糸リフトの概要
糸リフトとは、気になる部分に糸を通し、リフトアップを叶える若返り施術の一つ。
使用する糸にはトゲ(コグ)がついており、皮下組織に引っかかることでたるみを引き上げます。
糸リフトに使用する糸は大きく分けると2種類あります。
◆糸の種類 ・溶ける糸 ・溶けない糸 |
安全性や仕上がり、体への負担などの観点から、主流となっているのは溶ける糸。
既にあるたるみを解消するだけではなく、たるみの予防や肌の弾力アップ、ほうれい線の改善といった効果もありますよ。
皮膚を切除することなくリフトアップができるので、ダウンタイムや痛みが少ない点が糸リフトのメリットです。
糸リフトは効果ない?
糸を使って物理的にたるみを持ち上げる糸リフトは、効果や変化を実感しやすい施術です。
しかし、中には効果が得られなかった、といった報告もあります。
大きな変化を感じられなかったり理想と異なる仕上がりになってしまった場合、効果がないと思われてしまうのです。
しかし、糸リフトそのものに効果がないというわけではありません。
さまざまな理由から期待通りの結果にならず、効果がないように感じてしまうケースがあるということですね。
糸リフトで効果が得られない原因
本来即効性があり、すぐに変化が出るはずの糸リフト。
ではどうして期待通りの結果が得られないのでしょうか?
効果が見られない原因や糸リフトにおける失敗の原因について解説していきます。
医師とのコミュニケーション不足
まず考えられる理由は、医師とのコミュニケーション不足です。
たるみ解消と一言で言っても、輪郭がたるんでいるのか、頬がたるんでいるのか、口元がもたついているのか、お悩みには個人差があります。
糸リフトの施術では、具体的にどこがどう気になるのか、どのような仕上がりが理想なのか…
こういったヒアリングがとても重要です。
意思疎通がしっかりとできていない場合、お客様が求める仕上がりと医師が想像する仕上がりが一致しません。
その結果、期待していた変化が得られなかったり、悩みが改善されなかったり、と効果がないように感じてしまうのです。
医師の技術不足
簡単そうに見える糸リフトですが、意外に医師の技術が問われる施術なのです。
たるみの引き上げ方や強度、選ぶ糸によって仕上がりに大きな差が出ます。
1本の糸だけで引き上げられる重さには限界があるため、たるみの度合いによっては必要本数も増えてきます。
糸リフトは医師の技術、知識、経験が大きく問われる施術なのです。
医師の技術不足のために適切な施術ができないと、たるみが改善されない、理想と違う、といった結果につながることに。
糸リフトがおすすめな方の特徴
お肌の状態によっては糸リフトが適している方とそうでない方がいます。
求めている効果やたるみの度合いによっては、切るリフトアップを提案することも。
糸リフトが向いている方の特徴を見ていきましょう。
たるみを予防・改善したい
進行してしまったたるみは糸リフトだけで解消することが難しく、少しの変化しか感じられない可能性があります。
糸で引き上げられるたるみの限度を考慮すると、20~40代の方が糸リフトに適した年齢といえるでしょう。
もちろん糸リフトは年齢に関係なくたるみに効果がありますが、最も効果が出やすいのは軽度のたるみです。
また、糸リフトはたるみを予防する効果もあります。
そのため、将来のために予防しておきたい、といった方にも糸リフトがオススメです。
輪郭にハリを与えながらたるみにくい肌作りにつながりますよ。
即効性を求めている
即効性を求めている方には糸リフトがオススメですよ。
リフトアップや引き締め効果のある施術ではハイフやサーマクールも人気ですが、効果があらわれるまでに1か月ほどかかります。
超音波や高周波を使ってじわじわと引き締めるハイフやサーマクールと違って、糸リフトは物理的にたるみを引き上げる施術。
効果に即効性があり、施術後すぐに変化を感じられるでしょう。
費用を抑えたい
最もリフトアップ効果が得られる施術は、切るリフトアップである「フェイスリフト」です。
余分な皮膚を切除してたるみを引き上げるので、大きな変化が期待できます。
一方で非常に大掛かりな手術になるので費用も高額に。
フェイスリフトは糸リフトの2倍費用がかかることも。
費用を抑えたい、という方は糸リフトを選ぶと良いでしょう。
体への負担を軽減したい
糸リフトはフェイスリフトよりも安価なうえに、ダウンタイムや痛みも抑えることができます。
髪の生え際など目立たない部分から針を入れるので、施術後の針穴もほとんど目立ちません。
腫れることもありますがほとんどが2~3日で落ち着きます。
ダウンタイムが少ないので長期のお休みを取る必要もなく、注意事項を守れば翌日から通常通りの生活を送ることができます。
身体への負担にも配慮しながらリフトアップがしたい、という方は糸リフトを検討してみてはいかがですか?
