団子鼻とは
鼻先が丸みを帯び、小鼻が両側に広がっていると団子のように丸く見えますね。
鼻先がつぶれて見える、鼻が大きく見える、といった悩みの種である団子鼻。
日本人に多い特徴ですから、耳にすることも多いでしょう。
では、団子鼻になる原因は何なのでしょうか?
団子鼻の原因
欧米人や西洋人は、鼻筋が通ったシュッと高い鼻を持っていますね。
海外の方の鼻をうらやましく思う人も多いのではないでしょうか?
遺伝
日本人に団子鼻が多い理由には、遺伝的な要因があげられます。
鼻骨や軟骨、脂肪や皮膚のつき方が西洋人とアジア人では異なります。
鼻中隔軟骨が小さい、鼻翼軟骨が広がっているなどアジア人特有の鼻の構造があります。
さらに、鼻の皮膚が厚く脂肪がつきやすいため、団子鼻になりやすいのです。
皮膚や脂肪の厚み
皮膚の厚さは、西洋人の平均が1.2mmなのに対し、東洋人は平均2.9mmと厚いですね。
鼻先を触ったときに柔らかい場合は、軟骨ではなく皮膚や脂肪が厚いといえるでしょう。
日常生活
遺伝やもともとの鼻の構造が団子鼻の主な原因です。しかし、日常生活が原因で鼻が大きくなってしまう可能性もあります。
例えば、インターネットで「鼻 マッサージ」と検索すると、さまざまな方法がヒットしますよね。
動画配信サイトで紹介される鼻マッサージもありますが、中には間違った情報も。
鼻の骨はとても柔らかく、力を加え続けると変形の恐れがあります。皮膚に強い力や摩擦を与えることも皮膚が厚くなる原因となるので注意が必要です。
団子鼻を解消する鼻尖形成
丸く大きな鼻先を解消するためには「鼻尖形成(びせんけいせい)」がおすすめです。
鼻尖形成の具体的な方法や費用相場、ダウンタイムについて詳しくみていきましょう。
鼻尖形成とは?
鼻先の形を整える鼻尖形成。
鼻翼軟骨が開いている場合は中央に寄せるように閉じ、鼻先に高さを出します。
広がった鼻翼軟骨が縦長になれば、鼻先が高くなると同時に鼻の横幅も小さくなりますね。
鼻翼軟骨の上に脂肪が乗っていれば除去し、スッキリとしたシャープな鼻先を目指します。
効果は半永久的に続き、正しく施術できていれば将来の再手術も不要です。
傷跡
鼻尖形成では鼻孔内を切開する「クローズ法」、鼻柱を切開する「オープン法」があります。
当院では、主にクローズ法で施術を行うため、術後の傷跡は見えません。
ダウンタイム
鼻尖形成のダウンタイムには腫れや赤み、痛みや内出血などがあります。
体調や体質、変化量によって個人差はありますが、ほとんどの方にダウンタイムが生じます。
ダウンタイムとは施術後仕上がりが安定するまでの期間のことですから、ダウンタイムの過ごし方で仕上がりが変わるといっても過言ではありません。
傷跡や腫れが気になるかもしれませんが、むやみに触ったり力を加えないよう注意して過ごしてください。
費用相場
鼻尖形成の相場は20~30万円ほどです。
クリニックによって施術方法や切開部位が異なります。
料金にも幅があるため、事前に確認しておきましょう。
鼻尖形成のメリット
団子鼻を解消するためにメイクやマッサージ、鼻クリップを試したことがある方も多いでしょう。
しかし、自力で解決することは難しく、なかなか続かないと嘆く方も多いですね。
では、美容整形で団子鼻を解消するメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?
