梅雨のイメージ
2024.5.30

梅雨の時期の肌悩みとは?顔のベタベタを対策する美容法を徹底解説!

湿度も気温も高くなる梅雨。

ジトジト、ベタベタ、ギトギトといった言葉をよく耳にするようになりますね。

今回は、そんな梅雨と肌の関係、高温多湿が与える肌への影響、梅雨を快適に乗り切る美容法をご紹介します。

汗や皮脂による悩みが増え始めている方は、是非参考にしてみてください。

梅雨と肌の関係

春から夏にかけて訪れる梅雨のシーズン

肌がベタつき化粧が崩れやすくなる、毛穴の悩みが気になり始める、といった方も多いでしょう。

まずは、梅雨と肌の関係についてみていきましょう。

梅雨の時期は顔がベタベタする?

元々湿気の多い日本では、梅雨に入ると途端にジトジトしはじめます。

・顔がベタつく
・テカリが気になる
・なんとなくかゆくなる

このような悩みが尽きません。

朝から顔がベタつき、メイク時から汗や皮脂が気になるという方も多いです。

昼過ぎには化粧が崩れ始めたり、いつの間にか顔がテカテカしている、という方も多いのではないでしょうか。

雨が続くと肌荒れする?

肌を美しく保つための湿度は、60〜65%ほどが理想といわれています。

肌の潤いを保つために加湿器やスチーマーを使っている方も多いでしょう。

しかし、梅雨の時期の平均湿度は80%以上にもなるのです。

ニキビの元となるアクネ菌をはじめとする皮膚の常在菌は、湿度が高く温かい場所ほど活発になると言われています。

つまり、湿度の高い梅雨の時期は、肌が荒れやすい時期とも言えるのです。

湿度が高いと肌が綺麗になる?

湿気があると肌が潤ったように感じるため、「肌がきれいになるのでは?」と考える方もいらっしゃいます。

しかし、湿度が高いと皮脂量が増加します。

さらに気温も高い場合、汗も出るので顔や体がベタベタします。

顔がテカテカする原因にもなりますし、もしかすると肌の内側が乾燥する「インナードライ」になっているかもしれません。

梅雨がもたらす肌への影響

雨が続くと体中がベタついたり、メイクがうまくできなかったり、気分が沈んだり…

このように、梅雨にはさまざまなデメリットがあります。

梅雨がもたらす肌への影響には、どのようなものがあるのでしょうか?

ベタベタ

気温も湿度も高くなる梅雨のシーズン。

雨が続くとジメジメしますし、汗も止まりません。

汗と皮脂が大量に出ると、肌がベタつきますし、毛穴も開きやすくなります。

毛穴トラブル

皮脂分泌量の増加は、毛穴の悩みにつながります。

例えば、毛穴の皮脂詰まりや毛穴の開き、皮脂の酸化による毛穴の黒ずみ…

鼻や頬の毛穴が目立つ方も多いのではないでしょうか?

ニキビ

梅雨になるとニキビができやすくなる、という方も意外にいらっしゃいます。

皮脂量が増え、毛穴が詰まりやすくなると、ニキビができやすくなります。

【アクネ菌が増える条件】
・毛穴の詰まり
・過剰な皮脂分泌
・皮脂汚れや化粧汚れ

また、皮膚の常在菌は、あたたかく湿度の高い場所を好みます。

マスクの着用による蒸れや気温・湿度の上昇が原因でニキビができる可能性もあるのです。

菌の繁殖

肌は通常、弱酸性に保たれています。

しかし、汗をたくさんかくと、肌のpHがアルカリ性に傾きます。

アルカリ性に傾くと、弱酸性に戻るまでに時間がかかるため肌が荒れやすくなります。

さらに、殺菌力が弱まるため、アクネ菌などが増殖しやすくなるのです。

かゆみ

顔がかゆくなる原因には次のようなものが挙げられます。

・外的刺激
・皮脂汚れや毛穴の詰まり
・インナードライ など

顔がベタベタしていると、ほこりや花粉、髪の毛が付着しやすくなります。

何かが顔に貼りついたようなかゆみを感じることはありませんか?

また、皮脂汚れや毛穴が詰まることでかゆみを感じる場合もあります。

肌の表面は潤っているのに肌の内側が乾燥している「インナードライ」が原因で顔がかゆくなるケースも考えられます。

メイク崩れ

肌がベタついていると、化粧が崩れやすくなります。

メイク中から汗や皮脂が出てきて、エアコンや扇風機でしのぐという方も多いでしょう。

体から出る汗や皮脂だけではなく、空気中の水分も多く増えるため、メイクが難しいですね。

油分を多く含むファンデーションを控える、薄めのナチュラルメイクにするといった工夫が必要かもしれません。

肌のベタベタ、原因は?

