
ピンチノーズになる原因を解説|解消法やピンチノーズにならないための対処法もご紹介します
ピンチノーズとは、顔を正面から見たときに鼻の一部が洗濯ばさみで挟まれたように見える状態のことです。
原因として、鼻尖形成術の際に鼻の軟骨を縫い寄せすぎたり強く圧迫したりしたことが考えられます。手術を繰り返すことも原因の1つです。
鼻は、普段の生活でもどうしても目についてしまいます。そのため、マスクで隠したり気にされている方は少なくありません。
今回は、ピンチノーズの原因や解消方法、ピンチノーズにならないための対処法について説明します。参考にしていただければ幸いです。
細くすっきりした鼻を実現する鼻尖形成術

鼻先を細くすっきりしたいと希望する方に最適な手術方法が、鼻尖形成術です。だんご鼻を直したい方・丸い鼻先を高くしたい方・鼻先を小さくしたい方に適しています。
鼻先の余分な脂肪や軟部組織を取り除く手術です。30分程度の手術で術後7日目に抜糸をして通常の生活に戻れます。
ピンチノーズにならないように、信頼できる医師が在籍するクリニックで治療することが大切です。術後の経過観察のために通院しやすさも検討しましょう。
鼻尖形成術の失敗例・ピンチノーズの特徴

ピンチノーズは鼻尖形成の手術を受けた方の術後まれに見られる症状です。鼻が洗濯ばさみ(ピンチ)に挟まれ細くなった様子に似ているためにこう呼ばれます。
外見は、以下の様な状態です。
・鼻先が鼻筋と比べ細くなりすぎている
・鼻翼との境界がくっきりしすぎている
・鼻先を洗濯ばさみで摘まれたような形状になっている
ピンチノーズになる原因

ピンチノーズになる原因は、手術時の医師の技術不足や保全措置の不足によるものがあります。
結果として不具合が出てしまうのは、お客様お一人お一人の違いに十分対応できていないことが原因です。
お客様の鼻の状態や年齢によって治療方法や切除の深さが違います。全てのお客様に、個別の対応が必要です。
術後の処置も同じように個別の対応が求められます。ギプスの装着や普段の生活時の注意点も個別の対応が必要です。
ここでは、ピンチノーズになる原因について4つの具体例を説明します。
軟部組織の過度な除去
だんご鼻の原因で多いのが、鼻先の皮下脂肪(軟部組織)が多い場合です。脂肪があることで丸く厚みのある鼻先になってしまいます。
鼻尖形成手術の際、丸い鼻先を細くするために行うことが軟部組織の除去です。このとき、軟部組織を過度に除去することが原因でピンチノーズとなってしまいます。
鼻筋に比べ鼻先が細くなりすぎたり、鼻翼との境界がはっきり出すぎたりする症状が見られます。
ギブスによる圧迫のしすぎ
施術をするということは鼻先の内側の組織に触っているということです。
手術後には内出血が溜まり、鼻先が膨らんでしまう、元の鼻先よりも太くなるなど、直ぐに施術の効果が出ないことがあります。
そのため鼻尖形成術のあとのダウンタイムの3〜5日間は、ギプスによる固定が必要です。
ギプスはしっかり固定しなければなりませんが、この固定が強すぎると鼻先の形が変形するなどのピンチノーズの原因となってしまいます。
大鼻翼軟骨の処理に問題がある

鼻尖形成術では複数の術式がありますが、その1つが大鼻翼軟骨を糸で結びつけることで鼻先を尖らせる方法です。
結び目の位置が悪い場合や結び目が過度にきつく結ばれている場合は、ピンチノーズやアップノーズになってしまうことがあります。
元々の鼻の形によって適切な結び方が必要です。鼻先の脂肪が薄い方ならば、固く結ばなくても鼻先はツンとした形にできます。
また、鼻翼の溝が深めの方ならば、結び目の位置を浅く調整することで違和感のない仕上がりが可能です。
確かな知識と豊富な経験のある医師を選び、詳しい説明を聞きましょう。
手術を何回も繰り返している
同じ手術を何度も受けていると「瘢痕化」と呼ばれる症状が起こり、それが原因でピンチノーズとなってしまうことがあります。
瘢痕とは傷が完治しないまま跡になって残ってしまうことです。瘢痕化によって、色素沈着による肌の変色や組織が陥没・隆起してしまうなどが起こりえます。
鼻尖形成術の際、軟部組織の除去または鼻翼軟骨の処理が必要です。これを繰り返すことで傷が陥没して瘢痕となる可能性があります。
また、大鼻翼軟骨を結ぶことを繰り返すことはあらたな瘢痕を生み出す原因になりかねません。陥没や隆起により鼻先の形が変形することが原因でピンチノーズになってしまいます。
ピンチノーズの解消法

