各社ボトックス製剤はどう違う?特徴や効果についてもご紹介します!
2024.5.2

各社ボトックス製剤はどう違う?特徴や効果についてもご紹介します!

美容整形

しわ、エラ、口角などさまざまな悩みの改善に使われているボトックス注射。

今回はボトックスで治療できる症状や、数多くある製剤の種類についてご紹介します。

まずはボトックス注射で得られる効果を見ていきましょう!

ボトックスでできること

【ボトックスの効果】
・しわ改善
・筋肉縮小
・汗を止める


このような効果が期待できるのがボトックス注射です。

気になる部分に注入することで、さまざまな悩みを改善することができます。

しわ改善

【効果のあるしわ】
・おでこや眉間のしわ
・あごの梅干しじわ
・目元のしわ
・ゴルゴライン
・口元のしわ
・ほうれい線
・マリオネットライン など


疲れて見えたり老けた印象を与えるしわ

「どうにかしてしわを無くしたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?

顔の筋肉を動かすことでできる表情じわは、筋肉の動きを弱めることで改善されるといわれています。



しわは、主に筋肉が伸び縮みすることで刻まれます。

筋肉は神経から出されるアセチルコリンによって動きます。

アセチルコリンの働きを弱めるはたらきがあるボトックスを注入することで、筋肉が動かなくなる仕組みです。

筋肉の収縮を妨げることができれば、その部分にしわはできにくくなります。

このように、ボトックスを注入することで、しわが改善されるのです。

筋肉縮小

エラボトックス

【筋肉縮小効果】
・口角を上げる
・エラ
・背中の盛り上がり
・肩やデコルテ
・ふくらはぎ
・太もも
・二の腕 など


ボトックスには、筋肉の収縮を弱めるはたらきがあります。

筋肉は動かなくなると委縮し、小さくなることが分かっています。

そのため、ボトックス注射を打つことで、その部分の筋肉を小さく細くすることができるのです。

脚を細くしたりデコルテ周りを華奢に見せたい、という方にはボトックス注射がおすすめですよ。

汗を止める

【汗対策】
・多汗症
・わき
・顔
・手の平
・足の裏
・頭皮 などの汗


人間の体には汗を出すことで体温調節をするという機能があります。

そのため、皮膚には汗を出すための汗腺が散りばめられています。



汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、ボトックスで制御できるのはエクリン線のみ。

アポクリン腺に直接作用することはありません。

エクリン線もアポクリン線も取り除きたい方は『完全摘出』がおすすめですよ。

ボトックス注射には汗腺をブロックするはたらきがあるので、多汗症治療として用いられます。

効果に個人差はありますが、3〜9か月持続するといわれています。

汗が気になる時期が近付いたらボトックス注射を受けると良いですね。

その他効果

【その他】
・肩こり
・首の凝り
・腰痛改善
・鼻の形 など


しわ改善や筋肉の縮小以外の症状にもボトックス注射が効果的な場合があります。

過度に緊張した状態の筋肉は張りやこり、痛みを引き起こします。

そのため、肩や首、腰回りの張った筋肉にボトックスを注入することで、痛みや違和感が緩和されることも。



さらに、筋肉の緊張状態を解き、細く小さくする効果のあるボトックスは鼻整形にも用いられます。

例えば、鼻の穴や小鼻の広がりを抑えることができます。



このように筋肉へ働きかけることで、さまざまな症状を緩和してくれるのがボトックスなのです。

ボツリヌストキシン製剤の種類

ボトックス製剤

ボトックス製剤にはアメリカ製のもの、韓国製のもの、ドイツ製のもの、イギリス製のもの、日本製のものとさまざまな種類があります。

その中でも日本の美容業界で使われることが多いのは、アメリカや韓国製のもの。

中には、同一成分で「バイオシミラー」と呼ばれるものもあります。

医薬品で言う「ジェネリック」のようなものですね。

ボトックスビスタ

美容医療として使用される「ボトックス」とは、厳密にいうとアラガン社製の「ボトックスビスタ」を指します。

眉間のしわと目尻のしわへの注入が、アメリカのFDA(食品医薬品局)に承認されているので、安全性の高い製剤といえますね。

また、アラガン社はボトックスの製造、輸送、保管どの工程においても品質管理や温度管理を徹底しています。

しっかりと管理されていると、持続効果もそれだけ長くなるといわれています。

ボトックス

イギリスのグラクソスミスクライン(GSK)が販売しているボトックスはボトックスビスタと同一成分の製剤。

