
目頭切開でできた凹みのある傷跡を治す方法|修正する際に考えられるリスクも詳しく解説します
「ぱっちり二重になりたい」「小さな目を大きくしたい」と目頭切開をしてみたものの、凹みのある傷跡ができてしまったという方もいます。
今度はそれが気になるから修正治療したいけれど、普通は同じクリニックで相談するものなのかわからない。他院で修正治療を申し込んで良いのだろうか。
そんな不安を抱えている方のために、目頭切開でできてしまう傷跡の種類や凹みのある傷跡ができてしまう原因、修正治療の種類やリスクなどを詳しくご紹介します。
目頭切開で凹みのある傷跡ができる原因

どうして目頭切開で凹みのある傷跡ができてしまうのでしょう。それは個人の体質や経験の浅い医師の技術力が関係しています。
手術経験が豊富で腕の良い医師なら、凹みのある傷跡ができにくいといえます。
また、個人の体質も関係していて、例えばアレルギー体質の方は傷跡ができやすい傾向があります。
手術後に切開した部分が痛むことがありますが、気になるからといって触れると菌が入り、治りが遅くなって凹んだ傷跡ができる原因につながります。
凹んだ傷跡があるデメリット

綺麗になるために受けた目頭切開なのに、抜糸をして赤みや腫れが引いた後も見た目に違和感が残る可能性があります。
また、「手術をした」と周囲に気づかれやすくなるかもしれません。
目頭切開そのものに高額な費用が掛かるうえ、凹んだ傷跡を治すための治療費という金銭的な負担が大きくなるのも辛いところです。
目頭切開による凹み以外の傷跡

目頭切開の手術では、凹みのある傷跡(陥凹性瘢痕)とは違う傷跡ができてしまう可能性があります。
せっかくの綺麗になるための手術ですから、傷跡は残したくありません。そこで、どういった傷跡があるのかを簡単にご説明していきます。
ひきつれたような傷跡
目頭切開の術式のひとつ「三日月型切開法」で手術した後にできやすい傷跡です。
三日月型切開法は傷跡が残りやすくデメリットの方が多いという理由で、三日月型切開法を提案するドクターは少数派になっています。
ひきつれたような傷跡ができにくい「W法」・「Z法」・韓国流目頭切開とも呼ばれる「リドレープ法」での手術を採用しているドクターの方が多いです。
そのため、ひきつれたような傷跡はドクターの技術力次第で回避できるといえます。
ケロイド
ケロイド状の傷跡も凹みのある傷跡と同じく、体質によってできやすい傷跡です。
ケロイド体質の場合、怪我や火傷をした際に赤く盛り上がったような傷跡になるため、手術の跡も同様にケロイド状になることがあります。
ケロイド状の傷跡を残さないためには、医師とのカウンセリングをしっかり行うことが大切です。
市販のケロイド対策用の軟膏もありますが、悪化する可能性もあるので、まずは医師に相談してみてください。
目頭切開による凹みのある傷跡の修正方法

たとえ目頭切開によって凹みのある傷跡ができてしまったとしても、修正治療をすることでほとんど目立たなくすることが可能です。
それでは、どんな修正方法があるのかを詳しくご紹介していきます。
脂肪注入
脂肪注入は凹んでしまった部分に脂肪を注入して、凹みを目立たなくします。あまり時間をかけず、周囲にバレずにできる修正方法です。
自分の皮下脂肪から血液や老廃物などを除去したナノCRFを注入する場合は、一般的な脂肪注射よりも効果が期待できます。
ナノCRFは主にエイジング治療に用いられており、シワやたるみを目立たなくするために注入するものです。
目頭切開でできてしまった凹んだ傷跡の修正治療にも効果的で、しかもダウンタイムも少なくて済みます。
しかし、腹部や太ももから脂肪を採取する必要があり、その施術に手間がかかるのがデメリットです。
切除縫合法
凹んでいる傷跡部分を一度切り取り、もう一度縫い合わせるという修正方法です。
凹みのある傷跡だけでなく、目頭切開によってひきつれた傷跡ができてしまった場合にも用いられます。
目頭切開と同じ「Z形成術」や「W形成術」で手術を行うのが一般的です。
なお、切除縫合法は傷跡を完全に無くすというよりも、目立たなくするという修正治療方法とされています。
再び体にメスを入れることへの不安や、目立たなくするという方針に納得できない方には、あまりおすすめできない方法です。
ステロイド注入

凹みのある傷跡だけでなくケロイドになった傷跡の修正治療にも有効なのが、ステロイド注射をする方法です。
脂肪注入と同様に、傷跡部分に直接ステロイド剤を注入するので、高い効果を期待できるうえに、メスを入れるよりも精神的・金銭的な負担が少なくて済みます。
しかし月1回のペースで何度もステロイド注射をしなければならず、効果が出るまで時間が必要です。
ステロイド剤が合わない場合は毛細血管が浮き出てしまったり、傷口がもっと凹んでしまうリスクがあります。
蒙古ひだ形成

