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2024.3.15

ほうれい線を消す美容整形とは?ヒアルロン酸注射や糸リフトの効果を美容外科医が解説!

美容整形

鼻翼基部のくぼみが原因のほうれい線、頬の肉やたるみがかぶさってできるほうれい線…

ほうれい線にはさまざまな要素があり、原因や特徴には個人差があります。

メイクで隠すことが難しいため、表情筋のエクササイズやヒアルロン酸注射を検索しているという方も多いでしょう。

そこで今回はほうれい線の原因やほうれい線ができやすい人の特徴、解消法をご紹介します!

最も気になるほうれい線

みなさんは自分の顔を見て何が一番気になりますか?

株式会社Sheer 「美容マニア」(https://b-sheer.co.jp/biyo-mania/)が10~50代を対象に行った調査によると、最も気になるパーツはほうれい線だったようです。

シミやくすみ、毛穴悩み、ニキビ、たるみ、目元のシワ以上にほうれい線を気にする人が多く、悩みの種となっています。

一度できてしまうと自力ではなかなか元に戻せないほうれい線。

では、ほうれい線ができる原因とは何なのでしょうか?

ほうれい線は解剖用語

ほうれい線は加齢が原因で刻まれるもの、と思っている方も多いでしょう。

しかし、ほうれい線は「鼻唇溝(びしんこう)」と呼ばれる解剖用語です。

解剖用語とは、老若男女・性別や人種を問わず当てはまるもののこと。

つまり、ほうれい線は、決して加齢だけが原因とは限らないのです。

誰にでも起こるものですから、思い悩む必要はありません。

しかし、ほうれい線が目立つと、どうしても老けた印象になってしまうのは否めません。

ほうれい線ができる原因とは?

小鼻のキワからあごに向かって伸びるほうれい線。

口元の動く部分にできるシワなので、顔の中で一番気になるという方も多いでしょう。

そんなほうれい線ができる原因にはさまざまなものがあります。

骨格によるもの

生まれつきほうれい線がある場合は骨格が原因でしょう。

骨格が原因のほうれい線は、年齢を問わず現れます。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、ほうれい線ができることは多々ありますね。

頬の厚み

頬骨の位置が高い方、頬の肉が厚い方もほうれい線ができやすくなります。

ハリのある頬は若々しく見えますが、お肉がかぶさることでほうれい線のように見えてしまいます。

筋肉の衰え

筋肉は使わないとすぐに衰えてしまいます。

常にマスクで顔を隠しているとつい無表情になってしまう…という方も多いのではないでしょうか?

表情筋が衰えると顔はたるみやすくなります。

無表情のままうつむいて作業することが多いと、重力に負けてたるみ始めます。

たるんだ頬が覆いかぶさるようにしてできるほうれい線は筋肉の衰えが原因かもしれません。

乾燥

小ジワの原因となる肌の乾燥

目元だけではなく口元もしっかりと保湿し、乾燥を防ぐことが大切です。

マッサージやクレンジング時に起こる摩擦も乾燥の原因となるので注意が必要です。

ほうれい線ができやすい人とは?

骨格や肌の状態によってほうれい線ができやすい人、できにくい人に分かれます。

ファンデーションがほうれい線でヨレやすい、なんとなく老けて見えるといった方は次のような可能性があります。

華奢な人

やせ型の方は、ほうれい線が目立ちやすい傾向があります。

ダイエットによる急激な体重の減少も、ほうれい線を目立たせる原因となり得ます。

急激に痩せると皮膚のたるみが加速します。

ふっくらとハリを出すことでほうれい線が目立たなくなる場合もありますよ。

頬が平たん

頬骨の位置が低い人、頬がなだらかな人は、ほうれい線が目立ちやすくなります。

頬の筋肉がうまく使われなければ皮膚はたるんでしまいます。

頬が平たんであることの多い日本人は、ほうれい線ができやすいといえますね。

噛み癖

ほうれい線は口周りの口輪筋などが影響します。

そのため、噛むときに変に力が入ると、ほうれい線が刻み込まれてる原因となります。

また、普段あまり硬いものを食べない方や咀嚼が少ない方も筋肉が衰えやすくなります。

ほうれい線をなくす方法

顔の悩みとしてほうれい線をあげる方は非常に多くいらっしゃいます。

そのため、ほうれい線をなくす方法を常に探し続けているという方も多いのではないでしょうか?

