仕事する女性
2024.3.5

眼瞼下垂手術後はどのくらいで仕事復帰できる? ダウンタイム中に気をつけるべきこともご紹介します

一般的に眼瞼下垂手術は二重手術よりも腫れやすいと言われています。

眼瞼下垂手術のダウンタイムや、どのくらいで仕事復帰できるかが気になっている方も多いと思います。


今回は眼瞼下垂手術後の過ごし方やお休みを取る期間などについて詳しくお話しします!

ダウンタイム中に気を付ける点についても事前にチェックしておきましょう!

眼瞼下垂の概要

【眼瞼下垂の場合…】
・目を開けるときに額の筋肉を使っている
・額の筋肉を使わずに目を開けるとまぶたが瞳孔にかぶさる
・上まぶたが黒目にかぶさる


これらに当てはまる場合、眼瞼下垂であると言えます。

眼瞼下垂の医学的な診断基準は、瞳孔の中央と上まぶたの縁の距離が3.0~3.5mm以下になった場合と定められています。

しかし、判断基準に当てはまらない場合でも、眼瞼下垂によって眼精疲労、頭痛、肩こりなどの症状が現れる場合もあります。

また、眼瞼下垂と言っても原因や症状はさまざま。

【眼瞼下垂の種類と症状】
・腱膜性弛緩性眼瞼下垂:腱膜がのびて緩んでしまう
・腱膜解離性眼瞼下垂:腱膜が外れてしまっている
・眼瞼痙攣:まぶたの痙攣によって目を開けられない
・皮膚弛緩性眼瞼下垂:まぶたのたるみによって視野が狭くなる


このように眼瞼下垂にはさまざまな種類があります。

大きく分けると「先天性眼瞼下垂」と「後天性眼瞼下垂」の2種類があります。

簡単に言うと、生まれつきまぶたの開きが弱い人もいれば、大人になってから眼瞼下垂の症状があらわれる人もいるのです。

【眼瞼下垂の症状】
・目が疲れる
・肩こり
・疲れて見える
・老けて見える
・目が小さく見える


眼瞼下垂は目や肩に負担がかかるだけではなく、審美的な問題もあります。

そのため、年齢問わず眼瞼下垂手術を受ける方が増えています。

先天性眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂は生まれつきまぶたの開きが弱く、出生直後から見られます。

まぶたを持ち上げる筋肉である眼瞼挙筋がうまく働いていないことが原因の一つです。


片目の場合もあれば両目の場合も。

先天性の場合、症状によっては視力の発達にも大きく影響します。

成長の様子を見ながら手術も検討しなければなりません。

後天性眼瞼下垂

後天性眼瞼下垂は、成長や加齢に伴ってまぶたの開きが弱くなります。

原因はさまざまですが、多くは加齢によるもの。

まぶたの皮膚のたるみ、筋肉の緩みが原因で眼瞼下垂につながります。


加齢性眼瞼下垂のほかには、神経麻痺、神経異常、外傷・薬による眼瞼下垂が考えられます。

眼瞼下垂手術の種類

眼瞼下垂手術の種類

まぶたの開きをよくするために『眼瞼下垂手術』を行います。

【眼瞼下垂手術の種類】
①眼瞼挙筋前転法
②筋膜移植法
③眼瞼下垂埋没法


それぞれの手術方法を順番に解説していきます!

①眼瞼挙筋前転法

形成外科や美容外科で広く取り入れられている一般的な術式が眼瞼挙筋前転法。

皮膚を切開し、上眼瞼挙筋と腱膜をまぶたの内側の瞼板に縫合固定していきます。


緩んでしまった上眼瞼挙筋と腱膜を前転し瞼板に固定することで、目の開きを改善します。

美容外科では二重まぶた手術と同時に行うことも可能ですよ。


切開でたるんでしまった挙筋と腱膜を固定するため、確実な効果が期待できる術式。

一方で、まぶたを切開するのでダウンタイムが長い点がデメリット。

一度手術を行うと、元に戻すことも難しくなります。

②筋膜移植法

吊り上げ術とも呼ばれる筋膜移植法。

眉毛を上げる筋肉である前頭筋と瞼板をほかの部位から採取した筋膜でつなぐ術式です。


筋膜移植法は、主に①の眼瞼挙筋前転法では治療が難しい重度の症状の方に行います

③眼瞼下垂埋没法

眼瞼下垂埋没法は糸で上まぶたの開きをよくする施術です。

まぶたの裏側の筋肉を糸で縫い、縮めていきます。


切開することなく治療ができるので、ほかの手術よりもダウンタイムが短く済みます。

痛みや腫れが最小限で済む一方、糸が外れて元に戻ってしまう可能性があります。

また、重度の眼瞼下垂の治療は難しい点もデメリットです。

眼瞼下垂手術後はどのくらいで仕事復帰できる?