目頭切開は蒙古ひだを切除して目を大きくみせる手術ですが、切除した結果見た目に大きな違和感ができてしまった場合は、蒙古ひだを形成し直します。
元の見た目に近い状態に戻すのが、蒙古ひだ形成です。
特に、寄り目に見えてしまう場合などは、蒙古ひだを形成し直すことが多いです。主に「逆Z法」・「V-X法」を用いた手術を行います。
切除した蒙古ひだを再形成すると同時に、切り取った目頭を覆うように皮膚をかぶせて縫合する仕組みです。なお、凹みのある傷跡部分を隠す治療にも用いられます。
しかし、再びメスを入れて目元を形成し直すので、前回よりも腕の良い経験豊富な医師を探しだすことが絶対条件です。
そのため、蒙古ひだ形成の経験が豊富なドクターを見つけ、カウンセリングから手術と時間がかかってしまうのが難点となっています。
また、必ずしも凹みのある傷跡だけ治るのではなく、二重の形が末広から平行へと変わってしまう可能性もあるのがデメリットです。
凹みのある傷跡の修正で考えられるリスク

綺麗になるための目頭切開にリスクがあるように、凹みのある傷跡を修正する治療や手術にもリスクが伴います。
どういったリスクを考えておくべきなのか、ぜひ知っておいてください。
整形がバレる
目元の印象が何度も変わったら、周囲に整形したことを気づかれやすくなります。目頭切開をして目元の印象が変わり、また大きな変化があったとしたら当然です。
また、目頭切開と修正治療を何度も繰り返した場合、どうしても目元に違和感が出てしまいます。どんなにメイクやメガネ、髪型で隠したとしても、気付かれやすいです。
隠す気が無い方は問題になりませんが、周囲に隠れてクリニックに通っている方には大きなリスクになってしまいます。
感染症
何度もメスを入れることは、体に大きな負担をかけるリスクがあります。
目頭切開とその傷跡の修正のために2回メスを入れたとすれば、当然目への負担が大きくなり、傷口が化膿するといった感染症にかかりやすくなります。
なお、どんな手術でも同意書を提出しますが、そこには「感染症にかかるリスクを理解しています」という意味合いの文章があるのです。
凹みのある傷跡の修正治療をして感染症にかかってしまった場合、クリニックから抗生物質などの治療薬が処方されます。
しかし、目元やまぶたの腫れが長引く可能性があり、目の健康にも決して良いとは言いきれません。
内出血

感染症と同じ理由で、内出血を起こしやすくなるというリスクがあります。内出血を起こすとメイクで隠しきれなくなり、整形がバレやすくなるのです。
また、治療後に目の腫れが引くまで時間がかかるなどの問題が起こります。
感染症と同様、目への負担が大きくなるので、事前の体調管理や治療後に目を清潔に保つ努力が必要です。
瘢痕
凹みのある傷跡を修正するための治療ですが、医師の技術力によっては、傷跡が増えるだけになってしまうかもしれません。
傷跡が増えると、それだけ次の修正治療の難易度も上がります。
経験豊富で腕の良い、「名医」と呼ばれるドクターを探すことがリスクを回避する一番の近道です。
しかし、遠方にクリニックがあったり予約が取れなかったりと、名医に依頼するのは時間がかかり難しいかもしれません。
ですが、傷跡の修正のリスクや金銭的な負担を考えれば、時間がかかっても名医に依頼するのがベストです。
凹みのある傷跡の修正治療にかかる費用

修正治療が上手くいくかどうかも気になるところですが、どのくらいの費用がかかるのかも気になるところです。
ちなみに、両目の目頭切開手術だけでも平均で20万円〜30万円が相場です。
修正治療は、蒙古ひだ形成の場合は両目で50万円前後、切除縫合法は両目で10万円前後かかります。
医師によっては脂肪注入と蒙古ひだ形成を併せた修正治療を行うので、費用は大きく変わり、個人差も出てきます。大抵は相場よりも高くなると考えておいてください。
他院での目頭切開の修正・手術をしたクリニックでの修正費用という状況によっても費用は変わってくるのでチェックが必要です。
目頭切開手術のアフターケアを基本無料にしているクリニックもあるので、費用がネックの場合にはアフターケアの有無でクリニックを探す手もあります。
目頭切開でできた傷跡の凹みが気になるなら

もともと目元は、顔のパーツの中でも他人によく見られる場所ですし、ご自身でも気になりやすい部分です。
だからこそ、目頭切開をして傷跡が残ってしまうと、他のどの部分よりも気になってしまいます。
ですが、抜糸後すぐに「腫れているから修正治療を考えよう」「赤みが残っているから傷跡が残る」とは思わないでください。
術後、半年は経過観察をした方が良いです。半年経っても凹みのある傷跡が治らないようでしたら、クリニックで修正治療の相談をしてください。
修正治療の相談をする際、目頭切開を行ったクリニックに行くべきか悩む方もいるはずです。
傷跡ができる原因のひとつに、担当した医師の技術力不足があると説明しました。
担当の医師の言動や経歴に不安を覚えた場合には、他のクリニックを探してみてください。
最初に目頭切開をしたクリニックのアフターケアを受ければ、時間や費用は短縮できます。しかし、同じドクターに不安を覚える方も多いはずです。
そういった時のために、他院で受けた目頭切開の修正を受け付けているクリニックもあります。違うクリニックで、まずはカウンセリングを受けてみるのがオススメです。
目頭切開による傷跡修正の相談はグローバルビューティークリニックへ

目頭切開でできた凹みのある傷跡のアフターケアを十分に受けられなかった。担当のドクターの技術力が不安だから他院で修正治療を受けたい。
そんな方には、グローバルビューティークリニックでカウンセリングを受けてみるのをオススメします。
当院は、他院修正手術の相談も受付けているクリニックです。修正手術後のアフターフォローサービスも行っているので、お気軽にご相談ください。