目頭切開で不自然な目元に
目頭切開は欲張りすぎるとさまざまなトラブルに発展し、控えめだと物足りない仕上がりになってしまいます。
デザインによっては理想の目元にならなかったり違和感が残ってしまうケースも。
自分の目元に合ったちょうどいいデザインを見つけるためにも、代表的な失敗例を見てみましょう。
目の形が不自然になった
極端に大きく開かれた目頭は不自然ですよね。
左右非対称になってしまうのも自然ではありません。
目頭切開では本来、目頭の皮膚を切開し少しだけ横にずらします。
しかし移動させる皮膚が大きすぎたり縫合が均一でない場合は不自然な目元になってしまいます。
傷跡が残った
糸を使って二重まぶたを作る埋没法と違い、目頭切開ではメスを使った手術を行います。
そのため、多かれ少なかれ必ず傷ができます。
医師の腕やダウンタイム中のケアによっては傷跡が残ってしまうことも。
当院では傷跡が目立ちにくい目頭切開法をお選びいただけます。
術後の傷跡が不安な方は是非ご相談ください。
術後の傷跡、赤み、腫れには正しい手当が必要です。
塗り薬や飲み薬が処方された場合は、途中でやめずに、医師の指示通りに塗布・服用してください。
正しくケアを行っていても傷が治らない、赤みや腫れがひかないという場合はすぐにクリニックにご相談ください。
目頭切開で変わる印象
目元の印象を大きく変えたい方には目頭切開がおすすめです。
特に蒙古襞がある方が目頭切開を行うと、目元の印象ががらりと変わります。
蒙古襞とは?
日本人の約80%にあるといわれている蒙古襞。
モンゴロイドと呼ばれるアジア人に多い特徴の一つです。
蒙古襞が目頭にあると、皮膚で隠れて目が小さく見えます。
ピンク色の「涙丘(るいきゅう)」と呼ばれる部分も隠れてしまいます。
蒙古襞をなくすと?
目頭切開は蒙古襞を数mm取り除く施術です。
蒙古襞がなくなることで隠れていた部分が露出し、目の横幅が広くなります。
目のサイズや目と目の幅のバランスが整うので華やかな印象の目元に近づきますよ。
ただし、まぶたの状態、顔全体のバランスによっては目頭切開がむいていない場合も。
目元に最も適した施術を選択するためにも、事前に十分なカウンセリングを受けましょう。
タイプごとの目頭切開
「目を大きくしたい」
と一言で言っても理想のイメージや希望のデザインは人それぞれ。
目頭切開が向いている目元について見てみましょう。
末広型二重
二重ラインの始点が蒙古襞の内側にある二重を末広型といいます。
目頭の二重幅が狭く、目尻に行くにつれて幅が広くなっている状態です。
末広型二重の方が欧米人のようなくっきりとした平行型二重にしたい場合は、目頭切開が向いています。
蒙古襞に隠れていた目頭側の二重の線が、目頭切開を行うことで外側に出ます。
離れ目
右目と左目が離れている方にとっても、目頭切開は有効な施術です。
目頭切開では目の内側を広げることで目と目の距離を縮めることができます。
そのため、離れ目を解消するために目頭切開を選択する方も多くいらっしゃいます。
一重まぶた
目頭切開のみで一重まぶたを二重にすることはできません。
平行型二重に憧れがある方は、全切開法や埋没法などの二重術を目頭切開と組み合わせることをおすすめします。
一重まぶただからといって、平行型二重を諦める必要はありません。
施術方法によっては大きくぱっちりとした目元を手に入れることができますよ。
目頭切開のメリット
目頭切開は魅力が多く、美容整形の中でも人気のある施術の一つです。
それではどのようなメリットがあるのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
目が大きくなる
もともと二重まぶたでも、目頭に皮膚がかぶさっていると目が小さく見えますよね。
蒙古襞があり目頭が丸く見える場合は目頭切開が効果的です。
覆いかぶさった皮膚を取り除くことで、目を大きく見せることができますよ。
離れ目の改善
一般的に美しい目元は右目の横幅、目と目の距離、左目の横幅が1:1:1といわれています。
右目と左目の間隔が広いと「離れ目」に見えます。
目頭切開では、目と目の距離を近づけることができるので、離れ目の改善にもおすすめです!
