④「最新」「最先端」の言葉に嘘はないか
院長や専門医師が写真付きで登場し、施術や手術方法を力説しているホームページを見たことはありませんか?
例えば、糸を使ったリフトアップ。
糸を入れる位置や糸の種類、本数などを図や写真を多用して丁寧に説明したり、動画で手術の様子を公開したりしているクリニックもあります。
医療知識のないお客様であれば、丁寧な説明は信用に値すると思うでしょう。
動画が公開されていれば、医師の自信の表れだと好印象を受けるかもしれません。
しかし鵜吞みにせず、冷静な判断をしてほしいのです。
本当に良いものなのか
紹介されている施術法や施術で使われている医療機器が「最新」「最先端」などとうたっていても、それが本当にいいものかどうかをお客様が判断することは難しいはずです。
例えば、「最先端」であることをアピールしているリフトアップ用の糸でも、実際には効果が薄かったり持続力がなかったり、というケースが良くあります。
日進月歩の医療業界では、時間がたつごとに次々と「最新・最先端」の商品が生まれます。
しかし、それらが本当に良い効果を出せるのか、医師自らがきちんと検討しないまま過剰な表現でホームページに掲載するのは、お客様に対して誠実とは言えません。
⑤適正な料金が表示されているか
料金もホームページで必ずチェックしておきましょう。
医療サービスは「保険診療」と「自由診療」に分けられます。
保険診療とは
厚生労働省が認める診療報酬に応じて料金が決められています。
そのため、同じ治療であれば、どの医療機関で治療を受けても同じ料金になります。
自由診療とは
美容医療のほとんどは自由診療です。
クリニックごとに自由に料金を設定できるのです。
ですから、たとえ法外な高額を設定しても問題はありませんが、やはり適正料金というものがあります。
適正料金の見抜き方
他院と比べて料金に大きな差がないかをチェックするためには、最低でも3件以上のクリニックと料金を比較してみてください。
他院と比べて極端に高額であれば避けるべきですが、極端に低価格な場合も考えものです。
サービスを低価格で提供するということは、客足が遠のいている証拠とも言えます。
「キャンペーン」などの表示はどこのクリニックでも行いますが、その金額が相場より極端に安い場合には注意が必要です。
あいまいな表記に注意
また、1つの施術に対して「1万円〜」というように曖昧な表現をしている場合も気を付けてください。
糸で行うリフトアップのように糸の本数で価格が変わるなど、理由があって「~」がついている場合は良いでしょう。
しかし、特に理由もなく「あなたの場合は表示金額の倍以上かかります」とカウンセリングで言われることも。
少しでも不審な点があれば事前に電話問い合わせをするか、そのクリニックは避けるべきでしょう。
⑥使用期限切れの症例写真を使っていないか
症例写真が撮影された日付は最近のものか、一昔前のものかをチェックしましょう。
写っているお客様のメイクや髪形が時代遅れに見えた場合は、相当昔の症例写真を使っている可能性があります。
現役で施術をたくさんこなしているドクターであれば、新しい写真ほど経験を積んだ成果が表れているはずです。
いつまでも古い写真を掲載している時点で、現在は施術をあまり行っていないか成功例が少ないと考えられます。
まとめ
今回はホームページでチェックすべきポイントを解説しました。
④「最新」「最先端」の言葉に嘘はないか ⑤適正な料金が表示されているか ⑥使用期限切れの症例写真を使っていないか |
クリニック選びの手段としてネット検索やSNSが主流となった今の時代だからこそ、慎重に情報を見極める必要があります。
ホームページを閲覧する際は、魅力的なうたい文句や都合の良い表現を鵜呑みにしてはいけません。
面倒くさがらずに複数のクリニックを比較して判断することが大切です。