糸リフトとはどんな施術?糸リフトの種類や効果、持続期間、必要な本数をご紹介します!
2023.8.30

糸リフトとはどんな施術?糸リフトの種類や効果、持続期間、必要な本数をご紹介します!

美容整形

手軽なエイジングケアとして人気のある糸リフトとは一体どのような施術なのでしょうか?

糸リフトの種類や得られる効果、持続する期間や必要な本数、効果的な部位について詳しくご紹介します。

糸リフトって何?

「スレッドリフト」とも呼ばれる「糸リフト」。

クリニックによって使用する糸の種類、針の太さ、挿入方法が異なります。

まずは一般的な糸リフトの特徴をみてみましょう。

特徴

糸リフトを使った施術では、10cmほどの長さの糸を顔や首などの気になる箇所に挿入していきます。

メスを使わずに完了する施術なので、切開リフトに比べると手軽さがありますね。



リフトアップ施術は美容整形の中でも比較的大掛かりで、ダウンタイムが心配されます。

しかし、糸リフトの場合専用の針を使って糸を通すだけなので、身体への負担が少なく済みますよ。

ダウンタイムも短く、施術当日からお化粧も可能です。

糸リフトの仕組みや効果

糸リフトでは、医療用の糸を使って物理的にたるみを引き上げます。

コグと呼ばれるトゲトゲのついた糸を皮下組織に挿入します。

皮下組織にトゲが引っかかった状態のまま糸を引き上げることで、気になる部分のリフトアップが可能になる、という仕組みです。



糸リフトの種類によってはリフトアップ目的ではなくハリ感UPが目的のものも。

挿入された糸による刺激により、真皮層のコラーゲンやエラスチンの産生が促され、弾力のある肌が手に入ります。

糸リフトが向いている人

・軽度のたるみがある
・将来のたるみを予防したい
・小じわが気になる
・効果に即効性を求めている


リフトアップ効果のある糸リフトは、このような方におすすめです。

さらに、糸リフトにはコラーゲンの産生を促すはたらきがあります。

糸が挿入されてから徐々に肌にハリが出てくるので、小じわが気になっている方にもおすすめですよ。

糸リフトの種類

美容クリニックで取り扱っている糸リフトはさまざまで、なんと100種類以上もあるのです。

そんな糸リフトをまずは溶ける糸かどうかを基準に比べてみましょう。

溶ける糸(吸収糸)

定期間が経過すると、体内に吸収されていく素材でできているのが吸収糸。

完全に吸収されるまでの期間は糸の種類によって異なりますが、長いもので2年ほど、短いもので半年ほどで吸収されてしまいます。

いずれ体内に吸収されるため、体内に異物が残らない点がメリットといえますね。

安全性が高いので現在は吸収糸の挿入が主流となっています。

溶けない糸(非吸収糸)

体内に吸収されない素材で作られているのが非吸収糸。

例えばスプリングスレッドや金の糸などがあげられます。

非吸収糸は体内に吸収されないので効果も永遠、と思われがちですが効果には限りがあります。



また、糸リフトで挿入した糸が体内に異物として残ってしまうと、アレルギーや肌トラブル、感染などのリスクが上がります。

さらに、顔に金の糸が入っているとハイフなどの美容施術だけではなく、CTやMRIといった検査が受けられなくなります。

糸リフトを検討中の方は、施術の特徴や術後の禁忌事項をしっかりと確認しておきましょう。

糸リフトの施術方法

糸リフトの施術方法

糸リフトは糸を挿入する方法によって「浮遊型糸リフト」「固定型糸リフト」に分かれます。

カウンセリングでたるみの度合いに合った糸の種類を医師がご提案いたします。

当院の糸リフト

実際に行っている糸リフトの施術にはどのようなものがあるのでしょうか?

