糸リフトで腫れる期間を医師が解説!糸リフトのダウンタイムや施術後の注意点もご紹介します
2024.1.6

糸リフトで腫れる期間を医師が解説!糸リフトのダウンタイムや施術後の注意点もご紹介します

美容整形

エイジングケアに関する美容整形の中でも手軽で人気の高い糸リフト

糸リフトが人気な理由は、ダウンタイムが短いことがあげられます。

しかし、体内に糸を入れるわけですから、全く腫れないというわけではありません。

今回は糸リフトの効果やダウンタイム、デメリットについてご説明します。

糸リフトの腫れはどのくらい続く?

糸リフトの挿入後は、腫れが生じる場合があります。

腫れと言っても、顔がパンパンに腫れることはほとんどなく、軽度の腫れであることが大半です。

ダウンタイムは、術直後がピークで、1~3日ほどで落ち着きます。

ほとんどの場合、1週間ほどで腫れは気にならなくなるでしょう。

糸リフトの特徴

「糸リフト」とひとことで言っても、糸の種類や挿入方法によって効果や仕上がり、持続期間に違いがあります。

糸の種類や術式、挿入方法に関してはクリニックや医師ごとに異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

クリニックによっては、施術名称自体が異なる場合もあるので、施術内容をしっかりと説明してもらい、納得したうえで施術を受けることが大切です。

この記事では、糸の種類や特徴について簡単にご紹介します。

糸の種類

・溶けない糸
・溶ける糸

糸リフトで使用する糸には、体内で溶けるもの、溶けないものがあります。

では、糸が溶けるかどうかでどのような違いがあるのでしょうか?

◆溶けない糸

挿入した糸が体内に半永久的に残る溶けない糸。

「糸がずっと残るから効果も永遠では?」と期待を募らせる方もいますが、効果が永久に続くことはありません。

むしろ、糸が残ってしまうことで、アレルギーや肌トラブル、細菌感染、肉芽腫などのリスクが高まります。

年齢を重ね、皮膚が薄くなると、挿入した糸が透けて見える、引きつれるといった可能性も。

さらに、溶けない糸が入っていると、超音波や高周波を使った「ハイフ」「イントラジェン」などの美容施術が受けられなくなります。

リフトアップ効果を高めるために他の施術と併用することが多々あるため、溶けない糸リフトはおすすめできません

◆溶ける糸

溶けない糸はデメリットやリスクがあるため、最近の主流は溶ける糸リフトです。

溶ける糸の最大のメリットは、安全性が高く体内に異物が残らない点。

時間の経過とともに体内に吸収されていくため、溶ける糸を使った糸リフトは効果に限りがあります。

裏を返せば、糸がなくなっていくため何度も施術できます。

その時その時で、年齢に合った施術をカスタマイズして受けられる点は魅力ですね。

溶ける糸の素材

溶ける糸の素材は、大きく分けて3種類あります。

素材によって硬さや効果が異なるので、組み合わせて使用する場合も。

それぞれの特徴を詳しくみてみましょう。

◆PCL(ポリカプロラクトン)

・長年医療現場で使用されている
・しなやか
・弾力がある
・持続期間は2~3年ほど
・リフトアップ効果が高い
・引きつれにくい

◆PDO(ポリデオキサノン)

・手術時の縫合で使用されることが多い
・柔らかい
・引き上げ力は普通
・持続期間は半年~1年ほど
・コラーゲンの産生を促進
・脂肪萎縮効果がある

◆PLA(ポリ乳酸)

