蒙古襞の有無で印象が変わる?
蒙古襞(もうこひだ)があると目頭が離れて見える、二重幅が狭く見える、つぶらな瞳が幼い印象を与えることが多くなります。
しかし、蒙古襞があり目頭が隠れているから魅力的ではない、ということではありません。
好みは人それぞれなので、周囲からはそれが魅力的だと思われることも。
とはいえ、当の本人がぱっちりとした目元に憧れを持っていれば、深い悩みにつながってしまいます。
蒙古襞があると?
蒙古襞がある場合とない場合では、正反対の印象となります。
それぞれに良さはありますが、蒙古襞がコンプレックスの種となっている方も多いです。
では、蒙古襞があると、どのような悩みにつながるのでしょうか?
目が小さく見える
二重まぶたなのに蒙古襞が覆いかぶさっていることで目が小さく見えてしまう場合があります。
さらに、目頭に皮膚が覆いかぶさっているので、目の横幅が狭く見え、目元の印象が薄くなります。
まぶたの脂肪が多く皮膚が重なっていると目の開きも悪くなりますね。
眠たそうに見えたり、ぼんやりとした印象を与えてしまいます。
きつい印象
蒙古襞があると、目頭側の二重ラインが隠れてしまいます。
二重まぶたなのに奥二重や一重に見える悩みを持つ方も。
まぶたの開きが悪いと目が小さく見えるだけでなく視界が遮られてしまっている可能性があります。
目元の印象によっては、常に怒っているように見えたりきつい印象を与えてしまうことも。
優しい印象
蒙古襞があることで優しそうな印象を与えるケースもあります。
目頭の形が丸いと、柔らかい印象に近づきます。
柔和で可愛らしい雰囲気を作り出す可能性もあります。
離れ目にみえる
目頭に皮膚が覆いかぶさっていると、目の横幅が狭くなります。
目が細く見えるだけでなく、目と目の距離が離れて見える原因にもなり得ます。
蒙古襞があるせいで目と目のバランスが悪くなってしまうという方は意外に多くいらっしゃいます。
二重のラインが隠れる
二重まぶたなのに、二重ラインが蒙古襞に隠れているという方も多いです。
蒙古襞が目頭部分を覆っているために、二重の線が隠れてしまっているのです。
まぶたを指で持ち上げると二重ラインは現れるのに、通常時は奥二重や一重に見えるという方もいらっしゃいます。
通常時でも二重ラインがくっきりと見える「平行型二重」になりたい場合は、蒙古襞が邪魔をしてしまっています。
蒙古襞がある場合の二重の見え方
日本人の約70%は、一重まぶたであると言われています。
残りの約30%の方は二重まぶたですが、蒙古襞の有無によっては見た目の印象は異なります。
二重のタイプは、大きく分けると「平行型」と「末広型」の2種類です。
【平行型と末広型の違い】 平行型:蒙古襞がない二重 末広型:蒙古襞がある二重 |
平行型二重、末広型二重の特徴をそれぞれ詳しくみてみましょう。
平行型
「平行型二重」とは、二重ラインの始まりが目頭から離れている状態を言います。
二重ラインの始点が蒙古襞の外側であれば平行型二重であると言えますね。
平行型二重のデザインには「狭め」「ふつう」「幅広」といくつか種類があります。
いずれも、目はくっきりと大きく見えるため、目力も強く華やかな印象を与えます。
まぶたの皮膚が比較的薄い方が多いのも特徴の一つです。
末広型
二重ラインの始点が蒙古襞の内側に隠れている目元を「末広型二重」と呼びます。
目頭側の二重幅が狭く、目尻に向けて幅が広くなるのが特徴です。
二重幅があまり広くはなく、まぶたの皮膚も厚めであることが多いですね。
実は、奥二重も「末広型二重」の一つです。
幅の狭い末広型二重を「奥二重」と呼んでいるのです。
蒙古襞をなくす方法
ネット記事や動画サイトでは、蒙古襞をなくすマッサージ方法が紹介されています。
眼輪筋をほぐす、鼻根部をつまむ、といった方法で蒙古襞をなくすという方法です。
医学的な観点で見ると、あくまで目元をスッキリさせるだけにすぎません。
摩擦でかえって皮膚に負担をかけることになりかねないのでおすすめはできません。
確実な方法としては、外科手術で蒙古襞を取り除くことです。
蒙古襞に対する施術にはいくつか具体的な種類があるので、目元の状態やなりたいイメージに合わせて施術を選択しましょう。
目頭切開
目頭に覆いかぶさっている皮膚を切開・切除し、隠れていた部分を広げる「目頭切開」。
蒙古襞の内側に二重ラインが隠れていた場合は、目頭切開によって二重の線が見えるようになります。
目頭切開では、目の横幅や二重ラインの見え方、目元の印象を大きく変えることができるので、とても人気があります。
二重幅を理想に近づけたいという方は、二重術と組み合わせることでより理想の目元に近づきますよ。
GBC独自の目頭切開
当院独自の目頭切開法である「GBC式目頭切開」では、傷跡がほとんど目立たない方法で施術します。
まず、目頭から下まつ毛のキワに沿ってメスを入れ、内側の三角の部分を切除します。
その後、切開した部分の周辺を剥離し、涙丘を露出するように縫合します。
