目頭切開の失敗例を医師が解説!目頭切開が適している人の特徴や失敗しないためのポイントもご紹介
2024.1.17

目頭切開の失敗例を医師が解説!目頭切開が適している人の特徴や失敗しないためのポイントもご紹介

目頭切開とは目を大きく見せ、印象をガラッと変えることのできる美容整形です。

目が小さい、離れ目など、目元にコンプレックスを抱える方は意外と多いです。

しかし、美容整形に不安を感じ、目頭切開に踏み込めない方も。

今回は、目頭切開の失敗例や失敗の原因、失敗したときの対処法、目頭切開が適した人の特徴などを詳しく解説します。

目頭切開で失敗?!

目元を気にする女性

目元の印象を大きく変えることができると人気の目頭切開ですが、残念ながら他院では失敗例も報告されています。

目頭切開の特徴

目頭切開は、目頭を覆う上まぶたの皮膚である蒙古襞を数mmカットし、目頭を広げる方法です。

平行二重が作りやすくなることも人気の理由ですね。

目の内側の面積が広がるため、目を大きくしたい方だけではなく、目と目の距離を近づけたい方にもおすすめです。

目頭切開を受けると目元が華やかになるのでかなり多くの方が希望されますが、残念ながら次のような失敗例もあります。

目頭切開の失敗例

・目と目の距離が近くなりすぎた
・目の大きさが想像と違った
・術前と変わらない
・傷跡が残った
・左右差が生じた など


失敗例は、もともとの目元の状態や、施術者の技術不足が原因であるケースが考えられます。

目頭切開では目頭にメスを入れるため、メリット・デメリット、リスクをしっかりと理解し、実績があり信頼できる医師の施術を受けることをおすすめします。

目頭切開失敗の原因とは?

目頭切開失敗の原因とは?