梅雨の時期に肌がベタつく原因には次のようなものがあります。

・湿気
・汗
・皮脂分泌
・インナードライ
・バリア機能の低下 など

まずは肌がベタつく原因を知り、ご自身の悩みと比較してみてください。

湿気

地形や高気圧の関係で湿度の高い日本列島。

梅雨の時期は、さらに蒸し暑さが増しますね。

「汗なのか湿気なのか分からないけど身体がベタベタする」という状況になりやすいでしょう。

暑くなると汗の量が増え始めます。

気温や運動量、体質によって汗の量には個人差がありますが、1時間で最大2〜3リットルの汗をかくと言われています。

何もしていなくても汗が出る、顔から滝のように汗が出る、といった経験のある方も多いでしょう。

サラサラの汗をかくこともありますが、汗がベタつきの原因となることは多々あります。

過剰な皮脂分泌

気温や湿度が高くなると、汗の量だけではなく皮脂量も増加します。

空気が乾燥していると、汗をかいてもすぐに乾きますよね。

しかし、湿度が高い梅雨にかく汗は、なかなか乾きません。

ベタベタする汗が蒸発せずに肌表面にとどまることで、皮脂と混ざり顔がテカりやすくなるのです。

インナードライ

肌表面がベタついていると、水分量も皮脂量も多い「脂性肌」だと思われがちです。

しかし、肌の内側(インナー)が乾燥している「インナードライ」の可能性があります。

皮脂量が多いからと保湿しないでいると、インナードライは進行していきます。

エアコンや除湿器の使用が原因で、角層の水分量が足りなくなるケースも多いです。

汗をかいて肌表面が濡れていることで、肌の内側の水分が蒸発しやすくなることもあるので注意が必要です。

バリア機能の低下

本来、肌表面には「バリア機能」が備わっています。

皮脂と汗が混ざった天然の保湿ベールである「皮脂膜」、保湿成分が集まった天然保湿因子である「NMF」、強力なバリア機能であるラメラ構造を持った「細胞間脂質」によって肌は守られています。

乾燥や紫外線、摩擦や間違ったスキンケアは、バリア機能を低下させます。

バリア機能が低下すると

・外部からの刺激に弱くなる
・角質のキメが乱れる
・水分が蒸発しやすくなる
・皮脂の過剰分泌 など

肌にこのような影響を与えます。

顔のベタつきを改善するには、正しいケアを行い、バリア機能を正常に戻すことが大切です。

梅雨を快適に乗り切る美容法

肌がベタつく原因をいくつかご紹介しましたが、当てはまるものはありましたか?

ジメジメする梅雨を快適に過ごしたい方は、これから紹介する美容法を試してみてください。

しっかりと保湿する

「保湿するとベタつきそう」

と思うかもしれませんが、実は梅雨の時期こそ、保湿が重要なのです。

しっかりと保湿することで、水分と油分のバランスが整います。

保湿ができていないと肌は乾燥し、皮脂を過剰に分泌することで肌を潤そうとします。

つまり、過剰な皮脂分泌を防ぐためには、肌の潤いが大切なのです。

スキンケアを変える

保湿は大切ですが、顔のテカリが気になる方に、油分多めのスキンケアはおすすめできません。

①化粧水で水分を補給
②美容液で美容成分を導入
③乳液やクリームでフタをする

この流れでスキンケアできると良いですね。

美容液や乳液、クリームには油性成分が含まれていますが、テカリやベタつきが気になる方は油分が少なめの商品を選ぶと良いでしょう。

保湿力はあるが油分を与えすぎない商品も販売されているので、肌に合ったスキンケアを探してみてください。

メイクを工夫する

皮脂の分泌が多いと、化粧が崩れやすくなります。

ファンデーションには油性成分が多く含まれているので、メイク崩れを防ぎたい方は、なるべく薄いナチュラルメイクを心がけましょう。

脂性肌の方には、余分な皮脂を吸着してくれるパウダータイプのファンデーションやミネラルファンデーションなどがおすすめです。

リキッドファンデーションを使う場合は、皮脂コントロール機能付きの物を選ぶと良いですね。

スキンケア直後にメイクする場合は、一度ティッシュオフして油分を抑えることも効果的です。

毛穴ケア

ニキビの元となるアクネ菌などの皮膚常在菌には、「嫌気性」という特性があります。

空気に触れることが苦手、という性質です。

例えば、毛穴が詰まっていると、空気に触れないため、菌が活発になるのです。

ニキビの元となる菌を抑えるためには、毛穴の詰まりをなくして空気に触れさせるのが効果的です。

角質ケア

溜まった角質や詰まった毛穴、化粧汚れや皮脂汚れを取り除く角質ケア。

赤みや炎症がある肌にはおすすめできませんが、週に1回ほどスクラブを使ってピーリングすると良いですね。

美容クリニックで受けられる「サリチル酸マクロゴール」「ミラノリピール」などのケミカルピーリングもおすすめです。

梅雨の時期にケミカルピーリングをおすすめする理由は2つあります。

理由①紫外線が比較的少ない
理由②湿度が高い

肌の施術後は紫外線対策を徹底しなければなりませんし、施術後の肌は乾燥しやすくなります。

比較的紫外線量が少なく、湿度の高い梅雨の時期は、角質ケアにぴったりな時期と言えますね。

ただし、雨だからといって紫外線がゼロではありません。

日焼け止めをしっかりと塗って、紫外線対策を行いましょう。

美容成分導入

「インナードライ」になると、肌表面がベタベタしていても肌の内側は乾燥します。

そんな時におすすめなのが、美容クリニックで受けられる「エレクトロポレーション」です。

電気の力を使って美容成分を導入する美容医療で、普段のスキンケアでは届かない深い部分にまで保湿成分を届けることができるのです。

化粧水や美容液は、表皮の角層までしか届きません。

エレクトロポレーションでは、美容成分を表皮よりも下にある真皮層まで届けることができるので、肌の内側の乾燥対策にピッタリです。

まとめ

今回は、梅雨と肌の関係、湿気が与える肌への影響、肌がベタベタする原因、おすすめの美容法をご紹介しました。

「メイクがうまくいかない」「ベタベタして気持ち悪い」「気分が沈む」…

このような梅雨を快適に過ごすために、今回ご紹介した方法を是非試してみてください。

肌質改善ができる美容皮膚施術もあるので、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

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