脂肪溶解注射を鼻に施す
2023.3.24

脂肪溶解注射を鼻に施すメリットとデメリットを解説!注入する部位や注意点もご紹介します

フェイスラインの脂肪、二重あご、二の腕の脂肪、お腹の脂肪…

このようにフェイスやボディのダイエットに用いられる脂肪溶解注射は実は鼻整形にも使われる場合があります。

今回は脂肪溶解注射を鼻に施す場合のメリットやデメリット、施術方法について詳しく解説していきます。

脂肪溶解注射の特徴

脂肪溶解注射とは、名前の通り脂肪を溶かす注射のこと。

脂肪を溶かす効果のある成分を目的の部位に注入することで、脂肪を減らします。

主に、顔痩せを目的に使用される製剤ですが、鼻整形に使用されることもあるのです。

脂肪溶解注射は、比較的早く効果がみられます。

およそ2~3日で変化が現れはじめ、1週間後には効果を実感できるようになります。

「簡単に変化が現れるなんて本当に大丈夫なの?」

と心配に思う方もいるでしょう。

そこで、今回は脂肪溶解注射で使われる成分について解説します。

また、注射によって起こり得る副作用や安全性についてもお話します。

植物由来の成分

【GBCの脂肪溶解注射】
・脂肪溶解注射 BNLSファットバーン
・脂肪溶解注射 アルフォコリン

どちらも、植物などから抽出された成分が複数配合されています。

脂肪を溶かす他にも、体内に溜まった老廃物を排出する効果がある脂肪溶解注射もあります。

そのため、むくみ解消などデトックス効果も期待されています。

通常のダイエットとココが違う!

みなさんはダイエットの原理を想像したことはありますか?

太って見える原因となる脂肪細胞を小さくすることで体積を減らし、見た目を改善する…

これが通常のダイエットの仕組みです。

しかし、脂肪溶解注射では、脂肪細胞を小さくするのではなく、脂肪細胞の数を減らすという方法でダイエットを叶えます。

脂肪細胞を小さくしただけでは、また脂肪が大きくなれば元に戻ってしまいます。

しかし、脂肪細胞の数自体を減らしてしまえば、リバウンドのリスクは大幅に減少します。

ダウンタイムが不要

脂肪溶解注射は、ダウンタイムがほとんどない痩身施術です。

注射後に痛みや赤み、内出血が起こることはまれにありますが、多くの場合半日~2日ほどで回復します。

レーザーやメスを使った施術は、ほとんどの場合ダウンタイムが生じます。

回復までに1週間以上かかるケースもありますね。

それに比べ、脂肪溶解注射では、身体へのダメージを抑えつつ治療することができます。

脂肪溶解注射の注入する鼻の部位

脂肪溶解注射の安全性についてご理解いただけましたか?

