
クレオパトラの鼻は世界を変えた?
『もしクレオパトラの鼻がもう少し低かったなら、世界の歴史は変わっていただろう──。』
これは17世紀フランスの哲学者、ブレーズ・パスカルの言葉です。
彼はほかにも「人間は考える葦(あし)である」や「知恵は知識に勝る」などの名言を残した偉人であり、「パスカルの原理」を発見した数学者でもあります。
時代を超えて求められる「クレオパトラの鼻」
さて、パスカルが挙げたクレオパトラという人物。
彼女のことは「美」に敏感な皆さんなら、良くご存知でしょう。
クレオパトラは、誰もが知っている古代エジプトの女王。
彼女を巡ってローマの英雄たちが大きな戦を起こし、世界の歴史を動かしました。
まさに「絶世の美女」の代表といえる人物です。
パスカルの名言に見る鼻の重要さ
『もしクレオパトラの鼻がもう少し低かったなら、世界の歴史は変わっていただろう──。』
哲学者のパスカルは、クレオパトラの美しさを、「鼻」で表現してこの名言を残しました。
目や唇など、他のパーツではなく、あくまでも「鼻」です。
もし、クレオパトラの鼻が、低い小さな鼻や、いわゆる団子鼻だったら、ローマの英雄たちを虜にすることはなく、人類の歴史は違うものになっていたでしょう。
それほど「鼻の美しさは周りの人間関係にも影響する」ということを説いたのです。
これまで美容外科医として多くの「鼻」を見てきた私は、この名言に全面的に賛同するだけではなく、「顔の美しさを決める最も重要なパーツは鼻である」と断言したいほどです。
かつての日本の美の基準
たとえば、昔の日本の美人画などを見ると、ふっくらとした頬や涼しげな目元、小さな口元などが「美人」の定義であったことが分かります。
現代の多くの女性が望む大きな目や小さな顔とは対照的なイメージです。
しかし鼻に関しては、現代と同じスッと筋の通った高い鼻が多くの美人画で描かれています。
つまり、高く筋の通った鼻こそ、時代に左右されない「美しい顔」の第一条件なのです。
女性を悩ませる「老け顔」の原因は鼻だった!

最近では、美しさの条件として「若々しさ」を求める人が増えています。
実際、私のクリニックでもアンチエイジングのためにと、美肌(シミ・シワ取り)や脂肪吸引などの施術を受ける人は後を絶ちません。
「少しでも若く見られたい」という願望を持つ女性の多くは、肌や髪の毛の色艶、頬や唇の鮮やかさに細心の注意を払います。
高価な化粧品や、美肌効果を謳う食品・サプリを食事に取り入れています。
ところが「年齢」については、顔の輪郭に対する鼻のバランスも、見た目の印象に大きな影響を与えることが分かっています。
顔のパーツを比較した実験
例えば、1971年にBradshawとMcKenzieが行った実験では、目、鼻、口が描かれた16種類の顔のパターンを用いて、どのような印象を受けるのか、質問を投げかけました。
結果的に、輪郭に対して長過ぎる鼻は、実際の年齢より年上に見せてしまう、ということが分かりました。
つまり、見た目の年齢を若々しく保ちたいなら、「鼻」は欠かすことのできない要素の一つと言えるのです。
「年齢より老けて見られる」「若々しさを保ちたい」と思っている人は、まず、自分の鼻をじっくり観察してみてください。
絶大なメイクの力

女性にとっての「メイク」は、古くから女性の顔を魅力的にする効果的な手段であり、その方法も時代とともに変化します。
最近は、テレビやインターネットで「整形メイク」が注目を集めていますが、技術によっては顔の印象を別人のように変えることができます。
例えば、顔にコンプレックスを抱えた方の多くは、厚塗りのメイクをして当院へ来院します。
こういった現実を見ると、やはり女性にとって「メイク」は、自分を美しく見せるために欠かせないものなのだと実感します。
鼻はメイクではごまかせない
ところが、ヘアメイクアーティストや化粧品販売員に、メイク方法についての話を聞くと、「メイク」のプロである彼女たちの技術をもってしても、鼻は「メイクではごまかしきれないパーツ」なのだそうです。
前回のコラムでも述べましたが、上向きの鼻の穴をメイクで下向きにするのは不可能です。
ノーズシャドーで鼻筋が通った高い鼻に見せても、横顔で鼻の低さはバレてしまいます。
「鼻」は、実際に形を変える以外、美しく見せる方法はないのです。
マスクマジック
ところで、「メイク」から少し話はそれますが、医師や看護師の間には「マスクマジック」という言葉があります。
医療スタッフは仕事中、マスクをしていることが多く、お互いに「目」からの情報を投げかけています。
いわゆる「アイコンタクト」というものです。
また、特に手術中など、真剣に仕事に取り組んでいるときの目は、とても輝いて見えますから、目の印象から顔全体のイメージができあがってしまうことがあります。
ところがマスクを外すと、イメージしていた顔と全く違う印象を受けることがあります。
「あれ、こんな顔だったの?」「目はキリッとしているのに、鼻はイマイチ」など、がっかりしてしまうケースがあります。
これが「マスクマジック」なのです。
まとめ
みなさんも、マスクをすることはあるでしょう。
せっかくマスクマジックで「きれいな女性」と思わせたなら、マスクを外しても「やっぱり美しい」「マスクがないほうがずっと美人だ」と、相手に良い印象を与えたいですよね。
そのポイントはやはり「鼻」なのです。
GBCソフトプロテーゼ鼻
252,000180,600167,000
鼻尖形成術closed法
288,000270,900189,000鼻尖形成術open法
288,000270,900189,000
鼻尖形成MAX(open法)
373,000350,700263,000鼻尖形成MAX(closed法)
373,000350,700263,000鼻尖形成MEGA MAX(open法)
546,000455,700389,000鼻尖形成MEGA MAX(close法)
546,000455,700389,000
鼻翼縮小術(小鼻縮小術)内側法
288,000270,900208,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)外側法
336,000300,300241,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)内側外側両方
336,000300,300241,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)鼻腔内切開
373,000322,000296,000鼻翼縮小術(小鼻縮小術)Flap法
373,000322,000296,000

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