糸リフトとはどんな施術?糸リフトの種類や効果、持続期間、必要な本数をご紹介します!
2024.7.11

糸リフトとはどんな施術?糸リフトの種類や効果、持続期間、必要な本数をご紹介します!

美容整形

手軽なエイジングケアとして人気のある糸リフトとは一体どのような施術なのでしょうか?

糸リフトの種類や得られる効果、持続する期間や必要な本数、効果的な部位について詳しくご紹介します。

糸リフトって何?

「スレッドリフト」とも呼ばれる「糸リフト」。

クリニックによって使用する糸の種類、針の太さ、挿入方法が異なります。

まずは、一般的な糸リフトの特徴をみてみましょう。

特徴

糸リフトを使った施術では、10cmくらいの糸を顔や首など気になる部分に挿入していきます。

メスを使わずに完了する施術ですから、切開リフトに比べると手軽さがありますね。

リフトアップ施術は、美容整形の中でも比較的大がかりで、ダウンタイムが心配されます。

しかし、糸リフトの場合、専用の針を使って糸を通すだけなので、身体への負担が少なく済みます。

ダウンタイムも短く、施術当日からお化粧も可能です。

糸リフトの仕組みや効果

糸リフトでは、医療用の糸を使って物理的にたるみを引き上げます。

「コグ」と呼ばれるトゲトゲがついた糸を皮下組織に挿入します。

皮下組織にトゲが引っかかった状態のまま糸を引き上げることで、気になる部分のリフトアップが可能になる、という仕組みです。

糸リフトの種類によっては、リフトアップ目的ではなく、ハリ感アップが目的の施術も。

挿入された糸が線維芽細胞を刺激し、真皮層のコラーゲンやエラスチンの産生が促されます。

ツヤや弾力のある肌が手に入りますよ。

糸リフトが向いている人

・軽度のたるみがある
・将来のたるみを予防したい
・小じわが気になる
・効果に即効性を求めている

リフトアップ効果のある糸リフトは、このような方におすすめです。

さらに、糸リフトにはコラーゲン増生を促す働きがあります。

糸が挿入されてから徐々に肌にハリが出てくるので、小ジワが気になっている人にもおすすめですよ。

糸リフトの種類

美容クリニックで取り扱っている糸リフトは、なんと100種類以上もあるのです。

種類が多く効果や目的も異なるため、まずは溶ける糸かどうかという基準で比較してみましょう。

溶ける糸(吸収糸)

糸を挿入してから一定期間経過すると、体内に吸収されていく素材でできているのが「吸収糸」。

完全に吸収されるまでの期間は、糸の種類によって異なります。

長いもので2年ほど、短いもので半年ほどで体内に吸収されていきます。

いずれ体内に吸収されるので、体内に異物が残らない点はメリットと言えますね。

安全性が高いので、現在は吸収糸が主流となっています。

溶けない糸(非吸収糸)

