はじめての美容整形だと不安に思うのは無理もありません。
施術に対する不安を少しでも取り除くのがカウンセリングです。事前のカウンセリングでしっかり相談し、きちんと納得したうえで施術に臨みましょう。
まとめ

傷跡が目立ちにくく、ダウンタイムも短い切らない鼻中隔延長ですが、その効果時間は長くはありません。
永久的な効果を希望するのであれば、やはり従来のメスを使う施術方法がおすすめですが、メスを入れることに抵抗がある方や傷跡が目立たない方法をご希望の方には、切らない鼻中隔延長はおすすめの施術方法といえます。
ダウンタイムの期間や費用だけで施術を決めず、自分の理想の鼻の形や効果時間なども考えたうえで施術方法を選ぶようにしましょう。
術後に後悔しないためにも、事前の下調べと入念なカウンセリングが必要です。
鼻についてお悩みの方は一度相談に行き、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。