笑顔の女性
2024.2.15

糸リフトの効果が続く期間はどのくらい?おすすめの人や失敗しないコツを解説します!

美容整形

美容クリニックで手軽に受けられる糸リフト。

たるみ解消やフェイスラインの引き上げができると人気があります。

糸リフトを入れていると公表している芸能人もいるため興味や関心を持つ方が増えました。

そこで今回は、糸リフトの効果が続く期間や向いている人の特徴を解説します。

糸リフトの種類

女性のフェイスラインのイメージ

糸を使ってたるみを引き上げる糸リフト。

皮膚を切開してたるみをなくすフェイスリフト(切開リフト)に比べて気軽に受けられます。

しかし、糸を入れるだけの施術ではありますが、決して簡単なものではありません。

糸リフトで失敗しないためには、糸リフトの具体的な施術方法や糸の種類を理解しておくことが大切です。

まずは糸リフトの種類についてみてみましょう。

溶けない糸

糸リフトで使う糸には、溶けるものと溶けないものがあります。

溶けない糸の方が効果は続きそう、と思う方もいるかもしれません。

しかし、溶けない糸は体内にずっと残ってしまうため、アレルギーや肌トラブルのリスクが高まります。

さらに、溶けない糸が入っているとハイフやレーザー、高周波・超音波治療などが受けられなくなる可能性があります。

そのため、近年の糸リフトでは溶ける糸が主流となっています。

溶ける糸

溶ける糸とは、挿入後一定期間が過ぎると体内に吸収される安全性の高い糸のこと。

さまざまな種類があり、素材やトゲ(コグ)のつき方が異なります。

最近では糸リフトの普及に伴い、どんどん新しい糸が開発されています。

使用する糸の形状が異なるため、クリニックによって糸リフトの効果はさまざまですね。

豊富な種類がある溶ける糸ですが、素材は主に次の3種類に分けられます。

・PCL
・PDO
・PLA


素材によって特徴が異なるため、効果が続く期間やリスクが異なります。

例えば、強い引き上げ力を持つPLAは、強度がある分糸が硬いですね。

そのため、引きつれのリスクがほかの素材よりも高まります。



つまり、「効果が高い=良い」「引き上げ力が強い=良い」とは一概には言えません。

自然で美しい仕上がりを手に入れるためには、たるみの度合いや皮膚の状態に合わせて、適切な糸を適切な位置に挿入することが重要なのです。

糸リフトの効果とは?

美容医療においてどのような効果があるかは特に気になるポイントですよね。

糸リフトで得られる主な効果を詳しくみてみましょう。

たるみ改善

たるみ治療として人気の高い糸リフトでは、皮膚のたるみを改善します。

糸を挿入して物理的にたるみを引き上げるので、年齢とともに生じたたるみを改善し、若々しい印象を取り戻すことができます。

年齢を感じさせるほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインの解消にも効果的ですよ。



糸リフトの施術後は、これまで顔の筋肉や皮膚だけで支えていた重みを糸が一緒に支えてくれます。

本来、重力によって下がってくる皮膚や脂肪が糸によって支えられるため、たるみにくい状態を作る効果も期待できますね。

小顔効果

顔が引き締まることで小顔効果も得られる糸リフト。

年齢制限はないので、20代前半からでも受けられる施術です。

輪郭のたるみをしっかりと引き上げ、フェイスラインがはっきりすると顔全体に立体感がでます。

もたついた印象の輪郭でもメリハリのある顔立ちが目指せるので印象を変えたい方にもおすすめです。

顔が引き締まることでシャープな印象が生まれ、痩せたように見える人もいます。

ハリ・ツヤUP

さらに、糸リフトには肌のハリやツヤを高める効果も期待できます。

意外かもしれませんが、挿入された糸が線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンを増やします。

細胞が活性化することで肌のハリやツヤUP効果が得られるのです。

ハリやツヤのある肌は若々しい印象を与える条件の一つです。

糸リフトがもたらす肌質の変化を上手に利用して、魅力アップを目指しませんか?