この時、皮膚の余剰が発生しないよう、丁寧に縫合します。
まつ毛のキワや下まぶたの皮膚は治りが良い部分なので、傷跡はほとんど分かりません。
切開法
蒙古襞をなくすためには、全切開などの二重術も効果的です。
全切開二重術とは、まぶたを切開し二重構造を作ることで半永久的な二重まぶたを作る方法です。
目頭切開と組み合わせることでより理想の目元に近づくケースもあります。
埋没法
糸を使った埋没法でも、蒙古襞をなくすことは可能です。
まぶたの厚みや皮膚の被さり方によっては、埋没法のみで蒙古襞がなくなるケースも。
埋没法だけで理想の目頭にならないという場合は、目頭切開と組み合わせることも可能です。
蒙古襞に関わる施術の注意点
蒙古襞をなくす外科手術を受けるうえで、最も気をつけなければいけないことは、お顔のバランスを崩さない仕上がりにすることです。
切開のし過ぎは、不自然な仕上がりになりかねません。
左右非対称になってしまった場合も、目と目のバランスが崩れてしまいます。
顔全体のバランスを崩さず、理想の目元に近づけられると良いですね。
また、わずか数ミリの切開であったとしても、まぶたに人為的負担がかかることには違いありません。
腫れが生じる、傷跡が残るリスクもゼロではありません。
さらに、蒙古襞を大きく切開することで、必ずしも美しくなれるとは限りません。
似合う施術の見極めができる医師を選ぶことも大切なポイントですよ。
施術後に腫れる可能性
目頭切開は、まぶたを切開したり縫合したりする施術ですから、術後に腫れる可能性があります。
1~2週間ほどのダウンタイムを予想してスケジュール調整しておくことをおすすめします。
術後の腫れや傷跡を残さないためには、医師の指示に従って術後の生活を送ってください。
目元が美しく見える比率
【目元の黄金比】 右目の横幅:目と目の間隔:左目の横幅 =1:1:1 |
一般的に美しいと感じられる目元は、目の横幅と目と目の距離がバランスよく整っています。
蒙古襞があると、目と目の距離が離れて見えます。
目頭切開で涙丘や白目の露出部分を広げることで、黄金比に近づけることができます。
ただし、欲張って切開の範囲を広げすぎると不自然になります。
目が近づきすぎて寄り目に見えることも…。
クリニックごとの目頭切開
多くのクリニックでは「Z形成」や「W形成」という方法で目頭切開を行っているため、数ミリ単位の微調整が難しいようです。
当院では「GBC式目頭切開」という独自の方法で手術を進めます。
傷跡がほとんど残らないだけではなく、細かく微調整しながらデザイン可能ですから、ほとんどの希望が叶います。
クリニック選びのポイント
「蒙古襞をなくしたい」「パッチリとした目が欲しい」
このような悩みを解決したいと願う方は多くいらっしゃいます。
しかし、曖昧なイメージや希望だけでは、理想の目元にすることは難しいです。
せっかく美容整形を受けても
「思ってた目元と違う…」「希望通りの仕上がりにならなかった…」
と後悔するかもしれません。
カウンセリングで伝えること
顔立ちやパーツの特徴を活かして、違和感のない美しい仕上がりにするためには、医師とのカウンセリングをしっかり行うことが肝心です。
施術に対する向き・不向きもしっかりと伝えてくれる医師は親身な医師だと言えるでしょう。
また、カウンセリングでは、目頭のどの部分をどのくらいどうしたいかを具体的に伝えてください。
ニュアンスで伝えても理想通りに仕上げてくれる医師もいますが、そういった医師はそういません。
蒙古襞をなくして二重にしたい場合は?
蒙古襞があることで、身体に何らかの悪い影響があるということはありません。
むしろ、チャーミングで魅力的に見られることがほとんどです。
しかし、目元がコンプレックスとなり美容整形を検討し始めたという方も多いです。
目元の美容整形を受けて理想の顔立ちに近づくことはとても素晴らしいことです。
ただし、目元はとてもデリケートな部分。
術後に後悔しないためにも、納得するまでカウンセリングを受けてください。
人気のあるクリニックとは?
人気のクリニックは、実績があり症例写真が豊富です。
実際の手術写真を見ることで、術後の仕上がりがイメージしやすくなりますよね。
また、実績がある医師の場合、まぶたの状態や顔全体のバランスを見て、無理のない施術提案が可能です。
美しい目元を手に入れるためには、事前にクリニックをリサーチしておくことも大切です。
数多くある美容クリニックを比較しても良いでしょう。
そのうえで医師のカウンセリングを受け、納得できるまで話し合ってください。
まとめ
蒙古襞があり、目元がコンプレックスになっているという方は多くいらっしゃいます。
今回は、蒙古襞をなくす方法として、目頭切開や二重整形についてご紹介しました。
理想的な目元に近づくためには、目元の特徴にあった施術を選ぶことが大切です。
カウンセリングでは疑問や不安点がなくなるまで質問し、納得した状態で施術を受けられると良いですね。