糸リフトで美容外科を選ぶポイント
輪郭施術の中でも一番人気といっても過言ではない糸リフト。
多くの美容外科が糸リフトに力を入れるようになりました。
しかしどこで受けてもいい結果が得られる、というわけではありません。
糸リフトで失敗しないためにも、美容外科を選ぶポイントをお伝えします。
医師の実績をチェックする
糸リフトは医師の技術、知識、センスが非常に重要な施術です。
理想の仕上がりを手に入れるためにも実績をチェックし、経験豊富な医師を選びましょう。
中には医師経験が長くても、糸リフト施術の経験がほとんどない医師もいます。
美容外科医にはそれぞれ得意とする施術があるので、実績の内容も細かくチェックしましょう。
◆見るべきポイント ・どの手術が得意な医師か ・糸リフトを行う頻度 ・症例は自分の理想と近いか |
押し売りするクリニックを選ばない
残念ながら、美容外科の中には利益だけを追い求め、押し売りのような営業をしているクリニックもあります。
利益優先でお客様に必要のない施術まで強引に受けさせるようなクリニックがあることも事実です。
糸リフトに限らず、お客様の話を聞かずして一方的に施術を勧めてくるようなクリニックは避けましょう。
必要な施術、不必要な施術をしっかりと提示し、お客様に寄り添って提案してくれるかどうかをしっかりと見極めてください。
医師との相性も大切
糸リフトは医師のセンスが問われる施術なので、医師との相性も大切です。
まずはカウンセリングで信頼できる医師かどうかを判断してください。
コミュニケーションがとりやすいかどうかも重要ですよ。
また、美的感覚が自分の好みと近いかどうかも見ておきましょう。
美しさの基準は人それぞれで、医師が思う美しさ=お客様にとっての美しさとは限りません。
過去の症例をチェックできるのであれば見せてもらい、理想の仕上がりに近い医師を選ぶと期待した結果を得やすいでしょう。
糸リフトで効果を実感したいなら
お金を払って受ける施術なので、効果を期待したいのは当然のこと。
一部では「糸リフトは効果がない」という意見がありますが、効果が得られないのには何か理由があります。
なぜ効果がないのか理由を知ることで、糸リフトで効果を得るためにすべきことが分かります。
糸リフトについてしっかりと理解し、信頼できる医師を選ぶことで、求めていた変化を手に入れることができるでしょう。
当院ではお客様一人ひとりの骨格、脂肪のつき方、筋肉のバランスを分析し、皮膚の状態に合わせた施術を提案しております。
たるみが気になる方、糸リフトに興味がある方、輪郭をすっきりとさせたい方はお気軽にご相談ください。
まとめ
どんな美容施術においてもリスクは付き物です。
そのため糸リフトに対してネガティブな意見があるのも仕方のないこと。
しかし、糸リフト自体に効果がないというわけではありません。
適切な処置ができればお客様にとってうれしい変化が得られるのが糸リフト。
理想の変化を得るためにも、クリニック選びは慎重に行ってくださいね。