コンプレックスから解放される
遺伝や骨格による団子鼻は、長い間悩んでいる方が多いですね。
長年のコンプレックスが解消されれば、ストレスからも解放されるでしょう。
メイクにこだわらなくても、立体的な鼻が手に入りますよ。
一生ものの鼻が手に入る
ノーズシャドウやハイライトを使ったメイクでは、立体感のある鼻が演出できます。
しかし、どの角度から見ても美しい鼻に見せるためには相当な技術が必要です。
美容整形を受けるとダウンタイムは生じますが、半永久的な効果が得られます。
毎日のメイクが楽しくなり、性格も明るくなったという方がとても多いです。
短期間で効果を実感
団子鼻を解消する鼻整形は、施術内容にもよりますが半日あれば完了することが多いです。
入院の必要もなく、日帰りでの手術が可能です。
ダウンタイム中の努力は必要ですが、毎日マッサージをしたりクリップをつける手間から解放されます。
短期間で効果が得られる点は鼻整形の魅力ですね。
鼻尖形成の流れ
団子鼻を解消するためには、まずは美容クリニックにご相談ください。
鼻整形を行う美容外科は多いですが、その中でも鼻尖形成が上手なクリニックを選ぶと良いでしょう。
カウンセリング
クリニックに問い合わせると、まずはカウンセリングの日程を決めます。
カウンセリングでは理想に近づくための施術内容や費用、注意事項などをお話しします。
当院ではお客様がしっかりと納得してから手術に臨んでいただけるよう、カウンセリングに時間をかけています。
そのため、カウンセリングと手術が別日になることが多いですね。
手術
手術当日は、クリニックで洗顔をしていただき、デザインに入ります。
カウンセリングの段階でデザインのすり合わせをしっかりと行うので、手術前は最終確認ですね。
消毒、麻酔を行い手術に入ります。
術後は回復するまで休憩していただき、注意事項の説明、お薬のお渡しを行います。
アフターケア
クリニックによってアフターケアや保証内容が異なります。
当院では鼻手術から3日ほどでまずはギプスを外しにご来院いただきます。
その後も抜糸や経過観察で何度かクリニックに来ていただきます。
ダウンタイム中の不安や日常生活で困ったことがあればお話しください。
複合手術
今回は、団子鼻の解消方法として鼻尖形成をご紹介しました。
しかし、鼻の悩みやもともとの鼻の形によっては別の方法が合っている可能性もあります。
また、鼻尖形成だけではなく別の施術と組み合わせることをおすすめする場合もあります。
ここでは、鼻尖形成と一緒に行うことの多い美容整形をいくつかご紹介します。
鼻翼縮小
鼻翼縮小(びよくしゅくしょう)とは「鼻翼(びよく)」と呼ばれる小鼻に対する施術です。
小鼻の広がりを抑え、鼻をスッキリ見せる方法の一つです。
鼻翼縮小では主に内側法(ないそくほう)、外側法(がいそくほう)、内側外側法で施術を行います。
小鼻の厚みや鼻の穴の大きさによって術式が分かれます。
その他、小鼻の厚みを抑える肉厚減幅(にくあつげんぷく)と呼ばれる方法もありますね。
軟骨移植
ご自身の耳の軟骨を採取し鼻先に移植する鼻尖部軟骨移植。
鼻整形では耳の後ろの耳介(じかい)軟骨や耳の穴付近の耳珠(じじゅ)軟骨を用いることが多いですね。
鼻先に軟骨を移植すると、鼻先の高さだけでなく向きを変えることができます。
ちょっとした向きの鼻先にしたい、アップノーズ気味の鼻先にしたいといった理想が叶います。
鼻尖形成の注意点
団子鼻にコンプレックスがある方は、美容整形を検討するでしょう。
しかし、美容整形を受けるうえで事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
知らずに鼻尖形成を受けて後悔しないよう、最後までご覧ください。
個人差
鼻の構造や見た目、悩みの原因には個人差があります。
そのため、どの施術が合っているか、どの術式が適しているかはひとりひとり異なります。
例えば、10人の方が「北川景子さんの顔になりたい」「新垣結衣さんの顔になりたい」と思っていても、必要な施術は全員異なります。
「鼻を小さくしたい」「団子鼻を解消したい」と思っていても、もともとの鼻の形が違えばおすすめの美容整形も異なる、というわけです。
組み合わせる場合も
鼻整形は1種類だけではありません。
もちろん、鼻尖形成だけで理想に近づく方もいますが、他の施術を組み合わせることでより美しくなるケースも多いです。
修正手術の難しさや体への負担を考えると、鼻整形は1回で完了させたいです。
そのためには、初回の手術で理想にできるだけ近づく方法をお選びいただきたいです。
医師の技術力
鼻の形はみなさん違います。
そのため、医師には適した施術を見極める経験と技術力が求められます。
また、美容整形において不安を感じないお客様はいません。
不安が解消されるまで親身にカウンセリングを行い、納得した状態で施術が受けられる環境だとなお良いですね。
失敗しない方法
鼻整形後に後悔しないためには医師選びが重要です。
カウンセリングの段階で不安が残ってしまうようなクリニックであれば術後に後悔する可能性も高いです。
複数のクリニックでカウンセリングを受け、安心して任せられる医師を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、団子鼻を解消する鼻尖形成の施術方法やメリット、ダウンタイムをご紹介しました。
丸く大きな鼻先はコンプレックスにつながります。
メイクやマッサージ、ダイエットで効果が感じられない方は鼻整形を検討してみてはいかがでしょうか?