春のイメージ チューリップ
2024.4.20

ゆらぎ肌必見 春のスキンケア特集!ゆらぎ肌と敏感肌はどう違う?

「春になるとお肌が不安定になる」「乾燥するのにテカテカする」…

季節の変わり目にはこのような悩みが増えますね。

そこで今回は、「ゆらぎ肌」の特徴やスキンケアの方法を紹介します。

「ゆらぎ肌」と「敏感肌」の違いや、原因・対策を詳しくみていきましょう。

ゆらぎ肌とは

肌のバリア機能が失われ、刺激を受けやすい状態になっている肌を「ゆらぎ肌」と呼びます。

わたしたちの皮膚には、外部からの刺激から身を守るためのバリア機能が備わっています。

肌がゆらぐと、肌を守りきれなくなり、さまざまなトラブルにつながるのです。

ゆらぎ肌になりやすい条件

季節の変わり目や花粉の時期に多いゆらぎ肌。肌が一時的に敏感になっている状態です。

肌タイプは、乾燥肌、脂性肌、混合肌、普通肌の4タイプに分けられます。

しかし、肌の水分量や皮脂量に関係なく、肌はゆらぎます。ゆらぎ肌は誰にでも起こるということです。

例えば、これまで肌トラブルとは無縁だった方が、突然ゆらぎ肌になることも。

これまで問題なく使えていた化粧水が急に合わなくなることもあり、お手入れが難しいのが特徴です。

ゆらぎ肌の特徴

・春先や秋ごろから肌に違和感
・化粧水がヒリヒリする
・スキンケアが肌に合わない
・メイク乗りが悪くなった
・体調の変化で肌も不安定に
・ストレスで肌トラブルが起こる
・肌荒れやニキビを繰り返す
・生理前に決まって肌が荒れる

このような特徴がありますが、いくつチェックがつきましたか?

中にはほとんどが当てはまる、という方もいるでしょう。

ゆらぎ肌と敏感肌の違い

似ているようで実は違う「ゆらぎ肌」と「敏感肌」

ゆらぎ肌が一時的なものに対して、慢性的なものが敏感肌です。

ですから、春先などの季節の変わり目に起こりやすいゆらぎ肌は、季節が過ぎれば通常の肌に戻るのです。



原因にも差があります。

ゆらぎ肌はストレスや寒暖差によって自律神経が乱れることで起こりやすくなります。

一方、敏感肌は生まれつき刺激に弱く、ちょっとした刺激に過敏に反応してしまうのです。

ゆらぎ肌と敏感肌の共通点

ゆらぎ肌も敏感肌も、直接的な原因はバリア機能の低下です。

肌がゆらぐのも、肌が過敏になるのも、バリア機能が原因なのです。

スキンケアや生活習慣を工夫することで、症状の緩和が見込めます。

ゆらぎ肌の原因

ゆらぎ肌の主な原因は、気温差やストレスといわれています。

具体的にどのようなシチュエーションで肌がゆらぐのか、詳しくみていきましょう。

気温差

春先や秋口の季節の変わり目は、特に肌がゆらぎやすくなります。

3~5月の暖かくなり始める時期は要注意です。朝晩と日中の気温差が激しく、自律神経が乱れやすくなるのです。

自律神経が乱れると、血液の循環が悪くなり、ターンオーバーの乱れにつながります。

肌のバリア機能も低下するので、ちょっとした刺激に敏感になってしまうのです。

花粉

花粉が直接肌に付着することも、ゆらぎ肌の外的要因の一つです。

加えて、花粉症対策として着用しているマスクが刺激となってしまうことも。

不織布や布が肌に触れることで摩擦が起き、バリア機能を低下させる原因となっている可能性もあります。

肌への刺激はバリア機能を低下させます。メイクやスキンケアを適切に行い、肌を刺激から守りましょう。

紫外線

春になると肌に届く紫外線の量が急増します。

紫外線は肌にダメージを与え、日焼けや乾燥、肌荒れなどのトラブルを引き起こします。

日焼け止めや日傘、帽子やサングラスを上手に使って紫外線を防ぎましょう。

環境の変化

春は新生活が始まる時期ですね。

ご自身のライフスタイルの変化や、お子さんの進学などで人間関係に変化がある方も多いでしょう。

転勤や引越しで、住む土地が変わり、手続きの多さに頭を抱えている方もいるかもしれません。

生活リズムや心境が変わると、心も体もストレスを感じやすくなります。

ストレスは自律神経を乱すので、これもまた肌のゆらぎにつながります。

ゆらぎ肌を改善するスキンケア

肌の調子を安定させて普通肌に近づけるためには、正しいスキンケアが大切です。

みなさんは普段どのようなスキンケアを行っていますか?

