ケロイド体質でも目頭切開はできる?目頭切開の傷跡を目立たせなくするコツもご紹介します!
2023.7.14

ケロイド体質でも目頭切開はできる?目頭切開の傷跡を目立たせなくするコツもご紹介します!

目頭切開では皮膚の切開を行います。

そのため、傷が残りやすいケロイド体質の方は手術に不安を感じていることでしょう。

今回は、ケロイド体質でも目頭切開を受けることができるのか、詳しくご説明します。



万が一目頭切開後に傷跡が残ってしまっても、目立たせなくすることはできます。

術後に焦ることのないよう、傷跡を目立たせなくするコツや対象法を知っておくと良いですね。

ケロイドとは?

そもそもケロイドとは、皮膚の真皮層まで届く炎症が原因で生じる皮膚疾患のこと。

赤みやかゆみを伴い、傷跡が盛り上がったり、ただれたりしてしまうことも。

ミミズ腫れのような見た目の「肥厚性瘢痕」よりもさらに腫れがひどいのがケロイドです。

ケロイド体質とは?

ケロイド体質には遺伝によるもの、後天的なものがあります。

今まで傷を負った際、ケロイドになったことがなければケロイド体質ではないでしょう。

しかし、現時点でケロイド体質でなくとも、今後発症しないとは言い切れません。

ケロイドになりやすい部位

・胸
・肩
・帝王切開の跡
・ピアスホール など


このように、皮膚にハリがある部分に多く見られます。

その他、ニキビや虫刺されなど、小さな傷跡からも発症することがあります。

ケロイド体質でも目頭切開は可能か?

蒙古襞をなくし目を大きく見せたり、離れ目を解消することができる目頭切開。

皮膚の切開を伴うため、ケロイド体質の方は術後傷跡が残らないか心配ですよね。

しかし、ケロイド体質でも目頭切開を受けることはできます!

