
鼻尖形成術後に戻る原因を解説|鼻尖形成が戻る場合の対処法や修正での注意点もご紹介
自分の顔にコンプレックスを抱いている方は多く、なかでも顔の中心にある鼻を気にしている方がいらっしゃいます。
鼻が低い・小鼻が大きい・団子鼻などその理由はさまざまです。その対処法の1つとして、クリニックで行われる鼻尖形成術があります。
鼻尖形成術は小鼻を小さくしたり、鼻先を細くしたりする手術で、この施術を行うと鼻筋が通ったシャープな印象を与えることが可能です。
しかしこの鼻尖形成術後に鼻が元に戻ってしまったという声を度々見かけます。
そこで今回は鼻尖形成術後に鼻の形が戻る原因と、その場合の対処法や修正するときの注意点をご紹介していきます。
これから鼻尖形成を検討している方、既に手術を受けた方も、今後の予備知識としてぜひご参考になさって下さい。
鼻尖形成は戻る可能性がある?

鼻尖形成とは小鼻が大きい方や鼻全体がぽってりとした方の鼻先を細くすることで、シャープな印象を与える手術です。
しかしこの鼻尖形成をした後、鼻が元に戻ってしまうという話をよく耳にします。実際に鼻尖形成術後に元に戻る可能性はあります。
しかしこれは施術を受けた全員が戻る訳ではなく、必ず何らかの原因があるために戻ってしまうのです。
手術を受ける際には元に戻るリスクについてもよく理解したうえで、施術を受けることが大切です。
鼻尖形成が戻る原因

上記で鼻尖形成後に戻る可能性があるとお伝えしましたが、具体的になぜ戻ってしまうのか、その原因についてご説明します。
正しい施術を受けられていない
一口に鼻尖形成術といっても、さまざまな方法があります。
そのためご自身の鼻の状態と理想の鼻とを照らし合わせながら、よりピッタリの施術方法を専門医が選択します。
しかし、鼻の状態に合わない施術や難易度の高い施術を受けていると後戻りする可能性があります。
ほとんどのクリニックは、経験や実績などを積んだ専門医がしっかりと対応してくれます。
しかし、なかにはあまり経験がなかったり、しっかりとカウンセリングを行わなかったりするクリニックもゼロではありません。
施術を行うクリニックを選ぶ際は医師の実績や経験の有無、カウンセリングなどケアをしっかり行っているかなどを確認するようにしましょう。
糸を使った施術を受けている
鼻が元に戻ってしまう原因として、糸を使った施術を受けていることが挙げられます。
糸を使った形成術はメスなどで切開しないため、手術自体が短時間で終わり、皮膚への負担も少なく済みます。その結果ダウンタイムも軽くなります。
そのため、特にプチ整形といった領域で、鼻だけでなく顔のさまざまな部位で糸を使った施術が行われています。
しかし、この糸を使った施術にはデメリットとして時間の経過とともに「元に戻る」可能性が考えられます。
糸で組織を縛って吊ったり、引っ張ったりすることで形を形成しているため、糸が次第に弛んできてしまうのです。
どんなに腕の良い医師が施術を行ったとしても、糸の変化までは対応できません。
その結果、数年で形が元に戻ってしまいます。手軽に受けられる糸による形成術ですが、元に戻らない施術を希望されている方にはあまり向かない方法とも言えます。
鼻尖形成が戻る場合の対処法

鼻尖形成で元に戻る原因をお伝えしたところで、続いては実際に戻ってきてしまったときにできる対処法をご説明します。
他院で修正手術を受ける
もし対応が芳しくないクリニックで施術を受けたことにより、戻ってしまった場合は、他院で修正手術を受ける方法があります。
同じクリニックでの施術も可能ですが、同じようにまた戻ってしまう可能性が高いため、別のクリニックを選択することをおすすめします。
また他院で修正手術を受けるときには、どのような鼻をイメージしてどんな内容の施術を行ったのかを、できる限り、医師に詳しく説明しましょう。
傷の状態や手術跡を見てある程度把握できる部分もありますが、施術を受けたご自身の話はとても大切なカウンセリング材料になるからです。
複数の施術方法を組み合わせる
鼻に対する処置には鼻尖形成だけでなく、他の施術方法を組み合わせることにより改善されることもあります。
例えば、鼻の施術には以下のようなものがあります。
・鼻中隔延長術
・シリコンプロテーゼ挿入
・鼻翼縮小術
いずれも鼻の形を改善するために行う施術の1つです。
鼻中隔延長とは文字通り短い鼻先を長くさせる施術で、鼻が短いことにコンプレックスを抱いている方に向いています。
またシリコンプロテーゼ挿入はシリコンを注入することで鼻の高さや形を整えていく方法で、高さや形にお悩みがある方におすすめです。
そして鼻翼縮小は鼻翼(小鼻)を小さくする施術で、小鼻の広がりや大きさが気になる方に向いています。
このように鼻を美しく整える方法には鼻先を細くする鼻尖形成術だけでなく、鼻の高さ・大きさ・形など、目的によって複数あります。
鼻尖形成だけでなく他の施術方法にも視野を広げることで、後戻りの対処だけでなく、より理想の鼻に近づけることができる可能性が高まります。
鼻尖形成の修正での注意点