当院で取り扱っている4つの施術をご紹介します。

傷のつかない固定型糸リフト

浮遊型糸リフトと固定型糸リフトの良いところを掛け合わせてできたのが当院の「傷のつかない固定型糸リフト」です。

ダウンタイムが短いうえに、顔の見える部分に針穴ができません。



さらに、コグの多い糸を使用するため、持続期間はなんと浮遊型糸リフトの約6倍。

とても画期的で魅力的な施術ですね。

術後の腫れは1~3日で落ち着き、効果は2~3年ほど持続します。

スマートシェイプリフト

浮遊型糸リフトである当院のスマートシェイプリフト

ギザギザのトゲ(コグ)のついた糸を挿入したるんだ皮膚を持ち上げます。

皮下組織に通した糸は約2年間残るため、引き上げ効果だけでなくコラーゲンを増やす効果も期待できます。

お肌のハリや弾力を取り戻したい方、ツヤのある美肌を目指す方におすすめの糸リフトです。

アンカー

浮遊型糸リフトであるアンカー。

当院では「アンカープラス」「アンカーMAX」の2種類をご用意しております。

顔に針穴ができる点はデメリットですが、引き上げ力がとても強いので少ない本数で効果が出る点が魅力です。

あご下すっきり糸リフト

あご下すっきり糸リフトではバイニードルと呼ばれる糸を使用します。

両端に針があるためバイニードルと呼ばれています。

糸は1本ですが、2方向に向けてリフトアップすることが可能です。




通常10cmほどの糸を使用しますが、バイニードルでは30cmほどの長い糸を使います。

軟性のある素材のため、曲線状に挿入したり折り返して挿入することも可能。

広範囲に効果を出したい方におすすめの糸リフトです。

ショッピングリフト

「コラーゲンリフト」「ショッピングスレッドリフト」などとも呼ばれるショッピングリフト。

買い物に行くほどの気軽さで受けられる、というところからネーミングされました。

ショッピングリフトでは、コグのついていない短い糸を使用します。

糸が通った美容針のような専用の針を何十本も刺し、糸を残して引き抜きます。



残った糸の刺激によるコラーゲンの増生を促すことが目的で、リフトアップ効果はありません。

肌にハリが欲しい方、くすみが気になる方、毛穴悩みがある方におすすめの施術ですよ。

糸リフトが効果的な部位や本数

・フェイスライン
・ほほ
・ほうれい線
・あご下 など


フェイスリフトやネックリフトといった効果が期待できます。



糸リフトは糸を挿入するだけでたるみやしわが改善される画期的な施術です。

しかし、目的に合った適切な本数を入れなければ効果を感じることはできません。



20代は10本、30代は12~16本、40代からは16~20本が目安といわれています。

ただし、目的によって使用する本数や糸の種類は異なります。

必要な本数には個人差があるのでカウンセリング時にご相談ください。

リフトアップ施術

たるみの度合いやたるみの原因によっては糸リフトではなく別の施術が適していることも。

ここでは糸リフト以外のリフトアップ施術についてご紹介します。

サーマクール

真皮層に熱を届けるサーマクール。

表皮層にダメージを与えずに真皮層のみを刺激します。

熱によりタンパク質が変性し引き締まるだけではなく、線維芽細胞が熱刺激を受けることでコラーゲンの生成が促され、ハリや弾力が生まれます。

HIFU(ハイフ)

切らないリフトアップ施術の一つであるハイフ。

こちらも熱の力を使って気になる部分を引き締めていきます。



瘦身サロンやエステサロンでもハイフを行っているところはありますが、美容クリニックでは医療用のものを使用します。

医療用のハイフでは皮膚の土台となる筋膜に熱を届けることもできるので、たるみの原因にしっかりとアプローチします。

また、切開を伴わないのでダウンタイムがほとんどないのが魅力ですね。

フェイスリフト

フェイスリフト

糸リフトやハイフなどで効果を感じられない場合は切開を伴うリフトアップをおすすめします。

フェイスリフトは中度~重度のたるみを改善することができます。

皮膚を切除し繋ぎ合わせるだけではなく、皮膚を支えているSMAS筋膜を切除し縫い縮めていきます。

たるみの度合いや引き上げたい部位によって切開範囲が異なります。

フェイスネックリフト

こめかみやほほ、フェイスラインだけではなく首元も引きあげるフェイスネックリフト。

首元のたるみがなくなるだけで見た目は大きく変化します。

顔の脂肪吸引

脂肪が原因でたるみが起こっている場合は脂肪吸引が適しています。

脂肪吸引は、専用のカニューレと呼ばれる細い管を使って行います。

掃除機で吸い込むようにカニューレを動かしながら脂肪を吸引していくのです。




また、脂肪吸引で余分な脂肪を除去してから糸リフトを行うこともおすすめです。

糸に対して脂肪の量が多いと負荷がかかり、糸リフトの引き上げ力と持続力が弱まります。

事前に脂肪吸引を行うことで糸リフトの効果を最大限に発揮するというメリットがあるのです。

まとめ

今回は手軽に行えるリフトアップ施術「糸リフト」についてご紹介しました。

糸リフトにはさまざまな種類があり、糸の種類や固定方法の違いによって分類されています。

軽度のたるみが気になる方、将来のたるみを予防したい方は是非糸リフトをご検討ください。

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