ピンチノーズの解消法は、大きく分けて3つあります。治療した患部に不具合や不快感があるときには、はっきり状態を医師に伝えましょう。
医師はお客様の訴えにより、最適な解決法を提案して治療に入ります。手術後にピンチノーズの症状を感じたら、できるだけ早くかかりつけの病院に相談しましょう。
ギブスの調整
手術後は施術の効果を維持するためにギプスの装着が必要です。ギプスがきつすぎると、手術後ダメージを受けている軟骨や脂肪といった軟部組織が変形したまま固まってしまいます。
ギプスをつけている間は調整で通院が必要です。腫れの程度など経過を見ながら、鼻が小さくなりすぎていないか確認しておきましょう。
鼻筋に対して細くなりすぎていないかを確認することが大切です。写真を見たり鏡を見ながら丁寧に観察しましょう。
鼻は腫れがひけばさらに小さくなるため、鼻筋とのバランスが自分の想像とどのくらいズレているか様子を見てください。
その中で、医師に経過と今後の予定を確認をしながら調整をしましょう。
プロテーゼ挿入

横から見たときに鼻先だけ盛り上がっているように見える場合があります。
このケースではプロテーゼを挿入し、鼻先と鼻背の高さを揃えることで自然な形に調整することができます。
ピンチノーズとアップノーズを併発する場合は、鼻尖形成術で鼻先を過剰に縮小してしまったことが原因と考えられます。
この場合もプロテーゼを挿入し、短くなってしまった鼻先を戻し鼻孔縁の引きつりを緩和することで解消できます。
脂肪移植
鼻先と鼻翼のくびれが強調されすぎる症状が出た場合は、鼻尖形成の際に過度に脂肪の除去や皮膚の除去をしたことが原因と考えられます。
通常はプロテーゼを入れることで解消します。それでもくびれの強調が取れない場合、脂肪を注入することが必要な場合があります。
また、皮膚が薄いと瘢痕化してピンチノーズになる可能性があります。この場合は、瘢痕化した部分に脂肪を注入し内側から隆起させることで症状の改善が可能です。
これらの症状が見られたら、クリニックにご相談ください。
ピンチノーズは時間とともに改善されることも

ピンチノーズは鼻尖形成の手術後に起こることがあります。症状が出た場合は早めに医師と相談して治療の計画を始めましょう。
ギプスをしていないために腫れてきた場合は、時間とともに腫れが治まることがあります。そのときは、医師の指示に従って対応することが必要です。
グローバルビューティークリニックの医師は多くの症例を経験しています。安心してご相談下さい。
ピンチノーズにならないための対処法

ピンチノーズは、鼻尖形成等の手術を行った後にあらわれる症状の1つです。そのような症状を避けるために、信頼できる医師が在籍するクリニックを選択しましょう。
手術前の検査で、個別の軟骨の大きさや脂肪の量・皮膚の厚さを正確に把握して治療を始めることが大切です。
これらを踏まえて、ピンチノーズにならないための対処方法について解説していきます。
施術前後は医師からの指示を守る
手術は切開を伴うため、鼻の組織の安定には一定の期間が必要です。その間、体に負荷のかかることは控えましょう。
うつ伏せで寝ること・メガネの長時間使用・化粧・入浴・シャワーなどの制限を設けているクリニックもあります。
医師や施術方法により異なりますが、治療が終わるまでは注意して過ごしましょう。
医師の指示に従って、避けるべきことと守るべきことを把握しておくことが大切です。
信頼できるクリニックを選ぶ

鼻尖形成の手術をする場合、インターネットなどを通して確かな知識と豊富な治療実績がある医院を選びましょう。
最初の面談で自身の症状・悩み・希望を医師に伝えることが重要です。医師はお客様の希望を聞いた上で、治療の方法・日程・費用について提案します。
治療中のトラブルや治療後の検診についてもわからないことは事前に聞いておくことが大事です。
セカンドオピニオンを活用する
鼻尖形成の施術方法・術前の検査内容・術後の過ごし方・再手術に対してのスタンスは、クリニックはもちろんお客様の状態に合わせて医師の判断が分かれます。
時間に余裕があれば、複数のクリニックのカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
納得できる説明と術後についても詳しい説明がなければ、複数の医院からのセカンドオピニオンを利用しましょう。
1つのクリニックで修正が難しいと言われても、セカンドオピニオンを受けることで治療できるクリニックが見つかる可能性があるためです。
セカンドオピニオンをご検討の方も、ぜひグローバルビューティークリニックにご相談ください。
ピンチノーズで悩んでいるなら専門医に相談を

ピンチノーズは少なくない症状ですが、再手術といった方法で修正はできます。そこでおすすめなのが、「専門医」に頼るということです。
再手術はより高い技術と経験が必要ですので、
症例実績のあるクリニックを選ぶことも大事です。
症例実績や症例写真などは、クリニックのホームページや医師紹介などのプロフィールページを見ることをおすすめします。
ピンチノーズの解消方法を見つけることは難しいことです。困ったときには信頼と実績のあるグローバルビューティークリニックにご相談ください。
まとめ

ピンチノーズは鼻尖形成などの手術後に見られる症状です。ピンチノーズを防ぐためには、お客様のご協力が必要です。
信頼できるクリニックや医師を選ぶことは、手術後のピンチノーズの発生を止めることにつながります。
お客様に行っていただきたいのは、医師の指示を守って慎重な生活をし、術後の不安定な患部を守ることです。
もし、ピンチノーズになってしまった場合でも、早めに医師と相談することで治療の手立ては広がります。
ピンチノーズでお悩みの方は、ぜひ一度グローバルビューティークリニックにご相談ください。