美容クリニックの業界事情!クリニック選びで注意すべきポイントを4つご紹介します
美容に関する意識は高まっているものの、業界の実態までは調べても分かりません。
今回はあまり知られていない美容医療業界の実態、実際にあったトラブル、クリニックの選び方のポイントをご紹介します。
美容整形を検討中の方は、後々後悔しないためにも、まずは美容医療業界の実態を見ておくと良いでしょう。
美容外科に対する世間のイメージ
※独立行政法人 国民生活センター 「PIO-NETに寄せられた相談件数の推移」より作図
みなさんは美容医療業界に対してどのようなイメージを持っていますか?
美容整形は身近なものになりつつありますが、まだまだグレーなイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか?
実際に、美容医療に関するトラブルで国民生活センターに相談する人が多いこともマイナスイメージの一つの要因といえるでしょう。
実際にあったトラブル
・カウンセリング中にその場で契約させられた
・術後の効果が全く感じられない
・仕上がりに納得できない
・術後の炎症が治まらない
さまざまな相談が寄せられているようです。
トラブルの原因とは
トラブルの背景には、医療のモラルに加え、日本の医療制度が抱える問題もあります。
極端な話、医師免許(歯科以外)を持っていれば、美容外科医としての経験がなくても診察・治療を行うことができます。
手術の技術力と実績数を審査したうえで資格を交付しよう、という動きもありますが、根本的な解決までにはまだまだ時間がかかりそうです。
美容クリニックの実態
ここでは美容医療業界の実態ということで、注意すべき点やクリニックを選ぶポイントをご紹介します。
美容整形を検討中の方、クリニック選びに迷っている方は是非参考にしてみてくださいね。
ポイント①執刀医の出身科に注意
【美容クリニックの種類】
・全国各地で病院をグループ展開している大手美容外科クリニック
・個人経営の美容クリニック
・大学病院
・皮膚科・内科医が美容整形手術を行うケース
など
大学病院での手術はどちらかというと医療要素が強く、病気やケガなどで外見の修正が必要な場合に形成外科医が行うものが多くなります。
◆専門外の医師による外科手術
注意してほしいのは、内科や皮膚科など、美容整形が専門ではないクリニックで行われる美容整形手術です。
皮膚の治療の一環としてレーザー治療をしているケースは問題ないのですが、外科的な整形手術まで行っている場合は注意が必要です。
◆経験を積んだ美容外科医
美容外科医は、経験豊かな医師の下で研修を受け、多くの症例を目の当たりにし、さらに練習を重ねたうえで現場に出ます。
それを教科書を読んだ程度の知識で手術に臨もうとするのは非常に危険といえます。
医師の専門や出身科を確認し、本当に信頼できるかどうかを事前にチェックしておくことをおすすめします。
ポイント②「時短」と「複数手術」で稼ぐクリニック
では、美容外科専門のクリニックであればどこでもよいのか、といえばそれもまた問題があります。
大手クリニックには多くの素晴らしい医師が在籍し、毎日たくさんの方が訪れます。
しかし、大手クリニックには残念な点があります。
それは「稼いでなんぼ」の世界だという点。
◆売上至上主義のクリニック
どれだけ手術をこなしどれだけ稼いだか、それだけがグループ内での医師の評価になっていきます。
医師からすれば、自分が行った手術が評判を呼び、お客様が自分を指名して集まってくれるようになれば嬉しいです。
だからこそさらに勉強し、ますます技術を磨こうとしますし、クレームを受けないようにカウンセリングも手術もしっかりと行います。
しかし、「もっと稼げ、もっと売り上げを!」と言われ続ければカウンセリングや手術時間を短くして手術回数を増やすか、1人のお客様に対して多くの手術を行うかしかありません。
◆短時間で正確な手術ができる医師
とはいえ、正確な手術を短時間で行えるのは、一部の優秀な医師のみ。
普通の医師であれば、どこかで手抜きせざるを得なくなります。
例えば、鼻整形だけを希望するお客様に不要な目の手術や脂肪吸引をおすすめするといった具合です。
大手美容外科で美容整形を受けようとしている方は、余計な手術までセットにされないよう、十分な心構えを持ってカウンセリングを受ける必要があるでしょう。
ポイント③有名院長による客寄せ
医療系のテレビ番組の監修やワイドショーの美容に関する解説者として常にメディアに出ている美容外科医がいます。
「いつ病院にいるのだろう?」
と思ってしまうほどテレビや雑誌、YouTubeに登場する医師も見かけます。
◆客寄せパンダ
彼らは「客寄せパンダ」と揶揄する人がいるくらいの、完全なる広告塔です。