ここでは化粧品やメイク、体操や整形で本当ににほうれい線が消えるのか、解説していきます。

クリーム

数百円~数千円で手に入る化粧品だけでほうれい線がなくなるのであれば誰もが試しますよね。

しかし、ほうれい線が消えるとうたうクリーム一つでシワがなくなることはありません。

そもそも、化粧品は浸透したとしても表皮の角層までしか届きません。

目の周りの小ジワや乾燥小ジワには有効かもしれませんが、深く刻まれたほうれい線がなくなることはないでしょう。

ほうれい線は皮膚表面の問題ではないため、自力でなくすことは難しいですね。

メイク

ほうれい線を隠そうとファンデーションやコンシーラーを重ねていませんか?

ファンデーションがヨレて逆に目立ってしまった、という方も多いでしょう。

実は、ファンデーションでほうれい線を隠すのはNGなんです。

肌より濃い色をシワに入れると目立ってしまいますよね。

ほうれい線の根元である鼻翼基部に微量のリキッドコンシーラーを軽く乗せる、ほうれい線の先にハイライトを軽く乗せるといったメイクがおすすめです。

体操

インターネットで検索すると、

・口元の衰えた筋肉を引き締めるエクササイズ
・リンパを流すマッサージなど

ほうれい線を消すための方法がいろいろヒットします。

しかし、いずれもやりすぎると逆効果で、表情筋の鍛えすぎでほうれい線が深くなってしまうという説もあるので注意が必要です。

整形

努力してもなかなか消えないほうれい線をなんとかしたい!

と思っている方には美容整形がおすすめです。

ヒアルロン酸注射やボトックスなどのプチ整形、糸リフトなどさまざまな方法があるので順番にご紹介します。

ほうれい線を消す美容整形

ほうれい線は年齢や性別を問わず誰にでもできるシワです。

そのため、ほうれい線を消すことはできません。

しかし、原因や特徴に合った施術を選択することで目立たなくすることは可能です。

ヒアルロン酸注射

鼻翼基部(びよくきぶ)のくぼみからほうれい線が始まっている場合は、陥没した部分にヒアルロン酸を注入します。

ヒアルロン酸注射でくぼみがふっくらすれば、シワの原因が解消され、ほうれい線が目立たなくなりますよ。

また、ほうれい線と離れた部分にボリュームを出すことでシワを伸ばす方法もあります。

例えば、頬やあごへのヒアルロン酸注射です。

リフトアップ目的のヒアルロン酸注射では、ほうれい線に直接注射しなくても悩みが改善するケースもありますよ。

ただし、ほうれい線付近には眼動脈や大切な静脈が走っています。

合併症や皮膚の壊死を引き起こす恐れがあるので、正しい位置を見極めて注射できる医師にお願いしましょう。

脂肪注入

ヒアルロン酸注射の代わりに脂肪注入を行うことも可能です。

脂肪注入ではご自身の太ももなどから自家組織を採取し、遠心分離器にかけて注入する脂肪を作成します。

ヒアルロン酸注射も脂肪注入も注入系の治療という点では共通していますが、定着率に差があります。

持続効果に限りのあるヒアルロン酸と違い、一定量が定着する脂肪注入ではより長い効果が期待できます。

糸リフト

皮膚がたるみ、上からかぶさることでほうれい線ができている方には糸リフトがおすすめです。

普段見えているほうれい線が仰向けに寝転がると目立たなくなる、という方はリフトアップが適しています。

重力に負けた皮下脂肪や皮膚を指で持ち上げるとほうれい線が消える、という方も糸リフトが適しているでしょう。

鼻翼基部のくぼみを埋めてもほうれい線が復活してしまうようなタイプは、引き上げる施術との併用がおすすめです。

ハイフ

医療用のハイフはほうれい線に特化した施術ではありませんが、選択肢の一つとしてご紹介します。

ハイフとは超音波を使った機器で、お肉をギュッと引き締める効果があります。

リフトアップ施術ほどの効果は得られませんが、定期的に受けることで顔全体が引き締まり、ほうれい線も目立たなくなったという例はあります。

ほうれい線の原因がどこにあるのかしっかりと見極め、適した施術を選択することが大切です。

ボトックス注射

・無表情の時はほうれい線がない
・口を動かすとほうれい線が現れる
・笑うとほうれい線が目立つ

このような方はほうれい線ボトックスがおすすめです。

口元の表情筋が発達しすぎると、筋肉が原因のほうれい線が現れます。

ボトックス注射を受けると筋肉が緩み、無駄な力が入らなくなります。

口の両端にある「く」の字のラインが強く出る方はボトックス注射が適していますよ。

まとめ

今回は、顔の中でも特に気になるほうれい線を消す方法について解説しました。

ほうれい線をなくすためにメイクやエクササイズを頑張っている方も多いでしょう。

しかし、自力で解消することはとても難しいでしょう。

ほうれい線を目立たなくする美容整形には、ヒアルロン酸注射や糸リフトなどがあげられます。

人によってほうれい線の原因が違うので、悩みに合った美容施術を選択することが一番の近道ですよ。

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