仕事復帰するまでの期間

まぶたを切開する場合、ダウンタイムは2週間前後みておいた方がいいでしょう。

個人差はありますが、強い腫れは1~2週間続き、内出血がある場合は10日前後で落ち着きます。


通常、手術の1週間後に抜糸をします。

術後1週間程度はまぶたに糸がついている状態なので、手術したとすぐにわかってしまいます。

そのため、最低1週間はお休みした方がいいかもしれません。



完全に腫れが治まるまでは1~2か月ほどかかります。

腫れが心配な方や職場の人にバレたくない方は、2~4週間ほどお休みがあると安心ですね。



抜糸翌日からメイクは可能になります。

そのため、長期休みが取れない方やバレることを気にしない方で、抜糸の翌日から仕事復帰している方も。

仕事内容によっても仕事復帰のタイミングは異なります。


ダウンタイム期間を加味してお休みの計画を立てておきましょう。

ダウンタイム中に気をつけるべきこと

ダウンタイム中の間違った行動によって、腫れが長引いたり傷が治りにくくなる恐れもあります。

反対に、生活上の注意をしっかり守ってダウンタイムを短くすることも不可能ではありません。

【ダウンタイム中のNG行為】
・傷を濡らす
・湯船につかる
・コンタクトレンズの着用
・運動や力仕事
・アイメイク


ダウンタイム中は禁止事項が多く、生活が制限されてしまいます。

しっかりと守ってダウンタイムを長引かせないようにしましょう!

傷を濡らさない

通常手術当日からシャワーや洗顔は可能です。

しかし、傷口への刺激を最小限に抑えるために、なるべく傷を濡らさないようにしましょう。

傷口を清潔にすることは大切ですが、濡らしたり洗いすぎた場合傷の治りが遅くなることも。


洗顔する場合は指の腹で優しく触る程度にしましょう。

少なくとも抜糸まではふき取り洗顔を使うなど濡らさない工夫が必要です。

湯船ではなくシャワーにする

抜糸するまでは湯船につかることを避けてください。

身体を温めて血行が良くなりすぎると腫れがひどくなる場合があります。

感染のリスクも上がるのでシャワーのみで済ませるようにしてください。

コンタクトレンズの使用を控える

コンタクトレンズは術後1週間から使用可能です。

しかし皮膚やまぶたへ負担がかかるので、腫れや赤みが治まるまではメガネのほうが良いでしょう。


手術方法によってもコンタクトレンズの使用可能時期は異なります。

コンタクトレンズの使用が必要な方は必ず医師に確認しましょう。

力仕事や運動は控える

血行が良くなる行動は、術後しばらくは控えるべきです。

入浴同様、力仕事や運動は最低でも1週間は控えましょう。

運動を再開する場合は、軽い運動から徐々に始めましょう。

いきなり激しい運動は避けた方がいいですね。

アイメイクはしない

メイクは抜糸翌日から可能ではありますが、傷口への負担を考えてしばらく控えることをお勧めします。

完全に傷口が治るまでは、アイメイクは控えた方がいいですよ。



傷口にアイシャドウなどが入ることで、色素沈着の恐れがあります。

感染のリスクも高まるので注意が必要です。


アイメイクを落とす際も、こすったり強い力を与えないように気を付けましょう。

術後のケアを怠らないようにすることが肝心

誰だってダウンタイムは短い方がいいはずです。

術後の腫れや赤みを早く引かせるには術後のケアが重要となります。

どんなにダウンタイムが短い施術であっても、術後のケアを怠ってしまうとダウンタイムがずるずると伸びてしまいます。


眼瞼下垂手術後の仕事復帰やダウンタイムはやっぱり気になりますよね。

腫れや赤みを早く落ち着かせるには、術後のケアを怠らないようにしましょう!

早く仕事復帰するためにもクリニック選びが重要

ダウンタイムを早く終わらせるには、お客様本人の術後の過ごし方がとても大切です。

しかし、どんなにケアを頑張っても、治療自体が適切でない場合はダウンタイムが長引いてしまいます。

最悪の場合、感染や炎症の恐れもあるので、クリニックや医師選びは慎重に行いましょう。



術式、症例、実績もクリニック選びのポイントですが、傷口や赤みに対するアフターフォローがあるかどうかも必ず確認してください。

術後も親身になってくれるクリニックだと安心して施術を受けられますね。

眼瞼下垂手術で悩みがある場合は専門の医師に相談しよう

パソコンやスマートフォンの利用によって目を酷使している現代人の生活は、眼瞼下垂のリスクが高い生活と言えます。

コンタクトレンズの使用、アレルギー、アトピー、などが原因で眼瞼下垂になる方も。

眼精疲労や肩こり、頭痛などあらゆる症状を引き起こす原因にもなります。



まぶたの開きが悪くなった、目を開けるときにおでこの筋肉を使ってしまう、といった方は眼瞼下垂の傾向があるかもしれません。

眼瞼下垂かも、と思ったら症状が進行する前に医師に相談しましょう。



まぶたの切開を伴うイメージが強い眼瞼下垂手術ですが、切らずに治療することも可能です。

二重幅を同時に調整することも可能なので、ぱっちりとした目が手に入りますよ。

ただし、審美的な観点で眼瞼下垂手術を成功させるためには、医師の技術や知識が必要です。

眼瞼下垂に悩む方は、まずは信頼できる医師に相談しましょう。

まとめ

今回は眼瞼下垂手術についてお話ししました。

一般的に1~2週間のダウンタイムが必要な手術ですから、半月以上あけてから仕事に復帰する方が多いですね。

ダウンタイムが少ない施術を選択することやダウンタイムを短くする過ごし方もできます。

まぶたの開きに悩む方は『眼瞼下垂手術』も視野に入れてみてください。

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