まぶたはケロイドになりにくい

ケロイドは胸や肩、耳にできやすいのですが、

まぶたがケロイド化することはほとんどありません。

これはケロイドができる原理に理由があります。

ケロイドは、引っ張られた皮膚に刺激が加わることで起こりやすくなります。



しかし、まぶたは皮膚がたるんでいます。

日常生活で目頭の皮膚がつっぱる、ということはほとんどありません。

そのため、目頭切開でまぶたがケロイド化することはきわめて稀なのです。

負担の少ない施術を選ぼう

目頭切開でケロイドになることは少ないですが、絶対にケロイドにならないとは言い切ることができません。

そのため、まぶたの皮膚に負担の少ない施術方法を選択することもケロイドを防ぐポイントとなります。



目頭切開にはさまざまな手法があります。

ケロイドになりにくい施術方法を選択することもできるので、

目頭切開を諦めていた方も前向きにご検討ください。

目頭切開の種類

ケロイド体質の方にも、目頭切開を受けていただくことは可能です。

これから目頭切開の種類をご紹介するので、自分に合った施術を検討してみてください。



ただし、これからご紹介する方法で施術を行っても、皮膚を無理に引っ張ればケロイドが現れることも。

不自然な仕上がりにならないように、無理のない範囲でデザインを決めることが大切です。

Z型形成

目頭に「Z」を描くようにメスを入れる「Z形成術」。

Z型に皮膚を切開し、尖った部分を入れ替えて縫合します。

蒙古襞をなくすことで、目頭を内側に広げていきます。



なくす蒙古襞の範囲はZの形で決まります。

そのため、希望する目の形が再現しやすくなります。

Z型形成では皮膚をクロスするように入れ替えて縫合しているため、万が一仕上がりが気に入らない場合は元に戻すことも可能ですよ。

W型形成

「W」を描くようにメスを入れる「W型形成」。

三角形の皮膚を取り除くことで目頭を広げます。

切除した部分を覆うように皮膚を引っ張りながら縫合するため、蒙古襞がなくなります。

目をより大きく見せたい、という方にはZ型形成よりもW型形成が適しています。

ただし、切除した皮膚を戻すことはできないため、再手術は難しくなります。

GBC式目頭切開

目頭から下まつ毛のきわに沿って切開し、内側の三角形の皮膚を切除する「GBC式目頭切開」。

切開した部分の周辺を剥離し、涙丘を露出させます。

このとき、皮膚の余剰が発生しないように丁寧に縫合を行います。

まつ毛のきわの皮膚は比較的治りが良いため、ほとんど傷跡が残りません

目頭切開での傷跡を修正するには

ケロイド体質の方に限らず、誰もが目頭切開で傷跡を残したくないはず。

しかし、まれに切開した部分がケロイドになってしまうことも。

万が一ケロイドになってしまった場合は、焦らずに正しい対処を行いましょう。

レーザー治療

ケロイドなどの傷跡は、レーザー治療で目立たなくすることが可能です。

シミやホクロ、イボ治療に使われるCO2レーザー

ターンオーバーを促すフラクショナルCO2レーザーなど

レーザー治療といってもさまざまな種類があります。



さらに、傷跡の大きさや色味によっても適したレーザー機器や求められる効果が変わってきます。

クリニックによって取り扱いのある機種も異なるため、まずはカウンセリングを受けることをおすすめします。

注射

赤みや炎症がある傷跡の場合は、ステロイド注射で治療を行う場合があります。

ケロイド体質の方の場合、傷跡が赤くなったりいつまでも炎症が続いたりします。

傷跡にステロイドを投与することで、傷跡が白く落ち着き、目立ちにくくなります。

患部がへこんでいる場合もステロイド注射が適用されます。

再手術

切開や縫合の跡がへこんでいる、皮膚がひりつく、傷跡が目立つ…

このような場合には再手術を検討しましょう。

ただし、目頭切開後すぐに再手術を行うことはできません。

患部が落ち着く3~6か月以降を目安にご検討ください。

目頭切開の傷跡を目立たなくするコツ

目頭切開でできる傷跡を目立たなくするために

術前に気を付けること、術後に気を付けることをご紹介します。

アレルギー対策を行う

目頭切開の手術では麻酔、メス、糸などアレルギー反応が起こり得るものが使用されます。

中には、アレルギーが原因で術後に傷跡として残ってしまうことも。

アレルギー体質の方は、抗アレルギー薬の服用などで対策することができます。

事前に医師へ相談しておきましょう。

傷跡を触らない

術後に傷跡が気になるからと触ることはNGです。

切開した部分から細菌が侵入し、炎症が起こると傷跡として残りやすくなります。

皮膚を刺激することでケロイドが発症する可能性もあるので、絶対に触ってはいけません



出血や目やにが気になる場合は、清潔なコットンで優しく拭う程度にしてください。

患部に軟膏を塗る指示が出ている場合は、清潔な手や綿棒でこすらずに塗りましょう。

バランスよく栄養を摂る

傷跡の回復には、栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。

特に、皮膚の回復を早めるタンパク質をしっかりと摂りましょう。

バランスの良い食事を心がけることで、切開部分の早期回復につながります。

目頭切開後の注意点

・患部を清潔に保つ
・刺激を与えない
・運動や飲酒はしない
・身体を温めすぎない
・抜糸まではアイメイクをしない
・頭の位置を高くして寝る


手術後に傷跡やケロイドが残らないようにするためには、

注意事項をしっかり守って過ごしましょう。

患部を守るように生活し、安静に過ごしてくださいね。

ケロイド体質で目頭切開を希望している方は

傷跡が目立ちにくい方法であれば、ケロイド体質の方でも目頭切開を受けることができます。

施術を受ける際は事前に医師に相談し、術後の過ごし方や傷跡が残った場合の対処法を確認しておきましょう。

ケロイド体質だからといって目頭切開を諦める必要はありません。

まずは専門医に相談してみましょう。

まとめ

ケロイド体質の方、傷跡が残りやすい方は目頭切開に抵抗があるかもしれません。

しかし、ケロイド体質でも目頭切開を受けることはできます。

傷跡が目立たないよう体質に合った施術を選び、適切な処置を受けることで理想の目元を手に入れることができます。

まずは信頼できる医師のカウンセリングを受け、合った施術を選択してくださいね。

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