レーザートーニング治療で肝斑の発生を防ぐ
2023.11.13

肝斑用レーザーのトライビームとは?肝斑とシミの見分け方や予防法をご紹介します!

シミの中でも治りにくいシミといわれている肝斑(かんぱん)。

間違った治療で症状が悪化することも。

まずは通常のシミなのか肝斑なのかを判断することが大切です。

今回は肝斑の特徴や予防方法や治療法をご紹介します。

肝斑とは

肝斑(かんぱん)とは頬骨の周りに沿って左右対称にできるぼんやりとしたシミのこと。

色が抜けたように見えるのが特徴で、メイクで隠しづらく治りにくいといわれています。

肝斑ができる原因

30代後半から40代で増え始める傾向にあります。

また、経口避妊薬(ピル)を服用している方や妊婦さんに多く見られることから、女性ホルモンが影響していると考えられています。

肝斑とシミの見分け方

シミは大きく分けて4つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。



一般的にシミと呼ばれているのはほほにできやすい老人性色素斑

紫外線や加齢によって蓄積されたメラニンが原因で生じます。

一方、肝斑は紫外線だけではなく女性ホルモンも影響しており、ほほ周辺に左右対称にできるのが特徴です。



パッと見ただけでシミか肝斑かどうかを見分けることは非常に難しいこと。

間違ったケアを行う前に、専門の医師に相談しましょう。

肝斑ケア

肝斑ケアでは、何よりも予防が大切です。

日頃のホームケアにも気をつかい、きちんとお手入れする習慣をつけると良いでしょう。

こすらない

特に気を付けたいポイントは、顔をこすらないこと。

手やブラシでゴシゴシこすると、摩擦によってシミが悪化する恐れがあります。

ふわふわの泡による洗顔を心がけてください。

洗顔料の泡は固めで弾力のあるタイプが適しています。

紫外線対策

また、日焼けも肝斑を悪化させる原因の一つです。

冬でも日焼け止めを塗ったり外出時には日傘や帽子などでカバーしたりといった紫外線対策もしっかりと行いましょう。

肝斑ができてしまったら

予防をしていても肝斑ができてしまうことはあります。

その際は、美容クリニックの医師の指示に従って服薬をしたり、レーザー治療を受けたりすることで改善できます。

肝斑のレーザー治療

通常のシミと同じようにレーザーを当ててしまうと、照射による炎症で肝斑が悪化してしまいます。

そのため、かつてはレーザーによる肝斑治療は難しいとされていました。

現在は肝斑治療に効果のあるレーザートーニングが登場しています。

当院ではこのレーザートーニングと内服治療の併用で、3か月以上かけて徐々に改善する方法をおすすめしています。

トライビーム

これまでのレーザー治療で難しいとされてきた肝斑や炎症性色素沈着にも効果的な治療です。

当院で取り扱っているトライビームプレミアムには、PTPというレーザートーニング専用モードが搭載されています。

低刺激かつ炎症が起こらない程度の低出力でレーザーを照射して、メラニン色素を徐々に減らしていきます。

肝斑におすすめの成分

肝斑治療として処方されるお薬にはトラネキサム酸シナールユベラなどがあります。

メラニン生成の指令を阻害するトラネキサム酸、抗酸化作用や色素沈着の改善効果のあるシナール、メラニン生成抑制や血行促進効果のあるユベラ。

医師の指示を守り正しく服用することで少しずつ効果があらわれますよ。

まとめ

シミの一種である肝斑(かんぱん)

間違った治療を行うと症状が悪化する厄介なシミです。

通常のシミと非常に似ているため、まずは専門家に相談してシミの種類を見分けることが大切です。

日々のスキンケアでこれからできる肝斑を予防することが重要ですから、新たな肝斑が発生しないようにケアを行いましょう。

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