美容医療用レーザーとは?美容クリニックのレーザー治療でできること一覧!
2023.9.22

美容医療用レーザーとは?美容クリニックのレーザー治療でできること一覧!

美容皮膚治療にはを使ったもの、レーザーを使ったもの、を使ったもの、超音波を使ったものなどさまざまな種類があります。

その中でも今回は美容レーザー治療について詳しくお話します。

美容クリニックでレーザーを使った美容施術を検討中の方は是非参考にしてみてくださいね。

美容レーザー治療とは

あらゆる肌悩み、肌トラブルを改善する美容レーザー。

メスを使った手術に比べて、手軽に受けられるのが人気の理由です。

そんな美容レーザーにはさまざまな種類があります。

悩みに合ったレーザー機器を選択することで、悩みの改善が見込めますよ。

レーザーとは

光の一種であるレーザーはさまざまな分野で使われており、コンサート会場での演出やプリンター、レーザーポインターなどあらゆる場所で見かけます。

色素や水分に吸収される性質を持っているレーザー。

この原理を利用して、美容分野ではシミやホクロ治療、脱毛などに応用されているのです。

レーザーの波長

レーザーの波長

このように、レーザーにはさまざまな種類があり、それぞれ波長が異なります。

つまり、熱が届く部分や深さ、エネルギー量、必要な照射時間などが異なるというわけです。

美容医療では主に400nm~760nmの可視光線や760nm~1000μmの赤外線が使用されています。

美容レーザー治療でできること

ホクロ取りレーザー

レーザーの種類によって効果的な悩みや肌トラブルが異なります。

シミやホクロ取りに向いているレーザー、毛穴悩みに適したレーザー、脱毛に向いているレーザー…

今回は悩みのタイプ別に、適したレーザーの種類をご紹介します。

◆シミ治療

・CO2レーザー
・フラクショナルCO2レーザー
・ピコレーザー
・レーザートーニング
・Qスイッチルビーレーザー
・Qスイッチヤグレーザー


シミは大きく分けての4種類。「老人性色素斑」「雀卵斑」「炎症後色素沈着」「肝斑」

それぞれ原因も適した治療法も異なります。

最も多いのが「老人性色素斑」と呼ばれる紫外線や肌の老化が原因で起こるシミ。

シミやそばかす、ニキビ跡が気になる方はどのようなレーザー治療が合っているか、まずは医師に相談してみましょう。

◆肝斑治療

・ピコレーザー
・レーザートーニング
・Qスイッチヤグレーザー
・トライビーム



ご紹介した4つのシミの中で、特に気を付けたいのが紫外線の影響だけではなくホルモンバランスの崩れが原因となる肝斑。

肝斑は、シミ治療用のレーザーでは悪化してしまう可能性があります。

肝斑に効果的なレーザーを選択する必要があるため、注意が必要です。



シミなのか肝斑なのかは判別が難しく、自己判断で治療を行うことはおすすめできません。

クリニックでカウンセリングを受けて、正しい治療を受けるようにしましょう。

◆ホクロ・いぼ治療

・CO2レーザー
・Qスイッチルビーレーザー
・Qスイッチヤグレーザー


ホクロやイボの大きさにもよりますが、レーザーによって除去可能です。

大きなものはメスを使って切り取る方法が有効ですが、小さなものや浅いものはレーザーでの治療が可能です。

レーザーには色素や水分に反応する性質があります。

ホクロ除去の場合、レーザーの熱が水分に反応し、ホクロが蒸散します。

ホクロの原因となる細胞を削り取ることで、ホクロがあった部分は何もなくなるという仕組みです。

治療を受けた後は再生テープなどを貼り、保護しておきましょう。

◆小じわ治療

・フラクショナルCO2レーザー
・ジェンテクニック


しわの原因にはさまざまなものがあります。

表皮性しわである小じわにはターンオーバーを整える治療、真皮性しわである深いしわにはコラーゲンやエラスチンを増生させる治療が効果的です。



例えばフラクショナルCO2レーザーでは、皮膚表面に微細な穴を開け、ターンオーバーを促します。

ジェンテクニックでは真皮の上層に熱を加えることでコラーゲンを増生します。

しわの深さに合ったレーザーを使用することが大切です。

◆ニキビ跡治療

・CO2レーザー
・フラクショナルCO2レーザー
・ピコレーザー
・レーザートーニング
・Qスイッチヤグレーザー
・トライビーム
・ダイレーザー


炎症後色素沈着の一つであるニキビ跡。

赤みが残ってしまったもの、凸凹とクレーターのようになってしまったもの、色素沈着を伴うもの…

ニキビ跡の状態によって適した治療法が異なるので、まずは医師に相談しましょう。

◆美肌治療

・フラクショナルCO2レーザー
・CO2レーザー
・Qスイッチヤグレーザー
・ジェンテクニック
・ピコレーザー


美容医療用レーザーの中には、毛穴の詰まり、くすみ、肌のキメを改善するもの、ターンオーバーを整えるもの、コラーゲンやエラスチンの増生を促すものがあります。

中でもおすすめなのはフラクショナルCO2レーザー

ターンオーバーを整える、コラーゲンやエラスチンの増生を促す、詰まり毛穴の改善、くすみ改善といった効果が期待できます。

そのほかにも美肌効果の高い美容医療レーザーは数多くあるので、悩みに合わせて治療を選択してください。

◆医療脱毛

・アレキサンドライトレーザー(755nm)
・ダイオードレーザー(800~940nm)
・ヤグレーザー(1064nm)


美容医療用レーザーは脱毛にも使用されます。

医療機関では主に「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」といったレーザーを使用しています。

当院で使用している「ジェントルレーズプロ」には755nmのアレキサンドライトレーザーが搭載されており、メラニン色素に反応します。

初めての脱毛や、初期脱毛の方におすすめの医療レーザーです。

美容レーザーの注意点

医療脱毛

手術なしで治療が行える美容医療レーザー

しかし、注意事項を守らなければ正しい効果は得られません。

術後のケアと治療頻度を守って治療に取り組みましょう!

アフターケア

レーザー治療後は肌がデリケートになっています。

スキンケアをしっかりと行い、乾燥に気を付けましょう。

また、レーザー治療後の肌が紫外線を浴びると、シミや色素沈着、炎症が起こりやすくなります。

日焼けはNGなので、日焼け止めや衣類、帽子などで対策してください。

副作用

使用するレーザー機器によって副作用は異なりますが、主に赤みやかゆみ、皮むけが生じる可能性があります。

事前にダウンタイムや副作用などの注意事項を聞き、理解したうえで治療に臨みましょう。

効果がない

「レーザー治療を受けたけど効果がなかった

と後悔する方もいらっしゃいます。

・レーザー機器が悩みに合っていない
・効果を実感するのに回数が必要


このような場合、「効果がない」と感じてしまうかもしれません。



悩みに合ったレーザー機器を選び、適切な頻度で治療を受けることが大切です。

レーザー治療を受けて、1回で効果を感じる場合もあれば、複数回の治療で効果を感じることも。

肌の状態や症状、体質に合わせて治療計画を立てることで正しい効果が得られますよ。

まとめ

今回は美容医療用レーザーの特徴、波長の違い、悩みに合った治療法についてご紹介しました。

レーザーにはさまざまな種類があり、適切な使い方をしなければ効果は得られません。

まずは専門の医師に相談して、自分の悩みに合った治療法を見つけるところから始めてみませんか?

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