日本人に多い鼻筋の悩み
顔の中心に位置する鼻。
顔の印象を大きく左右するパーツといっても過言ではありません。
鼻筋が細く通っていると、スッキリとした美しい顔立ちに見えますよね。
しかし、日本人の場合、遺伝的な要因もあり鼻が高い方はあまりいません。
では、日本人に多い鼻の悩みにはどのようなものがあるのでしょうか?
低い鼻
鼻筋の通っていない低い鼻は日本人に多く見られる特徴の一つです。
小鼻から鼻先にかけて高さがなく、立体感に欠けるため、のっぺりとした印象に繋がります。
Eラインが整っていないことから、横顔にコンプレックスを抱く方が多い印象です。
団子鼻
鼻先が厚く丸みを帯びていると、団子のように見えることから団子鼻と呼ばれています。
丸い鼻先は鼻に存在感を持たせ、大きく目立たせる原因となります。
幼く可愛らしい印象を与えますが、同時に野暮ったく思われることも。
ニンニク鼻
丸みを帯びた鼻先に加え、小鼻が横に膨らんでいるニンニク鼻。
正面から見たときにニンニクのような形に見えることが特徴です。
笑うと鼻が横に広がり、鼻の穴が気になる場合もあります。
そのため、笑うことに苦手意識を持ってしまう可能性も。
きれいに見える鼻の条件
美鼻の条件は数多くありますが、その中から代表的なものを3つご紹介します。
・鼻が高い ・鼻筋が通っている ・横幅が大きすぎない |
鏡を持ってご自身の鼻と比べてみてくださいね。
鼻が高い
きれいな鼻を手に入れるためには、ある程度の高さが必要です。
鼻に高さがあると、顔全体に立体感が生まれ、明るく華やかな印象になります。
また、鼻が高いとEラインが整い、美しい横顔に近づきます。
Eライン(エステティックライン)とは、鼻先とあごを結んだ直線のことで、直線よりも内側に口元がおさまっていると美しいとされています。
鼻が高いと横から見ても正面から見ても美しい印象になりますよ。
鼻筋が通っている
鼻筋が通っていることも美鼻の条件の一つ。
スッと通った鼻筋は洗練された印象を与えます。
横から見たときに鼻筋が直線であるか、カタカナの「ノ」を描いたような優しい曲線であることが理想です。
鼻根部が高く、眉間の少し下からまっすぐに伸びた鼻筋であればなお美しいですね。
横幅が大きすぎない
小鼻の横幅が大きすぎないことも、美鼻の条件です。
美しい顔は本能的に美しいと感じる「黄金比」であることが多いです。
小鼻の横幅の黄金比は次の通りです。
・目頭からおろした直線内に小鼻がおさまる ・鼻の横幅が唇の横幅の3分の2 |
小鼻を小さくしたい、と来院される方も多いですが、小さすぎる小鼻もかえって不自然です。
美しい鼻を手に入れるためには、顔全体のバランスが重要なのです。
鼻筋を整える方法
「手軽に鼻筋を整えたい」「美鼻を手に入れて横顔美人になりたい」
と願う方は多くいらっしゃいます。
まずは手軽に挑戦できる方法を2つご紹介します。
コントゥアリングメイク
まずはメイクアップです。
ノーズシャドウやハイライトを上手に使えば、顔全体に立体感が出ます。
低く見せたい部分に影を、高く見せたい部分にハイライトを入れることで陰影をつける方法です。
例えば小さく見せたい小鼻にノーズシャドウを乗せ、高く見せたい鼻筋にハイライトを乗せます。
やりすぎは禁物ですが、練習すれば整形級のメイクスキルが手に入るでしょう。
美容グッズ
鼻の穴に入れて鼻の形を変える「鼻プチ」、洗濯ばさみで挟むように鼻をつまんで形を整える「ノーズクリップ」など、ドラッグストアやネットショップで購入できるグッズもたくさんあります。
いずれも低価格で、画期的な商品ではありますが、劇的な変化を求める方にはおすすめできません。
鼻プチは長時間の着用には向いていませんし、ノーズクリップは継続できなければ意味がありません。
使用時間や使い方によっては、鼻の粘膜や皮膚を傷つけてしまう恐れもあるので注意が必要です。
鼻筋を整える美容整形
コントゥアリングメイクで顔に立体感が出て鼻が高く見えても、横顔や本当の鼻の高さを変えることはできません。
鼻プチやノーズクリップは全員が効果を感じるわけではありません。
地道な努力をしたとしても効果が感じられないことも。
そこで、鼻筋を細く整えるための美容整形をいくつかご紹介します。
鼻整形にはいくつもの種類があり、目的や効果が異なります。
施術方法や費用についても詳しくお話しするので、鼻整形を検討中の方は是非参考にしてくださいね。
プロテーゼ隆鼻術
鼻プロテーゼは鼻筋を整える方法の中でも最もポピュラーな施術です。
医療用のシリコンで作られた人工軟骨を鼻筋に挿入していきます。
鼻プロテーゼには「I型」と「L型」がありますが、当院では合併症や術後のトラブルを防ぐために「I型」のみ使用しています。
プロテーゼを挿入すると、まっすぐ通った鼻筋が手に入ります。