こちらは重度のわき汗への注入が、FDA認可を得ています。

アメリカのアラガン社がイギリスのグラクソスミスクライン社へ継承しているため、ボトックスビスタと同等の安全性や効果が期待できます。

イノトックス

韓国のメディトックス社が製造、ライセンス契約を結んだアラガン社が販売しているのがイノトックス。

韓国のMFDS(韓国食品医薬品安全省)の承認を得ています。

安全性が高いにもかかわらず比較的安価な点が特徴ですね。



世界ではじめて液状の製剤を採用したため、濃度が一定で効果が早く出るといわれています。

表情じわ、エラ、肩、脚への注入が効果的ですよ。

ボツラックス

ボトックスなどの製剤には、ジェネリック医薬品のように、同一成分の「後発商品」が存在します。

それを「バイオシミラー」と呼びます。

例えばアラガン社製のボトックスビスタのバイオシミラー商品には、韓国ヒューゲル社製の「ボツラックス」と「リジェノックス」などがあります。

製剤の成分はほとんど同じなので、同等の効果が期待できます。

そのため、アラガン社のものとヒューゲル社のものをまとめて「ボトックス」と呼ぶことが多いのです。

リジェノックス

ヒューゲル社が韓国国内向けに販売しているのが「ボツラックス」、韓国外に向けて販売しているのが「リジェノックス」です。

ボツラックス同様安全性が高く、リーズナブルな商品です。

フェイスへの注入の他に肩やわき、脚などのあらゆる部位に使用可能です。

コアトックス

イノトックスと同じく、韓国のメディトックスから出されているのがコアトックス。

韓国のMFDS(韓国食品医薬品安全省)の承認を得ています。

コアトックスの特徴は、ボトックスに対する抗体ができにくい点。



ボトックスは、継続して受け続けると効果が出にくくなるといわれています。

その点、抗体の原因となる複合タンパクが除去された製剤は、効果が落ちることが少なくなります。

しわやエラ、肩こりやわき汗など、幅広い症状への治療として使用されています。

ボコーチュア(旧ゼオミン)

ドイツのメルツ社からは、ボコーチュアが出されています。

アメリカのFDAと韓国のMFDSどちらも認可されています。



ボコーチュアに関しても複合タンパクが除去されています。

そのため、抗体ができにくく、定期的に注入しても効かなくなることが少なくなります。

また、失活温度が高いインコボツリヌストキシンAを有効成分として使用しているため、常温で活性が落ちることはありません

温度管理をそこまで徹底的に行わなくても大丈夫、という特徴があります。

ゼオマイン

日本の帝人ファーマからは、ゼオマインが出されています。

ボコーチュアと同一成分からなる製剤なので、同じ特徴を持ちます。

2020年より国内での使用が許可された製剤なので、比較的新しいものといえますね。

美容目的ではなく、リハビリなどの医療目的で使用されている製剤です。

当院で取り扱っている製剤

今回は、数々のボツリヌストキシン製剤をご紹介しました。

当院ではボトックスビスタ、イノトックス、ボツラックスの3種類を取り扱っています。

順番にご紹介していきます。

ボトックスビスタ

アメリカの大手製薬会社であるアラガン社は、製剤の管理を徹底しています。

製造から保管まで、全ての工程において温度調整や品質管理を行っているので、その分費用は高くなります。

予算よりも安全性や安心感を重視したい方は、ボトックスビスタがおすすめですよ。

イノトックス

ボトックス製剤のほとんどは、生理食塩水で薄めてから使用します。

そのため、クリニックによって、濃度にばらつきが生じやすくなります。

一方で液状のボツリヌストキシンで作られたイノトックスは薄める作業が必要ありません。

濃度が一定で製剤内でのムラがなく、安心して受けていただけるのでとても人気があります。

ボツラックス

アラガン社製のボトックスビスタとほとんど同じ成分ですが、バイオシミラーと呼ばれる後発品という点で安価になっています。

安全性や効果が劣っているから安い、という理由ではないのでご安心ください。

美容大国である韓国に行かなくても受けられる、ということでとても人気がありますよ。

まとめ

ボトックス注射には、さまざまな種類があります。

アメリカのFDAや韓国MFDS、日本の厚生労働省の承認を得ているもの、認可を得ていないものの人気があるもの…

クリニックによって取り扱っている製剤、設定金額は異なります。

それぞれの特徴や予算を考慮して、気になるボトックスを受けてみてくださいね。

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