HIFU(ハイフ)とは?
HIFUとは「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の略。
機器には「ウルセラ」や「ダブロ」などもありますが、当院では「スマートソニック」を使用しております。
たるみ改善、引き締め、リフトアップを目的としているハイフ。
似た治療に「サーマクール」があります。
どちらも熱を使ってたるみに働きかける切らないリフトアップ治療ではありますが決定的な違いがあります。
【熱を届ける皮膚の層】 サーマクール:真皮層 ハイフ:SMAS筋膜 |
ハイフは表皮層、真皮層、皮下組織を通り越した一番深い筋膜に到達するのです。
SMAS筋膜のたるみを引き締めることでリフトアップ効果が期待できますよ。
なお、ハイフはSMAS筋膜のみに働きかけるので他の部分に負担がかかりません。
※SMAS筋膜とは脂肪層と表情筋の間にある筋膜のこと。
HIFU(ハイフ)の種類
たるみ改善を目的としたハイフにはさまざまな機器があります。
アメリカのメーカー製のもの、美容大国韓国製のもの…
当院では、韓国製のスマートソニックを使用しています。
HIFUスマートソニック
スマートソニックは、アメリカでFDA承認を得たウルセラの後発版として開発されました。
お薬でいうジェネリックのようなものですね。
スマートソニックは皮膚の深部にあるSMAS筋膜に直接作用し、筋膜のたるみから改善します。
骨に響くような振動、チクチク感のある痛みを感じる方もいらっしゃいますが、痛みを感じない方も。
皮膚の切開を伴わないたるみ治療なので、ダウンタイムがほとんどありません。
当てることのできる部位はフェイスやボディ。お悩みに応じた治療を受けていただけます。
ウルトラセルQプラス
痛みを感じにくいといわれているのがJeisys社製のウルトラセルQプラス。
カートリッジを使い分けて施術を行うのが特徴です。
皮膚の浅い層に熱を届けることも、深い層に届けることもできますよ。
また熱の設定温度もそれぞれ異なるため、引き締め効果、脂肪溶解効果など違った効果を得ることができます。
☆ドット照射
1.5mm、2mm、3mm、4.5mmのカートリッジを使用します。
ドット(点)状に照射されるため、狭い部分や皮膚の薄い部分への施術も可能です。
主に肌の引き締め目的に使用されます。
☆リニア照射
4.5mmのカートリッジを使用します。
脂肪溶解に特化しているため、輪郭やあご下のサイズダウンが期待できます。
☆ハイフシャワー
1.5mm、2mmのカートリッジを使用します。
真皮層にアプローチしていきます。
浅い層に照射するため、顔全体の肌質改善などの効果も期待できます。
☆ハイフリニアボディ
リニアファームと呼ばれる6mmのカートリッジを使用します。
二の腕、ブラファット、ウエスト、太ももなどのボディ用としても使用可能です。
HIFU(ハイフ)の効果
ハイフの効果には個人差がありますが、施術直後から感じていただける場合が多いですよ。
1~3か月後に効果のピークを迎え、約半年ほど効果が続きます。
ハイフは超音波による熱エネルギーを使って筋膜や脂肪細胞に働きかけます。
タンパク変性や脂肪溶解、脂肪細胞の破壊が起こることでたるみの改善、ダイエット、肌質改善などにつながるのです。
ハイパーナイフとは別物?
ハイフと似た名前のハイパーナイフという施術もありますが、全くの別物です。
エステサロンや痩身サロンで受けることができるハイパーナイフは、機械を使ってリンパの流れを良くしていきます。
代謝を上げることでダイエットにつながる、というもの。
そのため、直接脂肪や筋膜に働きかけるハイフとは異なります。
ハイフは脂肪細胞を破壊し、老廃物として排出する効果がありますがハイパーナイフにはありません。
代謝を上げて痩せやすい体づくりをしたい方はハイパーナイフ、短期間で脂肪やたるみを改善したい方はハイフがおすすめですよ。
治療ができる部位
ハイフには顔用のものとボディ用のものがあります。
機器やカートリッジによって効果も異なるので、簡単にご紹介していきます。
フェイス
フェイス用のハイフは額、目元、頬、フェイスライン、あごなどのたるみに照射することができます。
ほうれい線や毛穴のたるみにも効果的なので、切らないエイジングケアとして人気があります。
首
二重あごや首元のたるみにも効果的です。
リフトアップ効果があるので、今後のたるみ予防としてもお使いいただけます。
ボディ
ハイフにはダイエット効果もあります。
二の腕やお腹周り、太ももやひざ上、ブラファットやヒップなどさまざまな部位にご利用いただけます。
リニアファームという特殊なカートリッジを使用することで、脂肪溶解を促します。
60度近くまで熱せられた脂肪が、血管やリンパを通って体外に排出されることでサイズダウン効果が得られます。
脂肪吸引や脂肪溶解注射でのダイエットもありますが、ハイフリニアボディでのダイエットもおすすめですよ。
おすすめの組み合わせ
【ハイフと相性の良い施術】 ・ハイフ+イントラジェン ・ハイフ+糸リフト |
イントラジェンや糸リフトと組み合わせて施術を受けることで、さらなる効果が期待できます。
順番に見ていきましょう。
イントラジェン
イントラジェンとは「RF」と呼ばれる高周波を使ってたるみ改善をする施術。
ハイフが狙った層にのみ作用するのに対し、イントラジェンは深くなるにつれてじわじわと広がっていきます。
真皮層を引き締める効果があるので、深部にのみ作用するハイフと組み合わせることで、あらゆる深さに働きかけることができます。
皮膚全体を引き締めたい方はハイフとイントラジェンを組み合わせた施術をおすすめします。
糸リフト
ハイフと糸リフトもとても相性の良い組み合わせですよ。
①スマートソニックで筋膜を引き締める ②傷のつかない固定型糸リフトで皮膚と皮下脂肪層をギュッと引き上げる |
このように2段階でたるみ治療を行うことで、さらなる引き締め効果が期待できます。
糸リフトもハイフもダウンタイムが短い施術なので、たるみ治療のダウンタイムが不安な方にもおすすめです。
まとめ
今回はたるみ改善やダイエット効果のあるHIFU(ハイフ)についてご紹介しました。
顔や首元もたるみが気になる方、二の腕や下腹部の脂肪が気になる方…
さまざまな目的でお使いいただける施術ですので、脂肪に悩まれている方は是非ご相談ください。