眼精疲労とは
眼精疲労とは医学的に、身体に悪影響を及ぼす目の疲れを指します。
充分な睡眠をとっていても目が疲れる、という方は眼精疲労かもしれません。
・目がしょぼしょぼする ・目が乾燥する ・視界がぼやける ・涙が出る ・目が充血する など |
目にあらわれる症状にはこのようなものがあります。
眼精疲労が悪化すると症状が身体にあらわれる場合もあります。
眼精疲労が引き起こす症状
目の疲れが長引くと、血流が悪くなります。
眼輪筋や眼瞼挙筋などの目を開ける筋肉に酸素や栄養が行き届かなくなると、目の開きが悪くなり、目が小さく見えてしまいます。
また、おでこや眉毛周辺の筋肉を使って目を開けるようになるので、眉間のシワや頭痛の原因となることも。
眼精疲労をカバーするために姿勢が崩れ、肩こりや腰痛、めまいや吐き気を催す可能性もあるので早めに対処したいですね。
では、眼精疲労の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
まずは原因を知り、対処法を探してみましょう。
眼精疲労の原因
・目の酷使 ・パソコンやスマホの見過ぎ ・長時間同じ姿勢 ・まぶしい環境 ・紫外線 ・視力の低下 ・眼鏡やコンタクトが合っていない ・ドライアイ ・ストレス など |
このようなことが原因で眼精疲労が起こります。
仕事中はパソコンの画面、帰宅中はスマホの画面、帰宅後はゲーム機やテレビを見ている方は多いでしょう。
また、眼鏡やコンタクトレンズが合っていない場合も眼精疲労になりやすいです。
無理に焦点を合わせようと集中することが多い方は注意が必要です。
眼精疲労の対策
目の症状だけではなく身体の症状にもつながる眼精疲労。
日常生活の中で簡単にできるものからクリニックで行うものまで対策を8つご紹介します。
①目を休める
一日中目を使っている方は、まずは目を休めましょう。
ホットアイマスクや蒸しタオルを使って目元を温めると血行が良くなります。
目元の筋肉をほぐすためには、入浴やサウナで身体を温めることも効果的です。
②目の乾燥を防ぐ
空気の乾燥や暖房の風、コンタクトレンズの使用などで目が乾燥するとドライアイになりやすくなります。
ドライアイが眼精疲労につながることもあるので、まばたきを意識して目のうるおいを保ちましょう。
市販の目薬を使いすぎると症状が悪化する場合もあるので、使用方法や回数には注意が必要です。
室内で過ごすことが多い方は、エアコンの風を直接浴びない工夫や、加湿器の使用も効果的ですね。
③電子機器の使用回数を減らす
起きた瞬間から寝る直前までスマートフォンなどの画面を見ている方が非常に多いです。
目を酷使することは眼精疲労に直結するので、使用時間を調整しましょう。
どうしても使用時間を減らせない方は、画面の明るさや画面との距離、電子機器を使用する際の姿勢を工夫してみてください。
④眼鏡を使い分ける
眼鏡やコンタクトレンズの度数は合っていますか?
最後に度数を調整したのはいつ頃ですか?
近視や遠視、乱視などを矯正せずに生活していると、どうしても目に疲れがたまります。
目の疲労を軽くするために、画面を見るときの眼鏡、日常生活用の眼鏡、外出時にかけるサングラス、といった使い分けをすることもおすすめです。
⑤マッサージをする
・眼輪筋 ・上眼瞼挙筋 ・胸鎖乳突筋 ・僧帽筋 ・後頭下筋群 ・肩甲挙筋 など |
目の周りの筋肉だけではなく、首や肩、背中の筋肉が目の疲れに関わっています。
筋肉やリンパの軽いマッサージ、ツボを押す方法もありますが自分で行う際は注意が必要です。
強い力で行ってしまうと筋肉や皮膚を傷つけてしまいますし、皮膚に摩擦が起こればシミやシワ、たるみの原因となってしまいます。
マッサージクリームやオイルを使って、刺激を与えないよう軽い力で行いましょう。
⑥疲労回復点滴
当院では疲れた身体におすすめの疲労回復点滴を行っています。
神経痛や筋肉痛、関節痛に効果的な成分や代謝を促し炎症を抑える成分が配合されています。
全身の疲労感はもちろん、目の疲れや肩こり、腰痛などが気になる方にもおすすめの施術ですよ。
⑦眉間ボトックス
目の疲れが悪化すると、目の開きが悪くなったり視界がぼやけたりします。
焦点を合わせるために目を細めたり眉をしかめることが増えると、眉間にシワが寄ってしまいますよね。
表情筋が原因のシワにはボトックス注射がおすすめです。
ボトックスには筋肉の動きを弱めるはたらきがあるので、眉間やおでこに注射すれば無駄な力が入らなくなります。
眉間やおでこのシワ予防になるので、定期的な施術をおすすめしています。
⑧二重整形を受ける
目が小さいことや目の開きが悪いことがコンプレックスだと、目を大きく開けるためにおでこの力を使って目を開けている方が多くいらっしゃいます。
筋肉は使いすぎると疲労がたまるので、おでこや眉毛周辺の筋肉が疲労してしまうのです。
二重整形や眼瞼下垂手術を受けて視界を広げることで、眼精疲労の改善につながる場合があります。
頑張って目を開けようとすることがおでこのシワにもつながるので、気になる方はクリニックにご相談ください。
まとめ
今回は、眼精疲労の症状や原因、対処法をご紹介しました。
目の疲れが続くと、眉間にシワが寄ったり頭痛や肩こりを引き起こしたりします。
シワ予防のためだけではなく、体の不調を予防するためにも今回ご紹介した8つの方法を試してみてはいかがでしょうか。
当院ではボトックス注射や疲労回復点滴、二重整形などを行っております。
目元が気になる方は、お気軽にカウンセリングにお越しください。