レーザー機器の写真
2024.2.29

【トライビームプレミアム】レーザートーニングやジェンテクニックが効果的な肌悩みとは?

シミや肝斑が気になる」「色素沈着やくすみをなんとかしたい」

このような悩みを抱えている方は意外に多くいらっしゃいます。

今回はトライビームプレミアムを使った肌施術について解説します。

レーザートーニングやジェンテクニックといったモードを搭載する機器ですから、さまざまな悩みに効果があります。

機器の特徴や得られる効果について詳しくみていきましょう。

トライビームとは?

トライビームプレミアム(TRI-BEAM PREMIUM)とはポテンツァを開発したJeisys(ジェイシス)社が取り扱うレーザー機器の一つ。

通常のレーザーでは治療できない肝斑にも対応していることからとても人気があります。

2つの波長・4つのモード・2つのハンドピースを使い分けて施術するため、さまざまな使い方が可能です。

オールラウンダー的存在のトライビームですが、まずは搭載されている2つの波長についてみてみましょう。

2つの波長

トライビームとは2つの波長が搭載されたQスイッチNd:YAGレーザーです。

皮膚の浅い層に届く532nm、深い層に届く1064nmの2種類から選べます。

レーザーが届く深さが異なるため、532nmのレーザーと1064nmのレーザーを使い分け照射することで、さまざまな症状に効果が期待できます。

532nm

表皮性色素疾患の表

532nmのレーザーでは比較的浅い層にある表在性色素性疾患に効果があります。

1064nm

深在性色素性疾患の表

1064nmのレーザーでは表在性色素性疾患だけではなく、深在性色素性疾患にも効果が期待できます。

4つの搭載モード

モードと深さと目的の表

トライビームには4つのモードが搭載されています。

悩みに合わせてモードを切り替えることでマルチに活躍するトライビーム。

それぞれどのような効果が得られるのでしょうか?

Gモード

1064nmのレーザーを使ったGaussianモードは、タトゥーの除去に適しています。

深い部分にあるホクロに対して照射することもできます。
※当院では行っておりません

THモード

レーザートーニングができるTHモード。

正常な皮膚にダメージを与えずにメラニン色素を破壊します。

そのため、メラニンが原因で起こるシミやそばかすが気になる方におすすめのモードです。

レーザーでの治療が難しい肝斑に対しても照射可能ですよ。

GNモード

1064nmのレーザーを使ったジェンテクニックモード

毛穴を引き締める、血流を良くする、コラーゲンを増やすといった効果が期待されます。

血行不良による青クマや色味のない唇にも効果があります。

2種類のハンドピース

ハンドピースのイメージ図

レーザーの長さ、モードのほかにハンドピースにも種類があります。

直径が2~10mmのハンドピース、直径が7mmのハンドピースを使い分けて照射します。

ズームハンドピース

Gモードで使用するズームハンドピース。

2〜10mmの中で悩みに適した直径に設定して使用します。

1mm単位で微調整できる特徴があります。

主に太田母斑やADM、タトゥー除去時に使用されます。

コリメーションハンドピース

照射面積イメージ

トーニングやジェンテクニックで使用される7mmのハンドピース。

5mmのハンドピースに比べて7mmのハンドピースは照射面の面積が2倍ほどになります。

同時に、レーザーが届く深さも深くなります。

2つの特徴

メラニン色素が原因のシミやそばかす、ホルモンが原因の肝斑、血行不良が原因の青クマなどさまざまな悩みに効果が期待できるトライビーム。

ほかのレーザー機器にはない特徴がいくつもあるので、順番にご紹介します。

肌治療を検討中の方は必見ですよ。

◆THモード(TOP HAT)

レーザー先端のイメージ図

トライビームにはTHモードが搭載されています。

通常、レーザーの先端はとがっているため肌への刺激が避けられません。

さらに、刺激が強い部分とあまり効果のない部分で差が生じます。

その点、レーザーの先が均一になったTHモードでは、肌へのダメージが最小限に抑えられます。

点ではなく面で照射可能なトライビームでは、肌へのダメージを抑えながら最大限の効果が発揮されるのです。

◆PTP機能

PTP機能イメージ図

レーザートーニング専用のPTP機能。

図のように、レーザーが2段階で照射されます。

照射エネルギーを維持したまま2回に分けることで、効果はそのままで炎症は抑えられるというメリットがあります。

敏感肌でも受けやすいので、レーザー治療に抵抗のある方にもおすすめです。

トライビームでできること

レーザーの長さやモード、ハンドピースを組み合わせることでさまざまな悩みに効果的なトライビーム。

具体的にどのような悩みに効果があるのでしょうか?

肝斑治療

トライビームの最大の特徴は肝斑治療ができる点です。

通常、肝斑にレーザーによる刺激が加わると悪化してしまいます。

シミやそばかすに照射できるレーザーは数多くありますが、肝斑治療ができる機器はそう多くはありません。

しかし、肝斑はシミとの区別が難しく、ご自身で判断することはおすすめできません。

肝斑治療を検討中の方は、専門の医師に相談してから施術を受けるようにしましょう。

シミ・そばかす治療

レーザートーニングでは高出力のレーザーを均一に照射します。

正常な皮膚を傷つけずにメラニン色素にのみ反応します。

シミやそばかすだけではなく、くすみや肌の色むらにも効果的ですよ。

表皮の深層に根付いているそばかすに関しては、トライビームだけでの治療は難しいことがあります。

その場合はほかのレーザーと併用することをおすすめします。

コラーゲンを増やす

真皮層に働きかけるジェンテクニックでは毛穴悩みやニキビ跡の改善が期待できます。

コラーゲンを増やす効果もあるため、肌のハリや弾力を取り戻したい方にもおすすめです。

赤み改善

ジェンテクニックはヘモグロビンに作用します。

そのため、血行不良が原因の青クマ、色味のない唇、ニキビ跡の赤みなどに効果があります。

顔の赤みが気になる方にもおすすめの施術ですよ。

皮脂の分泌を抑える

ジェンテクニックには皮脂バランスを整える効果もあります。

皮脂量が多くニキビができやすい方、部分的にテカリが気になる方…

皮脂悩みをお持ちの方にも効果的な施術です。

皮脂バランスを整えてニキビのできにくい肌を目指しませんか?

トライビームでよくある質問

レーザートーニングやジェンテクニックを検討中の方からよくいただく質問をご紹介します。

Q.照射時の痛みはありますか?

A.輪ゴムでぱちんと弾かれたような感覚があるでしょう。

麻酔なしで施術しますが、強い痛みはほとんどありません。

人によっては熱を感じる場合もありますが、我慢できない痛みを伴うことはないでしょう。

Q.ダウンタイムはどのくらいですか?

A.レーザーによる熱エネルギーを与えるため、照射後に赤みが出ることがあります。

数日中に消失するのでご安心ください。

Q.メイクはいつからできますか?

A.施術後からメイクが可能です。

帰宅中に日焼けしないよう、日焼け止めの使用をおすすめします。

Q.ほかの施術と併用できますか?

A.エレクトロポレーションを一緒に受けることをおすすめします。

肝斑治療やシミ治療であれば、美容内服や外用薬をセットで取り入れることでより効果を感じやすくなります。

まとめ

今回はトライビームプレミアムでできることをご紹介しました。

レーザートーニングでは肝斑治療やシミ取りなどメラニン色素が原因の悩みが改善されます。

ジェンテクニックではコラーゲンを増やす、血行改善、赤みを抑えるといった効果が期待できます。

肌の悩みによって適した施術が異なるため、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

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