オーガニックの洗顔料を使っている方、高級な美容液を使っている方、やり方によってはせっかくの成分を無駄にしている可能性もあります。

正しい知識を身に着けて、今日の夜から実践してみてくださいね。

①クレンジング

外から持ち込んだ花粉や汚れはなるべく早くオフしましょう。

ゴシゴシこすらず、摩擦を与えないよう、丁寧にクレンジングしましょう。

クレンジングに時間をかけたり、マッサージするのはNGです。

1分以内を目安に洗い流してくださいね。

クレンジング剤にはさまざまな種類がありますが、肌がゆらいでいるときはミルクタイプやバームタイプがおすすめです。

オイルタイプのものは洗浄力が強いので、敏感肌向けの商品を選ぶと良いですね。

②洗い流す

すすぐときは、一度乳化させると肌への負担が軽減されます。乳化とは、水と油が混ざることです。

クレンジング剤をのせた肌に、ぬるま湯にくぐらせた手を軽く置くと乳化が始まります。

一度乳化させてから洗い流すことで、汚れがスッキリと落ちやすくなります。

洗い流す際は、35度前後のぬるま湯でこすらずに洗い流してください。

また、クレンジングまでに時間が空く場合は、肌の表面に付着した汚れだけ先に落としておくこともおすすめの方法です。

③洗顔

洗顔時も肌に刺激を与えないよう、細心の注意を払ってください。

モコモコの泡を作り、摩擦が起きないよう丁寧に洗いましょう。

小鼻や頬の気になる毛穴詰まりは、指の腹を使って優しくなでるように洗います。

ただし、洗顔にも時間をかけることはNGです。

洗顔中も肌の水分は奪われています。

顔に泡をのせてから20~30秒程度で洗い流すようにしましょう。

④ふき取り

洗顔後は清潔なタオルで水分をふき取りましょう。

この時も、タオルでこすることは避け、優しく水分をおさえましょう。

水分をふき取ったらすぐに化粧水をつけてください。

お風呂で洗顔して、化粧水をつけるまでに20分ほどかかる方もいますが、洗顔後は1分以内を目安に化粧水をつけてください。

お風呂から上がって20~30分経ってしまうと、入浴前より肌が乾燥した状態(過乾燥)になります。

肌がつっぱる方も、洗顔後すぐに化粧水をつけることで緩和されるかもしれません。

⑤化粧水

化粧水は手のひらを使ってたっぷりとつけましょう。

高級な化粧水を使っている人に多いのですが、もったいないからと少量しか使わないのは意味がありません。

また、肌がゆらいでいるときは、コットンを滑らせるように化粧水をつけるのもNGです。

摩擦による刺激がゆらぎ肌を悪化させてしまいます。

乾燥が気になる方は、化粧水を2~3回繰り返してつけるとうるおいますよ。

⑥乳液

洗顔後、化粧水だけでスキンケアを完了していませんか?

化粧水だけだと水分が蒸発してしまいます。

乳液やクリームでフタして、成分を閉じ込めることが大切です。

理想は化粧水→美容液→乳液→クリームといった順番です。

ゆらぎ肌用スキンケアの選び方

「これまで問題なく使えていたスキンケアが肌に合わない」「なんとなくヒリヒリする」「もしかしてゆらぎ肌?」

と思ったら、ゆらぎ肌や敏感肌用のスキンケア商品を選びましょう。

スキンケアアイテム

肌の調子が悪いときは、バリア機能が低下していることがほとんどです。

刺激に敏感になっているので、敏感肌用の記載がある商品を選んでみてください。

ただし、低刺激の表示があっても、ヒリヒリしてしまうことはあります。

肌が弱っているときに新しい商品を試すことはおすすめできません。

まずは、二の腕の内側に塗布して、パッチテストしてみてください。

問題なさそうであれば少量ずつ顔につけてみてください。

成分

保湿成分セラミド、アミノ酸
鎮静成分グリチルリチン酸、トラネキサム酸、ナイアシンアミド、シカ
浸透成分ヒアルロン酸、コラーゲン

ゆらぎ肌の方は、このような成分が入った商品がおすすめです。

ただし、成分によっては肌に合わない場合もあるので、まずはパッチテストから始めましょう。

ケアが難しいゆらぎ肌は、自分に合った商品を見つけるだけでも一苦労ですよね。

パッケージの裏面を見ながら、ご紹介した成分が入っているかチェックしてみてくださいね。

ゆらぎ肌はどうやって治す?

ゆらぎ肌を改善するために、生活習慣も改善できると良いですね。

生活リズムや環境がガラリと変わって、ストレスの原因が分かっている方は、ストレスを解消することから初めても良いでしょう。

花粉・紫外線・乾燥対策

ゆらぎ肌の最大の敵は乾燥です。

花粉の付着、紫外線、寒暖差、いずれも乾燥の原因となり得ます。

室内では加湿器やミスト化粧水を上手に使い、乾燥対策をしてください。

花粉がつきにくい生地の服を着たり、日焼け止めや日傘を使ったりすることも忘れずに!

エレクトロポレーション

日常のケアだけで乾燥対策が難しい場合は、エレクトロポレーションがおすすめです。

エレクトロポレーションでは、電気の力を使って細胞膜間にスキマを作ります。

そこに美容成分を導入するため、分子サイズの大きな美容成分も届けられるのです。

ゆらぎ肌や敏感肌、乾燥肌でも受けられる施術ですよ。

生活習慣

肌のバリア機能が低下すると、肌が不安定になります。

バランスの良い食事、十分な睡眠を心がけてください。

ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEには肌のバリア機能を整える効果があります。

緑黄色野菜なども積極的に摂るようにしましょう。

リラックス

ストレスを緩和することで、自律神経が整い、ゆらぎ肌が改善されることもあります。

趣味や癒しの時間を見つけて、リラックスすることも大事です。

湯船に浸かることもおすすめします。

身体が温まり血行が良くなると、栄養が体のすみずみまで届くようになります。

肌のバリア機能を高めるためにも、毎日15分ほど湯船で温まると良いでしょう。

まとめ

今回は、ゆらぎ肌や敏感肌についてご紹介しました。

季節の変わり目は、肌が不安定になりやすい時期です。

正しくスキンケアしつつ、美容クリニックを上手に使って肌を整えましょう。

「化粧水が合わなくなった」「なんとなくゴワつく」「赤みやかゆみがある」

といった方は、生活習慣やスキンケアを見直すタイミングかもしれません。

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