できるだけ「良い人」を装い、経営するクリニックのブランド力をアップさせることが最大の目的でしょう。
しかし、実際に手術を行うのはその有名医師とは限りません。
仮に凄腕の医師だとしても、常に不在となれば結局執刀するのは別の医師ということになります。
◆執刀医は誰か
本当に重要なのは、誰がどのような手術をするのか、という点。
気になる院長や医師がいるのであれば、一度カウンセリングを受けてみましょう。
実際にその医師による手術が受けられるのか、別の医師が担当するのか。
執刀医が決まれば必ず手術経験や症例をその場で教えてもらいましょう。
面倒くさがったり時間がないことを理由に断るような最低限のマナーを守れない医師とは即刻決別すべきです。
ポイント④他院修正でわかるずさんな手術
美容整形手術に不具合があった場合、本来ならば同じクリニックでやり直しをしてもらうのが筋です。
しかし、一度失敗した、あるいは思い通りにしてくれなかったクリニックで再手術を受けたくないという心理は当然のこと。
たいていの方は別のクリニックでのやり直しを希望するでしょう。
実際当院にも修正手術を希望してご来院されるお客様は少なくありません。
◆未熟な医師による手術
過去に受けた美容整形を当院で修正する際、未熟な美容外科医があまりに多いことに驚かされます。
プロテーゼ一つとっても、皮膚を突き破っている、ぐらついている、段差ができている…
センスと技術が不足している医師が手術を行ったことは一目瞭然です。
◆挿入されていたプロテーゼ
毛虫のようにギザギザしているもの、やたらと細く厚みだけがあるもの、極端に短いもの…
言い出したらキリがないくらいひどい形成をしたプロテーゼばかりです。
◆プロテーゼの正しい挿入位置
毛虫のようなプロテーゼは、おそらく動かないようにするための配慮だったのでしょうか?
そんなことをしなくても、正しい位置に正しい大きさで挿入できればプロテーゼはしっかりと固定されます。
このような形にせざるを得なかったのは、骨膜下に挿入する技術がなかったという事実を証明しています。
◆L型プロテーゼ
団子鼻の解消を希望していた方が、L型プロテーゼを入れられて余計に丸い鼻になっていたケースもありました。
ただL型プロテーゼを挿入しただけで鼻先が細くなることはありません。
鼻先の軟骨の形を変えなければ何の意味もないのです。
おそらくこの手術を行った医師は、鼻尖形成のスキルを持っていないのでしょう。
まとめ
各クリニックは、自分たちの失敗を公にすることはないでしょう。
その中で、未熟な医師を見抜く手立てがあるとすれば、同じ地域にある美容クリニックを数件回ってみて、他院修正をした症例を見せてもらえば失敗作を目にすることが可能です。
納得のいく手術を受けるためにも、自分の足でクリニックを回ってたくさんの症例写真を見せてもらうことは大事なことです。
この医師になら任せられる、という人物を是非探してみてください。
ベクトラ3Dシミュレーション
10,000
GBCソフトプロテーゼ鼻
255,000182,700169,000
鼻尖形成術closed法
291,000273,700191,000鼻尖形成術open法
291,000273,700191,000
鼻尖形成MAX(open法)
377,000355,600266,000鼻尖形成MAX(closed法)
377,000355,600266,000
鼻尖部軟骨移植(⽿珠)
291,000273,700191,000鼻尖部軟骨移植(⽿介)
291,000273,700228,000鼻尖部軟骨移植(耳珠耳介)
291,000273,700228,000鼻尖部軟骨移植軟⾻移植のみ
374,000346,500293,000
鼻翼縮小術(小鼻縮小術)内側法
291,000273,700211,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)外側法
340,000303,800244,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)内側外側両方
340,000303,800244,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)鼻腔内切開
377,000325,500299,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)Flap法
377,000325,500299,000
鼻柱下降術(⽿介軟⾻)
414,000359,800288,000⿐柱下降術のみ
482,000392,000338,000
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