目元の悩みを解消するために、目頭切開を検討中の方は失敗に対する不安を抱いている方も多いでしょう。

目頭切開の失敗例や失敗の原因を事前に把握しておくことで、防ぐことができるかもしれません。

5つの失敗例とその原因を詳しくみていきましょう。

目と目の距離が近くなりすぎた

目頭切開をやりすぎた場合、このような失敗につながります。

左右の目が近づきすぎた、という失敗は、蒙古襞をカットする範囲が原因でしょう。

目頭切開では、蒙古襞をカットし、隠れている涙丘を露出させます。

蒙古襞を切りすぎてしまうと、目頭が開きすぎた状態になってしまいます。

このような失敗を防ぐためには、経験豊富な医師による施術が望ましいです。

目の大きさが想像と違った

術前に想像していた理想の目元からかけ離れた仕上がりであれば、失敗したと感じてしまいます。

目頭切開を受けると、もともとの目とは大きさや形が変わります。

そのため、「顔と目が釣り合っていない」「目だけが不自然になった」といった違和感を覚えるケースも。

想像していた理想と仕上がりに大きな差が生じる原因は、お客様と医師間でイメージの共有ができていなかったことが原因でしょう。

イメージにズレが生じれば、理想の目元を手に入れることはできません。

このような失敗を防ぐためには、カウンセリングの段階でなりたい目元や詳細な完成イメージをしっかりと伝える必要があります。

術前と変わらない

せっかく目頭切開を受けても、術前とほとんど変わらなければ、美容整形の意味はありません。

目頭切開で効果が得られない原因は、カットする蒙古襞の範囲や量にあるでしょう。

もともと蒙古襞が少ない、あまり張っていないという場合は、カットする範囲が狭いため効果が現れにくいです。

しかし、そういった場合でも実績豊富な医師であれば別の術式やほかのアプローチ法をご提案し、納得のいく仕上がりに近づけられるでしょう。

傷跡が残った

目頭切開では皮膚の切開、もしくは切除を行います。

目元にメスを入れるので当然傷跡ができます。

施術直後は患部に傷跡が残りますが、ほとんどの場合2週間~1か月ほどで目立たなくなっていきます。

しかし、施術後半年以上経っても傷跡が消えない方も。

◆傷跡が残る原因
・医師の技術不足
・術式選択
・施術方法
・ダウンタイムの過ごし方
・体質 など


このような原因が考えられます。

目頭切開は非常に繊細な手術ですから、経験豊富な医師の施術を受けることをおすすめします。

また、術後のダウンタイムは傷跡を残さないための期間と考え、注意事項を守って生活しましょう。

左右差が生じた

人間の顔は左右対称に近ければ近いほど整っている印象が強くなります。

しかし、すべてのパーツが完全に左右対称である人はいません。

左右の目の形、皮膚の厚み、蒙古襞の張りなども多少の左右差があるものです。

そのため、どんなに腕のいい医師が執刀しても、完全な左右対称の目を作ることはできません。

ただし、明らかに左右差があるような場合は、医師の経験不足が原因である可能性があります。

経験豊富で信頼できる医師を選び、そのうえで多少の左右差が生じるリスクがあることは理解したうえで施術を受けるようにしましょう。

目頭切開で失敗したときの対処法

目頭切開で失敗したときの対処法

時間とお金をかけて目頭切開を受けても、満足できない仕上がりになれば精神的なダメージも大きいですよね。

しかし、目頭切開の失敗は修正できる可能性があるので、まずはクリニックにご相談ください。

ここでは目頭切開で失敗した場合の、代表的な対処法をご紹介します。

◆修正手術

目頭切開の修正手術では、

・施術前の状態に戻す
・傷跡を目立たなくする
・目頭の凹凸をなくす


このような処置を行います。

次のような症状がある方は、修正手術を検討した方が良いかもしれません。

・目頭切開をやりすぎた
・蒙古襞を切りすぎた
・蒙古襞の形を変えたい
・左右の目が近づきすぎた
・傷跡が目立つ


修正手術のダウンタイム

ダウンタイムには個人差があります。

修正手術直後は腫れやむくみ、内出血などの症状が出る場合がありますが、1~2週間ほどで落ち着きます。

傷跡に赤みが生じる方もいますが、傷跡は徐々に目立たなくなり、半年ほどで気にならなくなるでしょう。

修正手術に関して条件のあるクリニックも多く、無料の修正手術は術後1年以内に限る、などと制限がある場合も。

初めて目頭切開を受ける場合は、手術を受けるクリニックのアフターケアも事前に確認しておきましょう。

◆レーザー治療

・傷跡が目立つ
・傷跡が盛り上がっている
・二重が不自然
・目頭が引っ張られている


このような症状がある場合は、レーザー治療による修正が適しています。

レーザー治療のダウンタイム

医療用のレーザー機器を使って行う施術は、修正手術に比べるとだといえるでしょう。

レーザー照射による赤みや腫れ、かゆみや皮むけなどが生じる場合もありますが、症状には個人差があります。

ただし、レーザー治療は大きな変化をもたらす治療法ではありません。

そのため、気になる部分が軽度の場合はレーザー治療を検討してみてください。

目頭切開が適している人の特徴

目の形を変え、目元の印象を変えることのできる目頭切開。

しかし、中には目頭切開が適していない方も。

目頭切開がおすすめの目元の特徴を順番にみていきましょう。

切除可能な蒙古襞がある

目頭切開とは、蒙古襞を切開・切除し、目頭を広げる手術です。

そのため、蒙古襞がない方は目頭切開で変化を出すことが難しくなります。

蒙古襞の有無は、目頭の内側にピンク色の涙丘が見えるかどうかで判断します。

蒙古襞がある人は、目頭を引っ張らなければ涙丘が見えません。

目頭を覆う蒙古襞があると、目が小さく見えたり、目と目の距離が遠く見えたりするのです。


一方で、蒙古襞が小さい場合、目頭切開で切除する範囲も狭くなります。

術後の変化があまり感じられず満足のいく結果とならないことも。

つまり、目頭切開が適しているのは、切開可能な蒙古襞のある人、ということになります。