時間の経過とともに体内に吸収されることもないため、半永久的な効果が得られます。
一般的な相場は10~40万円ほど。
鼻プロテーゼ挿入のみであれば比較的低予算で受けられるため、とても人気があります。
鼻尖形成
鼻先の形を整え、高さを出す鼻尖形成。
日本人の鼻先は丸みを帯びていることが多いため、鼻先を整える手術はとても人気です。
鼻尖形成では鼻先の脂肪や不要な組織を取り除き、鼻翼軟骨を動かして鼻先の形を整えます。
鼻翼軟骨が左右に広がっている場合は、中央に引き寄せることで鼻に高さが出ます。
鼻先をツンと尖らせたり、スッと高さを出したりするので、シャープな顔立ちに近づきます。
鼻尖形成の一般的な相場は30~60万円ほど。
クリニックによって差があるので事前に確認しておきましょう。
鼻尖部軟骨移植
鼻先に軟骨を移植して向きや高さを調整する鼻尖部軟骨移植。
鼻尖形成だけで希望の鼻先にならない場合に採用される施術です。
軟骨移植では主に耳の後ろ側の「耳介軟骨」、耳の穴付近の「耳珠軟骨」を移植します。
挿入する軟骨の厚みや長さ、挿入位置や向きを微調整することで、鼻先の形や向き、鼻先の位置を調整できるのでとても魅力的な手術ですよ。
自家組織を使用するメリットとして、アレルギー反応や異物反応が起こりにくい点があります。
身体への親和性が高く、半永久的な効果が期待できる点が魅力ですね。
鼻尖部軟骨移植の一般的な相場は30~100万円ほど。
クリニックによって大幅に差があるので、事前に確認しておきましょう。
鼻のヒアルロン酸注射
鼻に注射を打つだけで完了する鼻のヒアルロン酸注射。
手術ではないので比較的手軽に受けられると人気のプチ整形です。
ボリュームアップが期待できる硬めのヒアルロン酸製剤を鼻根部や鼻筋、鼻先に注射し理想の鼻に近づけます。
施術時間が10分ほどで、費用も3~10万円ほど、さらにダウンタイムもほとんどないことが人気の理由ですね。
ただし、鼻のヒアルロン酸注射には、血流障害や失明といった重大なリスクがあります。
さらに、体内に吸収されてしまう成分ですから、半年~1年ほどで効果がなくなってしまいます。
デメリットやリスクを理解した上で施術を受けるようにしましょう。
鼻筋を整える際の注意点
メイクアップや美容グッズに比べてはるかに高い効果が得られる鼻整形ですが、メリットだけではありません。
術後に後悔することのないよう、事前にデメリットやリスクを知っておくことが大切です。
鼻整形を受ける際の注意点をいくつか紹介するので、美容整形を検討中の方は是非最後までご覧ください。
鼻整形のリスク
美容整形は医療行為です。
メスを使って手術するので、合併症や感染のリスクがゼロではありません。
クリニック側の衛生面・安全面の徹底は当然ですが、ダウンタイムの過ごし方もとても大切です。
患部を清潔に保ち、医師の指示に従って過ごしましょう。
ダウンタイム
手術内容や術式によって症状は異なりますが、ほとんどの場合ダウンタイムが生じます。
鼻整形後は腫れや赤み、内出血や出血が起こる場合があるので、術後のスケジュールを調整しておくと良いですね。
・鼻をかむこと ・眼鏡の着用 ・うつぶせ寝 など |
日常生活における禁止事項などもあるので、事前に確認し、手術を受ける時期や体調管理にも気を配りましょう。
クリニック選び
美しい鼻筋を手に入れるためには、クリニックや医師選びがとても大切です。
費用や施術方法だけではなく、クリニックの方針や雰囲気もみておきましょう。
鼻整形はとても繊細でデリケートです。
そのため、希望の施術が受けられるか、理想のデザインは叶いそうか、骨格や体質に合った施術が受けられるか、細部まで確認しておくべきです。
手術の失敗や術後の後悔を避けるためにも、医師の経験や技術、実績も確認しておきましょう。
また、アフターケアの有無や保証内容も忘れずにチェックしておきましょう。
専門医に相談
「細く通った鼻筋を手に入れたい」「鼻筋の通った高い鼻を手に入れたい」
と思っている方は、まずは信頼できる専門の医師に相談しましょう。
自分に合った施術を自分で判断するのは難しいので、経験豊富な医師と一緒に施術内容を決めていきましょう。
まずは無料カウンセリングを受けて、不安や疑問がなくなるまで質問しましょう。
理解し納得した状態で施術を受けることが理想です。
まとめ
今回は美鼻の条件、鼻筋を整える方法や費用、おすすめの鼻整形をご紹介しました。
細く通った鼻筋は美鼻の条件でもあり、鼻筋にアプローチする美容整形は美人への第一歩と言えるでしょう。
顔全体のバランスに合った鼻が手に入れば、顔全体が洗練された印象に近づきます。
鼻筋に悩みがある方は、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。