二重が後戻りしにくくなる
目頭切開は二重術と組み合わせることで相乗効果が得られることがあります。
例えば埋没法と組み合わせる場合。
埋没法では糸を通すことで二重まぶたを作っていきます。
そのため、糸が切れてしまえば元の目に戻ってしまいます。
そこで、目頭切開を同時に行うと、埋没法で作った二重まぶたが元に戻りにくくなります。
しかし目頭切開と埋没法を組み合わせても半永久的に持続するとは限りません。
二重まぶたを長持ちさせたい方は全切開法と目頭切開の併用をおすすめします。
目頭切開で失敗した場合の修正方法
施術後の仕上がりに満足できない、理想の目元にならなかった、ラインががたついた…
など、目頭切開で失敗したと感じてしまう場合があります。
どうしても元に戻したい場合は、修正手術を受ける必要があります。
目頭切開の修正手術にはどのような方法があるのでしょうか?
切開法
目頭切開で目頭を切りすぎてしまった場合は、蒙古襞を再度作る「蒙古襞形成」を行います。
蒙古襞形成とは目頭の皮膚を下に引き下げることで蒙古襞を形成する方法。
目頭に皮膚をかぶせることで失敗した目頭切開を修正します。
ステロイド注射
目頭切開の修正術としてステロイド注射を行うこともあります。
ステロイドとはホルモンの一種で、動植物の体内で作り出される化合物。
皮膚の炎症や傷の治療に使用されています。
目頭切開でできた傷跡がなかなか治らないという場合は、ステロイド注射を行い傷跡を目立ちにくくします。
ただし、ステロイド注射には即効性がありません。
そのため、数か月通院し治療を受ける必要があります。
また、副作用の可能性もゼロではありません。
傷跡が余計にへこんでしまったり血管が浮き出たり…
考えられるリスクも多いため、治療を検討している方はまずは医師に相談しましょう。
目頭切開修正手術にかかる費用
理想の目元に近づくために目頭切開を受けても、仕上がりに納得できない、傷跡が消えないなど不満が残る方もいらっしゃいます。
費用も体への負担もかさみますがやむを得ない状況もありますよね。
ここでは目頭切開の修正にかかる費用相場をご紹介します。
是非参考にしてみてください。
修正費用の目安(両目)
蒙古襞形成:25~40万円ほど
ステロイド注射:1回6千円~
修正手術や治療費の相場はこのようになっています。
修正手術で失敗しないためには
クリニックや適用する施術によって金額は異なります。
中には修正手術自体ができないクリニックも。
施術を受けたクリニックに不信感があり、別のクリニックで修正手術を受けたいと思う方も中にはいらっしゃいます。
目頭切開で一度メスを入れた目元を元に戻すことは簡単なことではありません。
検討している方は、修正手術に長けた信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。
目元は顔の中で最も目立つパーツです。
そのため、目頭切開を受ける方は1度の手術で希望の目元に近づくことが理想的ですよね。
1度で理想の目元が手に入れば修正手術の必要がありません。
これから目頭切開を受けようと検討している方は、事前にリサーチを行いましょう。
実際にカウンセリングを受けることでクリニックや医師についても知ることができます。
まとめ
目頭切開で起こり得るトラブルには、切開のしすぎ、変化がない、傷跡が残る…
このようなものが考えられます。
デリケートな目元への施術で、一度受けてしまうと修正が難しくなります。
修正が必要ない仕上がりになれることが理想ですが、中には納得いかないケースもあります。
目頭切開の失敗をどうにかしたいと思っている方は、是非グローバルビューティークリニックにご相談ください。