<症例②>
娘からの最後のプレゼント。美しい遺影が物語る最高の「母の日」
カウンセリング
美容整形に対するイメージが変わったためか、最近では若い母娘で一緒に手術を受けるケースも増えています。
ですから、今回「母娘でのカウンセリング」と聞いたときは、てっきり高校生とそのお母さんが来院すると思っていました。
しかし、当日現れたのは40代の娘さんとそのお母さん。
母の日のプレゼントとして、2人でリフトアップを受けたいという希望でした。
当院が行った施術
【娘さん】 ・傷のつかない固定型糸リフト ・HIFU スマートソニック |
カウンセリングの結果、娘さんには糸を使用したリフトアップ、切らないたるみ治療であるハイフを行いました。
【お母さん】 ・目の下の切らないたるみ取り ・マイクロCRF注入(フィラ―ゲラー) ・傷のつかない固定型糸リフト |
お母さんは、たるみの度合いから言えば切るリフトアップが適していました。
しかし、どうしても抵抗があるとのことで糸リフトに変更しました。
糸リフトでは持続力に限界があることもお伝えし、片頬18本、計36本の糸を挿入しました。
ただ、72歳という年齢で目の下のクマも大きく目立っていたため、クマ取りも同時に行いました。
手術当日
手術は同じ日の午前中に娘さん、午後からお母さんという順番で行うことに。
当日は2人とも緊張気味に来院されましたが、カウンセラーと話をしているうちに少しずつリラックスしていったようです。
「先生、私たちね、顔が若返ったら家族写真を撮りに行くの。だから絶対きれいにしてね!」
そうして2人とも無事に手術が終了しました。
術後
ハイフも同時に行った娘さんは見違えるように変わりました。
一方、お母さんは目の手術も行ったため、術後すぐは腫れが残り違和感も強かったようです。
一時的な引き攣れ感についてはしっかり説明しましたが、やはり初めての施術ということもあり不安が押し寄せてきたようです。
しかし、数日後に来院された時には目の下の腫れも順調に引いており、クマがなくなりハリが出ていました。
「少し心配したけど1週間くらいで違和感もほとんどなくなりました。本当にありがとうございました。」
と素敵な笑顔を見せてくださいました。
その後
娘さんは定期的に若返りの施術を受けてくださいましたが、お母さんの姿は見られません。
最初の手術からちょうど半年ほど経ったときのこと。
「先生、先月母が急逝しました。
これまで大病をしたこともなく突然だったのでショックが大きくて…」
娘さんの涙は止まりません。
「でも手術の後に撮影した家族写真の母があまりにも美しかったので、それを見ると最後のプレゼントになったかなって。
その写真を遺影にしたらみんな『綺麗だね』と褒めてくれました。
先生にお願いして良かったです。」
涙ながらに報告してくれました。
リフトアップの効果
通常、糸リフトは時間の経過とともに再びたるみが生まれるのですが、お母さんの場合日に日にハリが生まれ、どんどん美しくなっていったのだそうです。
本人も若返った顔が嬉しくて、外出する機会も増えたのだとか。
人生最後の母の日に、最高の贈り物をもらったお母さん。
天国でも晴れやかに過ごされていることをお祈りしています。
まとめ
今回は「糸リフト」や「ハイフ」といったリフトアップ施術、クマ取りや脂肪注入といった目元の手術に関する症例をご紹介しました。
最近は娘さん、お母さん、おばあちゃんの3世代でカウンセリングにお越しくださるご家族もいらっしゃいます。
年代によって悩みは異なりますが、加齢や細胞の老化は誰にでも起こります。
20代からエイジングケアを行っても早すぎることはありません。
将来の悩みを少しでも減らすために少しずつできることから始めてみませんか?