糸リフトの施術詳細

糸リフトの効果の持続期間

効果が続く期間には個人差がありますが、目安としては1~2年ほどですね。

一般的に施術後半年~1年間がリフトアップ効果のピークといわれています。

その後、糸が溶けるのと同時に効果が薄れていきます。

ただし、溶ける糸を使ったからといって、突然元に戻るわけではありません。

糸リフトによってたるみにくい土台が作られるため、効果が薄れてきてもあまりたるみが気にならないという方もいらっしゃいます。

必要な糸の本数

糸リフトの効果や持続期間は糸の種類や本数によって異なります。

本数が多ければたるみを支える力、引き上げる力が強くなるため、自動的に効果は長く続きます。

丈夫で引き上げ力の強い糸を使用すれば、その分効果は持続しやすくなるでしょう。

たるみを改善し、若々しい印象を保ち続けたい方は1~2年おきに糸リフトを受けるのがベストですね。

ダウンタイム

糸リフトは比較的ダウンタイムが短いことで人気があります。

しかし、ダウンタイムが全くないと言えば噓になります。

個人差はありますが、1週間ほどは腫れや痛み、内出血やツッパリ感が出る可能性があります。



腫れといっても顔がパンパンに腫れることは稀ですから、そこまで不安になる必要はありません。

腫れは主に麻酔の影響が大きく、数日で気にならなくなる方がほとんどです。

内出血が生じた場合も、1~2週間ほどで自然に目立たなくなります。



施術直後は肌が引っ張られるような感覚やつっぱるような違和感が生じる場合があります。

しかし、こちらも徐々に薄れていくのでご安心ください。

仕事はいつから?

糸リフトのダウンタイムには個人差があり、症状はさまざまです。

中には施術翌日から仕事に行く方もいらっしゃいます。

マスクで隠せば他人に気づかれることはほとんどないでしょう。

腫れや痛みが不安な方は、2~5日ほどお休みを取っておくと安心ですね。

費用相場

糸リフトの費用はクリニックによって異なります。

使用する糸の種類、本数によってさまざまですが、相場としては6本あたり20~30万円であることが多いですね。



種類が豊富な糸リフトは、クリニックによって料金に差が出やすい施術といえます。

料金が高ければ良い、というわけではありませんが、相場よりもあまりにも高い場合や安すぎる場合は注意した方が良いかもしれません。

ぼったくりの可能性や質の悪い安価な糸を使用している可能性もゼロではありません。



また、予算を重視して施術を受けると本数が足りずに思っていた効果が得られないことも。

理想の仕上がりに近づくために必要な本数を予算に合わせて話し合ってから施術を受けるようにしましょう。

糸リフトのメリット

糸リフトはメリットの多い施術です。

そのため、小顔系の施術やたるみ治療の中でも糸リフトが特に人気です。

なぜこんなにも多くの方が糸リフトを選ぶのか、そのメリットについて詳しく解説します。

ダウンタイムが短い

糸リフトの最大のメリットはダウンタイムの短さではないでしょうか?

