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ボトックスはボツリヌス菌が作り出すA型ボツリヌス毒素で、たんぱく質の一種です。一般的には、ボツリヌストキシン製剤を「ボトックス」と呼んでいます。
ボトックスには筋肉を緩める（リラックスさせる）働きがあり、目じりや眉間、額、口の周りなどにできる表情筋のしわに製剤を注射することで、表情じわを改善し、目立ちにくくさせます。また、汗腺への神経伝達を阻害する働きがあるため、脇汗や多汗症対策としても使用されています。

表情じわとは、様々な表情を作った時に現れる誰にもできるしわのことです。しかし、年齢や紫外線の影響でコラーゲンが減少し、筋肉が衰えてくると、表情じわは無表情のときでも消えず、残ったままになってしまいます。若い人であっても、日常的に眉間にしわを寄せたり、顔をしかめたりする癖がある人は要注意です。

＜額のボトックス＞

額は目や眉に近いため、他の部位よりも動く頻度が高く、しわになりやすい部位でもあります。額にしわがあると老けた印象を与えてしまいます。
ボツリヌストキシン製剤を前頭筋に注入することで筋肉の動きを抑制し、額のしわが目立ちにくくなると、見た目の印象が若々しくなります。

このような方におすすめ
・額のしわが気になる方
・年齢よりも老けて見られる方
・しわを予防したい方

＜眉間ボトックス＞

眉間にしわがあると、不機嫌そうに思われたり、疲れているように見られたりと、印象はよくありません。
眉間のしわは、眉の周りの筋肉を繰り返し動かすことでできてしまいます。しわは加齢の影響だけではありません。困ったとき、考え事をしている時、眩しい時、小さな文字を見る時などに無意識のうちにしわを寄せていることも多いはず。なるべく眉間にしわを寄せないようにしたいものですが、癖はなかなか治らないものです。一度できてしまったしわは自分では改善することが難しいので、ボトックス注射での改善をおすすめします。
眉間には皺眉筋（しゅうびきん）と鼻根筋（びこんきん）の2つの筋肉があります。これらの筋肉にボトックスを注入することで筋肉が緩み、しわが改善します。

このような方におすすめ
・眉間のしわが気になる方
・年齢よりも老けて見られる方
・しわを予防したい方

<エラボトックス＞

筋肉の無駄な緊張を和らげ、スッキリとしたフェイスラインにする施術です。
エラが張っている輪郭は、骨そのものが出ている場合もありますが、多くの方は「咬筋」という噛む筋肉が発達していることにより、エラが張って見えています。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ほぼ全例で咬筋が発達し、エラが張って見えます。この場合は咬筋にボツリヌストキシン注射をすることで、筋肉が萎縮しすっきりとしたフェイスラインに整えることができます。

患者さまのエラの原因を診断し、適切な量を注入していきます。施術時間は約5分、腫れや内出血も少ないため、美容医療初心者の方にもおすすめの治療です。
注射後、早くて3～4日で筋力が落ち、最短で1週間～約3週間後には効果を実感できます。

このような方におすすめ
・エラ張りが気になるという方
・小顔になりたいという方
・歯ぎしりをしている方

＜口角ボトックス＞

口角ボトックスは、下がった口角を引き上げる治療です。切開することなく、注射だけで口元の印象を自然に変えることができます。口角には口角を引き上げる筋肉と引き下げる筋肉があり、口角を下げる筋肉にボトックスを注入することで、口角を下げる力を抑制します。
口角が上がっている人は明るい印象がありますが、口角が下がっている人は不機嫌に見られてしまったり、老けて見られたりすることがあります。口角ボトックスで口角を上げると、好印象なイメージを与えることが出来ます。
笑顔に自信を持ちたいアナタへ。口角が上がることで優しい印象になります。治療時間は約5分と短く、治療の跡が目立ちにくいというメリットがあります。ボトックス注射後、2日～1週間で効果が現れます。徐々に効果が出てくるため、周りにもバレにくいのが特徴です。効果の持続は約3～6ヶ月ほど、繰り返し治療を続けることで効果が長続きしますので定期的な治療をおすすめします。

このような方におすすめ
・口周りのしわが気になる方


・口角が下がっているため老けて見られる
・不機嫌に見られる方

＜多汗用＞

体温が上がると、その情報を脳が受け、神経に伝えます。汗が出る仕組みは、交感神経から発汗を促す物質（アセチルコリン）が分泌され、エクリン汗腺にある受容体に届くことで、エクリン汗腺から汗が出るようになっています。特に汗をかきやすい部分（脇の下など）にボトックスを注射することでアセチルコリンの働きを抑制し、汗の分泌を抑える効果が期待できます。そして汗の量が減るため、においの軽減にもつながります。約半年～1年ぐらいの間、汗の量を抑えることが可能です。

このような方におすすめ
・脇の汗が多く、洋服に汗ジミができる方
・手のひら、足裏、頭皮の汗が多く、日常生活に支障がある方
・周りに臭いを指摘された方
・切開せず、多汗症対策をしたい方

施術時間・内容

副作用・リスク内出血、発熱、頭痛、吐き気