体内に吸収されない素材で作られている「非吸収糸」。

例えば、「スプリングスレッド」「金の糸」などが挙げられます。

非吸収糸は、体内に吸収されることがありません。

そのため効果も永遠なのでは?と思う方もいらっしゃいます。

しかし、残念ながら効果には限りがあります。

また、糸リフトで挿入した糸が体内に異物として残ってしまうと、アレルギーや肌トラブル、細菌感染などのリスクが高まります

さらに、顔に金の糸が入っていると、ハイフなどの美容施術だけでなく、CT、MRIといった検査が受けられなくなります。

糸リフトを検討中の方は、施術の特徴術後の禁忌事項をしっかりと確認しておきましょう。

糸リフトの施術方法

糸リフトは糸を挿入する方法によって「浮遊型糸リフト」「固定型糸リフト」に分かれます。

カウンセリングでたるみの度合いに合った糸の種類を医師がご提案いたします。

当院の糸リフト

糸リフトは、糸を挿入する方法によって「浮遊型」「固定型」に分かれます。

カウンセリングではたるみの度合い目的に合った糸リフトをご提案いたします。

傷のつかない固定型糸リフト

「浮遊型糸リフト」「固定型糸リフト」にはそれぞれメリット・デメリットがあります。

それぞれの利点を掛け合わせてできたのが、当院の「傷のつかない固定型糸リフト」です。

ダウンタイムが短いうえに、顔の見える部分に針穴ができません

さらに、コグの多い糸を使用するため、持続期間はなんと「浮遊型糸リフト」の約6倍

とても画期的で魅力いっぱいの施術です。

術後の腫れは1~3日ほどで落ち着き、効果は2~3年ほど続きます。

スマートシェイプリフト

「浮遊型糸リフト」の一つである当院の「スマートシェイプリフト」

ギザギザのトゲ(コグ)のついた糸を挿入し、たるんだ皮膚を持ち上げます。

皮下組織に通した糸は約2年残るため、引き上げ効果だけでなくコラーゲンを増やす効果も期待できます。

お肌のハリや弾力を取り戻したい方、ツヤのある美肌を目指す方におすすめの糸リフトです。

ショッピングリフト

「コラーゲンリフト」「ショッピングスレッドリフト」などとも呼ばれる「ショッピングリフト」

買い物に行くくらいの気軽さで受けられる、という特徴からこうネーミングされたそうです。

ショッピングリフトでは、コグのついていない短い糸を使用します。

糸が通った美容針のような専用の針を何十本も刺し、糸を残して引き抜きます。

残った糸が線維芽細胞を刺激し、コラーゲンを増やすことが目的の糸リフトです。

そのため、リフトアップ効果はほとんど感じられません。

肌にハリが欲しい方、全体的なくすみが気になる方、毛穴悩みがある方におすすめです。

糸リフトが効果的な部位や本数

・フェイスライン
・ほほ
・ほうれい線
・あご下 など

糸リフトは、糸を挿入するだけでシワやたるみが改善される画期的な施術です。

しかし、効果を感じるためには、目的に合わせて適切な本数適切な部分に挿入する必要があります。

本数の目安

20代10本
30代12~16本
40代16~20本

おおよその目安はこれくらいの本数です。

しかし、シワやたるみの度合いには個人差があるため、カウンセリングの段階で適切な本数を見極める必要があります。

また、悩みによっては、適した糸の種類も異なります。

糸リフト以外のリフトアップ施術

たるみの度合いたるみの原因によっては、糸リフトを受ける前に別の施術を受けた方が良い場合があります。

ここでは、糸リフト以外のリフトアップ施術をご紹介します。

サーマクール

高周波エネルギーを使って、皮膚の深部まで熱を届けるサーマクール。

非侵襲的美容医療の一つです。

冷却機能で皮膚表面を保護しながら施術するため、真皮層のみが刺激されます。

熱によりタンパク質が変性し引き締まるだけでなく、線維芽細胞が活性化されることでコラーゲンの増生が期待されます。

肌の引き締め効果、リフトアップ効果、シワ改善などさまざまな効果が得られます。

HIFU(ハイフ)

非侵襲的美容医療であるハイフ。

超音波の力で筋膜に熱を与え、ギュッと引き締める施術です。

肌のタイトニングリフトアップ効果が得られます。

ハイフは医療用のものしか認められておらず、医師や看護師による施術が必須です。

医療用のハイフでは、皮膚の土台となる筋膜にしっかりと熱を与えるため、たるみの原因に直接アプローチが可能です。

切開を伴わないため、ダウンタイムがほとんどない点も魅力です。

フェイスリフト

サーマクール、ハイフ、糸リフトなどで期待する効果が得られない場合は、切開を伴うリフトアップをおすすめします。

「切開リフト」とも呼ばれる「フェイスリフト」では、中度~重度のたるみの改善が可能です。

フェイスリフトでは、皮膚を切除しつなぎ合わせるだけでなく、皮膚を支えているSMAS(筋膜)も切除し縫い縮めることができます。

たるみの度合いや引き上げたい部位によって切開範囲が異なります。

フェイスネックリフト

こめかみ、ほほ、フェイスラインだけでなく、首元も引き上げられる「フェイスネックリフト」

首元のシワやたるみがなくなるだけで、見た目が大きく改善します。

首は年齢が現れやすい部位の一つですが、スキンケアを忘れがちな部分でもあります。

化粧水や美容液、乳液は顔しかつけないという方も多いでしょう。

首元は意外に見られている部分ですから、ケアは早めに始めましょう。

顔の脂肪吸引

脂肪が原因でたるみが生じている場合は、「脂肪吸引」が適しています。

脂肪吸引では、「カニューレ」と呼ばれる専用の細い管を使って施術を進めます。

カニューレを小刻みに動かしながら、掃除機で吸い込むように脂肪を吸引していくのです。

また、脂肪吸引で余分な脂肪を除去してから糸リフトで引き上げることもおすすめです。

脂肪の量が多いと糸にかかる負荷が大きくなりますし、糸リフトの効果や持続力が弱まります。

糸リフトの効果を最大限に発揮するために、先に脂肪吸引をするという方法もあるのです。

まとめ

今回は、手軽なリフトアップ施術「糸リフト」をご紹介しました。

糸リフトにはさまざまな種類があり、糸の種類や固定方法によって分類されます。

軽度のたるみやシワが気になる方、将来のシワやたるみを予防したい方は糸リフトを検討してみてください。

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