ここからは、脂肪溶解注射を鼻に施術する場合の部位についてお話します。

【脂肪溶解注射を打つ部位】
・鼻尖
・鼻筋
・鼻翼

鼻尖

「鼻尖(びせん)」とは、鼻先の最も高い部分です。

団子鼻や低い鼻に悩む方は、鼻尖が丸い傾向があります。

一方、欧米人や西洋人は鼻尖が軽くとがっており、鼻筋が通っています。

彫の深いハッキリとした顔を目指す方は、この鼻尖部をとがらせると良いでしょう。

【鼻尖が細く尖っていると】
・鼻が高く見える
・大人びた顔だちになる
・シャープな印象になる

鼻尖部が尖っているだけで、このような印象に近づきます。

鼻先が丸みを帯びている原因が脂肪である場合は、鼻尖部の脂肪溶解注射を行うことがあります。

鼻先に注射することで、丸みの原因となる脂肪が溶け、理想の鼻に近づくかもしれません。

鼻筋

脂肪溶解注射を鼻筋に施すケースもあります。

鼻筋は「鼻背(びはい)」と呼ばれる部分で、鼻の印象を大きく左右します。

日本人を含めたアジア人は、欧米人に比べると顔の彫は深くありません。

鼻筋や鼻全体が太く、ボテッとした印象を与えてしまいます。

鼻筋が太いことに悩んでいる方は、鼻背部に脂肪溶解注射を施します。

横幅がある鼻筋がシュッと細くなるだけで、顔全体の立体感が上がります。

凹凸ができると陰影ができやすくなるため、鼻を高く見せることも可能です。

鼻翼(小鼻)両側

脂肪溶解注射を行う鼻の部位として、「鼻翼(びよく)」も挙げられます。

鼻翼とは一般的に小鼻と呼ばれる部分で、鼻の両サイドにある丸く膨らんでいる部分を指します。

小鼻が横に広がっていると、鼻が低く見えたり団子鼻に見えたりします。

そのため、小鼻の膨らみを解消するために、脂肪溶解注射を行います。

鼻翼が狭くなることで、鼻全体が小さくかわいらしい印象に変化しますよ。

また、小鼻が小さくなることで、鼻の横幅が狭まります。

横の印象ではなく、縦の印象が強くなるため、鼻全体が高く見えるように。

脂肪溶解注射のメリット

ご紹介したように、脂肪溶解注射は鼻筋や鼻先、小鼻など、さまざまな部位に注射可能です。

では、脂肪溶解注射を鼻に施すことには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

傷跡が残らない

脂肪溶解注射では、メスを使った切開を行いません。

そのため、傷跡が残らないというメリットがあります。

施術直後は、注射針の跡が見えますが、次第に気にならなくなります。

ダウンタイムは一般的な予防接種や採血とほとんど同じです。

傷によるダウンタイムの影響はありません。

施術後の見た目を気にする必要がない点が最大のメリットでしょう。

施術時間が短い

脂肪溶解注射は、施術時間が15分程度です。

部位を確認しながら慎重に注射します。

カウンセリングや事前検査、メイクオフの時間を考慮すると、所要時間は1~3時間となります。

費用が抑えられる

脂肪溶解注射の相場は、1ccあたり数千円~1万円ほどです。

注射する部位や量、製剤の種類によって金額が上下します。

また、脂肪溶解注射は、状況によっては少量を複数回に分けて行う場合もあります。

施術費用の他に費用がかかる場合もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。

脂肪溶解注射を鼻に注入する際の注意点

脂肪溶解注射は、メスを使わないため、ダウンタイムが短く済みます。

しかし、施術後は施術部位がとてもデリケートになっています。

ダメージを受けやすいので、日常生活において気を付けていただきたい点がいくつかあります。

【注意点】
・飲酒や運動は3~4日避ける
・入浴を控える
・鼻周りのメイクは翌日以降
・大豆アレルギーだと施術不可

このような注意点があります。

注意点をしっかり守っていただき、安全に術後生活をお過ごしください。

患部を刺激しない

施術後しばらくは、患部に刺激となる行動を避けてください。

例えば、飲酒や激しい運動など。

血行が良くなる行動も控えた方が良いですね。

感染リスクも高まるため、自宅の湯船に浸かったり、温泉やサウナを利用することも控えてください。

施術できないケースがある

脂肪溶解注射は、全員が受けられる施術ではありません。

切らずに脂肪を減らすことができるため、とても人気の施術ですが、体質が原因で施術を受けられない方もいらっしゃいます。

例えば、大豆アレルギーを持っている方。

脂肪溶解注射の種類によっては、大豆由来の成分が主成分であることがあります。

大豆由来の脂肪溶解成分

大豆に含まれる「レシチン」には、コレステロールを溶解する作用があります。

レシチンによって溶かされた脂肪が、体外に排出されることで痩身効果が得られるのです。

脂肪溶解注射に大豆がそのまま入っているわけではありません。

しかし、大豆アレルギーを持つ方が、どの成分に反応するかまでは分かっていません。

そのため、大豆アレルギーの方は、使える脂肪溶解注射の種類が制限されてしまうのです。

効果がない場合もある

脂肪溶解注射は、脂肪細胞をなくすことでダイエット効果が得られます。

つまり、原因が「脂肪」でなければ効果は得られません。

鼻の悩みの原因が脂肪であれば適応ですが、軟骨や骨、筋肉が原因であれば効果を感じることはできません。

鼻への脂肪溶解注射を希望するならクリニックへ相談を

鼻に何かしらのコンプレックスがある方は、是非美容クリニックに相談してみてください。

今回は、脂肪溶解注射を使った施術を紹介しましたが、実は当院ではあまりおすすめしていません。

というのも、脂肪溶解注射だけで見た目を変化させるには限界があるからです。

満足度の高い仕上がりに近づけるためには、他の施術を提案させていただく場合があります。

鼻整形にはさまざまな種類がありますが、鼻の形や悩みによって適した施術は異なります。

クリニックや医師によってその提案が異なる場合もあるかもしれませんが、カウンセリングを上手に利用して一番合った施術を選べると良いですね。

まとめ

今回は、脂肪溶解注射を使った鼻整形をご紹介しました。

具体的な施術方法やメリット・デメリットについてお分かりいただけましたか?

最近は、身体へのダメージを最小限に抑える「切らない」美容医療が増えています。

脂肪溶解注射もその一つ。

適さない場合もあるため、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

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