鼻尖形成の修正手術を受けるにあたり、いくつか注意していただきたいことがあります。続いては修正手術における注意点についてご説明します。
必ずしも修正で効果が得られるとは限らない
鼻尖形成に対する修正手術を受ける場合、手術をしても効果が得られるとは限らない可能性があります。
元に戻った鼻の状態にもよりますが、組織の状態や施術跡によっては修正手術の方法に制限があるためです。
ご自身が考えている修正後の状態と医師が想定している状態に齟齬が生まれないよう、しっかりと事前に相談しておくことが大切になります。
初回手術よりダウンタイムが長くなる可能性がある

修正手術の場合、前の担当医の手術による患部の癒着や瘢痕が組織に生じていることがあり、初回の手術よりもダウンタイムが長くなる可能性があります。
その結果、修正手術後は赤み・腫れ・内出血などでダウンタイムも長くなる可能性を想定しておきましょう。
心配な方はこれから行う施術では、具体的にどのような副作用が考えられるかを、担当医に確認しておくとよいです。
大切なイベントや会議などがないかのスケジュール調整を行っておくことも大切です。
修正が困難な場合がある
可能性としては多くはありませんが、修正が困難なときもあります。例えば、軟骨が変形している場合や切り取られている場合です。
軟骨は文字通りとても柔らかく、簡単な力ですぐに変形してしまいます。一度変形してしまった軟骨を、元の状態に戻すことはとても難しいです。
また切り取ってしまったものは元には戻せないため、修正できない可能性が高くなります。
鼻尖形成術の種類

鼻尖形成術について後戻りするというお話を聞いて、少し怖いイメージを持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、経験のある美容整形外科医が正しく施術すれば基本的に心配はありません。続いては鼻尖形成術の種類についてご説明します。
鼻尖形成術には主に「オープン法」と「クローズ法」の2種類があります。具体的にどのような方法なのかをみていきましょう。
オープン法
オープン法とは、両側の鼻の中と鼻柱の部分を切開して、左右の軟骨を露出して行う手術法です。
軟骨を露出させることにより、施術者が目視で確認をしながら手術できるため、軟骨をより繊細に微調整しながら処置することができます。
ただし鼻柱から鼻の中にかけて切開するため傷が表にできます。しかし、この傷はしっかりと縫合することで、次第に目立たなくなるためあまり心配はいりません。
しばらくの間小さな傷ができても問題ない方、より正確で精密な施術を希望される方はオープン法がおすすめです。
クローズ法
クローズ法は、左右の鼻の中のみを切開して処置をする手術法です。オープン法とは違って鼻柱の切除がない分、表に傷が残らないのが特徴です。
切開する面積が少ない分肌への負担が少なく、ダウンタイムもオープン法に比べて短く済む傾向にあります。
一方で、クローズ法は切開する範囲が狭く、鼻の中という限られた視野の中で施術をしなければなりません。
鼻全体のバランスを確認しながら、適切に組織を切除したり、縫合したりしなければならないため、施術者の高度な技術が必要となります。
このオープン法とクローズ法ですがどちらも対応しているクリニックもあれば、オープン法のみを採用しているクリニックもあります。
ご自身の受けたい手術方法が受けられるかをあらかじめ確認するようにしましょう。
鼻尖形成術で得られる効果

上記で鼻に対する施術にはさまざまな方法があるとお伝えしましたが、鼻尖形成術では鼻に対して、具体的にどのような効果が得られるのかをご説明します。
団子鼻を改善できる
鼻尖形成術を行うことで「団子鼻」を改善できます。団子鼻は丸くて大きめのぽってりとした鼻のことです。
鼻先(鼻尖)をより細くすることで鼻全体の印象が横よりも縦に伸び、結果として鼻がシャープに小さく見える効果が期待できます。
鼻を高くできる

鼻を高くするために、ヒアルロン酸注入やシリコン等のプロテーゼを挿入して高くするというイメージがありますが、鼻尖形成を行うことでも鼻を高くできます。
鼻翼軟骨が丸く広がっているケースではこの軟骨を糸で固定することで、鼻先を細くツンと高くすることができます。
さらに高さを求められる場合は、この鼻尖に軟骨移植の同時手術を行うとより高い効果が得られます。
鼻尖形成が後戻りした場合は信頼できるクリニックへの相談がおすすめ

鼻尖形成の鼻が後戻りしてしまった場合には、信頼できるクリニックで相談するようにしましょう。
施術費用が安くて手軽なクリニックも魅力的ではありますが、まずは第一にカウンセリングや対応の丁寧さ、経験豊富な美容整形外科医であるかを確認することが大切です。
鼻尖形成ではご自身の鼻に合った適切な処置を施すことがとても重要になります。より正確な判断を下すためには、医師の症例数の多さや経験の豊富さがカギとなるのです。
もし時間に余裕のある方は複数のクリニックでカウンセリングを受けて、どの医師の提案が自分の希望に1番即しているかを考えるのも良いです。
グローバルビューティークリニックでは、鼻尖形成の相談も受け付けています。
鼻尖形成を検討しているけれど元に戻るのが不安という方、元に戻ってしまってお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ

今回は、鼻尖形成術で後戻りしてしまう原因とその対処方法について解説してきました。
施術を受けるときはカウンセリングなどの対応がしっかりとした、実績や経験の豊富なクリニックを選ぶようにしましょう。
心配な方は後戻りに対する説明もカウンセリングの段階で聞いておくと、より安心でしょう。
グローバルビューティークリニックでは、カウンセリングでお客様のお悩みを伺い、最適な方法をご提案いたします。
しっかり相談をして、ご自身が納得のできる施術をお受けください。