・硬い素材
・引き上げ力が高い
・持続期間は1~2年ほど
・強度が高い
・他の素材よりも引きつれやすい

このように、溶ける糸にはいくつかの種類があります。

悩みに合った糸を選んでくれるクリニックで施術が受けられると良いですね。

たるみの状態や悩み、理想の仕上がりには個人差があります。

それぞれの悩みに合わせて糸の使い分けができる点は、糸リフトのメリットと言えますね。

糸リフトのダウンタイム

美容医療を検討するポイントの一つにダウンタイムがあります。

ここでは、糸リフトのダウンタイム期間や症状について解説します。

術後の症状

・腫れ
・赤み
・内出血
・軽度の痛み
・皮膚の引きつれ
・つっぱり感 など

糸リフトによる腫れや赤みは軽度なものが多く、2~3日ほどでおさまることがほとんど。

まれに、メイクで隠せる程度の内出血が生じる場合もありますが、2週間~1ヶ月ほどで消えていきます。

術後の痛みもほとんどありませんが、しばらくは糸が挿入された部分を触ると違和感を感じることも。

皮下の脂肪組織に糸を挿入し、皮膚を引き上げる施術ですから、術後しばらくは皮膚が引っ張られるような感覚が生じることも。

このような皮膚の違和感も、術後1週間ほどで馴染んでいきます。

そこまで心配する必要はありません。

術後の注意事項

ダウンタイム中の症状は、いずれも1週間ほどで落ち着きます。

洗顔やシャワーは当日から可能ですし、糸の挿入個所を避ければメイクも翌日から可能です。

ダウンタイムのためにお仕事をお休みする場合は、2~5日ほどあれば十分でしょう。

中には、施術翌日から出勤される方もいらっしゃいます。

ただし、激しく動き回る業務や、重労働などはなるべく避けていただきたいです。

心配な点がある方は、ダウンタイム中の過ごし方についても納得するまで説明を受けましょう。

術後の禁止事項

・術後3日間は入浴しない
・術後1週間は激しい運動、サウナ禁止
・顔のマッサージは術後2か月間禁止 など

このような点は、注意が必要です。

糸リフトは、安全性の高い施術ではありますが、体内に異物を入れることに違いはありません。

術後しばらくは、患部に刺激を与えないよう注意が必要です。

また、身体を温めることは腫れにつながるので、湯船に浸かることやホットヨガ、サウナなどは避けましょう。

挿入した糸が皮下組織になじむまでには、時間がかかります。そのため、術後2か月ほどは顔のマッサージも避けてください。

空けるべき間隔や日数は、クリニックによって異なりますので、事前に相談しておきましょう。

糸リフトのリスク

ご紹介したように、糸リフトはとても魅力的な施術です。

しかし、メリットだけではありません。

どの施術にも副作用やリスクはつきものなので、しっかりと理解し納得したうえで受ける必要があります。

では、糸リフトの副作用やリスクにはどのようなものがあるのでしょうか?

効果が感じられない

糸リフトは、たるみ改善などの若返り効果が期待される治療ですが、まれに効果を感じられないケースも。

では、効果が感じられない理由とは何なのでしょうか?

・糸の強度が弱い
・本数が足りない
・仕上がりのイメージが合っていない

このような原因が考えられます。

決して糸そのものに効果がないわけではありません。

糸の種類や本数の見極めができていない場合、効果を感じられないのです。

どのくらい引き上げたいか、どの部分がどのように気になっているか…

このような情報を細部まで医師に伝え、しっかりとコミュニケーションを取るべきです。

顔が引きつる

糸リフト挿入後は、顔が引きつる可能性があります。

皮膚が強く引っ張られることで表情がうまく作れない、上手く笑えなくなるといったリスクが生じることも。

糸の本数や挿入方向、挿入方法を見極め、効果を感じられるように施術できる医師を選ぶ必要があります。

リスクを最小限に抑えるためには、クリニックや医師選びが非常に重要です。

糸が透けて見える

想像してみてください。

・皮膚の浅い部分に太い糸を入れる
・糸を挿入する部分が浅すぎる

このような場合は、糸が透けて見える可能性があります。

中には、皮膚の表面を触ると糸リフトのトゲが感じられる場合もあります。

糸リフトはバレにくく手軽な施術ではありますが、このような場合は周囲に気づかれてしまうリスクがありますね。

皮膚の状態に合った糸を適切な層に挿入できる医師を選ぶことで、このようなリスクは防ぐことが可能です。

肌が凸凹になる

糸の挿入部位、バランス、感染やアレルギーによる炎症などが原因で肌表面に凹凸が生じる可能性も。

感染やアレルギーによる炎症は、ほとんどの場合溶けない糸を使った際に起こりやすくなります。

溶ける糸を使用する場合は、そこまで不安に思う必要はありません。

クリニック選びのポイント

糸リフトは、手軽に受けられる若返り施術として人気があります。

しかし、少なからずリスクがあるということは覚えておいてください。

失敗しないために重要なのは、クリニックや医師選び

クリニックを選ぶ際に重要な点がいくつかあるので、是非参考にしてくださいね。

医師の実績をチェック

糸リフトは手軽で簡単そうだと思われがちですが、決して簡単な施術ではありません。

医師の腕や糸の種類、挿入する本数によって仕上がりに大きく差が生じます。

だからこそ、経験豊富で信頼できる医師かどうかが重要なポイントなのです。

クリニックを選ぶ際は、担当する医師の実績、糸リフトの症例写真をチェックしておきましょう。

費用を確認する

糸リフトの費用は、クリニックによって大幅に差があります。

費用が高ければ高いほど良い、ということではありませんが、あまりにも安すぎる場合は不安ですね。

質の悪い糸を使用している可能性、医師の技術料など別途費用が生じる…

このような可能性が否めません。

相場よりも明らかに安い場合は、医師の経験年数や実績を確認することはもちろん、施術詳細や使用する糸、可能なデザインをしっかりと確認しておきましょう。

反対に、同じ施術内容でも高額な料金設定をしているクリニックも。

施術費用を比較・検討すると、適正価格を提供しているクリニックかどうかを判断できるでしょう。

保証内容を確認する

経験豊富な医師が施術すれば、心配するようなリスクはほとんど生じません。

しかし、例え腕の良い医師が施術したとしても、腫れや赤み、内出血が生じる可能性はあります。

だからこそ、何か起こった際のアフターケアや保証内容に関しては、十分に確認しておく必要があります。

万が一の場合に備えたアフターケアが充実しているクリニックであれば、それだけで信頼できるクリニックと言えるでしょう。

糸リフトを検討中の方は

糸リフトは、美容医療の中でも特に身体への負担が少ない施術の一つです。

顔のたるみやもたつきが解消できれば、顔の印象が変わり、自信にもつながります。

外見に何かしらのコンプレックスがある方は、糸リフトによって内面の魅力がさらに輝くかもしれません。

しかし、体内に異物を入れることに抵抗を感じたり不安に思ったりすることは当然のこと。

当院では、お客様の満足度を最優先し、丁寧なカウンセリングを行っております。

安心して施術を受けていただける環境づくりに力を入れております。

まとめ

糸リフトとは、コグ(トゲ)のついた糸を気になる部分に挿入し、リフトアップする施術です。

手軽に受けられるのに効果が分かりやすい、と人気があります。

今回は、そんな糸リフトの効果やダウンタイム、デメリットやリスクについて詳しくご紹介しました。

糸リフトで失敗しないためには、腕のいい医師や信頼できるクリニックを選び、術後の注意事項をしっかりと守ることが大切です。

顔のたるみや将来のたるみ予防を検討中の方は、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

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