個人差はありますが、施術後の腫れや痛み、引きつれ感は1週間ほどでおさまります。

腫れがあってもマスクで隠せる程度ですので、すぐに普段通りの生活の戻れるでしょう。


また、糸リフトは髪の生え際などの目立たない部分から挿入します。

糸を挿入する際の針穴も小さく、周りにバレるリスクはかなり少ないですよ。

ダウンタイムが短く済む糸リフトは、周りに気づかれたくない方、長期休みが取れない方におすすめの施術です。

痛みが少ない

美容医療には痛みがつきものです。

全く痛みがない施術もありますが、糸リフトと聞いただけで痛みを連想する方もいらっしゃいます。

糸リフトは施術中の痛みや施術後の痛みが少ない施術に分類されます。

通常、局所麻酔で施術を行いますが、痛みが不安な方は静脈麻酔を使用することも可能です。

効果がすぐ出る

糸リフトは即効性を求める方におすすめの施術です。

切らないリフトアップ施術にはサーマジェンやサーマクール、ハイフなどがあります。

超音波や高周波を使った施術は、ダウンタイムがほとんどないのでとても人気があります。

しかし、効果を実感するまでに1か月ほどの期間を要します。



マッサージやトレーニングなど自己流のケアも効果を実感するまでに時間がかかりますし、どれだけ頑張っても効果が得られない方も。

その点、糸リフトでは糸を使って物理的に皮膚を持ち上げます。

そのため、施術後すぐに変化が感じられますよ。

フェイスリフトより手軽

糸リフトが登場するまでは、たるみ改善といえば切開を伴うフェイスリフトしか方法がありませんでした。

皮膚を切開・切除してたるみを解消するフェイスリフトは、変化が実感しやすい点が魅力です。

しかし、大がかりな手術となるため、ダウンタイムが長く傷跡の心配もあります。

一方、メスを使わない糸リフトはダウンタイムが短く、目立つ部分に傷跡もできません。

フェイスリフトに比べて精神的・肉体的負担も少なく、手軽に受けられるメリットがありますね。

糸リフトはこんな人におすすめ

指をさすナースのイメージ

さまざまな効果が期待できる糸リフトは、幅広い年齢層の方にお受けいただけます。

主に輪郭の悩みや皮膚のたるみが気になる方におすすめの施術ですので、ご自身の悩みと照らし合わせてみてくださいね。

たるみが気になり始めた

軽度のたるみや初期のたるみには糸リフトがおすすめです。

糸リフトの効果に限りはありますが、年齢とともに生じる変化に合わせて施術ができる点は魅力ですね。

例えば、たるみが気にならないときは少ない本数を挿入し、たるみが気になるときは本数を増やすなど、その都度適した施術が受けられますよ。

今あるたるみを改善するだけではなく、将来できるであろうたるみを予防する効果も期待できます。

小顔になりたい

顔の輪郭やフェイスラインの余白が気になる方にも糸リフトがおすすめです。

小顔効果を得るためにマッサージやトレーニング、エステや整体などいろいろ試している方も多いでしょう。

顔が大きくなる原因によって適した施術は異なります。

糸リフトで悩みが解消される可能性もあるので、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

外科手術に抵抗がある

糸リフトとは糸を入れるだけの施術ですから、ダウンタイムが短く手軽に受けられます。

メスを入れるのは怖い、ダウンタイムが不安という方には糸リフトがおすすめです。

長期休みが取れない職種の方にも人気があります。

糸リフトで失敗しないためには

糸リフトは体への負担が少ない施術です。

しかし、体内に糸を挿入するため、リスクがゼロとは限りません。

また、たるみをどのように引き上げるのか、どんな種類の糸をどのように入れるかは、医師のセンスと技術力にかかっています。

糸リフトの失敗例

・引きつれが起こる
・針穴から感染
・糸が透けて見える
・肌が凸凹になる
・効果が感じられない など


糸リフトにはこのようなリスクが伴います。

しかし、これらのほとんどが医師の経験や技術不足が原因です。

術後に後悔したくない方は、経験豊富な医師に依頼することが大切です。

また、たるみの状態に合った施術を選択することも重要です。

クリニック選び

術後の傷跡が目立ちにくく、短いダウンタイムでたるみが改善できる糸リフト。

エイジングケアのファーストステップとしておすすめの施術ですね。

効果の持続期間が限られているからこそ、美容医療が初めてでもお試し感覚で受けることもできます。

しかし、気軽に受けられるとはいえ、デメリットやリスクもゼロではありません。

糸の選び方や挿入方法、引き上げるデザインなど医師の技術とセンスによって仕上がりが大きく変わります。

糸リフトで失敗しないためには、クリニック選びを慎重に行うことが大切です。

まとめ

今回は糸リフトの効果が持続する期間や費用相場、必要な本数についてご紹介しました。

糸リフトの持続期間は1~2年ほどと限られています。

人によっては効果が短いと感じるかもしれません。

しかし、たるみの予防とたるみの解消が同時にできるため、糸リフトを定期的に受けているお顔と受けていないお顔では見た目の年齢に大きな差が生じます。

美しく年齢を重ねるための心強い味方である糸リフト。

「なんとなく老けた気がする」「顔の輪郭がはっきりしない」

このような変化を感じ始めた方は、糸リフトを検討してみてはいかがでしょうか?

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