日本人は気にしすぎ?
毎日入浴をするという習慣を持つ日本人。
世界基準で見ても日本人はきれい好きで、やや潔癖さを感じる民族として有名です。
そんなきれい好きな日本人はニオイにも敏感になる傾向にあります。
気になるニオイの種類
身体のニオイのうち、汗や加齢臭など気になるニオイは多数存在します。
その中でもワキガが気になっているという方は非常に多いです。
特に最近はワキガ対策をうたう商品が多数販売されていることから、ワキガに悩んでいる人が多いことは明白ですね。
日常生活に支障をきたすケース
日本人は他人のニオイに敏感な人が多いため、自分のニオイに対しても必要以上に気にかけます。
「市販グッズが手放せない」
「ニオイが気になって薄着になれない」
とワキガに悩む人はとても多く、日常生活に支障をきたすケースも。
ワキガ人口ってどのくらい?
日本のワキガ人口
しかし、日本は他国と比較するとワキガに悩む人が少ない傾向にあります。
割合としては10人に1人程度でしょうか。
ワキガは優性遺伝するといわれているので、周囲の人、特に家族がワキガに悩む人でなければ自分では気づかないこともあるでしょう。
しかし、本人からすれば、家族全員がワキガであれば、非常に大きなコンプレックスになってしまいます。
世界のワキガ人口
ワキガに悩むのは日本人だけではありません。
世界中にワキガ体質の人が多く存在しています。
その割合は国や地域、生活習慣によってばらつきがあります。
とある国では全人口の70%以上を占め、中にはほぼ全人口がワキガ体質だという国もあるのだとか。
この数字から分かるように、実は世界基準で見ればワキガは身近なもので、気にするようなことではないものなのです。
心理的な問題
とはいっても、ワキガに悩む割合が10%の日本と70%の国では心理的な問題が大きく変わってきます。
特に、日本人は周りと違うことに敏感ですから、自分が少数派であること、さらにそれが他人に不快感を与えるともなればコンプレックスを感じてしまうのです。
ワキガ治療
日本と海外では、ワキガに対する治療も異なります。
海外では「ニオイを軽減する治療」が多いのに対し、日本では「ニオイの原因となるアポクリン汗腺の摘出」が選ばれています。
原因は元から絶つ傾向にあるといえるでしょうか。
腋窩多汗症と腋臭症
単に汗が多い場合は「腋窩多汗症」、強いニオイを放つものを「腋臭症」と分けて考えています。
つまり、ニオイがあるかどうか、ニオイが強いかどうか、といった基準があることになります。
こうしたことから、日本人にとってワキガの症状は、非常にデリケートで深刻な問題であることが分かります。
まずはワキガチェック
ワキガを過剰に気にすることはストレスにつながるため、決して良い状態とは言えません。
まずは本当に気にするほどの症状なのかどうかチェックしてみましょう。
自分で確かめることは難しいと思いますので、親しい人に確認してもらいましょう。
周りの人から「気にならない」といわれたならば、自分が思うほど強いにおいではないということが分かります。
それでも不安であれば信頼できるクリニックに相談しましょう。
治療方法
ワキガに対する治療方法には「ボトックス注射」や「完全摘出」があります。
そのほか、塗り薬で緩和する方法もあるので、まずは専門医に相談しましょう。
具体的な治療方法や効果が出る仕組みについてはこちらのコラムをご覧ください。
まとめ
今回はワキガに悩む日本人の割合、ワキガの特徴をご紹介しました。
自分が感じるニオイを他の人も不快に思うかどうかは分かりません。
専門のクリニックであれば相談もしやすいはずですから、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。