目と目の距離が気になる

左右の目の間隔が離れている、いわゆる「離れ目」の方は目頭切開が適しています。

蒙古襞が張っていると、どうしても目と目の距離が離れて見えます。

顔の大きさや目の大きさには個人差がありますが、目と目の距離は平均35mmほどといわれています。

それ以上に離れている方は離れ目かもしれません。

愛嬌があり優しそうに見える離れ目ですが、子供っぽく見えることもあります。

離れ目を解消して大人っぽい印象になりたい、という方は目頭切開を検討してみてください。

目を大きくしたい

目頭切開では、蒙古襞にメスを入れ、目頭方向に目を大きくします。

蒙古襞が目頭を覆っていると、皮膚の面積が広くなるので、その分目は小さく見えてしまいます。

ぱっちりと大きな目はとても華やかで、多くの女性の憧れですね。

目はその人の印象を左右するパーツでもあるので、小さな目はコンプレックスになりかねません。

自分に自信を持ち、明るく前向きな気持ちになるためにもコンプレックスは解消したいものです。

目元の悩みがある方は、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

メリットの多い目頭切開

・目元の印象が変わる
・目が大きくなる
・平行型二重になる
・鼻筋が通って見える など


目頭切開にはさまざまなメリットがありますね。

アジア人に多い蒙古襞

顔の印象は、目の大きさや目の形によって変わるので、目元の悩みやコンプレックスを抱えている方はとても多いです。

特にアジア人は遺伝的に蒙古襞があり目が小さい方が多いです。

蒙古襞があると目が小さく見えたり、幼く見えたり、二重幅が狭くなったり…

そのため、蒙古襞をなくす目頭切開を受けることで、見た目のマイナス要素を一つなくすことができるのです。

心理的なメリット

見た目が変わると気持ちが晴れやかになりますよね。

メイクやファッションも楽しくなり、おしゃれして外出したいと思うようになるはずです。

目が小さい、離れ目、二重幅が狭い、といった悩みを抱えている方は、目頭切開を受けることで理想の目元に近づくかもしれません。

華やかな目元を手に入れて、明るく楽しい毎日を送ることができれば幸いです。

目頭切開で失敗しないためのポイント

目頭切開は皮膚の切開を伴う外科手術です。

失敗したらどうしよう」
理想の目元にならなかったらどうしよう」

このように不安を感じている方も多いでしょう。

ここでは、目頭切開で失敗しないために抑えるべきポイントをいくつかご紹介します。

美容外科・医師選択

最も重要なポイントは、クリニックや医師選びです。

経験と実績のある美容外科を選び、信頼できる医師の手術を受けましょう。

とはいっても、美容外科は非常に多くあり、どこが良いのかよくわからない、と迷っている方がほとんどだと思います。

だからといって、安易に美容外科を選んでしまうと失敗や後悔につながるので、下調べはしっかりと行いましょう。

経験と実績のある美容外科を選ぶ

数多くある美容外科から目頭切開を受けるクリニックを選ぶためには、まずはクリニックや医師の経験と実績をチェックしましょう。

目頭の目立つ部分にメスを入れる目頭切開は非常にデリケートな手術です。

繊細な技術と美的センスが求められる手術ですから、目頭切開の経験が豊富で、失敗などの報告例が少ないクリニックをおすすめします。

実績やこれまでの手術経験はホームページやSNSで公開しているクリニックがほとんどです。

実際に手術を受けたお客様の口コミや感想も参考にすると良いでしょう。

カウンセリングはしっかりと

目頭切開に限ることではありませんが、美容整形を受ける前のカウンセリングは非常に重要です。

カウンセラーだけではなく、術前に医師としっかりと話し合う必要があります。

お客様が思い描く理想の目元と、医師が考える仕上がりが異なれば満足のいく結果とはなりません。

術後の仕上がりイメージをとことん共有し、施術に関する不安や疑問点はしっかりと解消しておくことが大切です。



また、いくら経験が豊富で実力のある医師でも、カウンセリングが不十分であれば思い描いている目元を手に入れることはできません。

お客様目線で丁寧にカウンセリングを行ってくれるクリニックかどうか、これは非常に重要なポイントといえますね。

ダウンタイムを理解する

・傷跡が目立つ
・腫れや赤みが生じる
・内出血や出血を伴う
・抜糸までの違和感 など


目頭切開の術後はこのようなダウンタイムが生じます。

抜糸までの期間は縫合糸がついた状態で過ごすことになるので、スケジュールを調整したうえで手術を受けると良いでしょう。

縫合する糸の色を変更することも可能なので、気になる方はご相談ください。



また、傷跡や赤みなどの症状も、抜糸後すぐに消えるわけではありません。

メイクで隠すことができる程度ではありますが、気にならなくなるまでに2~3か月ほど要するケースがほとんどです。

ダウンタイムに個人差はありますが、起こりうる症状を想定したうえで手術を受けてください。

目頭切開は信頼できる医師に相談

目頭切開を検討中の方は、まずは信頼できる医師に相談しましょう。

数mmの切開を行う目頭切開は、繊細で高度な技術を必要とする施術です。

また、施術前のカウンセリングも重要で、イメージのすり合わせが正しくできなければ理想の目元を手に入れることはできません。

そのため、経験豊富で実績のある医師のもとで施術を受けることがベストです。

口コミや評判を参考に下調べをしたり、複数のクリニックで無料カウンセリングを受けたりして、信頼できるクリニックを見つけましょう。

まとめ

今回は、目頭切開の失敗例や失敗しないためのポイントについて解説しました。

目を大きくできると人気の目頭切開ですが、美容整形ですから少なからずリスクを伴います。

目頭切開で傷跡が残った、やりすぎた、失敗した、と後悔しないためにも、クリニックや医師選びは慎重に行いましょう。

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